タリス(Thalys)の乗り方、セキュリティチェック、食事、荷物制限などについて解説します。
パリ、ブリュッセル、アムステルダム、ケルン/ドルトムントを結ぶタリスはフランス、ベルギー、オランダ、ドイツを旅行する場合に大変便利な高速国際列車です。
特に、アムステルダム-ブリュッセル、ブリュッセル-パリの移動で利用する旅行者が多いと思います。オランダではスキポール空港にも停車するので、スキポール空港経由でベルギーやフランスに行くのにも利用できます。
この記事では、タリスの乗り方、セキュリティチェック、荷物制限、食事、コンセント、無料Wifiの接続方法など、タリス乗車時に知っておくと便利なことをご紹介します。なお、タリスのチケットの買い方については下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
目次
タリスの切符
購入方法によって若干異なりますが、タリスのチケットには下記の情報が記載されています。
乗るときに特に大事なのが、クラス(1等車/2等車)、CARRIAGE(号車番号)、SEAT(座席番号)です。
日付や出発時刻はもちろんですが、これらのは乗車前にしっかり確認しておきましょう。
タリスの乗り方・セキュリティチェック:パリ北駅からブリュッセル、アムステルダム行き
タリスは、パリではパリ北駅(PARIS Gare du Nord)から出発します。
パリ北駅とブリュッセル南駅からタリスに乗車する場合は、セキュリティチェックがあるので、時間に余裕をもって駅に向かいましょう。パリには他にもパリ東駅(Gare de l’Est)、リヨン駅(Gare de Lyon)、モンパルナス駅(Gare Montparnasse)など大きな駅があるので、間違えないようにしましょう。
駅についたらタリスが何番線から調べましょう。青と緑の掲示がありますが、フランス鉄道SNCFの駅では青が出発時刻(Départs)です。緑は到着です。タリスの便にはタリスのシンボルマークが表示されています。
9番線に移動しました。行き先がちゃんとAmsterdamになっています。ホームに入るにはセキュリティチェック・荷物検査があります。食べ物などを持ち込みたい場合は、先に購入しておきましょう。パリ北駅には、パン屋などがいくつもあります。
時間帯によってはセキュリティチェックに時間がかかることもあるので、時間に余裕を持っていくことをお勧めします。赤いビブをつけている人は、警備員でなく駅のガイドさんなので、わからないことがあれば助けてくれます。
車両には号車番号が表示されているので、チケットに記載されている号車番号に乗車します。パリ北駅では、車両に乗り込む前にもチケットの確認がありました。こちらは1等車です。
2等車でしたがタリスのシートはゆったりして、足元も広々しています。快適に乗車することができました。
ブリュッセル南駅、アムステルダム中央駅とも改札などはありません。到着後の、ベルギーの電車、オランダの電車などについては下記の記事に詳しく説明しています。参考にしてください。
タリスの乗り方:アムステルダム・スキポール空港からブリュッセル、パリ行き
パリ・ブリュッセルと異なりオランダのアムステルダム中央駅・スキポール空港などではセキュリティチェックはありません。
その他は基本的にはパリから乗車する場合と同じです。駅の電光掲示板で出発するプラットフォームを確認します。
プラットフォームに行くと、下の写真のように、そのプラットフォームから発車する電車の情報が表示されています。ホームのどのあたりに何号車が到着するか確認できます。停車時間は十分にあるのであわてる必要はありませんが、スキポール空港駅など途中下車する駅は、スムースに乗り込めるように事前に調べておくと良いです。
ホームには下の写真のようにアルファベットが表示されているので、自分が乗車する号車のところで待ちましょう。
ブリュッセル南駅、パリ北駅とも改札などはありません。到着後の、ベルギーの電車、フランスの電車、パリの電車などについては下記の記事に詳しく説明しています。参考にしてください。
タリスの荷物制限
タリスには持ち込み荷物に以下の制限があります。
・スーツケースなど2つの荷物。最大サイズ 75 x 53 x 30 cm
・ハンドバックなど1つ
・重量の制限はありませんが、自分自身で全ての荷物を運べる必要があります。
自転車や特別な荷物を持ち込む場合は、特別なルールが適用されますので、タリスの公式ページを参照してください。
タリスのクラス STANDARD/COMFORT/PREMIUM
タリスには3グレードのクラスに分かれています。STANDARDは2等席、COMFORT/PREMIUMは1等席に相当します。それぞれのクラスのサービスの違いは下記の通りです。
STANDARD:2等席/コンセント/無料Wifi
COMFORT:1等席/コンセント/無料Wifi
PREMIUM:1等席/コンセント/無料Wifi/食事/ラウンジ利用(パリ、ブリュッセル、ケルン、デュッセルドルフ)
PREMIUM Seatでは下のような食事のサービスが受けられます。どのクラスでも下で紹介するバー(有料)を利用して食事することができます。
タリスのバー(Wecome Bar)
タリスにはバーになっている車両(WELCOME BAR)があり、食事や飲み物を買うことができます。
暖かい飲み物、パン、オレンジジュースの朝食セット€7、サンドイッチ、ワッフルかポテトチップ、ドリンクのWELCOME DEALは€9.6です。ほかにもメニューがたくさんあります。
私はカプチーノ(CAPPUCCINO) € 2.9を購入し、座席で飲みました。クレジットカードで購入することができます。
メニューは下記のタリス公式ページに掲載されています。
タリスのコンセント
タリスの座席にはコンセントがついています。C型の変換プラグが必要ですが、スマホの充電にも便利です。
タリスの無料Wifiの接続方法
タリス車内では無料Wifiを利用できます。接続方法を説明します。
スマホの設定からWi-fiを選びます。THALYSNET が表示されますので、これを選択します。
スマホのブラウザでインターネットにアクセスすると、タリスのページが表示されます。表示がフランス語ですが、下のピンク枠のボタンをタッチするとWi-Fiが使えるようになります。
メニューから英語表示に切り替えることもできると思いますが、私は面倒なのでURLの thalysnet.com/fr/ を thalysnet.com/en/ に書き換えたら案の定、英語表示に切り替わりました。
接続すると、下の画面のように使える残りの通信量が表示されます。250MB使えるようでした、数時間の旅行には十分です。
タリス銃乱射事件
悲しいことながらタリスの名前を有名にしたのは、2015年8月21日に発生したタリス銃乱射事件です。
アムステルダム発パリ行きのタリスの車内でテロリストが自動小銃を発砲しました。勇敢な乗客の活躍で幸い死者を出すことがありませんでした。2018年にはクリント・イーストウッドがこの事件を『15時17分、パリ行き』というタイトルで映画化をしました。
このような事件もありましたし、パリとブリュッセルというテロの危険性の高い都市を結ぶ列車ですので、安全ということはありませんが、上で述べたようにパリでは乗車時にセキュリティチェックがあったりと、ヨーロッパの中でもセキュリティを重視している電車だとは言えます。
以上、タリスの乗り方、セキュリティチェック、荷物制限、車内のバー、コンセント、無料Wifiの接続方法など、ご紹介しました。
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