オルセー美術館は、ルーヴル美術館と並んで芸術の都パリを代表する美術館です。
この記事では、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルノアール、モネ、マネなどオルセー美術館を代表する必見作品の紹介、チケット予約方法、優先入場で混雑を回避して見学する方法など、オルセー美術館を堪能するのにかかせない情報を解説します。
新型コロナ禍の営業再開情報についても追記しています。
2019年に館内レイアウトが大きく変更されたので、フロアマップを最新情報に変更しました(2019年10月現在)。
ページコンテンツ
オルセー美術館の新型コロナ・営業再開情報
オルセー美術館は、新型コロナウィルスの影響で2020年3月13日から閉鎖されていましたが、6月23日から営業が再開されました。
再開後、入場に際しては、時間指定制のチケット予約が必要になっています。また、11歳以上はマスク着用が義務付けられています。
日本からフランスへの渡航は規制が緩和されましたが、日本へ帰国するさいに、PCR検査や14日間の自主隔離の要請など制限があります(2020/07/22時点)。
フランスへの海外旅行はまだ現実的ではありません。一日も早く全世界で新型コロナウィルスが収束し、日本から訪問できる日が来るのを祈るのみです。
オルセー美術館の攻略法まとめ
最初に、オルセー美術館を観光する前に知っておくべき攻略法を簡単に解説します。
オルセー美術館の概要
ルーヴル美術館と並びパリを代表する美術館です。ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルノアール、モネ、マネ、ドガ、ドラクロア、ルソーなど印象派(印象主義)、写実主義、象徴主義、アカデミズムの傑作が展示されています。ルーヴル美術館に負けずとも劣らない有名な絵画がたくさん展示されているので美術に詳しくない人でも十分に楽しむことができます。
原則として1848年の2月革命から1914年の第一次世界大戦開戦までの期間の美術館がオルセー美術館に展示されています。この期間以前の美術品はルーヴル美術館に、以降の美術品がポンピドゥー・センターの「国立近代美術館」に所蔵されています。この3館を見学すると、古代から現代までの美術品を通して鑑賞することができます。
なお、オルセー美術館の建物は、もともとオルセー駅という駅兼ホテルでした。内部は下の写真のように鉄道駅だったころの面影を残しています。
オルセー美術館の必見作品・みどころ
オルセー美術館の誇る珠玉のコレクションの中から、必ず見たい傑作をご紹介します。
ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(1863年)
オルセー美術館のチケット・混雑回避
当日券は14 EURです。当日券購入の場合は、行列に並ぶ必要ことが多いです。チケットを事前に購入しておくと優先入場口(Entrance C)からスムースに入場できます。
パリの美術館・観光地が入場無料になるパリ・ミュージアムパスも利用できます。パリ・ミュージアムパスでも優先入場することができる。ただし、オルセー美術館のみを見学するのだとミュージアムパスは割高になりますが、ルーヴル美術館、オランジュリー美術館、ポンピドゥー・センターの「国立近代美術館」なども見学する場合はお得になります。
チケットの事前購入の方法やパリ・ミュージアムパスの買い方は記事本文で詳しく解説します。
オルセー美術館の見学所要時間
駆け足で2時間、通常で3時間くらいです。しっかり見たい場合は、半日はかかります。
オルセー美術館の入場料
オルセー美術館の入場料は以下の通りです。そばにあるオランジュリー美術館との共通券もあります。
16:30以降の入場:11 EUR(木曜は18時以降)
無料になるケース:
毎月第1日曜日、子供(18歳以下)
オランジュリー美術館との共通券:18 EUR
ロダン美術館との共通券:18 EUR
オルセー美術館のお勧めチケットは?
オルセー美術館のチケットは次の4種類の方法で入手できます。
①オルセー美術館の窓口で当日購入:14 EUR
②パリ・ミュージアムパス(Paris Museum Pass)を購入:48 EUR(二日券)
③オンラインで入場チケットを事前購入:15.4 EUR ※終日入場可
④オランジュリー美術館、ロダン美術館との共通券を購入:18 EUR
オルセー美術館には、チケット当日購入用の通常入場口と、パリ・ミュージアムパス、チケット事前購入者用の優先入場口があります。当日窓口でチケットを購入すると30分ほど並ぶこともあります。したがって、効率よく入場したい場合は、パリ・ミュージアムパスを購入するか、事前にチケットを購入してくほうがよいです。ただし、時間を選べばルーブル美術館ほどは待たないので、時間に余裕があれば当日購入でも良いと思います。オルセー美術館単独でなく、ルーヴル美術館やオランジュリー美術館も合わせて見学するのであれば、美術館入場フリーパスのパリ・ミュージアムパスを利用するとお得になるケースが多いです。パリ・ミュージアムパスは入場料も割安になりますし、混雑回避にも役立ちます。
下記の記事では、パリ・ミュージアムパスを活用してルーヴル美術館を効率よく見学する方法をご紹介しています。オルセー美術館の攻略方法をあわせて参考にしてください。
私は、パリ・ミュージアムパスを利用してルーヴル美術館を見学した後、午後3時ころオルセー美術館を訪問しました。優先入場できたので5分位の待ち時間でした。以下で、パリ・ミュージアムパスとオルセー美術館の事前チケット予約の方法を解説します。
パリ・ミュージアムパスの購入方法
パリ・ミュージアムパスは、オルセー美術館に加え、ルーブル美術館・オランジュリー美術館などパリの主要美術館やヴェルサイユ宮殿などが入場無料になる観光パスです。2日券:€48、4日券:€62、6日券:74€です。私は、2日券を購入してルーブル美術館€ 15、オルセー美術館 € 12、オランジュリー美術館 € 9、凱旋門 € 12、サント・シャペル教会 € 10、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン € 20を観光しました。
正規入場料の合計:15+16+12+10+20 = € 73
※オルセー美術館とオランジューリー美術館は共通券が€ 16
2日券は€ 48ですのでパスの方が€ 25お得でした。
パリ・ミュージアムパスは、オルセー美術館などの美術館や観光センターなどで購入できます。私もそうでしたが、オルセー美術館は朝一でルーヴル美術館に行った後、訪問することが多いと思います。しかし、当日の朝、パリ・ミュージアムパスを購入すると、ルーブル美術館のオープン時間の9時に間に合わないという問題があります。日本滞在中に代理店から事前購入することもできますが、割高になります。お勧めは、オンラインツアー会社で事前購入して、現地でパスを受け取る方法です。以下のオンラインツアー会社では、ルーブル美術館のそばにある交換所でミュージアムパスと引き換えることができます。ルーブル美術館から徒歩10分くらいのところに交換所があって、朝7時から営業しているのでルーブル美術館のオープンに十分間に合います。
パリ・ミュージアムパスの対象となる博物館・美術館のリストや購入方法は下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
オルセー美術館 優先チケットの購入方法
観光する美術館が少なくパリ・ミュージアムパスだと割高になる場合は、オルセー美術館では、チケットを事前購入しておくと優先入場の列から入場できます。
チケットの価格を公式サイトおよびツアー会社について調査しました。
以下のボタンからオルセー美術館の優先入場チケットを最安のKlookで予約できます。
なお、チケットの選択画面で以下のようによくわからない選択肢が表示されます。普通に【優先入場】オルセー美術館入場チケットを選べば大丈夫です。
わからないことがあったら、下記の記事でKlookでのチケット予約方法を詳しく説明しているので参考にしてください。
オランジュリー美術館も見学する場合は、オルセー美術館とオランジュリー美術館の共通券も販売されています。詳細は下記をご覧ください。歩いてすぐ行ける距離なので、共通券で見学される方も多いようです。
ルーヴル美術館の優先入場チケットも下記から購入が可能です。
オルセー美術館の行き方・アクセス
オルセー美術館はパリ中心部のセーヌ川沿いにあります。ルーヴル美術館とも近くセーヌ川を渡り徒歩15分弱の距離です。オランジュリー美術館とも近く、こちらもセーヌ川を渡って10分弱です。ルーヴル美術館の見学の後、オルセー美術館を見学する場合は、徒歩が一番効率的です(足が棒になっているとは思いますが)。
公共交通機関で行く場合、最寄り駅はRER(パリ近郊鉄道)のC線 オルセー美術館駅(Gare Musée d’Orsay)です。地下鉄(Metro)の場合は、12番線のソルフェリーノ(Solférino)駅が最寄りです。Solférino駅からも徒歩5分弱です。Solférino駅を出ると下の写真のように、Musée d’Orsay(オルセー美術館)への標識が出ていますので、この通りに行けば、すぐ着きます。
オルセー美術館の館内 写真撮影
ほぼすべての作品が写真撮影可能です。ただし、他の美術館同様フラッシュ利用は禁止されています。数年前、撮影禁止になった時期がありますが、反発が大きかったようで、撮影可能にすぐ戻ったようです。
オルセー美術館の混雑状況・行列回避方法
チケットのところでも説明したように、オルセー美術館には、チケット当日購入用の通常入場口と、パリ・ミュージアムパス、チケット事前購入者用の優先入場口があります。ルーヴル美術館と比べると待ち時間が短めですが、それでも通常入場だと30分くらい並ぶことがあります。パリ観光を効率的にしたい場合には、上でご紹介したパリ・ミュージアムパスの購入や事前のチケット購入がお勧めです。
オルセー美術館の公式サイトでは待ち時間をリアルタイムに確認できます(ディズニーランドのアトラクションの待ち時間のように)。以下は実際の待ち時間の表示ですが、チケットを当日購入する通常入場(General public)と比較して、パリ・ミュージアムパス、事前の購入の優先入場(Priority access)は、待ち時間が少ないことがわかります。
曜日・時間帯別の混雑状況も公式サイトに掲載されています。グリーンが通常の待ち時間(通常)、黄色が長めの待ち時間(混雑)、オレンジが待ち時間のピークです。
休館日翌日の火曜日は非常に混んでいるようです。また、土・日は混んでおり、土曜の午前中が一番マシなようです。
下記のリンクから最新の状況を確認して、オルセー美術館への効率的な見学に役立ててください。
⇒ オルセー美術館の待ち時間・混雑状況(公式サイト:英語)
オルセー美術館の営業時間・休館日
■美術館と展示
木曜日は21:45まで開館
チケット販売:17:00まで(木曜は、21:15まで)
最終入場時間 17:15(木曜は、21:15まで)
休館日:月曜日
■ブックショップとミュージアムショップの営業時間
9:30-18:30(木曜は21:30まで)
オルセー美術館 見学時間の目安
オルセー美術館の見学に必要な時間は、早足で2時間くらい、通常ペースで3時間くらいです。彫刻を含め全作品をしっかり鑑賞するには、4時間以上かかると思います。見逃せない名画が多いので、スムースに入場、かつ、3時間は確保しておくことをお勧めします。
オルセー美術館の入場方法
下の写真がオルセー美術館の入場口です。入場口はEntrance A、B、C、Dの4種類あり、写真の左側がEntrance A、B、右側がEntrance C、Dです。ルールはとても簡単で「当日チケット購入は左のAから、パリ・ミュージアムパス購入者やチケット事前購入は右のCから」入場すればよいです。
⇒ (個人観光客:当日チケットを購入)
Entrance B: pre-booked adult groups
Entrance C: priority access and individual visitors with a ticket
⇒ 優先入場:パリ・ミュージアムパス、チケット事前購入
Entrance D: pre-booked school groups
Entrance Cの看板には、事前にオンライン購入したチケットやパリ・ミュージアムパスが優先入場の対象と書かれています。横にパリ・ミュージアムパスについての注意書きがありますが、「ルーヴル美術館の優先入場はありません」と書かれており、オルセー美術館とは直接関係ありませんでした。
私はミュージアムパスを所持していたのでEntrance Cに並びました。優先入場列には人がおらず、そのままセキュリティ・チェックのところまで行けました。
一方、チケット当日購入のEntrance Aには行列ができていました。ルーヴル美術館ほどは長くありませんでしが、それなりに待たされます。
セキュリティチェックを抜けると、チケットカウンターがあります。当日購入の場合はこちらで購入します。チケット購入にも列ができているので、チケット事前予約やミュージアムパスの利用は時間節約に役立ちました。
このすぐ先にゲートがあるので、チケットやミュージアムパスを提示し入場します。
ゲートを通過してすぐの右手奥にはクロークがあります。大きめの荷物やコートなどを無料で預かってもらえます。
ゲートを進むと0階(地上階)に降りる階段がありますが、左手にオーディオガイドの貸し出しがあります。日本語にも対応しており、€5で借りることができます。
オルセー美術館のフロアマップ・みどころ
オルセー美術館は、旧駅舎ですので、下の写真のように縦長な作りになっています。
主な展示フロアは、0階(地上階)、2階、5階です。2019年に大幅にレイアウトが変更されました。2階にあったゴッホが5階に移動するなど、古い情報は役立たなくなっているので注意してください。
※最新のフロア構成は下記公式ページで参照できますが、使いにくいです。。。
⇒ オルセー美術館フロア構成(公式サイト)
まずは階段を降りて0階(地上階)から見学します。0階(地上階)には、ミレーの『落ち穂拾い』やマネの『オランピア』などの名画が展示されています。オルセーを代表するポスト印象派のゴッホ、ゴーギャン、印象派のモネ、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌなどの傑作は5階に展示されています。時間がない場合は、5階を先に見学しても良いかもしれません。
0階(地上階)の見どころ ミレー、マネ、ドガ
20:マネ、ルノアール、ドガ
19:セザンヌ
15-16:オリエンタリズム
14:1860年代のモネ
13:1870年以前のドガ
11:ホイッスラー、ファンタン=ラトゥール
10:セザンヌ、ヴュイヤール、ボナール
9:ヴュイヤール、ボナール
8:ヴァロットン
6-7:クールベ
4:ミレー
1:ドラクロア、アングル
訪問した2019年9月時点では、0階にある展示スペースでドガの踊り子に関連する作品の特別展が開催されていました(別料金は不要)。
マネ『オランピア』(1863年):14
マネの代表作の一つです。ウフィツィ美術館にあるティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』の構図を真似て描かれたと言われています。
マネ『笛を吹く少年』:14
オルセー美術館を代表する絵画『笛を吹く少年』は2018年はアラブ首長国連邦にあるルーブル美術館アブダビに貸出中でしたが、無事戻っていました。
マネ『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』(1872年):20
ミレー『晩鐘』(1858年-1859年):4
※大変残念ながら2020年5月17日まで貸出中とのことです
ミレー『落穂拾い』(1857年):4
※大変残念ながら2020年5月17日まで貸出中とのことです
ホイッスラー『灰色と黒のアレンジメント-母の肖像』(1871年):11
ファンタン=ラトゥール『テーブルの片隅』(1872年):11
ファンタン=ラトゥール『ドラクロワへのオマージュ』(1864年):11
ドガ『競馬場、1台の馬車とアマチュア騎手たち』(1876-1887年):13
シャヴァンヌ『海岸の少女たち』(1879年):galerie Lille
ドガ『14歳の小さな踊り子』(1879年-1881年):特別展
0階の奥には、カフェCafe du l’Operaがあります。
サンドイッチやコーヒーなどがあります。ホットドリンク、オレンジジュース、クロワッサンの朝食セット(BREAKFAST) €6や、サンドイッチ、ミネラルウォーター(ペットボトル)、ポテトチップスのランチセット(LUNCE FORMURA) €9などもあります。
カフェの奥に、上の階に上がるエスカレーターや階段があります。右が5階まで上がるエスカレーターで、左が階段が障害者用のエレベーターです。2階に上がることができます。必見作品の多い5階へ先に上がることをおすすめします。
5階 ゴッホ、モネ、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ
39-42:ゴーギャン、セリュジエ
Galerie Bellechasse:ゴッホ、ゴーギャン
45-47:アンリ・リヴィエール、ヘンリー・ソム、カランダッシュ
5階には、ゴッホ、ゴーギャンも引っ越してきて、オルセー美術館の中心フロアになりました。混雑していますが、ゆっくり時間をとって見学することをお勧めします。ゴッホ、ゴーギャンなどポスト印象派とルノワール、セザンヌなど印象派の傑作が惜しげもなく並んでいます。また、5階にはオルセー美術館のシンボル「大時計」があります。
ゴッホの作品は、Galerie Bellechasse(上のマップでゴッホと書いた部屋)で展示されています。
ゴッホ『自画像』(1889年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『ローヌ川の星月夜』(1888年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『ファン・ゴッホの寝室』(1889年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『オーヴェールの教会』(1890年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『ガシェ博士の肖像』(1890年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『ウジェーヌ・ボックの肖像』(1888年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『昼寝』(1889〜1890年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『銅の花瓶のアミガサユリ』(1887年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『アルルの女』(1888年):Galerie Bellechasse
ゴッホ『ジプシーのキャンプとキャラバン』(1888年):Galerie Bellechasse
ゴーギャン『タヒチの女たち』(1891年):Galerie Bellechasse
ゴーギャン『ヴァイルマティ』(1892年):Galerie Bellechasse
ゴーギャン『牛のいる海景』(1888年):Galerie Bellechasse
ゴーギャン『白い馬』(1898年):Galerie Bellechasse
モネ『ルーアン大聖堂:正面から見た扉口』(1892年):34
モネはルーアン大聖堂をモチーフとした連作を30作品も描いています。そのうち、5点をオルセー美術館が所属しています。
モネ『草上の昼食』(1865年-1866年):29
一つ下にマネの『草上の昼食』があります。製作年を見てもわかるようにモネがマネ(紛らわしい)の作品を意識して描いたのが、この『草上の昼食』です。モネに真似されたマネは当初『水浴』という題名だったものを『草上の昼食』に変え対抗しました。
マネ『草上の昼食』(1862-1863年):29
上の階がと同じ部屋に展示されています。
ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(1863年):30
セザンヌ『カード遊びをする人々』(1890 – 1892年):35
セザンヌ『オーヴェルの首吊りの家』(1872-73年):30
オルセー美術館 5階の隠れたみどころが休憩用のガラスのベンチです。かなりオシャレですが、このガラスのベンチは日本デザイナーの吉岡徳仁さんの作品です。作品名は、Water blockといい、オルセー美術館の傑作に引けをとらない美しいベンチです。ぜひ座ってみてください。
5階には見るからにおしゃれなカフェ「カフェ カンパーナ」があります。鑑賞で使えた足を休めるには、非常に良いところですが、かなりお高めです。
「カフェ カンパーナ」の横にある扉からテラスに出ることができます。対岸にあるルーヴル美術館を見ることもできます。
5階の見学を終えたら、2階に降りましょう。
2階 彫刻、工芸
以前は2階にゴッホ、ゴーギャンなどがありましたが絵画は移動し、ロダンの彫刻やガラス工芸、陶器などが並んでいます。
ブールデル『弓を射るヘラクレス』(1924年);Galerie Françoise Cachin
2階の入場口側には、優雅な雰囲気に浸れるレストラン LE RESTAURANT Musee d’Orsayがあります。宮殿のようなシャンデリアがぶら下がっています。
ティータイムには、本日のスーツとコーヒーのセット€12などが提供されていました。
以上、オルセー美術館のフロア見学について見学ルートや必見作品をご紹介しました。
なお、オルセー美術館から歩いて10分かからないところに、モネの睡蓮の間で有名なオランジュリー美術館があります。
私は、オルセー美術館の見学後、オランジュリー美術館を見学しました。オランジュリー美術館はオルセー美術館と比べて小規模なので1時間あれば見学することができます。オランジュリー美術館の見どころなどを下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
オルセー美術館のショップ・お土産
オルセー美術館には、入場口付近に広いミュージアムショップがあります。
ドガの踊り子の特別展を開催していたので、レジ前にはドガ作品のマグネットやしおりが並んでいました。
ポストカードは€1.2からあります。ゴッホ作品のカードが多くありました。
クリアファイル€4.9やバインダー€6.8も、バリエーションが豊富です。
人気作品は、たくさんのグッズが発売されています。特に多かったのがゴッホ『ローヌ川の星月夜』のグッズです。バッグは€19.9です。
ソックス€9.95はよく見るとローヌの星月夜でなく、ニューヨーク近代美術館が所蔵する『星月夜(糸杉と村)』でした。
モネの『アルジャントゥイユのひなげし』のグッズも展開されていました。
オルセーとは直接関係ありませんが、カラフルでおしゃれなデザインのチョコレート€5.5もありました。
世界有数の美術館だけあって、オリジナルグッズもかなりセンスが良いです。懐中時計は€80と高めですが、ペンは€6.9とおしゃれなわりに手頃な値段です。
参考)オルセー美術館の公式サイト
以上、オルセー美術館の見学にかかせない、見どころ、入場方法、チケットなどの情報をご紹介しました。
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