【パリ】夜景ツアー 徹底ガイド – 見どころ、参加した率直な感想など

パリ

エッフェル塔凱旋門アレクサンドル三世橋など、パリ人気夜景スポットをバスでまわる夜景ツアー(イルミネーションツアー)に参加した率直な感想や、見どころなどをご紹介します。

観光名所がたくさんあるパリは、美しい夜景・イルミネーションが見られることでも有名です。地下鉄で移動して個人で夜景を見に行くこともできますが、パリは暗くなる時間が遅いので、夏は夜景を見られるのが夜10時過ぎになってしまいます。地下鉄に乗るのがはばかられる時間帯です。

そのため、ライトアップされた観光名所をバスで周遊してくれるガイド付きツアーが人気のようです。ツアー料金も€32~と手頃なので、私も参加してみることにしました。

本記事では、夜景ツアーに参加してみた感想や、体験レポートなどを詳しくご紹介します。

追記(2022年7月):パリの観光は通常状態に戻ってきているようです。ただし、バス混載型ツアーはコロナ感染防止のため再開が遅れているようです。モンサンミッシェルのバスツアーなど徐々に復活しているので夜景ツアーも早期の復活を期待します。

パリ夜景ツアーに参加した率直な感想

夜景ツアーの細かい説明の前に、ツアーに参加した率直な感想をまとめます。

パリの観光名所の夜景をたくさん見れた:ルーヴル美術館、ポン・ヌフ、オルセー美術館、コンコルド広場、シャンデリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔、アレクサンドル三世橋、オペラ座など、名所を広範囲にまわって夜景を見ることができます。パリ中心部の観光名所のほとんどを見ることができました。個人で地下鉄を使ってまわることもできますが、2時間ほどでこの数のスポットをまわるのは難しいです。

安全に夜景をまわれる:夜10時、11時にパリの地下鉄に乗るのは、治安上、おすすめできることではありません(特に女性のみのグループは)。夜景ツアーの最大のメリットは、安全に夜景を見てまわれることだと感じました。実際、参加者の8割くらいがツアー終了後の有料送迎プランを利用していました。危険を避けるために賢い選択だと思います(私はホテルまで歩いて帰ってしまいましたが)。

写真撮影のための停車が少ない:下車する撮影スポットは、凱旋門、エッフェル塔、アレクサンドル三世橋の3ヶ所のみです。他のルーヴル美術館、オペラ座、シャンデリゼ通りなど、キレイな夜景写真を撮れるスポットは通過するだけなので、走っているバスからはまともに夜景を撮影できません。ブログを書くために写真を使うという個人的な事情もありますが、みなさんも写真を撮るのを楽しみにしていると思います。

料金€32はコスパ良し:22時発という遅い時間にも関わらずツアーには40人ほどの参加者がいて驚きました。人気の秘訣は、やはり€32というお手頃な値段だと思いました(送迎付きは€42)。日本人ガイドさんから各スポットの説明を聞きながら2時間まわって、この価格というのは確かにお得と思いました。

パリ夜景ツアーの料金・予約

パリ夜景ツアー(イルミネーション・ツアー)は、パリ専門の旅行会社Emiトラベルが催行しています。料金は、以下の通りです。

・現地集合・解散 €32
・復路送迎付き €42

出発は22時です。ツアー終了時刻は道路混雑状況により23:30~0:30と変わりますが、いずれにしろ遅い時間になります。ですので、ほとんどの人が復路送迎付きを選択されていました。現地解散は、私を含め数人だけでした。

ツアー予約はEmiトラベルのサイト含め、いろいろなツアー会社のサイトで可能です。安く予約できるところがないか探しましたが、価格は同じでした。

私は、VELTRAで予約しました(ポイントを貯めているので)。下記のツアーです。

出発前日までに予約する必要があります。また、催行は毎日でなく週3,4日です。早めに催行日を調べて、予定に入れておくと良いです。

夜景ツアーの詳細、口コミ、予約ページは、下記ボタンからアクセスできます。

パリ・イルミネーションツアーの詳細・予約(VELTRA)

VELTRAは日本のツアー会社なので予約手続きは簡単だと思います。VELTRAの評判や詳しい予約手順は下記記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

パリ夜景ツアー 見学コース

夜景ツアーのコース、見られる観光スポットは以下の通りです。私が参加したときは以下の順番でした(変わることがあると思います)。

ルーブル美術館 ⇒ コンシェルジュリー ⇒ オルセー美術館 ⇒ コンコルド広場 ⇒ シャンゼリゼ大通り(下車/フォトタイム)・エトワール凱旋門 ⇒ シャイヨー宮・エッフェル塔(下車/フォトタイム) ⇒ アレクサンドル3世橋(下車/フォトタイム)・陸軍士官学校アンヴァリッド ⇒ マドレーヌ寺院 ⇒ オペラ座・トリニテ教会

下車するのは、シャンデリゼ通り&凱旋門、エッフェル塔&シャイヨー宮、アレクサンドル3世橋&陸軍士官学校アンヴァリッドの3ヶ所です。詳細は下記の体験レポートを参照してください。

パリ夜景ツアーの体験レポート・見どころ紹介

それでは、パリ夜景ツアーに参加した様子を見どころとともに詳しくレポートします。今回のツアーでは衝撃の展開が待っていました。詳細はレポート中でご紹介します。

集合場所への行き方

エミトラベルサポートラウンジに、ツアー出発10分前の21:50までに集合します。エミトラベルサポートラウンジは、パリ中心部にあり、パレロワイヤル・ルーブル美術館駅(Palais Royal Musée du Louvre)やピラミッド駅(Pyramides)が最寄りです。

道幅の広いオペラ通りから、細いモリエール通りに入って20mくらいのところにラウンジがありました。私は21:45くらいに到着しましたが、すでに半分以上の参加者が集まってラウンジがいっぱいになっていました。

ツアー受付

ラウンジに入るとガイドさんが受付をしているので、名前を伝えます。ツアー参加者は、若い女性のグループ、カップル、シニアのご夫婦など、さまざまな方がいました。

22:00の数分前にバスが停まっているオペラ通りまで移動しました。1分ちょっと歩きます。数名来ていなかったようですが、時間厳守でスタートするようでした。遅れないよう時間に余裕をもってラウンジに行くことをおすすめします。

バスは自由席でした。左右どちらの席でも景色に大きな差はないですが、強いて言えば左側の方が観光スポット側になることが多かったと思います。

ルーヴル美術館の夜景

最初にルーヴル美術館を通過しました。シンボルのガラスのピラミッドがライトアップされていました。しかし、走っているバスから撮影したので、写真がぼけぼけです。

参考までに、前に、個人で行って撮影したルーヴル美術館の夜景です。

シテ島の夜景

続いてポン・ヌフを渡ってシテ島を通ります。ポン・ヌフは1607年開通のパリ最古の橋です。それなのにポン・ヌフ(新しい橋)という名前が付いています。今から400年前は新しくできた橋だったので、「チビ」という名前の大きな犬みたいなものですね。

シテ島が見えてきました。写真の右側にコンシェルジュリーもあるパレ・ド・ジュスティス(パリ司法宮)が見えます。古くは、シテ宮という王宮がありました。火災の影響を受けたので立ち寄りませんでしたが、シテ島の奥にはノートルダム大聖堂があります。

フランス学士院、オルセー美術館、ブルボン宮殿の夜景

橋を渡り、セーヌ南岸を走ります。下の写真はフランス学士院です。前身は、17世紀に設立されたフランス王立アカデミーです。フランス革命後、現在のフランス学士院になりました。

オルセー美術館は写真がうまく撮れなかたので、セーヌ川ディナー・クルーズのときの写真を掲載します。元は駅舎だった建物を利用した美術館で、大時計がシンボルです。

ブルボン宮殿は、太陽王ルイ14世の娘ルイーズ・フランソワーズ・ドゥ・ブルボンの命により建設されました。コンコルド橋のたもとにあります。ローマ神殿のようなファサードが特徴的です。現在は、フランス下院の国会議事堂として利用されています。

コンコルド広場・シャンデリゼ通りの夜景

オベリスクで有名なコンコルド広場です。残念ながらオベリスクはライトアップされていませんでした。オベリスクはもともとエジプトのルクソール神殿にあったものです。

コンコルド広場はフランス革命中は「革命広場」と呼ばれ、ルイ16世やマリー・アントワネットがギロチン刑に処されました。コンコルド広場から、ジャンデリゼ通りが延びています。

パリで一番美しい通りであるシャンデリゼ通りです。少し車が混雑していました。混雑していると車のライトがイルミネーションの一部になって逆にいい感じになります。

シャンデリゼ通りを通過している時の様子を短いですが動画で撮影しました。このようにガイドさんが名所を説明してくれるのが日本語ガイド付きツアーの嬉しいところです。

シャンデリゼ通りといえば、ルイ・ヴィトン、ブルガリ、シャネル、ディオールなどの高級ブランドの旗艦店が並んでいることで有名です。その他にも、パリに本拠地を置くサッカーチーム「パリ・サンジェルマンFC」のオフィシャルショップもあります。

凱旋門の夜景

シャンデリゼ通りの端に、高さ50mのエトワール凱旋門がそびえ立っています。ここが最初の下車・撮影スポットです。10分くらい時間をとって撮影タイムになりました。

凱旋門は、ナポレオンの命によって建設が開始されました。しかし、ナポレオンは完成を見ることなく失脚して亡くなってしまいました。

去年、凱旋門のライトアップを見に来たときは下の写真の左のようにライトアップされていました。今回は右のようにライトアップされていませんでした。ガイドさんに聞いてみたところ、パリでは最近ライトアップにかかる電気代が問題になっていて、少しずつライトアップが減っているとのことでした。

凱旋門側から撮影したシャンデリゼ通りです。

エッフェル塔・シャイヨー宮の夜景

2番目の下車・撮影スポットがエッフェル塔です。毎時0分~5分までタワーがキラキラ光る「シャンパンフラッシュ」というショーが行われています。ツアーも、シャンパンフラッシュの時間に合わせて到着します。

エッフェル塔の撮影ポイントには、シャイヨー宮(トロカテロ庭園)と逆側のシャン・ド・マルス公園があります。ツアーは、シャイヨー宮からエッフェル塔のシャンパンフラッシュを見学します。

ついに夜景ツアーのハイライト、エッフェル塔のシャンパンフラッシュです・・・・??真っ暗??・・・・

この日の朝、ジャック・シラク元大統領が亡くなられました。元大統領への弔慰を表すため、この日は塔のライトが消されていました。シャンパンフラッシュが見られなかったのは大変残念ですが、大の親日家で、大相撲ファンであったシラク元大統領のご冥福をお祈りいたします。

ガイドさんも「こんなことは初めてだ」とおっしゃっていました。逆にレアな体験ができました。

私は、ちょうど数日前にセーヌ川ディナークルーズに参加し、シャンパンフラッシュを見学したばかりでした。参考までに、その時の写真を引用します。上の真っ暗なエッフェル塔に、この写真の輝きを脳内で合成いただけますでしょうか。

アレクサンドル3世橋・アンヴァリッドの夜景

最後の下車・撮影スポットはパリで一番豪華な橋と言われているアレクサンドル3世橋です。アレクサンドル3世はロシア皇帝の名前です。パリの橋になぜロシア皇帝の名前が付いているのでしょうか。実は、ロシア皇帝ニコライ2世が父親のアレクサンドル3世とフランス大統領サディ・カルノーの友好の証として橋を建設して寄贈したため、この名前になりました。橋の礎石もニコライ2世が設置しています。

パリの象徴であるアレクサンドル3世橋は、Diorなど高級ブランドのポスターなどに頻繁に登場します。橋の先に見える美しいドームがアンヴァリッド(廃兵院)です。ナポレオンのお墓があることでも有名です。

アレクサンドル3世橋の美しさを引き立てているのが、アールヌーボー様式の街灯です。ちょっと失敗したのは、橋の上からだけ写真を撮ったことです。川岸の方へ移動して、橋脚の写真も撮るべきでした。

オペラ座の夜景・解散

ツアーは最後オペラ座(オペラ・ガルニエ)の前を通り、エミトラベルサポートラウンジに戻ります。

渋滞がそんなになかったので、解散は23:30ちょっと過ぎでした。私は現地解散しましたが、復路送迎付きを選んだ参加者のみなさんは、何台かのバスに分かれてホテルまで戻られたようです。

以上、パリ夜景ツアーの体験レポートでした。メインのエッフェル塔・シャンパンフラッシュが見られないというアクシデントはありましたが、パリ中心部の観光スポットの夜景をたくさん見られました。€32~という料金を考えても、おすすめできるツアーでした。

唯一の不満点は最初にも書いたように、下車した3ヶ所以外の夜景写真が十分に撮れなかったことです。ルーヴル美術館など短くてもいいので停車してくれたら、ありがたかったです(個人的な事情ではありますが)。

なお、パリの夜景の楽しむ別の方法として、セーヌ川クルーズがあります。夜景を楽しみながらフランス料理のコースを食べられるディナー・クルーズも人気です。

セーヌ川クルーズについては、以下の記事で詳しく解説しています。


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