ルーブル美術館(ルーヴル美術館/Musée du Louvre)を観光するために、事前に知っておくべき見どころ(作品)、料金、チケットの予約、安く買う方法、混雑回避の仕方、見学ルートなどを詳しく解説します。
新型コロナ感染対策として、入場には時間予約制のチケット予約が必須になっています。予約システムは、これまでの事前予約と基本的に変わらないようです。
7月7日時点では、まだ予約可能な時間帯が多く残っており、観光客が殺到という状態ではなさそうです。
入館時はマスク着用が義務付けられ、モナ・リザなどは、ソーシャルディスタンスを保つためのレーンに並んで鑑賞します。
非常にうれしいニュースですが、現時点(2020/07/07)では、日本からフランスへの渡航、フランスから日本への渡航は、事実上、クローズしている状況です。一日も早く全世界で新型コロナウィルスが収束し、ルーブルが至宝を鑑賞できる日が来ることを祈るのみです。
なお、ルーブル美術館公式サイトで閉館期間中ののチケットを予約された方には自動で返金が行われます。返金処理が大量に行われているため最大3ヶ月くらいかかる場合もあるようです。
参考) ルーヴル美術館 公式サイト
下記記事でフランスなどへの入国制限の最新情報を整理しています。こちらも参考にしてください。私がルーブル美術館を見学する前に知りたかったこと、現地で知った役に立つことをすべて書いたら長い記事になってしまいました。知っておいて損はない情報ばかりですので、目次を活用して必要な内容を参照してください。
入場に関するルールが2019年から以前とかなり変わりました。また、改装によって見学しにくくなっているので、最新の情報を解説します。
ページコンテンツ
ルーブル美術館の攻略法まとめ
記事の本文で見所、料金、チケット、予約方法、混雑回避方法などを詳細にご紹介しますが、まずはルーブル美術館を見学する上で知っておくべき攻略法を簡単に解説します。
ルーブル美術館とは?
パリにある世界最大級の美術館です。収蔵品38万点以上のうち、世界の至宝ともいえる選りすぐった35,000点近くを展示しています。入場者が世界で最も多く毎年800万人以上が訪れています。世界遺産「パリのセーヌ河岸」の構成要素として登録されています。世界ナンバーワンの美術館といっても過言ではないです。
どのチケットがおすすめ?
当日、窓口で入場券(15€)を購入すると、1時間を超える行列に並ぶ可能性もあるので、事前のチケット購入が主流です。事前に時間指定のチケットを購入しておくと、少ない待ち時間で入場できます。ただし、17€と少し割高になります。
以前は、ルーブル美術館公式サイト(英語での予約)以外で予約すると3€の手数料がプラスされていました。最近は手数料のかからない日本語予約のツアー会社もでてきたので記事中で紹介します。
パリは美術館がたくさんあり、それぞれ入場料を払っているとかなりの金額になるので、美術館・観光地が入場し放題になるパリ・ミュージアムパスも多く利用されています。
パリ・ミュージアムパスを使うと無料で時間指定チケットも予約できます。混雑時、パリ・ミュージアムパスでは予約をしないと入場できないケースがあるので事前予約をおすすめします。
時間指定チケット予約方法や、パリ・ミュージアムパス利用時の時間指定チケット予約方法は記事本文で詳しく解説します。
ルーブル美術館の混雑ぐあい・回避方法
対策なしで行ってしまうと、炎天下1時間入場待ちということもありえます。最近、ルーブル美術館は事前の時間指定チケット所有者をかなり優遇していて混雑回避の王道は「時間指定チケットの事前予約」です。パリ・ミュージアムパスを利用する場合も、無料で時間指定チケットを事前予約できるので、混雑回避が可能です。
事前予約なしの場合は、朝一か閉館近い時間に並ぶのが行列回避の手段です。特に朝一は館内が空いているので、モナ・リザなどの逸品を比較的空いている状態で鑑賞できます。閉館時間近くは入場の行列は朝一より短くなりますが、見学時間が短くなってしまうという欠点があります。
時間指定する場合も朝一(9:00-)が人気で予約が埋まっていることが多いです。
また、Affluencesというサイト(アプリ)で、入場の待ち時間予想をみることができます。
ルーブル美術館で見逃せない作品
モナ・リザは言うまでもなく、日本にきたら1作品でも数時間待ちの行列ができるレベルの作品だらけです。かなり主観が入りますが、絶対見逃せないと思う作品ベスト8をご紹介します。
①レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ(ラ・ジョコンド)」
②サモトラケのニケ
③ミロのビーナス
④ドラクロワ「7月28日-民衆を導く自由の女神」
⑤バビロンの王のハンムラビ法典
⑥フェルメール「レースを編む女」
⑦ミケランジェロ「瀕死の奴隷」
⑧アングル「オダリスク」
ルーブル美術館の見学所要時間
ルーブルがお勧めする見学コースで最短のものは、傑作10数作品だけを見る1時半のコースです。10作品に絞っても1時間半、入場待ちも含めると最低2時間はかかります。作品をかなり絞っても3~4時間、普通に見ると最低1日かかります。記事の後半では、3~4時間かけて周るルートをご紹介します。
要注意:ルーブル美術館の改装
現在、ルーブル美術館は長期の改装に入っています。2019年10月10日以前は、モナ・リザも仮の場所にあり、モナ・リザの前に行くまでに30分以上並ぶ大行列ができていました。現在は定位置のドゥノン翼1階の国家の間(711)に戻っています。
その他も2階や奥のシュリー翼を中心に閉鎖されているところが多くあります。一番困るのが、どこが閉鎖されているのか正確な情報がないことです。館内を歩き回ったところ、下記のような小さな掲示がありました。この掲示によると、「平日は曜日によって色分けされたエリアが閉鎖される」とあります。
しかし、実際に閉鎖されていたエリアは掲示の通りでなく、上層階を中心に広いエリアが閉鎖されていました。週末は全エリア公開とありますが、完全に工事中の部屋もたくさんありました。ルーブル美術館の見どころとなっている作品の中に見られないものも多くあります。
一番困ったのが、実際にどこが閉鎖されているのか行ってみないとわからない点です。見たい作品がある場所がわからない場合は、学芸員さんに聞いてみてください。改装の影響で、迷路で宝探しをするような状況になっているので、通常より見学時間がかかるかもしれません。
ルーブル美術館の入場料・チケット
ルーブル美術館の入場料
ルーブル美術館の入場料(オンライン事前予約):€17
なお、18歳未満は無料です。一般も毎月第一日曜日と7月14日(フランス革命記念日)は無料になります。毎週金曜日18時以降は、国籍問わず26歳未満の方は常設展示室が入場無料になります(年齢を証明する身分証明書が必要)。また、2019年から第一土曜日の18:00~21:45は入場無料での夜間開館になっています。
最適なチケットの選び方
チケットは次の3種類の方法で入手できます。
②パリ・ミュージアムパス(Paris Museum Pass)を購入:€52(二日券)
③オンラインで入場時間指定の入場チケットを事前購入:€17
①当日の窓口での購入は、攻略法で述べたように長い行列に並ぶ可能性があるので閑散期以外はあまりおすすめしません。
パリにはルーブル美術館のほかに、ゴッホなど絵画に関してはルーブル美術館に匹敵するオルセー美術館、モネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館、近代美術のポンピドゥーセンターなどがあります。これら他の美術館・博物館も見学する場合は、入場フリーになる②パリ・ミュージアムパスがお勧めです。ルーブル美術館とオルセー美術館くらいしか行かない、という場合は、③オンラインで時間指定の入場券の予約がおすすめです。
パリ・ミュージアムパスを購入すれば、ルーブル美術館の時間指定チケットの予約が無料できます。時間枠に空きがあれば、購入した当日の予約もできます。9時、10時台は予約がいっぱいのことが多いですが、そのあとの時間帯は比較的予約ができます。ただし、予約には、パスのシリアル番号が必要なので、入手したあとにしか予約できません。
次に、パリ・ミュージアムパスの購入方法とオンラインで時間指定のチケットを事前予約する方法をご紹介します。
最初にパリ・ミュージアムパスについて紹介します。オンラインでの時間指定チケットの事前予約方法の説明にジャンプする場合は、以下のボタンをクリックしてください。
②パリ・ミュージアムパスの購入方法
パリ・ミュージアムパスは、ルーブル美術館に加えパリの主要美術館やヴェルサイユ宮殿などが入場無料になる観光パスです。2日券:€52、4日券:€66、6日券:78€です。私は、2日券を購入してルーブル美術館€ 15、オルセー美術館 € 12、オランジュリー美術館 € 9、凱旋門 € 12、サント・シャペル教会 € 10、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン € 20を観光しました。
正規入場料の合計:15+16+12+10+20 = € 73
※オルセー美術館とオランジューリー美術館は共通券が€ 16
2日券は€ 52ですのでパスの方が€ 21お得でした。
パリ・ミュージアムパスは、ルーブル美術館などの美術館や観光センターなどで購入できます。ただし、当日購入だと、ルーブル美術館のオープン時間の9時に間に合わないという問題があります。私は下記のサイトで事前購入しておいてルーブル美術館のそばにある交換所でミュージアムパスと引き換えました。交換所は、ルーブル美術館から徒歩10分くらいにある交換所は、朝7時から営業しているので、ルーブル美術館のオープンに十分間に合います。
引き換え後、すぐにルーブル美術館の時間指定入場券を予約しました。時間指定入場券の予約方法は、次に解説します。
パリ・ミュージアムパスの対象となる博物館・美術館のリストや購入方法は下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
なお、ルーブル美術館に隣接するショッピングモール「カルーゼル・デュ・ルーヴル」にあるタバコ屋で購入することを勧める記事があります。私もここで購入したことがありますが、あまりお勧めしません。理由は、タバコ屋が空くのが9時からでルーブル美術館のオープンに間に合わないことと、クレジットカードで支払うと手数料を取られるからです。
パリ・ミュージアムパスで時間指定入場チケットを無料予約する方法
パリ・ミュージアムパスの所持者は、無料でルーブル美術館の時間指定入場券を予約できます。手順を解説します。
ルーブル美術館公式サイトのチケット予約ページには、以下のようにパリ・ミュージアムパス用の無料予約のリンクがあります。
以下をクリックすると、予約ページに直接アクセスできます。
予約画面はスマホで正しく表示されないケースがあるようです。この場合、スマホのブラウザの設定をPC版ページを表示にすると、スマホでも予約ができます。Androidのブラウザの場合は、画面右上の設定で、PC版サイトをチェックします。
表示がフランス語になっていたら、画面右上のSelect LanguageからEnglishを選んで切り替えます。
最初に、カレンダーから入場日の日付を選択します。予約可能な時間帯が30分単位で表示されますので、入場する時間帯を選択します。最後に予約する入場券の枚数を入力します。入力が終わったら、Confirmで次に進みます。
予約の確認画面になります。価格がPMP – Free Reservation(パリ・ミュージアムパスでの無料予約)となっています。間違いがなければ、Confirm your order(予約の確認)で次に進みます。
ログイン画面になります。ルーブル美術館の予約サイトではユーザー登録が必要です。ユーザー登録するには、画面右側のSign upをクリックします。
ユーザー登録画面には下記の情報を入力します。入力必須は下記の項目です。
Title:敬称 Mr(男性) / Ms(女性)
Last name:姓
First name:名
Email:電子メール
Confirm Email:電子メール(確認用)
ZIP Code:郵便番号
City:都市名(都道府県)
Country:Japanを選択
Password:パスワード
Confirm Password:パスワード(確認用)
利用規約への同意をチェックして、Proceed to paymentをクリックします。
次に、氏名とミュージアムパスの裏面に記載されたN° de série(シリアル番号)をします。入場時に、入場券に登録されたシリアル番号とミュージアムパスのシリアル番号が同じかチェックがあります(私が実際に入場したときはノーチェックでしたが)。パスの裏側には2つ番号が記載されていますが、下に記載された番号です。
入力したらPaymentをクリックします。
これで時間指定入場券の発行が完了します。Download your tickets to printをクリックすると印刷用のPDFが、Your Mobile-ticketsをクリックするとスマホで提示する用のPDFをダウンロードできます。入場券のPDFをダウンロードするリンクはメールでも届きます。
こちらがスマホ提示用のチケットです。スマホの画面を見せて入場します。
③入場チケットの事前オンライン購入
ルーブル美術館には、優先入場口から行列に並ばずに入場できる入場時間指定の優先チケットが販売されています。
ルーブル美術館の公式サイトは英語での予約になります。以前は、日本語予約できるGetYourGuideなどのツアー会社は3€の手数料が必要でした。最新状況を調べたところ、手数料なしで日本語予約できるツアー会社がでてきたのでご紹介します。
ルーブル美術館の時間指定チケットの価格は以下の通りです。
Klookで初めて予約される方は、当サイト限定の初回限定500円OFFクーポンを利用できます(最低利用金額2,000円をぎりぎり超えます)。
当サイト限定クーポコン コード
KLJPNUC
上の文字列をコピーして、クーポン適用の欄に入力してください。
以下のボタンからも予約ページにアクセスできます。
ルーブル美術館公式サイトは、英語での予約になりますので、以下で予約方法を解説します。
まず、下記のリンクをクリックしてください。
下記の画面が表示されます。まず、①ルーブル美術館を見学する日付を選択します。次に②入場する時間を選択します。30分単位で時間が区切られています。最後に購入するチケットの枚数を選びます。最後に Confirm をクリックします。
購入するチケットの情報を確認します。確認したら Confirm をクリックします。
チケットの予約には、利用者登録が必要です。画面の右側にあるSign up をクリックします。
次に利用者情報を入力します。入力が必須なのは下記の項目です。
Title:敬称 Mr(男性) / Ms(女性)
Last name:姓
First name:名
Email:電子メール
Confirm Email:電子メール(確認用)
ZIP Code:郵便番号
City:都市名(都道府県)
Country:Japanを選択
Password:パスワード
Confirm Password:パスワード(確認用)
すべて入力したら Payer (支払い) をクリックします。
入場者全員のTitle(敬称)、Last name(姓)、First name(名)を入力し、Payment(支払い)をクリックします。
最後にクレジットカード番号、有効期限、カード裏の3桁の数字を入力します。
決済に成功すると、入場チケットのダウンロード画面になります。Download your tickets to printをクリックすると印刷用のPDFが、Your Mobile-ticketsをクリックするとスマホで提示する用のPDFをダウンロードできます。入場券のPDFをダウンロードするリンクは、確認メール中にも記載されています。
ルーブル美術館の館内 写真撮影
「モナ・リザ」などほぼすべての作品は、写真撮影可能です。ただし、他の美術館同様フラッシュ利用は禁止されています。人気作品の前では写真撮影のために人が大量に群がっています。
ルーブル美術館の営業時間・休館日
水/金: 9:00-21:45
※第一土曜日の18時から21:45までは入場無料での夜間開館
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
ルーブル美術館の開館時間は上記です。火曜日は閉館日なので注意してください。水・金は夜遅くまで開館しているのでねらい目です。
開館時間は変更になる可能性もあるので、最新の情報は下記のルーブル美術館の公式ページで確認してください。
ルーブル美術館の行き方・アクセス
地下鉄1番線、7番線でルーヴル美術館の最寄り駅 Palais-Royal/Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル)に行くことができます。
下記の記事で地下鉄の切符を買う方法を詳しく解説しています。参考にしてください。
パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル駅の構内には、下の写真のように出口についての案内が出ています。ルーブル美術館は以降で解説するように複数の入場口があります。パッサージュ・リシュリュー入口から入場する場合は、1番出口が便利です。
ルーブル美術館の入口・混雑状況
ルーブル美術館には下の絵のように、①ピラミッド(中央入口)、②パッサージュ・リシュリュー入口、③カルーゼル入口、④カルーゼル凱旋門の4つの入口があります。
チケットを当日購入する場合や、パリ・ミュージアムパスを時間指定入場券なしで利用する場合は、①ピラミッド(中央入口)からの入場になります。下の写真は、開館直後の様子ですが平日にも関わらず長い行列ができています。
夏の暑い時期は炎天下に並ぶことになりますので、気をつけてください。
②パッサージュ・リシュリュー入口、③カルーゼル入口、④カルーゼル凱旋門(最終的に③と同じ)はオンラインチケット専用の入口です。チケット売り場はありません。事前購入専用の入口なので行列は短く、時間指定チケットの場合は、ほぼ行列なしの状態でした。パリ・ミュージアムパスで時間指定の入場券を予約した場合も、この入口を利用できます。なお、①ピラミッドにもオンラインチケット専用の列があります。
以下では、②パッサージュ・リシュリュー入口と③カルーゼル入口への行き方と、開館時間の混雑状況について解説します。
②パッサージュ・リシュリュー入口
ルーブルの北側を走るリヴォリ通りに②パッサージュ・リシュリュー入口へ行く通路があります。下の写真のようにすこし目立ちにくいです。
なお、ルーブルの内側から行く場合は、下の写真の位置から入ります。
通路の真ん中あたりに入口があります。開館時間の10分ちょっと前の時間の様子ですが、時間指定なしのオンラインチケット購入者の列には20人強並んでいました。これくらいの行列なら、すぐ入場できます。
2列あり、左側は時間指定チケットの列で、右側は通常のオンラインチケットの列です。時間指定チケットの列は、数人しか並んでいませんでした。
繁忙期を少しすぎた9月後半の平日でしたが、開館時間のちょっと前に並んでいれば、時間指定なしのチケットでもほぼ待ち時間なしで入場できたと思います。なお、パッサージュ・リシュリュー入口を利用できる時間は、月・木・土・日は9:00-17:30、水・金は9:00-18:30です。夜間開館のときは利用できないので注意してください。
③カルーゼル入口
ルーブル美術館に隣接したショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」からの入口です。
カルーゼル・デュ・ルーヴルに入るには③カルーゼル入口と④カルーゼル凱旋門の2つの入口があります。パリ・ミュージアムパスの購入場所としてよく紹介されるタバコ屋さんはカルーゼル・デュ・ルーヴルにあります。下の写真が③カルーゼル入口です。
Google Mapで見るとリヴォリ通りの以下のあたりにあります。ショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」への入場口なので、ルーブル美術館の開場時間より早く、8時すぎには空いています。
エスカレーターを2つ降りたら、ショッピングセンターの通路を進みます。通路を右手の通路にいくとタバコ屋さんがあります。
突き当たりがルーブル美術館の入口です。開館後20分すぎたころですが、10人弱の行列で、ほぼ待ち時間なしの状態でした。
オンラインチケット購入者専用の入口です、と書かれています。去年までは、誰でも入場できる入口だったので、オンライン予約の優遇が進んでいるようです。
もう一箇所、④カルーゼル凱旋門の横からも「カルーゼル・デュ・ルーヴル」に入れます。写真右側のみんなが腰をかけているところがカルーゼル・デュ・ルーヴルに降りる階段です。
ルーブル美術館の見学方法・見どころ
ルーブル美術館は巨大なのでマップガイドがないと、すぐ迷子になってしまいます。詳細なガイドマップが必要な場合は、記事の後半で紹介するオーディオガイドを借りるのが一番です。そこまで必要ないという方は、ルーブル美術館現地でも下記のガイドマップを入手できます。
ただ、このガイドマップは簡素すぎて、見どころがどこにあるか把握するのにあまり役立ちません。そこでお勧めなのがルーブル美術館の公式サイトからダウンロードできる館内の見取り図です。こちらは、もっと詳しく見どころの作品が紹介されていますし、展示室の番号も記載されています。このマップを現地で配布してくれればいいのに、と思います。下記のリンクからPDFをダウンロードできます。事前に印刷するか、スマホにダウンロードしておくと便利です。
また、各フロアには下の写真のような見どころが記載されたフロアマップが配置されています。メモ代わりに、この写真を撮っておくと便利です。ただし、改装に関する情報は反映されていないので、実際には見られない作品が2階を中心に多くありました。
それでは、ルーヴル美術館の見学ルート、見どころをご紹介します。入場時の混雑を回避する、また、名画をゆっくり鑑賞する、という意味でも朝一の見学をお勧めします。中途半場に午前中に見学すると、ツアー客が大挙して押し寄せるので、進むのもままらない混雑状態になります。
ルーブル美術館の入場(地下2階)
ルーヴル美術館は、アルファベットのAの形をした建物です。頭の部分がシュリー翼(SULLY)、左側がリシュリュー翼(RICHELIEU)、右側がドゥノン翼(DENON)と呼ばれます。ドゥノン翼がセーヌ川沿いになります。地下2階(-2)、地下1階(-1)、地上0階、地上1階、地上2階の5層あります。日本でいう地上1階が0階になっているので、注意してください。入場は地下2階からになります。
入場口については上記で説明した内容を参考にしてください。私はパリ・ミュージアムパスを使って時間指定入場券を予約していたので、③カルーゼル入口から入りました。夜間開館日の夕方に訪問したので、時間指定の入場券がいらないくらい空いており、入場に関しては待ち時間はありませんでした。ただし、館内は朝一で入場するよりも、混雑していました。
セキュリティチェックを受けたらガラスのピラミッドのほうまでまっすぐ進みます。横にはルーヴル美術館のお土産ショップなどが並んでいます。
ピラミッドの手前右側にチケット窓口があります。自動券売機と窓口で購入できます。以前、開館直後に入館したときも列は短かったです。
チケットを購入したら、いよいよルーヴル美術館の展示エリアに入場します。3つの入口(シュリー翼入口、リシュリュー翼入口、ドゥノン翼入口)があります(地下2階の地図を参照してください)。
ゲートの手前でオーディオガイドを借りることができます。
モナリザはドゥノン翼にあるので、私はドゥノン翼(DENON)から入場しました。以下の写真がゲートです。ここでチケットやパリ・ミュージアムパスを読み取らせて入場します。ゲートは地下1Fになります。
モナリザ・グランドギャラリーの鑑賞(ドゥノン翼 1階)
あまり上品な見学方法ではありませんが、真っ先にドゥノン翼1階のモナリザの間(展示室711)に向かうことをお勧めします。混雑すると、モナリザに近づくのが大変になってしまいます。
ゲートのある地下1階から地上0階、地上1階とあがります。下の写真のようにモナリザの間へのルートはわかりやすく表示されているので、これにしたがいましょう。
過去に朝一で入場したときは、スタートダッシュに成功し、人が少ないうちにモナリザある国家の間(711)にたどり着けました。じっくり名画を鑑賞できます(2019年の改装で、同じ現在は室内のレイアウトが変更されています)。
莫大な作品を所蔵するルーヴル美術館の中で最も有名な作品がこのレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナリザの微笑み」でしょう。ルーヴル美術館公式サイトでは、「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像」(ラ・ジョコンド)という作品名になっています。何世紀にも渡り、誰がモデルか議論されてきましたが、フィレンツェの織物商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザの肖像という説が有力で、この名前になっています。
詳しい解説はルーヴル美術館の公式サイトを参考にしてください。
モナリザ見学後、少ししてからもう一度、戻ってきてみたら、下記のように混雑していました。時間がたてばもっと混んだと思います。
国家の間(展示室:711)には、他にもルーヴル美術館を代表する名画があります。
ヴェロネーゼ 「カナの婚礼」 (1562-1563年) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
キリストがガリラヤのカナにて婚礼の祝宴に呼ばれた時、ワインが足りなくなったときに水をワインに変えるという最初の奇跡を起こした光景が描かれています。
ティントレット 「聖母戴冠(天国)」(1564年頃) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
ティントレットがベネチアのドゥカーレ宮殿の大評議の間を装飾するために描いた「天国」の最初の図案です。こちらの「天国」は世界最大の油絵として有名です。
ドゥカーレ宮殿の「天国」については、下記の記事で紹介しています。
ティツィアーノ「男の肖像(手袋の男)」(1576年) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
モナリザの間(正式には国家の間)の鑑賞が終わったら、ダヴィンチ、ラファエロなどのイタリア絵画の傑作が並ぶ通路「グランド・ギャラリー」を見学します。美しい通路に名画が展示されています。
ラファエッロ「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
⇒ 「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
モナリザ以外にもダヴィンチの傑作が並んでいます。
ラレオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
⇒ 「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」(1483-1486年頃) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
カラヴァッジォ「聖母の死」(1601-1605/1606年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
カラッチ「聖ルカと聖女カタリナの前に現れた聖母子」(1592年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
コレッジョ「聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス」(1526-1527年頃) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
レーニ「ヘレネの誘惑」(1626-1629年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
ジュゼッペ・アルチンボルド「四季」(1573年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
野菜などを使った騙し絵で有名です。2017年には日本で「アルチンボルド展」も開催されました。
カルパッチョ「エルサレムにおける聖ステパノの説教」(1514年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
⇒ 「エルサレムにおける聖ステパノの説教」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
ヴォルテルラ「ダヴィデとゴリアテの戦い」(1555-1556年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
旧約聖書に登場するぺリシアの巨人兵士 ゴリアテを若きダビデが倒すシーンを描いたものです。中央に飾られており、グランド・ギャラリーの背景とマッチしていました。
グランド・ギャラリーの先にシュリー翼側にもイタリア絵画のエリアがあります。
ボッチチェリ「ヴィーナスと三美神」(1483-1485年頃)ドゥノン翼/1F/706
フィレンツェ ウフィツィ美術館にあるヴィーナスの誕生、プリマヴェーラで有名なボッチチェリのフレスコ画です。このフレスコ画ももとはフィレンツェにあったものです。
⇒ 「ヴィーナスと三美神」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
シェリー翼と逆側のエリアには、スペイン絵画のエリアがあります。「エビ足の少年」などの著名な絵画が展示されています。
リベーラ「エビ足の少年」(1642年) ドゥノン翼/1F/718
民衆を導く自由の女神などフランス絵画、サモトラケのニケの鑑賞(ドゥノン翼 1階)
グランド・ギャラリーにあるイタリア絵画の傑作を堪能した後は、モナリザの間を挟んで反対側にあるフランス絵画を鑑賞しました。
ドラクロワ「7月28日-民衆を導く自由の女神」(1831年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)
ドラクロワが描いた1830年のフランス7月革命を主題とした絵画です。マスケット銃を左手に、フランス国旗を右手で掲げる女性が自由の女神のシンボルとして描かれています。
⇒ 「7月28日-民衆を導く自由の女神」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
テオドール・ジェリコー「メデューズ号の筏」(1818-1819年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)
フランス海軍のフリゲート艦メデューズ号がモーリタニア沖で座礁し、約150人の人々が、粗末な筏で漂流しました。救出が遅く、大半が死亡し、生存した15人も、飢餓など狂気的な状況になった事件です。
アングル「オダリスク」(1814年) ドゥノン翼/1F/702
ナポレオンの妹で、ナポリ王ミュラの妃であったカロリーヌが巨匠アングルに注文した絵画です。
ドラクロア「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」(1805–1807年) ドゥノン翼/1F/702
最初は、ナポレオン自身の戴冠を描写する予定でしたが、傲慢な印象を与えるため、皇妃ジョゼフィーヌに戴冠する姿に変更しました。実際には、反発して欠席したナポレオンの母などが描画されていることでも有名です。
フランス絵画の部屋を出ると階段があり、突き当たりにサモトラケのニケが展示されています。サモトラケのニケが非常に美しく見える展示で、毎回感動させられます。
サモトラケのニケは、ヘレニズム時代を代表する彫刻です。サモトラケ島で見つかった勝利の女神ニケの彫刻ですが、頭と腕が失われています。スポーツメーカーのナイキの社名は女神ニケ(Nike)に由来しているのは有名な話です。ナイキのマーク「スウッシュ」はニケの羽をモチーフにしています。
古代エジプト遺産の鑑賞(シェリー翼 1階、0階)
ニケを越して先に進みました。シェリー翼の奥が古代エジプトの展示エリアです。
「タペレト貴婦人のステラ(石碑)」(前10世紀) シェリー翼/1F/643
⇒ 「タペレト貴婦人のステラ(石碑)」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
「ツタンカーメンを守護するアメン神」(前1550-前1069年頃) シェリー翼/1F/639-640
⇒ 「ツタンカーメンを守護するアメン神」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
「書記監督官ラーヘルカーと妻メルセアンクの彫像」(前2350年頃) シェリー翼/1F/635
⇒ 「書記監督官ラーヘルカーと妻メルセアンクの彫像」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
「書記座像」(前2600-前2350年) シェリー翼/1F/635
誰の像なのかは不明なのに、ルーヴル美術館のエジプト美術で一番有名かもしれないのが、この像です。4000年以上前に作られたとは思えない生き生きとした姿に感動を覚えます。
「アメンヘテプ4世」(前1353-前1337年) シェリー翼/1F/638
ツタンカーメンの父親にして、古代エジプトで宗教改革を行ったのがアメンヘテプ4世です。マルファン症候群の症状があったと言われ、とがったあごや女性のような体型にその特徴が見られます。
「ゲベル・エル・アラクの短刀」(前3300-前3200年) シェリー翼/1F/633
5000年以上前に高度な技術を使って作られた短刀です。柄はカバの犬歯で作られています。
⇒ 「ゲベル・エル・アラクの短刀」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
一階降りた0階も古代エジプト文明の展示エリアになっています。
「ラメセス3世の石棺の桶」(前1184-前1153年頃) シェリー翼/0F/323
古代エジプトの全盛期を築いたファラオがラムセス3世です。ルクソール神殿やカルナック神殿も建設しました。
⇒ 「ラメセス3世の石棺の桶」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
フランス絵画、北ヨーロッパ絵画の鑑賞(リシュリュー翼、シェリー翼 2F)
シュリー翼1Fからリシュリュー翼1Fに移動すると、ヨーロッパ装飾美術の展示エリアになります。ちなみにリシュリュー翼の名前は、三銃士では敵役のリシュリュー枢機卿に由来しています。物語では悪役でしたが、実際は立派な宰相でした。
リシュリュー翼1Fをさらに進むと、贅沢な装飾が施されたナポレオン3世の居室を見学できます(展示室544)。
リシュリュー翼1Fには、カフェ・リシュリューがあります。
これでやっと1Fをほぼ見終わりました。次に、フランス絵画、北ヨーロッパ絵画が展示される2Fに上がります。私が訪問した2018年5月は改装中で若干展示位置が変わっていましたが、本来の位置でご紹介します。
ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」(1635年) リシュリュー翼/2F/910
フランス絵画の傑作の一つがこの作品です。右側の青年が、中央の娼婦とグルになってるいかさま師の男にカモにされている光景です。
⇒ 「ダイヤのエースを持ついかさま師」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
ラ・トゥール「大工聖ヨセフ」(1640年頃) リシュリュー翼/2F/910
大工である聖ヨセフが、幼いイエスの前で穴を開けている様子を描いています。
ラ・トゥール「灯火の前の聖マドレーヌ」(1642-1644年頃) リシュリュー翼/2F/910
⇒ 「灯火の前の聖マドレーヌ」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
フェルメール「レースを編む女」(1669‐1670年頃) リシュリュー翼/2F
現存する作品が少ないことで知られるフェルメールの2作品をルーヴルでは鑑賞することができます。小さい絵ですが、フェルメールの魂が伝わってきます。
フェルメール「天文学者」(1668年頃) リシュリュー翼/2F
アングル「トルコ風呂」(1862年) リシュリュー翼/2F/940
オダリスクと同じアングルの絵画で、アングル最後の傑作といわれています。
アングル「浴女」(1808年) リシュリュー翼/2F/940
デューラー「自画像、もしくはあざみを持った自画像」(1493年) リシュリュー翼/2F/815-816
⇒ 「自画像、もしくはあざみを持った自画像」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
ジャン=アントワーヌ・ヴァトー「ピエロ(旧称ジル)」(718-1719年頃) リシュリュー翼/2F
⇒ 「ピエロ(旧称ジル)」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「真珠の女」(1868-1870年頃?) リシュリュー翼/2F/952
モナリザをモチーフにした絵画です。
クエンティン・マサイス「金貸しとその妻」(1514年) リシュリュー翼/2F/811
イアサント・リゴー「ルイ14世の肖像」(1701年) リシュリュー翼/2F/916
ルイ14世は「太陽王」と呼ばれ、フランス王国の黄金期を築きました。ヴェルサイユ宮殿はその象徴です。
ジャン・クルーエ「フランソワ1世の肖像」(1530年頃) リシュリュー翼/2F/821
⇒ 「フランソワ1世の肖像」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
古代オリエント美術、古代ギリシア・ローマ美術(ミロのヴィーナス)、彫刻の鑑賞(0F)
傑作絵画の宝庫であるリシュリュー翼3Fの見学が終わり、0Fに降ります(1Fは見学済みなのでスキップ)。0Fは日本で言うと地上1階です。
先ほど見学していたリシュリュー翼側には古代オリエント美術が展示されています。ミロのビーナスを早く見たいところですが、逆側にあるので先にこちらを見学しました。
「バビロンの王のハンムラビ法典」(紀元前1792-1750年) リシュリュー翼/0F/227
ハンムラビ王によって作られた法令集および歴史書です。目には目を歯には歯を、というフレーズは有名です(ハンムラビ法典にこの通り書いてあるかは不明)。これは「復讐しろ」という意図でなく「何か悪いことをしてしまったら等価なもので償う必要がある(だから、するな)」ということらしいです。
⇒ 「バビロンの王のハンムラビ法典」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
「射手のフリーズ」(紀元前510年頃) リシュリュー翼/0F/307
不滅の軍隊といわれたダレイオス一世の最強の軍隊が描かれている宮殿の壁です。
「人面有翼の牡牛」(前721-705年) リシュリュー翼/0F
「ダレイオス1世宮殿の謁見の間の円柱の柱頭」(紀元前510年頃) リシュリュー翼/0F/307
⇒ 「ダレイオス1世宮殿の謁見の間の円柱の柱頭」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
「ヌ・バンダ、エビフ・イルの彫像」(前2400年頃) リシュリュー翼/0F/234
シリアのマリ遺跡の発掘されました。自らの存在を永遠のものにするために、自分の像を神殿に供えるために作られました。
⇒ 「ヌ・バンダ、エビフ・イルの彫像」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
オリエント美術の見学がおわり、いよいよ最後のハイライト「ミロのヴィーナス」を見学します。「ミロのヴィーナス」はドゥノン翼側の展示室345にあります。1820年にメロス島で発見されたギリシア彫刻です。ローマ神話では、女神ビーナス(ウェヌス)と呼ばれますが、元のギリシア神話では、女神アフロディーテと呼ばれるため、像の正式名称はアフロディーテです。名前などどうでもよく感じる美しさです。
通常は正面からの写真が多いですが、360度どこからでも見ることができるのが現地で鑑賞する特権です。
このエリアには他にも皇帝の像を中心に多くの古代ギリシア・ローマの彫刻が展示されています。
ギリシア・ローマ時代、イタリア半島にあった国家エトルリアの美術作品も展示されています。代表的なものは、以下のチェルヴェテリの夫妻の棺です。
「チェルヴェテリの夫妻の棺」(前520‐510年頃) ドゥノン翼/0F/420
⇒ 「チェルヴェテリの夫妻の棺」の説明(ルーヴル美術館公式サイト)
中世・近代のヨーロッパ彫刻で見逃せないのは、やはりミケランジェロの作品です。
ミケランジェロ「瀕死の奴隷」(1513—1515年) ドゥノン翼/0F/403
もう一体「抵抗する奴隷」も展示されています。
これで0Fの見学も終わりました。最後、地下一階(-1F)でめぼしい作品をいくつか見てルーヴル美術館の見学が終わります。ドゥノン翼側にある「ヨーロッパの女性」は必見です。
「ヨーロッパの女性」(後120-130年) ドゥノン翼/-1F/183
リシュリュー翼のマルリーの中庭には、マルリーの馬と呼ばれる大理石像が置かれています。広々した空間なので時間があれば、訪れると良いと思います。
最後に見ておきたいのがルーヴル宮の壕の遺跡です。ルーヴル美術館は昔、ルーヴル宮という宮殿で防御施設でもありました。その名残が、濠と城壁のあとです。
以上、かなり長くなりましたがルーヴル美術館の見学ルートと見どころをご紹介しました。ご紹介したものをすべて見学すると3時間くらいはかかってしまうと思います。カフェなど休憩できるところもあるので、ゆったりしたペースで休みながら見学すると良いと思います。最初にご紹介したように出口に向かう途中にミュージアムショップもあるので、お土産も買うことができます。
ルーブル美術館のショップ・お土産
モナ・リザなど有名作品を所蔵するルーブル美術館のショップは、グッズが充実しています。値段が手頃なものも多く、パリのお土産にもってこいです。
ルーブル美術館で一番人気は、やはりモナ・リザのグッズです。メモ帳もたくさん種類があります。
カラフルなモナ・リザのデザインのボールペンは2.7€とお手頃な価格です。
民衆を導く自由の女神のグッズも人気があります。Tシャツは25€です。
ノート、書類ケース、バインダーなどもステーショナリーもあります。
メモ帳、鉛筆、マグネット、キーホルダーなど安めのグッズがレジ前に並んでいます。
モナ・リザ、ミロのビーナス、サモトラケのニケなど人気作品のピンバッジは3.9€です。
ルーブル美術館のシンボル「逆ピラミッド」がデザインされたグッズもあります。
ダヴィッド作の名画「ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト」のグッズもあります。この絵は5枚ありますが、ルーブル美術館は1枚も所蔵していないはずです。ルーブル美術館は、一時期「ナポレオン美術館」と改称されていました。それだけ、ナポレオンとつながりの強い美術館なので、いいということにしましょう。
ルーブル美術館のオーディオガイド
ルーブル美術館のオーディオガイドは、専用のNintendo 3DS XLをレンタル、自分のiPhoneで公式アプリをダウンロード、の2つの方法で利用できます。Nintendo 3DS XL版のオーディオガイドのレンタル料金は€ 5です。利用はパスポートと交換になります。
上で紹介したように、ドゥノン翼やリシュリュー翼のゲートに入る手前で借りられます。
オルセー美術館・オランジュリー美術館をはしご
オルセー美術館は、ルーブル美術館とセーヌ川を挟んで徒歩15分くらいの距離にあります。下の写真は、オルセー美術館から見たルーブル美術館です。近さが理解いただけると思います。
オルセー美術館は、ルーヴル美術館と並んで芸術の都パリを代表する美術館です。印象派を中心にゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルノアール、モネ、マネなどの傑作を展示しています。
原則としてルーブル美術館は古代から1848年の2月革命の美術品を展示しており、オルセー美術館は1848年から1914年の第一次世界大戦開戦までの期間の美術品を展示しています。なお、1914年以降の作品は、ポンピドゥー・センターの「国立近代美術館」に所蔵されています。つまり、この3館を合わせて見学することで、古代から現代までの美術品を鑑賞することができます。オルセー美術館は3時間くらいで十分見学できるので、朝一からルーブル美術館を見学して、15時ころからオルセー美術館の見学をしても良いかもしれません。
以下の記事で、オルセー美術館を代表する作品の紹介、チケット予約方法、混雑を回避して見学する方法など、オルセー美術館を堪能するのにかかせない情報を解説してます。
オルセー美術館から徒歩ですぐのところにモネの睡蓮の間で有名なオランジュリー美術館があります。
オランジュリー美術館はルーブル美術館・オルセー美術館と比べて小規模なので1時間あれば見学することができます。オランジュリー美術館の見どころなどを下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
終了:ダヴィンチ没後500年記念展(2019/10/24~2020/2/24)
ダヴィンチ没後500年記念展は大盛況のうちに終了しました。予約がかなり難しかったようなので、入場できた方はダヴィンチの傑作を満喫できたことと思います。
ダヴィンチの没後500年を記念した特別展が2019年10月24日~2020年2月24日まで開催されています。
有名な「ウィトルウィウス的人体図(Vitruvian Man)」(期間限定)など、貴重なダヴィンチの作品が160点以上、展示さてています。
上で紹介したダヴィンチの作品の一部は、特別展での展示になっていますが、モナ・リザは通常通り「国家の間」での展示です。
なお、入場には時間指定チケットの事前予約が必須になります。
下記のURLから、上で説明したルーヴル美術館の入場チケットとほぼ同じ手順で予約ができます。ただし、大人気のため、すでに26万枚のチケットが予約されているとのことです。実際に予約サイトでも近い日程は予約がいっぱいです。早めの予約をおすすめします。なお、パリ・ミュージアムパスによる無料での予約が可能です。
展示場所は、ルーブルのピラミッドの下、ナポレオンホール(Hall Napoléon)です。
参考)ルーブル美術館の公式サイト
以上、ルーブル美術館の見学に必要な情報を解説しました。紹介したノウハウを活用して効率よく、ルーブル美術館の傑作を楽しんでください。
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人気観光スポットまとめ
ミュージアムパス
ルーブル美術館
エッフェル塔 チケット
エッフェル塔 見学ガイド
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凱旋門
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ヴェルサイユ宮殿
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ベルサイユ宮殿 行き方
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オルセー美術館
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セーヌ川クルーズ
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ポンピドゥ
近代美術館 サント・シャペル
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オペラ座
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夜景ツアー
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モンサンミッシェル
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地下鉄・RER ガイド
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地下鉄 お得なチケット
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ホテルの選び方
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オペラ地区
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オペラ地区
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マレ地区
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フランス国鉄
チケット -
フランス鉄道
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[PR]パリの人気現地ツアー パリにはルーブル美術館、エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川クルーズなど人気観光スポットがいっぱいです。
日本でのチケットの買い方、地下鉄の切符の買い方など
旅行書より詳しい説明、すごいと思います。
9月にパリに行く予定です。活用させていただきます。
ありがとうございます。
花立様
ご丁寧にコメントをいただき、大変うれしく、サイトを運営する励みになります。
今のパリは史上まれにみる暑さのようなので、9月までに気温が落ち着くとよいですね。
とても詳しくて助かりました。ありがとうございました。
michelle様
ご丁寧にご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
少しでもお役に立てたのであれば、大変うれしいです。
来年1月半ばに初めてパリに行く予定です。不安がいっぱいですが、
詳しい説明とても為になります。ありがとうございます。
真冬のパリの寒さはどれくらいでしょうか?
にこ様
コメントありがとうございます。
情報が少しでもお役に立てば幸いです。
気候ですが、パリの1月の最低/最高気温の平均は、8℃/3℃です。
東京が10℃/2℃なのでほぼ同じくらいです。
パリは室内に入ると暖房がすごく効いていて暑いので、
脱ぎ着しやすい服装が良い、とも言われています。
旅行中は、極寒の日も、比較的温かい日もあるので、私は重ね着で工夫しています。
極厚コート1枚でなく、
普通のコートと中に着られるインナーダウンを持っていき、天候に合わせて調整しています。
初めてのパリは不安な点も多いかと思います。
大変悲しいことですが、パリに限らず、観光客は悪い人に狙われます。それでも、
・バックはひったくられないようすき掛けにして前に持つ
・朝早く、夜遅くの移動は控える
・話しかけてくる人は相手にしない(特にカタコト日本語)
など一般的に言われることをきちっと守っていれば大丈夫だと思います。
また、パリなので多少のトラブルは置きて当たり前くらいに考えるのも良いと思います。
ストで地下鉄が停まっていた、とか、
目的地の駅が工事中でそのまま通過しちゃった、などはあるあるです笑
このような事を差し引いても、十分、十二分に楽しめるのがパリの魅力ですので、
楽しい旅行になるようお祈りしています。
細かいアドバイスをありがとうございます。
不安な気持ちが和らいで楽しみに変えられそうです!
これからまだまだ知りたいことがたくさん出てくると思っています。
また、質問させて頂いてもよろしいでしょうか?
はい、よろこんで。
パリは去年に続き、今年も9月、10月に行ってきたばかりなので、
私がわかる範囲であれば、なんでもお答えしますよ!
年末年始に初めてパリに行きます。前から色んなサイトを見て調べていましたが、コチラのサイトが断然わかりやすいです。ありがとうございます!質問させていただきたいのですがセーヌ川クルーズ(食事なし)は夜のライトアップが綺麗そうなのですが寒いので昼にしたほうが良いでしょうか?1/1は観光スポットがほとんど休みのようですのでエッフェル塔とセーヌ川クルーズ、サクレクール寺院くらいでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。
平嶋様
大変励みになるコメントありがとうございます。
1/1は公営の観光スポットがほぼ閉館で、観光するのに困りますよね。
私も同じ状況になる5/1にパリを観光しましたが、
本当にどこも開いていないので結局、ディズニーランド・パリへ逃げました笑
クルーズですが、夜景は本当にキレイだったので、おすすめなのですが、
真冬に観光クルーズ船に乗ったことがないので、人間が耐えられる寒さかちょっとわかりません。
パリジャンの船は、基本的にガラス張りなので、大丈夫だとは思うのですが。
#ちなみに、ディナー用のクルーズ船は外の風が入り込まないので快適でした。
別の視点として、どんより曇ってしまうと昼のクルーズは残念な景色になるので、
曇りなら夜景の方が断然良いと思います。
防風ジャケットやスマホ対応手袋など防寒対策をしっかりして、
当日の天気や気温で決めるというのはいかがでしょうか。
とてもわかりやすい説明で、ルーブル美術館への不安が少し和らぎました!ありがとうございます!
12月の初め頃にルーブル美術館に行く予定です。
金曜の夜、無料入場を狙って行こうとおもっているのですが
その場合は時間予約などはなく、直接ピラミッドの入り口からチケットをもらって入るしかないでしょうか?
山田様
コメントありがとうございます。
この記事の情報が少しでもお役に立てば嬉しいです。
さて、夜間入場ですが、金曜の夜間営業は有料です。
こちらは時間指定の予約が可能です。
入場待ちも少ないのですし、内部の比較的空くので、
有料ですが個人的にはおすすめです。
土曜日夜の営業は無料です。
確認したところ、時間指定予約はないようです。
また、もうしわけないのですが、
夜間営業時に、どの入場口が開いているかの最新情報がありません。
去年は、②パッサージュ・リシュリュー入口が夜間営業時はクローズしていました。
ですので、まず③カルーゼル入口へ行って、入場待ちの列があるか確認いただくと良いと思います。
入口がクローズしていたり、行列がない場合は、ピラミッド口へまわるのが良いと思います。
土曜夜の夜間無料に行かれたら、入場の状況など、
情報をいただけると大変ありがたいです。
お返事ありがとうございます。
金曜の夜は、26歳以下入場無料と書かれた記事をよく見かけるのでその方法で入場する予定でした。
その方法で入場する場合は、土曜の夜と同じように予約はできなさそうですね。
入り口は初めからピラミッドに行ってみる事にします。
丁寧なご説明ありがとうございます。
山田様
お歳を存じあげなかったので大変失礼いたしました。
はい、26歳未満の方の、金曜夜間の入場無料はルーブル公式ページにも記載されていますので、ご安心ください。
> – 毎週金曜日18時以降の夜間開館時:国籍に関わらず、26歳未満の方は常設展への入場無料(年齢の分かる証明書をご提示ください)
https://www.louvre.fr/jp/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%96%99%E8%A6%B3%E8%A6%A7%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85
※英語サイトでもunder the age of 26となっているので、26歳未満が正しいようです
私が9月末にルーヴルへ入場したのも金曜夜18時でした。
カルーゼル入口から入場しましたが、空いていて列には誰も並んでいませんでした。
最近、ダヴィンチ特別展がはじまりましたがが、それでも入場待ちが長いということはないと思います。
金曜夜の件安心しました!
ありがとうございます!
ルーブル美術館と関係ないのですが
もう一つ教えていただきたい事があるのですが、、
セーヌ川クルーズのディナーはどの会社のものがオススメなどあったら教えてほしいです。
また、コンコルド広場近くのホテルに泊まる予定なのですが船の乗り場までの行き帰りは徒歩でも心配ないかどうかももしわかれば教えてほしいです( ; ; )
また、コンコルド広場あたりの
山田様
ディナー・クルーズは、下記記事に記載しているバトー・ムッシュがコスパを考えるとおすすめです。コンコルドからだと、パリジャンより乗り場が近いですし。
https://urtrip.jp/paris-seine-cruise/
行きは時間的に徒歩でも大丈夫だと思います。
帰りは23時過ぎなので、タクシーが無難ですかね。
セーヌ川北岸の道路は、遅くてもそれなりに交通量はあった気がしますが。
deeluxe様 はじめまして 大変わかりやすく解説されていて、とても心強く、感心しております。
2月にダビンチ展に行く事を予定しており、チケットサイトを確認しましたら、すべて白抜き…もう完売と言うことなのでしょうか?
現地のチケットセンターでの購入方法について、もし、お分かりになりましたら、アドバイスいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
内田様
コメントありがとうございます。
確認しましたが、ダビンチ展のチケットは全日完売しているようですね。
>現地のチケットセンターでの購入方法について
こちらは、通常の入場チケットをルーブル美術館の窓口で購入する方法についてのご質問でしょうか。
# ダビンチ展のチケットはオンラインのみでの発売と記載されています
以上、ご回答いたします。
deeluxe様
はじめまして。
コメント失礼致します。
1/10(金)19時頃にルーブル美術館への訪問を計画しています。
現在の時期は閑散期と把握しておりますが、
当日の朝にミュージアムパスを購入して、当日の夜の予約が取れるのかを懸念しております。
もしレオナルド・ダ・ヴィンチ展等の関係で閑散期とはいえど当日予約は難しい等の傾向がありますことをご存知でしたら、ご教示頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
天沢
天沢様
コメントありがとうございます。
予約サイトで同様の条件で確認するのが確実かと思い、本日(1/3)が同じ金曜日なので確認してみました。
現在フランス時間の10:30ですが、18:30以降であれば予約可能でした。
1/3と比べて1/10が極端に混雑しないとすると、
予約できる可能性が高いのではないかと思います。
ただし、18:00以前はすべて予約が埋まっていますので、
朝できるだけ早くパスを購入し、即予約することをおすすめします。
あくまで似た条件からの推測ですが、参考になれば幸いです。
ルーブル美術館のチケットを購入したのですがEPML DE INTERNET: Payment ticketというメールはきたのですがLouvre booking confirmation E-Tickeというメールが来ないです。
これはチケットを購入できているのでしょうか??
ryu様
コメントありがとうございます。
通常であれば、Louvre booking confirmation E-Ticket も届くはずです。
迷惑メールに分類されていないか確認してみてください。
メールの本文中には、以下のチケットをダウンロードするためのリンクがあります。
Download your tickets to print
or
Download your Mobile-Tickets
これがなければ、チケットをダウンロードできないので、この記述をご確認ください。
※表記が変わっている可能性があります
こんにちは。近々パリに行きますのでミュージアムパスを購入しようと思っています。
それで質問なのですが、ミュージアムパスは規定日数以内なら入り放題ということですが、ルーヴル美術館1ヶ所に何度も入ることは可能でしょうか?
もし可能なら4日間のパスを購入して毎日ルーヴルに行きたいのですが。(オルセーなど他の場所にも行くとは思いますが)
Amalia様
コメントありがとうございます。
ルールが頻繁に変更されるのですが、最新の情報を確認する限り、
ルーブル美術館を含めて1施設1回のみの入場のようです。
つまり、再入場はできないかと思います。
※以前は何回でも入場できました。
ルーブル美術館に関しては、記事記載の通り、
しばらくの期間は事前の時間指定が必要なのでご注意ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
deeluxe様
10月にアドバイスを頂いたにこです。
当初1月の予定でしたが諸事情にて2月に行ってまいりました。
今回短期間でしたので忙しく回ってきましたが、モンサンミッシェルの
島内に宿泊し、ルーブル美術館もまあまあの人混みで無事見学し、
初めての渡仏は満足で帰ってきました。心配していたストライキも
私が行った1週間前に終わっていたので落ち着いた感じでした。
いま、コロナウイルスで世界がざわついていますが、広範囲に影響が出る前に
行ってこられて幸いでした。
とりあえず、ご報告です。
にこ様
おかえりなさいませ!無事に帰国されたとのこと、安心いたしました。
ご報告をいただき、たいへんよろこんでおります。
ストライキと新型肺炎のはざまの絶妙なタイミングでしたね。早くても遅くても旅程に大きな影響が出ていたと思います。
モンサンミッシェルも島内にステイされたとのこと。日帰りでは見られない島の様々な姿はご覧いただけたでしょうか。
にこ様の次の旅行にも当サイトがお役に立てれば幸いです。