【2023年現地調査】「ウェストミンスター寺院」チケット予約・混雑回避方法・見どころ 完全ガイド

ロンドン


ロンドンで人気の世界遺産ウェストミンスター寺院」の見どころチケット予約方法行列回避方法など、見学に役立つ情報をわかりやすく解説します。

新型コロナ後(2023年1月)にウェストミンスター寺院を再訪問しました。最新の現地情報などを更新・追記しました。

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、イギリス王室の戴冠式が行われるロンドンで最も権威ある教会です。ビックベンがあるウェストミンスター宮殿とともに世界遺産にも登録されています。

混雑しますし、入場料も高いので、外観見学だけで済ます場合も多いと思います。しかし、ウェストミンスター寺院の内部には天国かとおもうほど美しいレディチャペルなど見どころがたくさんあります。

目次

ウェストミンスター寺院 最新情報(2023年3月更新)

2023年現在、ウェストミンスター寺院は新型コロナ前とほぼ同じように見学できます。

オンラインでの入場予約チケット購入は必須ではありません。ただし、現地で確認した限りは事前予約している観光客の方が多い印象でした。

戴冠式の準備のため2023年4月25日~5月7日は入場ができないようです。最新情報は公式サイトを確認してください。

ウェストミンスター寺院の攻略ポイント

ウェストミンスター寺院見学の計画をたてる上で、知っておきたい攻略ポイントをまず解説します。

攻略1:ウェストミンスター寺院とは?

イギリス国王の戴冠式が行われることで有名なウェストミンスター寺院の歴史は7世紀初頭までさかのぼります。

寺院の基礎は11世紀にエドワード懺悔王の命で建設されました。その後、13世紀にヘンリー3世が改装を始め14世紀には現在の形になりました。

歴代のイギリス国王が埋葬されており、2011年にはウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式をあげたのも記憶に新しいところです。

2022年9月には世界中の人々から愛された女王エリザベス2世が逝去されました。女王の国葬も9月19日にウェストミンスター寺院で行われました。多くの方が哀悼の意を示すため、ウェストミンスター寺院に集まりました。

ウェストミンスター宮殿、ならびに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院」として1987年に世界遺産として登録されています。聖マーガレット教会は、同じ敷地内にあります。

ロンドンには、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)と、ウェストミンスター大聖堂(Westminster Cathedral)の2つの教会があります。別の教会なので気をつけてください。寺院はイギリス王室が最高権威者である英国国教会に属しますが、大聖堂はカソリック教会です。

攻略2:ウェストミンスター寺院の見どころ

ウェストミンスター寺院の見どころをいくつかピックアップしてご紹介します。

レディチャペル

ヘンリー7世のお墓があるレディチャペルは「世界の驚異」と言われるほど美しい礼拝堂です。

エドワード懺悔王の礼拝堂

ウェストミンスター寺院を作ったエドワード懺悔王のお墓がある礼拝堂です。

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

エリザベス1世のお墓

大英帝国の礎を作った女王エリザベス1世のお墓など、イギリスの歴代国王のお墓があります。

詩人のコーナー

国王のお墓だけでなく、チョーサー、ディケンズなどイギリスを代表する作家・詩人のお墓があります。詩人だけでなく、ニュートンなど科学者のお墓や記念碑もあります。

攻略3:混雑具合・行列の回避方法

ウェストミンスター寺院は、ロンドンの主要観光地で一二を争うほど混雑します。新型コロナ前は1時間待ちもざらにありました。行ってみたら大行列で入場を諦めたというケースも多いです。

事前に時間指定の入場チケットを購入していると優先レーンから入場できまます。

最終入場が15:30と早いので、ウェストミンスター寺院を中心にスケジュールを組むことをお勧めします。

新型コロナ後2023年1月に訪問したときは閑散期で行列は短かったです。

時間指定チケットを予約している人が先に案内され、ロンドンパス利用を含む当日購入は入口左側の列で待ちました。

攻略4:安く入場する方法は?

ウェストミンスター寺院は「ロンドン・パス」の対象施設です。

入場料が27£と高額なので、ロンドンパスを購入するとお得になるケースが多いです。

ロンドン・パスについて下記記事で詳しく説明しているので参考にしてください。かなりお得なパスなので、ウェストミンスター寺院で使わなくても、他の観光スポットだけでお得になる可能性もあります。割引購入する方法もご紹介しています。

ロンドン・パスのデメリットは優先入場できない点です。

閑散期であればロンドン・パスを使った通常入場でも長くは待ちませんでした。

次の項目でウェストミンスター寺院のチケットを安く購入する方法もご紹介しています。

攻略5:ウェストミンスター寺院の写真撮影

個人的な写真撮影は許可されています。ただし、動画撮影、フラッシュ・自撮り棒・三脚の使用は禁止されています。

また、礼拝に関連する撮影は禁止されています。

※2019年までは写真撮影が禁止されていました

ウェストミンスター寺院の写真(公式サイト)

攻略6:所要時間の目安

オーディオガイドを聞きながら見学するので、入場待ちの時間を除いても所要時間最低1時間半かかります。

ウェストミンスター寺院の入場料・チケットの選び方

ウェストミンスター寺院の入場料

入場料は以下の通りです(2023年3月現在)。

チケット料金

大人(Adult:18-64歳):£27

学生・シニア(Concessions:65歳-):£24

子供(Child:6-17歳):£12

安くチケットを予約できる日本語サイトは?

公式サイトの予約は英語になるので、日本語で安く予約できるサイトを調べてみました。以下が調査結果です。

公式サイト
Klook ウェストミンスター寺院 予約
GetYourGuide ウェストミンスター寺院 予約

※2023年3月調査(最新価格は各サイトをご確認ください)

ウェストミンスター寺院のチケットを安く予約するポイント

①Klook 割引クーポンの利用方法

当サイト限定の600円割引クーポンの適用で公式サイトよりも安く予約できます。

予約方法を簡単に説明します。最初に下記ボタンで600円割引クーポンを取得します。

Klook 600円OFF クーポン

初回予約限定
最低利用金額:2,000円
有効期限:2023/12/31
アプリ予約限定
このリンク からアプリをインストール後、アプリから下記手順で予約してください

クーポンを取得したら下記ボタンでKlookのチケット予約ページにアクセスします。※当サイト限定クーポンのため、このボタンからアクセスしないと利用不可になるので注意
ウェストミンスター寺院の入場チケット予約(Klook:日本語)

画面の指示にしたがってユーザー登録をして予約を進めます。お客さま情報の入力まで進むと画面の下に「クーポンコードを使う」があるのでタップします。

コピーしたクーポンコードを貼り付けてください。コード URTRIPKL6 を直接入力しても大丈夫です。クーポンを選択したら画面を下へスクロールして「確認」ボタンをタップします。

URTRIPKL6
600円OFF クーポン
期限:2023年12月31日 12:59午前
URTRIPKL6
-£ 3.75

割引が適用されて、公式サイトより安くなりました。
£ 21.25
£ 3.75割引
-£ 3.75

②GetYourGuideでの予約

GetYourGuideは販売事業者がウェストミンスター寺院になっているので、ほぼ公式と言えるかもしれません。

GetYourGuideでの予約はこちらから
ウェストミンスター寺院の入場チケット予約(GetYourGuide:日本語)

公式サイトは予約が英語になりますが、次の項目で予約方法を説明しています。

ウェストミンスター寺院はロンドン・パスで入場できるか?

ウェストミンスター寺院は観光パス「ロンドン・パス」(The London Pass)で入場できます。

27€と入場料が高いためウェストミンスター寺院だけで、ロンドン・パス1日券の約1/3の元が取れます。

ウェストミンスター寺院にお得に入場したい場合は、ロンドン・パスが有効です。

私は新型コロナ後の2023年1月もロンドン・パスを使いました。ロンドン・パスで入場した様子は記事後半を参考にしてください。

ウェストミンスター寺院 公式サイトのチケット予約手順

ウェストミンスター寺院 公式サイトでのチケット予約方法を解説します。

(1)チケット予約ページにアクセス

まず、ウェストミンスター寺院のチケット予約ページにアクセスします。

ウェストミンスター寺院公式サイト チケット予約(英語)

Choose a date(日付を選択)をタッチします。

(2)日付を選択

カレンダーが表示されるので、入場日を選択します。日曜は礼拝のみ(Open for services only)で観光客は入場できません。

日付を選択すると、カレンダーの下に選択した日が表示されます。Choose a entry time(入場時間を選択)をタッチします。

時間帯を選択します。

入場日・入場時間帯が表示されるので確認して、Accept(受理)をタッチします。

(3)チケット枚数を選択

予約するチケット枚数をAdult(大人)、Student(学生)、Child(子供:6-16歳)、Senior(シニア:60歳以上)、Family 1 Adalt 1 Child(家族:大人と子供)に分けて入力します。入力したらAdd to Basket(買物かごに追加)をタッチします。

現在は上記料金よりも値上がりしています

画面を下にスクロールすると、買い物かごに予約するチケットが表示されています。Continue(続ける)をタッチします。

(4)オプションの選択

寺院の上層部にあるクイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリー入場チケットを購入する場合は枚数を入力します。不要の場合は、Continue(続ける)をタッチします。

続いて記念品などの購入オプションです。不要だったら同様に、Continue(続ける)をタッチします。

(5)購入者情報を入力

続いて、購入者情報の入力画面になります。

以下の通り、Select Title(敬称を選択 男性 Mr/女性 Ms)、First Name(名前:ローマ字)、Last name(名字:ローマ字)、Country(国:Japanを選択)、Address line1~Postcodeは下記参照、Email Adddress(電子メール)、Confirm Email Adddress(電子メール:確認)、Phone Number(携帯番号)を入力します。I agree to terms…(利用規約の同意)もチェックします。

住所の入力例

「〒123-4567 東京都新宿区大久保1-1 ABCマンション123」の場合
Address 1: 1-1 Ookubo
Address 2: #123 ABC MANSION
City / Town: Shinjuku-ku, Tokyo
Postcode:123-4567

画面下のPay now(支払いに進む)をタッチします。

(6)クレジットカード情報の入力

続いて支払いに使うクレジットカードの情報を入力します。

まず、リストからVISA、MASTERなど利用するカードを選択します。

続いて、以下の通り、Name(カード記載の名 姓)、Card Number(カード番号)、Expiry(有効期限:月/年の順)、CVC(裏面3桁数字)を入力します。入力したら、Confirm and details(詳細の確認)をタッチします。

この後、確認画面が表示され、問題なければ支払いが完了します。登録したメールアドレス宛に電子チケットが届きます。

ウェストミンスター寺院の営業時間・休館日

開場時間

・月曜-土曜:09:30 – 15:30 ※最終入場

休館日

・日曜(礼拝のみで観光客は入場不可)

※2023年3月現在

ウェストミンスター寺院は儀式などで営業時間が変わりますので、公式サイトの営業時間を事前にチェックしてください。
営業時間(ウェストミンスター寺院公式サイト)

ウェストミンスター寺院への行き方

ウェストミンスター寺院の地下鉄の最寄駅はWestminster(ウェストミンスター)駅です。ロンドンのシンボルであるビッグベンのすぐ横にある駅です。駅から寺院までは徒歩4、5分です。

<出所>Openstreetmapを加工

ロンドンの地下鉄の乗り方はこちらの記事を参考にしてください。

上のマップの通り、駅を出てウェストミンスター宮殿沿いを進むと寺院が見えてきます。

寺院の入口は、駅から離れた西側にあります。ウェストミンスター寺院の双塔のファサードがある方です。

ウェストミンスター寺院の入場方法・当日チケットの買い方

前半で2019年時点(繁忙期)の様子をご紹介し、後半で新型コロナ後2023年1月(閑散期)の様子をご紹介します。

ウェストミンスター寺院の入場口は、上のマップで示した西側のファサードの左手にあります。

寺院の脇の道を進みます。

2019年時点(繁忙期)の様子

寺院の入口の手前で、手荷物検査があります。朝一で行ったので人が少なかったですが、混雑時は、この手前から行列ができていることがあります。

北側ファサードが教会内への入口です。公式サイトで優先入場チケットを予約している場合は、左側つまりファサードの正面の列に、ロンドン・パスや当日券の購入、時間指定以外の事前予約チケットは奥に進んで列に並びます。

北側ファサード正面から見ると、このような感じです(上のアクセスマップを参考にしてください)。

私はロンドン・パスでの入場なので奥の一般の列に並びました。チケットを当日購入する人も同じ列です。チケット窓口は教会の中にあります。

私は、開場30分前の9時に並び始めたので列の先頭の方でしたが、開場時間の9時半には後ろに長蛇の列ができていました。

開場直前には、優先入場の列も長くなっていました。開場時間になると、まず優先入場の人たちが先に入場します。一般列は、優先入場の人が入場し終わってからの入場なので、先頭でも入場まで10分以上待たされました。

結局、9時40分すぎの入場になりました。当日のチケット購入も同じチケット窓口です。事前予約している場合は、電子チケットでそのまま入場します。

2023年時点(閑散期)の様子

上と同じように開場30分前の9時に入口へ行きました。早朝礼拝があり生徒だけが中に入ることができました。

内への入場は9時30分からとのことでした。特に列を作るわけでもなく20~30人の観光客が門の前で待っていました。

9時30分になり入場が始まりました。

列の分かれ方は2019年と同じでした。入場時間指定の優先入場チケットをもっている人は手前(右側)の列に並び優先して入場します。ロンドンパス利用を含む当日購入の人は、一旦、奥(門の左側)の列に並びます。当日購入の列は、優先入場の状況を見ながら、少しずつ入場させているので進みが遅いです。

当日購入の列は入場するとすぐにチケット窓口があります。ロンドン・パスを利用する場合は、パスを提示してチケットを受け取ります。

入場後、マルチメディアガイド(オーディオガイド)を受け取ります。

ウェストミンスター寺院の公式アプリ

ウェストミンスター寺院では、マルチメディアガイドと同じ説明を聞くことができる公式アプリをダウンロードできます。

ただし、チケットには無料でマルチメディアガイド(オーディオガイド)が付いてきます。ですので、現地ではアプリがなくでも基本的には大丈夫です。
 

現地で利用する場合は、メニューからオフラインモードを選択して、事前にデータ(188MB)をダウンロードしておくと良いです(ダウンロードしておかないと、動画の再生が遅くて使い物にならなそうです)。

ウェストミンスター寺院のマップ

ウェストミンスター寺院にはたくさんの見どころがあります。下のマップの通り、見学の順路が決まっています。②無名戦士の墓から見始めて、最後に①エドワード王の椅子(戴冠式の椅子)を見ます※オーディオガイドの番号とは異なります。

<出所>ウェストミンスター寺院公式サイトのマップを加工
2023年1月訪問時は、戴冠式準備のため①戴冠式の椅子の展示は見られず、歩廊から外へ直接出るルートに変わっていました。

基本的には、オーディガイドの説明の順番に進めば大丈夫です。ただし、オーディオガイドは、⑨詩人のコーナーで返却になります。⑩以降の説明は公式アプリでしか聞くことができません。

ウェストミンスター寺院の見どころ・見学コース

以降、ウェストミンスター寺院の見どころを見学コースの順に解説します。

②無名戦士の墓:Tomb of the Unknown Warrior

通路を抜けて寺院の内部に入ると、無名戦士の墓があります。第一次世界大戦で犠牲になった兵士の遺体をフランスから持ち帰り、埋葬したお墓です。

無名戦士の墓から身廊(Nave)を前方に進みます。

③科学者のコーナー:Scientists’ Corner

クワイヤ(聖歌隊席)の入口手前の左側には科学者のお墓が集まっています。

クワイヤ入口の左側には、ニュートン力学を確立したアイザック・ニュートンの記念碑があります。

2018年に亡くなられた理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士の墓碑も近くにあります。

④クワイヤ:Quire

寺院の中心には、聖歌隊席(クワイヤ)があります。1000年以上にも渡って、聖歌隊が毎日賛美歌を斉唱しています。

⑤主祭壇:High Altar and Cosmati Pavement

クワイヤの先に、金色に輝く巨大な祭壇があります。1日4回、ここで礼拝が行われます。

祭壇の手前の床は、美しい幾何学模様のモザイク(コマスティ)で装飾されています。

⑥エドワード懺悔王の礼拝堂・歴代王の墓:Tombs of medieval kings and queens

主祭壇左側の通路には、歴代のイギリス国王のお墓や礼拝堂が並んでいます。ウェストミンスター寺院を現在の形に完成させたヘンリー3世のお墓やヘンリー5世の礼拝堂などがあります。

教会の中心部にあるのがエドワード懺悔王の礼拝堂です。イギリス国王はエドワード懺悔王の法を守ることを誓って、戴冠を受けます。

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

老朽化が進んでいて、そばには近寄れず、この写真のような感じで見学します。

⑦エリザベス1世とメアリー1世の墓:Tomb of Elizabeth I and Mary I

レディチャペル手前の左側の入口からエリザベス1世とメアリー1世の墓へ入ることができます。

スペインの無敵艦隊を破るなど大英帝国の礎を築いた女王エリザベス1世と、異母姉で前の女王だったメアリー1世のお墓があります。

反対の右側にも部屋があり、スコットランド女王メアリーなどのお墓があります。

⑧レディチャペルとヘンリー7世墓:Lady Chapel and tomb of Henry VII

教会の東側奥にあるのが、16世紀に作られたヘンリー7世のお墓があるレディチャペルです。16世紀の歴史家ジョン・リーランドが「世界の驚異」と呼んだ礼拝堂です。

天国を思わせる美しさで、この礼拝堂を見るだけでもウェストミンスター寺院を見学する価値があると思います。

チャペルの真ん中には美しい天井を鑑賞するための鏡が置かれています。

奥にはヘンリー7世と王妃エリザベス・オブ・ヨークのお墓があります。

⑨詩人のコーナー:Poets’ Corner and tomb of Geoffrey Chaucer

チョーサー、ディケンズなどイギリスを代表する詩人や作家のお墓が集まっています。

こちらは、ヴィクトリア朝時代の小説家チャールズ・ディケンズのお墓です。「オリバー・ツイスト」「クリスマス・キャロル」などの作品で知られています。

イギリスで最も有名な作家シェークスピアは記念碑だけがあります。彼のお墓はストラトフォードにあります。

⑩歩廊:Cloisters

詩人のコーナーを見学した後は、歩廊に出ます。歩廊から⑪チャプターハウス、⑫宝具室を見学できます。なお、歩廊とチャプターハウスは写真撮影が許可されています。

歩廊は、美しい緑の中庭を囲んでいます。

⑪チャプターハウス:Chapter House

歩廊の東側の中程に、13世紀に建てられたチャプターハウスへの入口があります。修道士達があつまる集会所でした。

八角形をした建物で、アーチ型の天井が特徴です。

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

⑫ピックス礼拝堂:Pyx Chamber

チャプターハウスの入口の右側にあるのが、1070年頃に建てられた聖具室で、最も古い建物の一つです。13世紀ころから宝具室として利用されています。

14世紀初頭に作られた重いオークのドアがあります。

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

歩廊から再び寺院へ戻ります。

2023年1月訪問時は、戴冠式準備のため「①エドワード王の椅子(戴冠式の椅子)」展示エリアにはいけませんでした。歩廊から寺院に戻らずに外へ直接出るルートに変わっていました。

①エドワード王の椅子(戴冠式の椅子):Coronation Chair

出口の手前にある厳重に囲われた中にあるのがエドワード王の椅子(Coronation Chair)です。1296年にエドワード1世の命によって作られた椅子で、イギリス王室の戴冠式(Coronation)で使われます。女王エリザベス2世も戴冠式で座りました。

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

もともと座面の下に、スクーンの石(Stone of Scone)がはめ込まれていました。スコットランド王が代々戴冠式に使っていた石でしたが、イングランド王のエドワード1世が奪い去って、この椅子にはめ込んでいました。

スクーンの石は長年、スコットランドとイングランドの争いの原因となってきたため、1996年にスコットランドへ返却され、現在はエディンバラ城に置かれています。余談ですが、アフタヌーンティに欠かせないスコーン(Scone)の名前は、スクーンの石に由来しています。

以上、見学コースは終了です。出口は西側にあります。双塔があるファサードのところに出ます。

ウェストミンスター寺院のショップ・お土産

出口の左側にウェストミンスター寺院ショップ(The Westminster Abbey Shop)があります。寺院のチケットがなくても入店できます。

ショップにはガイドブック、キーホルダー、マグネット、ペンなどのウェストミンスター寺院のグッズなどが1£くらいからあります。

クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ

<出所>© Dean and Chapter of Westminster

クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズはウェストミンスター寺院の上層部に位置するギャラリーです。

700年非公開だった回廊をエリアを改装して2018年にオープンしました。

寺院が所蔵する300点の歴史展示物や美しい景観を楽しむことができます。

別チケットが必要です。公式サイトで寺院のチケットと一緒に予約できます。

参考)ウェストミンスター寺院の公式サイト

ウェストミンスター寺院公式サイト

以上、「ウェストミンスター寺院」の混雑回避の方法、公式サイトでの予約方法、見どころ、見学ルートなどを詳しくご紹介しました。

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