ディズニーランド・パリの「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」の全アトラクションについて、楽しみ方の攻略法や待ち時間の目安などを含めて、詳しく解説します。
また、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークのマップ上に各アトラクションの場所を日本語で記載しました。
ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク(Walt Disney Studios Park)は、ディズニーランド・パークより規模が小さく、アトラクションも3分の1程度しかありません。現在、大幅な開発を進めており、マーベルのエリア、アナ雪のエリアなどが続々とオープンする予定です。記事後半で、今後オープン予定のアトラクション・エリアを紹介します。
なお、ディズニーランド・パーク側の全アトラクションは以下の記事で解説しています。
目次
ウォルト・ディズニー・スタジオ アトラクションリスト・待ち時間
エリアごとのアトラクション一覧に、待ち時間の目安を記載しました。をタップすると各アトラクションの詳しい説明にジャンプします。目次がわりに使ってください。
戻る時は、ブラウザのを使うと便利です。
ウォルト・ディズニー・スタジオ アトラクション攻略法
ウォルト・ディズニー・スタジオには10くらいしかアトラクションがありません。1日での制覇も可能です(物足りないくらい?)。ただし、待ち時間が長いアトラクションが多いので効率良く乗らないと、すべて乗ることが難しいです。
上のリストの待ち時間を見てもわかるように、人気アトラクション ベスト3は、ザ・トワイライトゾーン タワー・オブ・テラー、クラッシュ・コースター、ラタトゥイユ(レミーのおいしいレストラン):ジ・アドベンチャーです。また、トイ・ストーリー・プレイランドのRCレーサー、トイ・ソルジャー・パラシュート・ドロップも常時待ち時間が長くなります。
「ザ・トワイライトゾーン タワー・オブ・テラー」、と「ラタトゥイユ」はファストパス(FP)対応です。ザ・トワイライトゾーン タワー・オブ・テラー ⇒ ラタトゥイユ の順にFPを取るのが効率的です。
クラッシュ・コースター、RCレーサー、トイ・ソルジャー・パラシュート・ドロップはFP未対応です。RCレーサー、トイ・ソルジャー・パラシュート・ドロップは朝一であれば空いています。
ただし、クラッシュ・コースターは朝一から行列ができます。シングルライダー対応ですが、シングルライダーの待ち時間も長いです。直営ホテル宿泊者は優先入場「エクストラマジックタイム」を利用するのがベストです。
ウォルト・ディズニー・スタジオのマップ
公式パンフレットよりウォルト・ディズニー・スタジオ・パークのマップを引用します(クリックで拡大)。
ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークは、以下のようにエリアが別れていますが、狭いので、あまり意識する必要はありません。
(1)トゥーン・スタジオ: Toon Studio
(2)プロダクション・コートヤード: Production Courtyard
(3)バック・ロット: Backlot
(4)フロント・ロット: Front Lot
2020年現在、バック・ロットは改装中で入場できなくなっています。
以降、エリアごとに各アトラクションを詳しく紹介します。ディズニーランド・パークでは人気アトラクションをまとめて紹介しましたが、数が少ないので一気に紹介します。
(1)トゥーン・スタジオ: Toon Studio
ラタトゥイユ(レミーのおいしいレストラン):ジ・アドベンチャー: Ratatouille: The Adventure
レア度:★★★
混雑度:★★★ (45分待ち)
絶叫度:★☆☆
FP対応
パリを舞台にしたディズニー映画「レミーのおいしいレストラン」をテーマにしたアトラクションです。「レミーのおいしいレストラン」の原題が「ラタトゥイユ」なので「ラタトゥイユ:ジ・アドベンチャー」という名称になっています。
ライドに乗りながら、3Dで表現されるレミーの世界を体験します。オーブンの炎で熱くなったり、冷蔵庫の中で寒くなったり、臨場感たっぷりのアトラクションです。2021年にはフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにも登場する予定ですが、今はパリでしか楽しめない、パリ・ディズニーを代表するアトラクションです。
スタジオ・パークの一番右奥にあります。三大人気アトラクションなので混雑しますが、ファストパスとシングルライダーに対応しているので1時間以上待つことはあまりありません。シングルライダーの待ち時間は、いつも比較的短めなので、活用してください。
ファストパスは入り口のすぐ右手にある、この建物で発券できます。
昔のTDL/TDSと同じように、チケットのQRコードを読み取らせると、紙のファストパスが発券されます。
レミーの世界を体験するので、ライドもネズミのデザインです。微妙にかわいくないです。
物語はレミーとグストーがレストラン「グストー」の屋根裏で会話しているシーンから始まります(3D映像を撮影しているのでボケていますが)。
本当にねずみになったみたいに臨場感たっぷりで、個人的にはレミーに乗るためだけにパリ・ディズニーに来る価値があるくらい好きなアトラクションです。
アトラクションの横には、ラタトゥイユなどレミーの料理が食べれるレストラン「ビストロ・シェ・レミー」があります。人気なので事前予約がおすすめです。
クラッシュ・コースター: Crush’s Coaster®
レア度:★★★
混雑度:★★☆ (60分待ち)
絶叫度:★☆☆
クラッシュ・コースターは「ファインディング・ニモ」をモチーフにしたパリにしかないオリジナルアトラクションです。亀のクラッシュが海流に乗って旅するシーンをイメージしたジェットコースター型のアトラクションです。
ニモだから子供向けかと思いきや、ライドが横に回転しながら、レールの上を激走するという、激しいアトラクションです。普通のジェットコースター以上に酔います。
スタジオパークの三大人気アトラクションの中で唯一、ファストパスに対応していないのでガッツリ並ぶしか無いアトラクションです。直営ホテル宿泊者の優先入場「エクストラマジックタイム」(EMT)を利用するのがベストですが、EMT時間帯でも出遅れると1時間近く待ちます。
シングルライダーにも対応していますが、スタンバイと待ち時間が変わらないことが多いです。運が悪いとスタンバイ以上に待つかもしれません。
クラッシュ・コースターの乗り場は、Studio 1を抜けて手前右奥にあります。
EMT時間帯に行きましたが、出遅れたため1時間待ちコースでした。
キューラインには、ニモやドリーが書かれた(ダイビングスクール)の看板などがありました。
パークのWifiにつなぐと、ニモのゲームが遊べます。ただし、屋外エリアしかWi-fiがつながらず屋内に入ると遊べなくなります。
ライドの説明ビデオも流れていました。説明ビデオではライドが激しく流されていますが、実物はもっと激しいです笑
ライドは亀の甲羅のかたちをしています。二人ずつ背中合わせに座ります。動き出すと、横にくるくる回転するので前向きの席でも、後ろ向きの席でも同じです。
アラジンのマジック・カーペット: Les Tapis Volants – Flying Carpets Over Agrabah®
レア度:★★☆
混雑度:★★☆ (15分待ち)
絶叫度:★☆☆
映画「アラジン」をモチーフにしたフライングカーペットです。ディズニーシーにある「ジャスミンのフライングカーペット」とほぼ同じアトラクションで、空飛ぶ絨毯に乗って旋回します。
パークの手間右奥、クラッシュ・コースターの右隣にあります。以前は、ファストパス対応アトラクションでしたが、現在は発券されていないようです。
カーズ・四輪ラリー: Cars Quatre Roues Rallye
レア度:★★☆
混雑度:★★☆ (25分待ち)
絶叫度:★☆☆
マックイーン、メーターなど映画「カーズ」に登場する車に乗って回転するコーヒーカップ型のアトラクションです。上海ディズニーランドのトイストリー・ランドにある「ウッディーのラウンドアップ」のカーズ版です。
パークの右側、クラッシュコースターの向かいにあります。いつも待ち時間が長めです。
RCレーサー: RC Racer
レア度:★★★
混雑度:★★★ (50分待ち)
絶叫度:★★★
トイ・ストリーのラジコンカー「RC」型のライドに乗って、三日月型のコースを急上昇・急降下するアトラクションです。パリに最初に登場しましたが、現在は香港ディズニーや上海ディズニーのトイストーリーランドにも同様のアトラクションがあります。
パーク右奥、トイ・ストーリー・プレイランドにあります。ファストパス未対応ですし、乗車時に荷物を反対側の棚に置くため時間がかかり、待ち時間が長めです。朝一に乗ることをおすすめします。
トイ・ソルジャー・パラシュート・ドロップ: Toy Soldiers Parachute Drop
レア度:★★★
混雑度:★★★ (50分待ち)
絶叫度:★★☆
トイ・ストーリーのソルジャー達と一緒にパラシュートの飛行訓練をするフリーフォール型のアトラクションです。ゆっくり上昇・下降するので絶叫系が苦手な方でも乗ることができます。頂上からはスタジオ・パークの景色を一望できます。
トイ・ストーリー・プレイランドでRCレーサーと同様に待ち時間が長いアトラクションです。シングルライダーに対応しているので、混雑しているときは利用すると効率的です。
スリンキー・ドック・ジグザグ・スピン: Slinky® Dog Zigzag Spin
レア度:★★★
混雑度:★★☆ (20分待ち)
絶叫度:★★☆
トイ・ストーリーのスリンキードックの形をしたライドが、上下しながら旋回するアトラクションです。こちらも、トイ・ストーリー・プレイランドでおなじみのアトラクションで、香港ディズニーや上海ディズニーにもあります。
トイ・ストーリー・プレイランドにあるアトラクションでは、比較的、待ち時間が短いです。
(2)プロダクション・コートヤード: Production Courtyard
スタジオ・トラム・ツアー:ビハインド・ザ・マジック: Studio Tram Tour®: Behind the Magic
レア度:★★★
混雑度:★☆☆ (10分待ち)
絶叫度:★☆☆
トラムに乗って映画撮影の舞台裏を見学するアトラクションです。以前は、ウォルトディズニースタジオにもありましたが終了してしまったので、今はパリでしか体験できないアトラクションです。「面白い!」「つまらない!」と賛美両論ありますが、個人的には大迫力の特殊効果シーンを見られるので、乗る価値は十分にあると思います(それ以外は正直、、、ですが)。
スタジオ・トラム・ツアーはパークの真ん中奥に入り口があります。列が左右に別れますが、右の列がトラム前方、左が後方になります。どちらでも大きな差はありません。
列は長くなりますが、1回でかなり進むので、待ち時間は長くなりません。
トラムはスタート地点から右に進み、一度、スタート地点付近に戻ってきます。そのまま、今度は左へ進みます。席は左右で公平にはなっていますが、一番のハイライトは左側のほうが見やすいです。
こちらが前半のハイライトです。この後、一度スタート地点まで戻ります。
途中、映画で使ったセットが展示されています。トイ・ストリーのRCも展示されています。
Youtubeに前半の動画をアップしたので、乗ろうか悩まれている方は参考にしてください。
ザ・トワイライトゾーン タワー・オブ・テラー – ア・ニュー・ディメンション・オブ・チルズ: The Twilight Zone Tower of Terror – A new Dimension of Chills
レア度:★★★
混雑度:★★★ (80分待ち)
絶叫度:★★★
FP対応
ディズニーシーにあるタワー・オブ・テラーと同じエレベーター型のライドが急上昇・急降下するアトラクションです。TDSのタワテラは、ハリソン・ハイタワー三世が建設したホテル・ハイタワーが舞台になっています。パリのタワテラは、アメリカの古いテレビ番組「トワイライト・ゾーン」がモチーフになっていて、ホテルも「ハリウッド・タワー・ホテル」が舞台です。
スタジオ・パークで一番混雑するアトラクションです。100分以上の待ち時間になることもざらです。ですので、スタジオ・パークではタワー・オブ・テラーのファストパスを先に取ることをおすすめします。
ファストパスの発券所はアトラクション入り口の右側にあります。位置関係はディズニーシーと同じです。
トラブルによる一時メンテナンスも頻発します。復旧タイミングにうまく合えば、短い待ち時間で乗車できることもあります。
テーマである「トワイライト・ゾーン」風の映像が流れます。シリキ・ウトゥンドゥは登場しません。
乗車の流れはTDS版と同じです。まず指定された番号に並びます。
(4)フロント・ロット: Front Lot
ディズニー・スタジオ 1: Disney Studio 1
入場してすぐのところある撮影スタジオ風の建物です。建物中には、ショップやレストランが入っています。
終了したアトラクション
残念ながら終了してしまったアトラクションです。
終了:ロックンローラー・コースター・スターリング・エアロスミス: Rock ‘n’ Roller Coaster avec Aerosmith
レア度:★★★
混雑度:★★☆ (-)
絶叫度:★★★
人気ロックバンド「エアロ・スミス」の音楽に合わせて疾走するジェットコースタータイプのアトラクションでした。2019年にクローズしましたが、「アントマン」をテーマにした新しいジェットコースターに生まれ変わる予定です。
キューラインには、エアロ・スミス関連の展示物が並んでいました。
レコーディングスタジオで、ありえないくらいハードなジェット・コースターを設計しているエアロ・スミスの映像が流れていて面白かったです。
重厚な安全バーを見てもわかるように激しいジェットコースターでした。最初の加速がかなり強烈でした。
今後オープンするエリア・アトラクション
現在は小規模なウォルト・ディズニー・スタジオ・パークですが、アベンチャーズのエリア、「アナと雪の女王」のエリア、さらに先にはスター・ウォーズのエリアが新設される計画です。
アベンジャーズ・キャンパス: Avengers Campus(2021年)
アベンチャーズをテーマにしたエリアが2020年のカリフォルニアに続いて、2021年にパリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークにもオープンします。
エリアには、スパイダーマンをテーマにしたアトラクションが作られる予定です。
この他にも、上で紹介したロックンローラー・コースターをリニューアルした「アントマン」のジェットコースターも登場予定です。
「アナと雪の女王」ランド: Frozen Land (2023年)
ディズニーシーには2023年に「アナと雪の女王」エリアがオープンしますが、パリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークにも「アナと雪の女王」のエリアがオープンします。
新エリアは、アナ雪の舞台「アレンデル」をテーマにしており、城や村、湖なども再現されるようです。
以上、ディズニーランド・パリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークの全アトラクションについて詳しく解説しました。
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パリにはルーブル美術館、エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川クルーズなど人気観光スポットがいっぱいです。