ディズニー・シーの新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の乗り方など攻略法・体験レポートをご紹介します。
本記事の後半では、TDS版ソアリンより前に公開されていた上海ディズニー版のソアリンについても紹介しています。動画なども掲載しています。
目次
「ソアリン」最新攻略法(2023年7月更新)
最初にソアリンの攻略ポイントをざっくりまとめます。
入場で出遅れたら朝一はトイストーリーマニアに並び、ソアリンはDPA(ディズニー・プレミアアクセス)利用もしくは昼間のすく時間帯に並ぶ。空くといって待ち時間は長くなるので、真夏は熱中症に注意してください
DPAを購入する場合は売り切れに注意する。ただし、DPAの販売枚数が増えているようで昔のように即完売はないようです
夜に並ぶ場合は、ビリーヴの鑑賞を諦めないとラインカット(並べない)ことも多い
以下、攻略法を詳しく説明します。
①「ソアリン」乗車にはパスが必要か?
人気アトラクションのソアリンですが、2023年現在スタンバイパスなどのパスは不要で列に並べば乗ることができます。
誰でも乗れるようになった分、待ち時間が長くなっています。混雑する休日は2時間待ち以上になることがあります。
平日でも2時間待ちを超えることがあります。
ソアリンの待ち時間を下記記事でリアルタイムに確認できるので参考にしてください。
②待ち時間短縮に有料パス「ディズニー・プレミアアクセス」
「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」という有料(2,000円/1人)を購入すると、優先ルートを通って短い待ち時間で乗車することができます。
DPAは入園後、公式アプリで購入します。
DPAを利用する時間帯を選択します。この時間内にソアリンへ行って乗車します。
待ち時間が長くなる休日は、ディズニー・プレミアアクセスが売り切れてしまいます。入園したら早めの購入をおすすめします。
※2023年7月上旬の平日に確認したときは夕方までディズニー・プレミアアクセスの販売が続いていました
待ち時間が短い日は、ディズニー・プレミアアクセスを買う人が少ないため遅い時間まで完売せずに残っています。
私の感覚ですが、導入当初よりDPAの販売枚数が増えている気がします。この影響で一般スタンバイ列の進みが遅くなっている印象を受けます。
③ ハッピーエントリーの影響で朝すぐに並んでも待ち時間が長めになっている
2022年10月1月からディズニーホテルに宿泊したゲストは「ハッピーエントリー」で一般より15分早く入園できるようになりました。
「ハッピーエントリー」で入場したゲストの多くがソアリンに向かうため、あとから入場する一般ゲストは出遅れてしまいます。
この影響で一般入場だと早く並んでも以前のようにすぐに乗車することはできません。
それでも早めに入園できれば日中、普通に並ぶよりは短い待ち時間で乗れます。
一般でも、入場者が少ない日に早く入場できれば40分程度の待ち時間で乗ることができるようです。入場開始前に手荷物検査を通過できていれば早く入場できている方だと思います。
ソアリンは朝一の待ち時間が長くなることが多いですが、入場者が増えている影響で日中も待ち時間が大幅には減りません。
④ 入園が出遅れた場合はソアリンはDPAにして朝一はトイストーリーマニアに並ぶ
TDSの2大人気アトラクションがソアリンとトイストーリーマニア(トイマニ)です。
基本的にはソアリンの方が終日待ち時間が長くなっています。
朝のオープン直後もソアリンの方が早く列が長くなります。
ですので、入場に少し出遅れてしまったと思ったらソアリンは諦めててDPAにし、トイストーリーマニアに並ぶ方が効率的です。
ソアリンへ行って待ち時間を確認してトイマニに並ぶと出遅れるのでトイマニへ直行するほうが良いです。
トイマニも朝から列が長くなるので、さらに出遅れた場合は、センターオブジアースやタワーオブテラーなど3番人気以降のアトラクションに並ぶのも作戦です。
⑤ 閉園時間より前に並べなくなる
夜の待ち時間も比較的長くになっています。
混雑している日は閉園時間より早くのラインカット(並べなくなる)になります。
夜のハーバーショー「ビリーヴ」が人気なので公演が終ったあとは並べなくなっていることも多く、公演開始前にラインカットになるケースもあります。
確実に乗りたい場合は後回しにせず早めに並ぶことをおすすめします。
次の項目で2023年の7月にソアリンへ並んだ様子をレポートします。
2023年7月「ソアリン」乗車の流れ
2023年7月上旬の平日に入園後すぐソアリンに乗車したときのレポです。
夏休み前の比較的空いている日だったので、夏休み期間本番はもっと混んでいることが予想されます。
当日朝7:30頃のリゾートライナーから見たサウスゲートの様子です。平日でしたので予想より列が短かったです。
前倒しで8時半入園開始のアナウンスがありました。15分前の8:15に保安検査が始まりました。この時点で列は後ろまで延びていました。
保安検査は最近、機械(ゲート)を通過して問題があった場合のみ、細かい手荷物検査を受けるようになりました。入場開始前に保安検査を通過でき、待機列の真ん中くらいの位置で8時半になるのを待ちました。
8時半の入場開始後、1分くらいでゲートを通過でき、ソアリンの乗り場へ直行しました。列の最後尾でのキャストさんが待ち時間35分とアナウンスしていました。このくらいの待ち時間ならソアリンへ並ぶべきです。人によって変わると思いますが、私は60分待ちくらいまでなら間違いなく並びます。
階段を上がって10~20mくらいのところが最後尾でした。並び始めが8:36頃でした。
結局、並んでから25分かからずに特別展示室(プレショー)に入れました。
これまで特別展示室は撮影禁止でしたが、フラッシュやライトなしであれば撮影可になっていました(今後また変わるかもしれません)。特別展示室に入ったあとプレショーが始まるまで5分ほど待ちました。撮影はできるようになりましたが、後ろの方の邪魔にならないように気遣うと良いかなと思いました。
ソアリンに乗り終わって外に出るまで45分くらいでした。
参考:過去の「ソアリン」乗車の様子
これまでに「ソアリン」に並んだ様子を記録として残しています。
2022年10月:ハッピーエントリー導入後の混雑した平日
2022年10月3連休直後の平日の様子をレポートします。
平日でしたが3連休の振替休日でインされたゲストも多く、休日のように混雑していました。
朝一の様子
当日朝7:45頃のサウスゲートの様子です。この日はチケットが完売していたのでもっと列が長くなっていることを予想しましたが、広場の半分くらいが埋まっていました。
8:15開園で8:25頃入園できました。ソアリンに直行しましたがメディティレーニアンハーバーの越しに、すでに長くなっている列が見えました。
階段を登って少し行ったところが最後尾でした。100分待ちの案内でした。
待ち時間が長かったので朝並ぶのを諦めました。列はミステリアスアイランドの方まで伸びて折り返しになっていました。このあと、トイ・ストーリーマニア!の方にも行ってみましたが、同じく100分待ちでした。
列はその後も伸びて最大180分待ちになりました。ポンテベッキオから眺めたソアリンのスタンバイ列です。
100分にびっくりして並ぶの諦めてしまいましたが、結論から言えば、100分なら並んでおいたほうが良かったです(午前中の予定にもよりますが)。
夕方の様子
このあとも待ち時間が100分以下になることはなく、夕方になると180分待ちまで増えました。
ソアリンに乗れずに終わりそうだったので17時50分頃に並ぶことにしました。並んでしばらくすると「そろそろラインカットです」と案内がありました(実際はもう少しあとまで並べたようです)。
19時頃、80分並んでソアリンのアトラクション内にやっと入ることができました。ラインカットになっていたので待ち時間の表示はなくなっていました。
カメリア・ファルコとアレッタのタペストリーを通過するところで、ちょうど100分を経過しました。朝並んでいればこのくらいの待ち時間でした。
そのあとも永遠と並んで165分経過した20:15過ぎにようやくプレショーの部屋に入れました。
危なく乗りそこねるところだったソアリンを堪能して、外に出ると20:40頃になっていました。残念ながら花火も見られませんでした。
18時前から並び始め閉園時間近くまで並ぶことになりました。
以前よりもDPAの列から入ってくるゲストが増えている印象を受けました。スタンバイ列の待ち時間が長くなったのはDPAの販売枚数が増えているからかもしれません(実際のところはわかりません)。
2022年7月:スタンバイパスなしの時
夏休みシーズン直前2022年7月の平日に朝一でソアリンに乗った様子をレポートします。
この日の入場開始は8:15でした。私は入場ゲートへ7:55頃到着し、パーク内に8:20頃に入れました。そのままソアリンへ向かいました。
ソアリン入り口付近から列がミステリアスアイランド方面に延びていました。
最後尾はまだミステリアスアイランドへは到達しておらず、写真の正面あたりでした(8:25頃)。キャストさんが60分待ちと案内していました。このあとも列は延びてミステリアスアイランド方面が最後尾になっていました。
列は少しずつ進みながらソアリンが動き出す9時になるのを待ちました。9:15頃、プレショーの部屋の手前に来ました。
乗り終わって外に出ると9:30でした。この頃には列は短くなっていて40分待ちの表示になっていました。
2020年11月:スタンバイパスありの時
スタンバイパスの時間が近くなったらソアリンのアトラクションへ向かいます。
スタンバイパスは時間の5分前になるとパスにQRコードが表示されます。QRコードが表示されたらゲートを通過できるようになります。
私の場合、8:40のパスだったので入場して、そのままソアリンのスタンバイ列に向かいました。
ソアリンは乗車の列がけっこう長くなっているので注意してください。パスをチェックするアトラクションの入り口まで長く並ぶこともあります。ソアリンのスタンバイパスの時間になったら、次のスタンバイパスが取得できます。列に並びながらトイストーリーマニアのスタンバイパスを取ると効率的です(周囲の方の迷惑にならないように)。
8:40のパスだったときは、最後尾がミステリアスアイランドの海底2万マイル乗り場付近でした。8時50分前から並び始めました。
アトラクションの入り口でスタンバイパスを機械に読み取らせて入場します。ここまで並び始めて20分弱かかりました。
写真撮影が禁止になる特別展示エリアの入り口まで、さらに5分ちょっとかかりました。
最終的にソアリンに乗車して出てくるまでさらに15分以上かかりました。
並び始めてトータル40分くらいかかったので次の予定にご注意ください。
2020年9月:朝一を回避して並んだ様子
9月は入場に時間がかかるようになり、朝一のソアリンはさらに待ち時間が長くなりそうでした。
そこで、ランチタイムの12時30分ころに並びました。様子をダイジェストでレポートします。
12時半前後に列が短くなることがわかっていたので、様子を見にミステリアスアイランドへ向かいました。すると最後尾が、かなり手前にありそうだったので、並ぶことにしました。
最後尾は、ミステリアスアイランドからマーメードラグーンへ向かう通路の入り口でした。ランチタイム終了後は、アラビアンコーストまで列が延びていたので、良いタイミングだったと思います。
上のレポートと同じように列は途中、海底2万マイルのスタンバイ列を通ります。この通路まで約40分くらいかかりました。
その後は、約15分でソアリンのアトラクション前に到着しました。
以上、2パタンをレポートしました。朝一が実質90分待ち、朝一回避が70分待ちですので、朝一回避のほうがやはり効率的です。
2020年8月:朝一に並んだ様子
2020年8月上旬の開園時間直後にソアリンへ並んだ様子をレポートします。
オープン直後は避けるようにおすすめしていますが、どれだけ大変か実験台になって並んでみました。
ソアリンの待ち時間をへらすために開園25分前にゲートに到着しました。7月上旬より開園待ちの列が倍以上長くなってていました。
8時8分に入場できました。7月は8時2分に入場できていたので6分ほど遅くなりました。6分の差でソアリンの待ち時間がかなり長くなりました。ゲストのほとんどがソアリンに向かってハーバーを右側へ進みます。
ソアリン前を通過して先へ進みます。ここらへんに並んでいる方は、1時間以上前から開園待ちをしていそうです。
7月上旬はミステリアスアイランドの入り口が最後尾でしたが、列はまだまだ続いていました。
ミステリアスアイランドの火山湖の周囲を進みます。壁沿いに列がずっと続いています。
マーメードラグーンに出ました。右手(アラビアンコースト側)に列がありますが、最後尾はマーメードラグーン側にあるようです。
トリトンズ・キングダムの入り口の手間でやっと最後尾に到着しました。8時15分になっていました。
列のルートを調整しているようで、一気に進むときと列がしばらく動かなくなるときあります。アラビアンコーストへの橋を渡りました。
橋を渡ったあとアラビアンコーストの奥の方へ進みました。シンドバッドの手前あたりで列が折返しになっていました。
アラビアンコーストを運河沿いに進みます。この付近に、新しく導入された自動販売機があります。まだまだ先は長く(1時間以上)、炎天下で待つ箇所も多いので水分をしっかり補給してください。
ミステリアスアイランドへ戻ってきました。並びはじめから20分経過しました。マーメードラグーン方面へ向かう列とすれ違います。
列は海底2万マイルの出口方面へ進みます。7月は、このルートではありませんでした。列が少しでも日陰になるように工夫したのだと思います。
普段は海底2万マイルの入り口になっている円形スロープを上がります。
やっとメディティレーニアンハーバーに戻ってきました。50分経過しました。この先は、日陰が少ないので注意してください。
ソアリンのシンボル青いクーポラが見えてきました。7月は、このあたりで列が折り返されていましたが、日陰がないからか、まっすぐになっていました。
ソアリンの入り口が見えてきました。ここまで来るのに1時間経過しました。
建物の入り口がある地下へ降りていきます。建物の中に入ってからは進むペースが早めでした。
ミュージアムの展示室もじっくり見学する暇もなく通過しました。
カメリアの生誕100周年の特別展示エリアの入り口です。残念ながら素晴らしいプレショーは休止しており、そのまま乗り場へ向かいます。
この先は、写真撮影が禁止です。ポイントを簡単にまとめます。
ドリームフライヤーへの乗車はキャストさんが誘導します。端からシートに座っていきますが、他のグループとは1席空けて座ります。
ドリームフライヤーがテイクオフしたあとは、これまでの素晴らしいソアリンと同じです。空の旅を楽しんでください。
乗車中もマスクは必要です。マスクをしていてもアフリカの草原の草の匂いを十分にかぐことができました。
アトラクション終了後は、特に誘導もなく、そのまま出口へ向かいます。ここが一番密なる場所でした。
出口には、アルコール消毒液が置かれています。シートベルトなどに触るので、しっかり手を消毒しておくと良いと思います。
この日は待ち時間が最高で140分になったので70分は短いほうです。しかし、25分入場待ちしたことを考えるとトータル95分待ちと同じです。朝一にソアリンに並ぶのは、やはり効率的ではありませんでした。
シーを目一杯楽しみたいのであれば、かなり早くから入場待ちする作戦もあります。7月は25分前の入場待ちで十分でしたが、8月だと遅すぎたようです。
2020年7月(営業再開直後)旬の様子
7/3(金)の開園直後にソアリンに乗車した様子をレポートします。
この頃はディズニーも入場者がかなり少なく1日に3回ソアリンに乗れるほど空いていました。今振り返って見ると、夢のような空き具合です。
オープン時間20分前にシーへ到着し、ゲートを通ったのは8時02分でした。その後、まっすぐソアリンの乗り場へ向かいました。
ゲストのかなりの割合が入場してまずソアリンを目指しているようです。ソアリン前は、人がかなり密集します。
列はどんどん伸びていきます。私が最後尾についたのは8時08分でした。ミステリアスアイランドの洞窟の入口あたりでした。このあと50分待ちを超えたので、マーメードラグーン方面まで列は伸びたと思います。
グループごとに二人ずつ並ぶように指示があります。3人グループの場合は、2人と1人に別れます。このあたりには黄色い線がないので、適度に前との間隔を開けて進みます。
壁ぎわまで来ると黄色い線が引かれています。ここまで並んでから6分経過しています。
列は通常よりかなり早く進みます。ソアリンを出る人と交差するあたりまで8分で来ました。
ソアリンのシンボル青いクーポラが見える位置に来るまで12分です。以前は、ここに来るまで1時間かかりました。
ソアリンの敷地内に入ります。スタンバイは50分待ちと表示されています。この日は、50分が一番長い待ち時間でした。基本的には、朝一は避けておいたほうが良いです。
カメリアのタペストリー前を通過するまで13分です。オープンのときと比べるとタペストリーも少し色あせてきました。
通常は階段を降りてからも長い列がありますが、直接入口へ進みます。壁の絵画にいる隠れミッキーを探す暇もありません。
ミュージアム入口まで18分です。普段とは本当に別次元の早さで感動します。
ソアリンのキューラインの見どころ展示室もゆっくり見ている暇なく進みます。
撮影が禁止になるプレショーの部屋まで19分でした。残念ながらプレショーは休止されており、そのまま3つある乗車の待機部屋へ進みます。
アトラクションが終わって外に出るまで約30分でした。
参考:「ソアリン」のスタンバイ列はどこ?
ソアリンのスタンバイ列は、かなり長くなり、どこに並んで良いかわからなくなります。
私が確認したスタンバイ列をご紹介します。なお、作り方は列の長さによって変わります。
朝一など列が長い時間帯は、のようにミステリアスアイランドからマーメードラグーンを経由してアラビアンコーストの奥で折り返して、またミステリアスアイランドに戻ってきて、やっとソアリンにたどり着くルートです。
その後、調整が落ち着くと、ミステリアスアイランドからアラビアンコーストにかけて以下のように列ができます。
ソアリンのスタンバイ列の最後尾の見つけ方をご紹介します。
朝一の場合はハーバーを右側に進み、ソアリンのアトラクション前から列を逆行するように最後尾を探してください。
それ以外の場合は、ミステリアスアイランド中央の火山湖の方へ向かいます。のマップのように列ができています。中央の火山湖北側(マップ上側)に列がなければ最後尾はアラビアンコースト側にあります。
下の写真はアラビアンコーストからミステリアスアイランド中央へ通じるトンネルです。左側(マップの下側)のソアリンへ向かう列と、右側のこれからマーメドラグーン/アラビアンコーストへ向かう列がすれ違います。列が短いときは、右側に列がありません。
待ち時間が70分前後のときは最後尾がアラビアンコースト側にあることが多いです。最後尾には、「ソアリン・スタンバイ・エントランス最後尾はこちらです」という立て札をもったキャストさんがいます。
パーク側も列の作り方を試行錯誤しているようなので、今後、この列が変更される可能性も高いです。
以下はさらに前の休園前のソアリン攻略法です。注意点など現在も参考になる情報もありまし、休園前の激こみの状況と比較するのも楽しいかもしれません。上海ディズニー版ソアリンの動画も掲載しています。
「ソアリン」攻略法(休園前版)
オープン当初は最大350分(6時間弱)待ちがニュースになり「混んでいてソアリンには当分乗れないのでは?」と思った方も多いと思います。2020年に入り半年経過した現在の最新の状況を踏まえて、ソアリンに乗るために、知っておくべき攻略法を整理します。
攻略法1:ソアリンの待ち時間は?
経過した現在、土日だと、スタンバイは相変わらず最大で200分待ちを超えています。短くても180分以上の待ちです。つまり、3時間待ちコースです。
平日のスタンバイは最大で180分待ち、短いと120分待ちくらいです
このように現在もソアリンの人気は続いています。しかし、平日であれば、スタンバイでも空くタイミングであれば乗れそうな待ち時間になってきました。土日はまだ、入場待ちをしてファストパスを取らないと厳しい状態です。
スタンバイの待ち時間が長い時間帯は、ファストパス発券が終了するオープン後30分以降と、夕方16時前後です。逆に、ランチタイム、ディナータイム、閉園に近い時間などは比較的空いているので狙い目です。
とはいえ、スタンバイは短くても2時間近い待ち時間なので、基本的には「ファストパスを取得できるか」の勝負になります。ソアリンのファストパスについては、この次で説明します。
2時間くらいならガマンすれば並べる、と思う方は多いと思います。ちょっと注意が必要なのは、並んでいる間、夏は炎天下、冬は寒風にさらされることです。
大手メディアのレポートには「ソアリンは待ち時間も快適」的なことが書いてあったので、私もこれを期待して並びました。しかし、半分はウソで、待ち時間2時間のうち、快適なのは「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」内に入った最後30分だけでした(メディアの人は実際に並ばないのでしょうがないのですが)。
ソアリンの入場ゲートからミュージアム建物内に入る間は送風機もあり少しマシでしたが、ゲートを入るまでの1時間は炎天下、直射日光にさらされて地獄を見ました。
スタンバイで並ばれる方は、夏は直射日光対策を、冬は防寒対策を万全にしておかれることをオススメします。
攻略法2:ソアリンのファストパスは取れるか?
5ヶ月経過し、オープン当初は10分で発券終了していたソアリンのファストパスも比較的取得しやすくなりました。
といっても、土日はオープン後20~40分くらいで発券終了しますし、平日は40分~60分で終了します。現在もトイストリーマニアより早い時刻に発券が終了してしまいます。
また、スマホでのファストパス取得が重要です(優先入場は除く)。というのも、入場後、ソアリンのファストパス発券機があるところへ行くのに3分はかかるので、ゲート近辺でファストパスを発券できるスマホに比べると不利だからです。ファストパス発券機にたどりついたら発券が終了していた、ということも起きえます。
スマホのファストパスは、ゲートの改札機にQRコードを読み込ませた時点から取得できるようになります。
土日の場合、混雑する日は20分で発券終了ということは、開園後15分くらいまでにゲートを通過する必要があるということです。そのためには、オープン時間より前に到着して並んでおく必要があります。
平日の場合は、発券終了まで多少余裕がありますが、発券終了まぎわの時間だとファストパスも夜遅い時間帯になるので、オープン時間までにはゲートに到着していた方が確実だと思います。
今後もファストパスの発券枚数が変わらない限り、上記の状況は大きく変わらないと思います。これからクリスマス・冬休み期間でピークを迎えるので、混雑がひどくなる可能性もあります。
攻略法3:ソアリンは絶叫系?酔う?
注意書きに「ソアリンは急上昇、降下、旋回をするので、高所に不安がある方、乗り物に酔いやすい方は、利用をご遠慮ください」と書いてあります。ソアリンは実際、急上昇、降下、旋回はしますが、激しい動きではありません。レイジングスピリッツの急上昇・急降下・急旋回とは程度がかなり違い、絶叫系ではないと思います。
乗り物酔ですが、酔いやすい私はスター・ツアーズに乗ったあとはかなり気持ち悪くなります。しかし、ソアリンは大丈夫でした。
高所をすごくリアルに飛行している感じになるので、高所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれません。私は高所恐怖症でもありますが、ソアリンは大丈夫でした。
攻略法4:海外ディズニーのソアリン体験者も乗るべき
こんなに混雑しているので海外ディズニーでソアリンに乗られた方は「シーで無理して乗らなくてもいいかな」と思うかもしれません。実際、基本的な仕組みは海外と同じです。ただし、「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」内の演出は、上海のソアリンがしょぼく思えるほどパワーアップしていますし、アトラクション自体にも感動必須のラストが待っています。私は感動して鳥肌が立ちました。「日本に生まれてよかった」と思えるシーのソアリンにも早く乗るべきだと思います。
攻略法 番外編:動いているときに乗れ!
「そんなの当たり前」と思う方がいると思いますが、オープンしたてはアトラクションの運行が安定せず、運休が続く場合もあります。ソアリンは2機あるので、片方が故障しても運行は継続できます。しかし、待ち時間が倍(倍以上?)になります。実際、私が乗ろうとしたときも安全性装置の警告が消えず、1機の運行が停止していました(危険な状態になってはおらず、安全なのに警告が消えない、というトラブルのようです)。そのため、ファストパスを持っていたにも関わらず、乗るまでに30分以上かかりました。スタンバイは170分待ちだったので、故障が長引くと倍の340分待ちなってもおかしくありません。故障がいつ復旧したか確認できませんでしたが、少なくとも1時間くらいは復旧していませんでした。
今後、運行は安定してくるとは思いますが、「後で乗ろう」と思っていると、運が悪いと乗れなくなる可能性がある、ことを頭の片隅においておかれると良いです。
注意点:身長制限102cm・7歳未満は同伴必須
ライドが高く浮上するので102cmの身長制限があります。また、7歳未満のお子様は16歳以上の方の同伴が必須になります。
ソアリン 体験レポート
ソアリンをスタンバイとファストパス両方で体験したので、実際どれくらい混んでいたか、どれくらい待たされたのか、というリアルな部分を中心にした体験レポートをご紹介します。
本体験レポートはオープン2日目の平日(7/24 水)の様子です。混雑する週末や、時間が経ってソアリンの人気が落ち着けば、大きく変わると思います。ぜひ、状況をコメントなどで共有いただけると大変うれしいです。
攻略法にかかなかったノウハウなどもレポート中で補足したいと思います。
入場待ちの状況
ソアリンのオープン初日はファストパスが10分以内で発券終了となったと聞いたので、8時開園の1時間ちょっと前に到着するように計画しました。開園1時間5分前の6:55に到着しました。舞浜から遠方に住んでいる方だと、始発電車でもこの時間の到着できない場合もあるかとは思います。
6時55分時点で、シーのサウス・エントランスの屋根のある位置のちょっと手前まで列がありました。手荷物検査が終わったあとの位置に行ければ安心と思っていましたが、ぜんぜん甘かったです。
開場30分前の7:30の時点では、後方の列は最初の生け垣の切れ目あたりまで列がのびていました。私が並んだ時点より2倍弱の列が伸びたことになります。
手荷物検査後は、このあたりの位置で入場を待つことになりました。
公式ホテル宿泊者などの優先入場が15分前に開始されました。一般入場までファストパスが残っているのを祈るのみでした(2、3日目の様子を見ると一般入場開始から10分くらいはファストパスが残っているようです)。ゲートが8時ちょうどにオープンしました。改札でチケットのQRコードをタッチして入場したのが8時5分でした。
スマホでソアリンのファストパス取得
改札を抜けて、他の人の邪魔にならなそうなところまで少し移動して、スマホで早速ソアリンのファストパスを取得しました。発券終了していないか、ドキドキしながら公式アプリを操作しましたが、以下のスクリーンショットのように18:15~19:15で発券中でした。8:05の時点で、もう夕方のファストパスです。それでも夕方なら早い方かもしれません。
アプリを素早く操作したつもりでしたが、実際に取得できたファストパスは18:20~になっていました。入場直後に、スマホでソアリンのファストパスを多くの人が取得していることがわかります。
ゲート付近でネットが集中して、アクセスできないことを心配していましたが、au回線は普通に接続できました。
なお、スマホ・アプリでのファストパス取得に対応したオススメ取得順など、最新のファストパス攻略法を下記記事で解説しています。記事を読んで事前にファストパス取得手順をマスターしておくことをオススメします。
ゲートではガイドマップと一緒に、スマホでのファストパス取得方法が解説されたパンフレットも配られています。単純な操作方法だけであれば、これでも十分マスターできます。
2日目もオープン後10分くらいでファストパス発券が終了しました。1時間前に入場待ちした私が入場に5分かかったので、列の長さが倍だった入場30分前待ちだと、改札通過が10分くらいになり、発券がかなりギリギリだった思います。
紙のファストパス発券機は、ソアリン入り口の目の前にあります。しかし、ファストパス発券機に到着する前に、発券が終了してしまうので、一般入場の場合は、ほとんど使う機会がなさそうです。以下のように開園早々カバーがかかっていました。
開園直後のソアリンのスタンバイ
ソアリンのファストパスを取得できましたが、入場開始直後のスタンバイの状況もご紹介したかったので、ソアリンへ向かいました。
ソアリンの場所をご存知のかたも多いと思いますが、メディテレーニアンハーバーの右側にあります(エントランスから見て)。詳しくはあとで説明しますが、オープン直後はスタンバイの列が長く伸びて、ミステリアスアイランド近辺から折り返す形になります。
エントランスからミラコスタの下を通って、メディテレーニアンハーバーに向かいます。みんな慌てて移動しているので、怪我をしないように注意してください。
ソアリンは、ハーバーの右手にあります。スタンバイ列の最後尾はミステリアス・アイランドまで伸びます。したがって、ハーバーを右回りしても、左回りしても、距離は大差ないです。ただし、左回りのルートは「ソアリンのファストパスを取ってトイマニのスタンバイに向かう人」と途中まで同じになるので混雑します。
途中、イル・ポスティーノ・ステーショナリーのところで「ファストパスは右側へ」という案内がありますが、ハーバーに沿ってまっすぐ進みます。8:10に近かったので、ファストパス発券機に着くころには発券が終了していそうです。
階段を上がってソアリンの入り口に近づくと、すでに長い列ができていています。最後尾をもとめてハーバーの奥の方へ歩きます。
ハーバーの奥からミステリアスアイランドへ向かう通路を進みます。
最後尾は、ハーバーの右奥あたりでした。この時点で8:10を過ぎ、ファストパスの発券は終わっています。ここから120分待ちとのことでした。
少し進んでから後ろを振り返ると、列は更に伸びていました。ソアリンのファストパスを取れなかった人がスタンバイに並ぶので、開園直後が一番待ち時間が長くなります。オープン2日目の待ち時間の最高は開園直後の300分(5時間)でした。
やっとソアリンの建物「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」が見える位置まで来ました。並び始めから30分です(残り90分)。朝一はファストパス利用がないので進みは早いです。朝一以外だと、このあたりから180分前後の待ちになると思います。このあたりにも日差しを遮るものがなくひたすら暑いです。
先程の場所から15分くらいでソアリンの入場ゲートが見える場所に来ます。水色のクーポラが青空に映えて美しかったです。その分、直射日光で死にそうになりますが。
さらに15分でゲートに到着しました。並び始めから1時間経過しました。ゲートの右側はファストパスの入り口です。この時間帯のファストパスを持っているのは、すごいことです。
ゲートを通過すると、「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」の外観を楽しむことができます。館内に入るまでは、まだ30分~1時間ほどかかりますが、途中、日除けや送風機があるので少し楽ができます。
入ってすぐのこの場所には、上に日除けがあり、直射日光が避けられて楽でした。
TDSのソアリンの主人公 カメリア・ファルコの愛鳥アレッタをイメージした像があります。下の部分が送風機になっていて、すごい勢いで涼しい風がでてきます。スポンサーの新菱冷熱工業(SHINRYO)の空調を使っているのかもしれません。
次の通路では、「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」で重要なものがタベストリーで紹介されています。最初は、「ドリームフライヤー」です。カメリアが仲間たちと開発した空を飛ぶ乗り物です。アトラクションでもドリームフライヤーに乗って大空を旅することになります。
ソアリンの主人公「カメリア・ファルコ」(Camellia Falce)のタペストリーです。父と一緒に大空を飛ぶことに情熱を注いだ彼女は、博物館の2代目の館長も努めています。愛鳥「アレッタ」が腕に停まっています。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は彼女の生誕100周年を記念した特別展が舞台になっています。
愛鳥のハヤブサ「アレッタ」です。物語でも重要な役割を果たします。
アーチがあるエリアに続きます。トイマニと違って短い間隔で装飾が変わるので、待ち時間の退屈さを少し和らげてくれます。ただ、今は日差しを遮るものがないので、ここも暑いです。
腰を掛けて休めるベンチがあります。ここに来るまでにかなり並んでいるはずなので嬉しい設備です。
アーチを降りると階段で地下へ降りて行きます。このあたりがゲート通過から館内に入るまで残り3分の1くらいの場所でしょうか。もう少しで涼しい館内が待っています。
階段を降りた場所には、飛行をテーマにしたたくさんの壁画があります。並んでいて飽きないように、それぞれの絵にはミッキーが隠れています。個人的に、一番好きな隠れミッキーは下のレオナル・ド・ダヴィンチをテーマにした絵の隠れミッキーです。この写真でも、かろうじてわかりますね。
並び始めて1時間半でやっと「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」(IL MUSEO DEL VOLO FANTASTICO)の入り口に到着しました。VOLOはイタリア語でフライトの意味ですね。「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」は、空を飛ぶ、という人類が果てしなくおい続けてきた夢をテーマにした博物館です。
館内は、本物の博物館かと思わせるほど凝った内装になっています。しかも、涼しいので最高です。入館してからアトラクションまで30分ほどかかりました。朝一はファストパス入場の人が多くなかいので、通常はもっと時間がかかると思います。
最初の部屋には、「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」建設に関する絵画や資料が展示されています。ファンタスティック・フライト・ミュージアムはアメリアの父親であるチェッリーノ・ファルコが建設を開始した博物館です。下の絵画は、博物館オープンのセレモニーの様子です。チェッリーノ・ファルコがテープカットをしています。
カットされたテープとハサミも展示されています。絵画の展示だけでないのが、ディズニーの演出がうまいところです。
チェッリーノが博物館の建設を開始した様子も展示されています。幼いカメリアも描かれています。
博物館には、世界の多くの国から視察団が来ています。下が話題にもなっている日本からの視察団です。
ネームプレートがたくさん並んでいるボードには、ringraziamo i benefattori di QUESTO ECCELLENTE MUSEO(この素晴らしい博物館への貢献に感謝します)と書かれています。
受付をすぎると博物館の展示エリアに入ります。一歩、足を踏み入れると美しい装飾に目を奪われます。ソアリンの紹介にもよく使われる写真ですね。
上の壁には、飛ぶことへの人類の夢がテーマになった大きな絵画が8枚飾られています。日本代表はムササビの術で飛ぶ忍者です。
オベリスクの土台には、4つのプレートが付いています。これは、アメリアが女性として初めて所属した探険家・冒険家学会(S.E.A.)が重きをおおく4つが表現されています。下の写真のガレオン船のデザインは、冒険(ADVENTURE)を表します。他には、アーミラリー天球がロマンスを、羅針盤が発見を、絵筆・彫刻道具が発明を表しています。S.E.A.は、タワテラのハイタワー三世や香港ディズニーのミスティック・マナーのヘンリーミスティック卿もメンバーになっています。
4種類のコレクションも展示されています。下の写真は生物学の展示ですが、他にも技術、歴史、考古学の展示があります。
いよいよ、カメリア生誕100周年の特別展示室に入ります。右側の通路はファストパス利用者の列です。左右2つの部屋があり、交互に案内されます。並び始めてから、ここまで約100分経過しました。
このあと、いよいよアトラクションに乗車しますが、その前に一旦ファストパスを使った入場について説明します。
ソアリン 入場レポ:ファストパス編
スタンバイで長時間並んで特別展示室にたどりつきましたが、ファストパスを使うとあっという間です。逆に言うと、展示を楽しむ余裕ないのが残念です。以下、ファストパスを使った入場方法をご紹介します。
ソアリン入り口の右側にファストパス読み取り機があります。ファストパスの対象時刻が右側の柱に表示されています。ソアリンのファストパスを表示して、読み取り機にスマホで差し込みましょう。なお、ソアリン入り口付近はスマホ(au)の電波が弱く、ファストパスの表示に時間がかかりました。少し離れたとこで、あらかじめファストパスを表示しておくと良いかもしれません。他のアトラクションでは、ファストパスを入り口と、スタンバイの合流地点の2箇所で読み取らせますが、ソアリンは入り口一箇所だけで提示します。建物の中で、もう一度ファストパスを表示しようと思ったのですが、アプリでは使用済になっていたので焦りました。
すぐ館内に入り、階段をおります。階段の利用が難しい方は、入り口でキャストさんに言えば、左手にあるエレベーターを利用できると思います。
階段には、スタンバイのキューラインの入り口の部屋にあるものと同じ絵画が飾られています。
階段を降りるとすぐ展示室に着きます。ファストパスは、下の写真のように右手の端の通路を通るので展示の4分の1くらいしか見られません。
ファストパスの場合、このように特別展示室の入り口まですぐです。ただ、攻略法にも書いたように私のときは片方が故障していて30分ほど階段で待たされました。ファストパス利用者はそれでも比較的スムースに乗車できましたが、スタンバイの人はかなり待たされたと思います。
カメリア生誕100周年特別展示室
スタンバイとファストパスのキューラインが合流したあと、カメリア生誕100周年の特別展示室に入ります。
特別展の以降は「スマートフォンやカメラの利用が禁止されています」。キャストさんに、しまうように注意されている人がたくさんいましたので注意してください。以下はネタバレにもなってしまうので注意点を中心にレポートします。
特別展示室の演出は本当に素晴らしいので、正面にいるカメリアの肖像画をしっかり見ておいてください。
上海ディズニーに「カリブの海賊」では大きく遅れを取ってしまいましたが、ソアリンのこの演出は東京ディズニーの素晴らしさが存分に発揮されていて感動しました。この演出に、ゲストのみんなから大きな拍手が起こっていました。
特別展示室の見学が終わると、いよいよドリームフライヤーで大空を飛行します。
ドリームフライヤー乗車待機のポイント
ドリームフライヤー乗車までのポイントをまとめます。
・特別展示室を出ると、乗車のための列になります。部屋を出てしまうと同行者と合流しにくくなるので、部屋を出る時点でそばにいるようにしてください。
・乗り場がA、B、Cの3つあり順に誘導されます。映像の歪みの問題を考えるとBがベストですが、浮遊感はどれでも変わりありません。誘導された乗り場から乗車してください。
・乗り場ごとに3列に並んで待機します。1列目が最前列のドリームフライヤーになります。
・一人や二人など少ない人数の場合は、途中、キャストさんから「一人の方はいませんか?」と声を掛けられることがあります。
・上海ディズニーでは、前列で乗車するため次回の乗車を待っている人がいましたが、TDSではこの運用はなかった様です。みんなも混乱するので、この運用が良いと思います。
・一番最後の数人は、その回に乗車できず待たされていました。待てば1列目になるので、悲しまずに待っていてください。
ドリームフライヤー乗車時のポイント
ドリームフライヤーに乗るときのポイントをまとめます。
・席は列ごとに端から詰めて座ってください。人数ぴったりに列ができているので乗れない人が出てきてしまいます。
・シートが決まったら、下の荷物置きに荷物をしまいましょう。
・荷物を置いたらシートベルトをしましょう。間違ったシートでベルトを締めてしまうと、はずれないので確認したあとに締めてください。間違った席でシートベルトをしてしまった場合は、キャストさんにお願いして外してもらいましょう。
・お子さんがいる場合:シートの肩のあたりに羽のマークが書かれています。このラインより頭が下に来る場合、シートベルトを足の間にある輪っかに通してから固定してください。保護者の方がサポートしてあげてください。
・乗り出さずに、少し足元に視線をうつしてみてください、浮遊感がより体験できます。(危険なので絶対に乗り出さないように)。
・4Dになっていて匂いも楽しむことができます。設備が新しいためか、上海ディズニーに比べてしっかり匂いがした気がします。
・仕組み上、中心から離れた席は建物が歪んで見えてしまいます。気にしないのが一番ですが、視線を少し中心側にすると、若干に気にならなくなります。
上海ディズニーで何回も体験していたので、そこまで感動しないかなと予想していたのですが、いい意味で完全に裏切られ鳥肌がたつほど感動しました。やはり、ホームのディズニーだと感動も倍増します。
ラストの素晴らしさが格別でした。感動大作の映画を見終わったあとのように、ゲストのみなさんから拍手が自然に沸き起こったのが、ソアリンの素晴らしさを何よりも表していると思います。
ソアリン最後尾の状況
ソアリンのスタンバイ列の最後尾とアトラクション待ち時間の。待ち時間は公式アプリでもご参考までに紹介します。
朝一でソアリンに乗った直後の10時30分ころは260分待ちでした。列の最後尾は、ハーバーの壁の中間あたりでした。ファストパス利用者が増え、朝一より列の進みが遅くなっているようです。
14時すぎは170分待ちで、最後尾はこの位置でした。炎天下にさらされて暑そうです。
夕方の18時半は190分待ちで、最後尾はこの位置でした。日が落ちて、待つのはかなり楽になっているようでした。
ソアリンのグッズ・お土産
大混雑のソアリンですが、グッズも人気があります。スタンバイに並んでいるときも、ミッキー&ミニーのぬいぐるみバッジをカバンにつけている人や、Tシャツ、ゴーグルを身に着けている人をよく見かけました。ソアリン・グッズは、ソアリンの目の前にあるショップ「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」で豊富にラインナップされています。
ソアリン・グッズにはミッキー、ミニー、ドナルドが登場します。ソアリンに合わせた昔の飛行士のコスチュームです。
ソアリン・グッズについて、ほぼすべてを調査して、値段も一緒に下記記事で紹介しています。詳しい情報はこちらの記事を参考にしてください。
以上、東京ディズニー・シーの新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の攻略法の解説、体験レポートをご紹介しました。
以降は、これまで本記事で紹介してきた上海ディズニーの「ソアリン:オーバー・ザ・ホライズン」の紹介など、過去に掲載していた内容になります。こちらは、上海版のドリームフライヤーの写真や実際の動画などを詳しくご紹介しています。ネタバレになってしまう部分もあるのでご注意ください。
個人的には、ソアリンの映像をYoutubeで見ても、アトラクションの魅力は変わらないというか、いっそう増すくらいに思っています。間違った例えかもしれませんが「ゾンビ映画を見るのと、実際にゾンビを見る」くらいの差があり、それだけソアリンの浮遊感の再現は素晴らしいです。
過去記事:「ソアリン」解説
ソアリン(Soaring)は、フライトシミュレーター型のアトラクションです。ハンググライダーに乗って、世界6大陸の様々な絶景を飛行して楽しむことができます。タイプとしてはTDLのスター・ツアーズやTDSのニモ&フレンズ シーライダーと近いのですが、飛行の臨場感が比べ物にならないくらいリアルです。ソアリンは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに最初に登場し、現在は映像の高画質化などの強化がなされて「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」として公開されています。フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのエプコットにも同名のアトラクションがあります。また、一番新しいディズニーランドである上海ディズニーランドにも「ソアリン:オーバー・ザ・ホライズン」があります。上海ディズニーランドでもダントツの一番人気で、ファストパスの入手が一番難しいアトラクションです。それでは、ソアリンの概要について、上海ディズニーランドのソアリンを例にご紹介します。
ライドは下の写真のように席が横に並んでいます。スタートすると座席が釣り上がって浮遊した感覚になります。
スタートすると、前方のモニターには、超リアルな画像がプロジェクションマッピングされて、実際に上空を飛行しているような錯覚に陥ります。リアルな感覚になるのは景色が投影されるスクリーンがプラネタリウムのように球面になっているからですが、細かい理屈抜きに飛行を楽しめます。
映像やライドの動きだけでなく、匂い・風などでさらに臨場感がアップします。アフリカの草原を飛んでいるときは草の匂いがします。
あまりにもリアルすぎて下を覗くのが怖いくらいです。下の写真はスイスのマッターホルン上空を飛行中しているときに足元を撮影した写真がです。ライドの動きは、スター・ツアーズほどは激しくないので、絶叫マシンに弱い方でも大丈夫だと思います。乗り物酔いしやすい方は、少し酔うかもしれません(酔いもスター・ツアーズほどではないと思います)。
ちょっとだけですが、上海ディズニーランドのソアリン:オーバー・ザ・ホライズンの動画を掲載します。動画だけでは実際の臨場感はまったく伝わらないので、動画をみても乗るときに楽しさが減ることは無いと思います。
こちらは後半のハイライト動画です。上海の高層ビル群はTDS版では置き換わると思います。
東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の予想
ソアリンの飛行ルート
ソアリンの飛行ルートは、SHDL、DLR、WDWともラスト以外は同じルートになります。DLR、WDWは最後パークに戻ります。上海ディズニーランドはパークでなく上海の中心部「外灘」にある上海ワールドフィナンシャルセンターで終わります。TDS版も前半は他のソアリンと同じになると予想します。
・スイス:マッターホルン
・グリーンランド
・オーストリア:シドニー湾
・ドイツ:ノイシュバンシュタイン城
・ケニア:キリマンジャロ付近の草原
・中国:万里の長城、
・エジプト:ピラミッド
・インド:タージマ・ハル
・アメリカ:モニュメント・バレー
・フィジーの海
・アルゼンチン:イグアスの滝
・パリ:エッフェル塔
・ラスト
上海ディズニーランド:外灘の高層ビル(上海ワールドフィナンシャルセンター)
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー:パーク
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのエプコット:パーク
TDS版のラストに関する個人的な予想ですが、スカイツリーなど東京の夜景とTDL、TDSの夜景ではないかと思います。ソアリンはパークに戻って終わるのが原則だと思います。上海ディズニーランドはパークの夜景で終わらなかったのは、オープンと同時にソアリンが公開されたので、事前にパークの夜景が撮影できなかったからだと推測します。
ソアリンの欠点
大人気のソアリンですが、(混雑することを除けば)最大の難点が球面のスクリーンにプロジェクションされるため、中心から離れた席だと画像が歪んでしまうことです。最初のうちは気づきにくいのですが、終盤のエッフェル塔は曲がるのが良くわかります。上海ディズニーランドでは、一回順番待ちして次の回に中心の席に座わる人もいました。私が上海で乗ったときは、非常に運良く一番前列のど真ん中の席に偶然座ることができました。まったく歪まず、キレイな映像を楽しむことができました。下の写真がアトラクションの中心にある警告表示ですが、これが真ん前にありました。
SHDLのソアリン:オーバー・ザ・ホライズン 徹底解説
上海ディズニーランドでもソアリンは圧倒的な一番人気のアトラクションです。上海ディズニーのアトラクション待ち時間はTDS、TDLと比べるとかなり短いのですが、ソアリンだけは別格です。以下は上海ディズニーランドのアトラクションの待ち時間の調査結果です。5~20分待ちのアトラクションがほとんどなのに、ソアリンは90分待ちになっています。
アトラクション | 待ち時間 | FP | |
---|---|---|---|
1 | 90 / 75 / 150 / 120 | FP | |
2 | 運休 / 5 / 150 / 105 | FP | |
3 | 15 / 30 / 120 / 75 | FP S | |
4 | 85 / 60 / 105 / 105 | FP S | |
5 | 60 / 50 / 90 / 60 | ||
6 | 60 / 40 / 45 / 50 | ||
7 | 30 / 40 / 50 / 50 | ||
8 | 20 / 45 / 40 / 20 | FP | |
9 | 20 / 40 / 40 / 20 | ||
10 | 30 / 30 / 60 / 40 | ||
11 | 20 / 30 / 20 / 10 | ||
12 | 20 / 30 / 40 / 50 | FP | |
13 | 15 / 10 / 40 / 15 | S | |
14 | 20 / 30 / 40 / 20 | ||
15 | 30 / 20 / 60 / 40 | ||
16 | 15 / 30 / 20 / 10 | ||
17 | 10 / 30 / 20 / 20 | ||
18 | 20 / 20 / 30 / 5 | ||
19 | 10 / 20 / 30 / 30 | ||
20 | 20 / 5 / 20 / 20 | ||
21 | 5 / 20 / 20 / 5 | ||
22 | 10 / 10 / 10 / 10 | ||
23 | 5 / 5 / 20 / 5 | FP | |
24 | 10 / 5 / 20 / 10 | ||
25 | 5 / 5 / 5 / 5 | ||
26 | 5 / 5 / 5 / 5 | ||
27 | 5 / 5 / 5 / 5 | ||
28 | 5 / 5 / 5 / 5 |
長時間待ちの理由は人気が高いこともですが、回転が悪いことも大きく影響しています。同じく大人気で上海ディズニーランドを代表するアトラクションのカリブの海賊:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャーは回転が良く10~15分待ちです。TDSのソアリンがオープンしたら今まで無いくらいの大混雑が予想されます。特に公開直後はファストパスを取るのも難しい状況になりそうです。
上海ディズニーランドでもソアリンに乗るには、ファストパスを確実に取ることが大切です。上海ディズニーランドでは、公式アプリでファストパスを取ることができるので、入場したらすぐソアリンのファストパスを取ります。私が上海ディズニーランドに行ったときは、そこまで混雑していませんでしたが、開園一時間にソアリンのファストパスをとったらPM5:30-PM6:30のファストパスでした。
上海ディズニーランドのアプリでファストパスを取得する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
ファストパスを取れなかった場合ですが、開園直後の上海ディズニーランドは、ソアリンのスタンバイは数時間待ちでしたが、最近は1~2時間待ちで乗れるようです。日中1番短い時間帯なら1時間待たないで乗れるので、待ち時間をアプリで頻繁に確認すると良いです。
上海ディズニーランドのソアリンは、アドベンチャー・アイル(探検島)の一番奥にあります。
古代文明がモチーフになっているのでソアリンの入口も下の写真のようなデザインになっています。よく見ると、岩がコンドルの形です。
ソアリンはファストパスに対応しています。左側がファストパス用の入場口です。
アトラクション内は古代の神殿のような装飾になっています。ライドに乗る時、ライン1、2,3の3箇所に分かれますが、乗車時は同じ回になります。なお、席が中央になるライン2だと歪みの少ない映像を見ることができます。私が乗車したときもライン2で乗るために待機している人がいました。ただ、ライン2の中での席は順番に決まるので、待機1番目の人はライン2でも一番端の席になります。私はたまたま待機していた人たち(4,5人)の直後の順番になり、ライン2の最前列の真ん中、ベストポジションの席で乗れました。
ラインごとに分かれてスタンバイします。TDSのタワー・オブ・テラーのようにライドの乗車場所に対応した場所で待機します。少しすると説明の映像が始まります。ストーリーの説明はオール中国語なのでまったく理解できません。
いよいよライドに乗り込みます。スクリーンに向かってライン1は左側、ライン2は中央、ライン3は右側になります。席に座ってシートベルトを締めます。身長が低いお子さんは、席の真ん中にあるロープにシートベルトを通してから締めます。
乗車が完了すると、席が持ち上がり、フライトが始まります。ソアリンの楽しさは体験してもらう以外にないので細かい説明は省略しますが、以下の写真のような風景を本当に飛行している気分になれます。高所恐怖症の人はちょっと怖いくらいの臨場感です。
最後、上海の夜景でソアリンは終了です。
上海ディズニーランドには、ソアリンの他にもTDLのカリブの海賊とは別次元の進化を遂げた「カリブの海賊:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」など、絶対に乗ってみたいアトラクションが沢山あります。
下記記事では、上海ディズニーの全アトラクションを詳しく解説しています。
※本記事では説明のためディズニーリゾート公式アプリのスクリーンショットを利用しています。
©Disney. All rights reserved.
キャラグリ、パレード、ショー、アトラクション、ファストパス攻略法やチケットの割引購入など、上海ディズニーランドを楽しみ尽くすための攻略法を下記メニューからアクセスできます。
最初に下記の攻略法まとめ記事をご覧にいただくと効率的です。
アメリカのソアリンはもう一か所行きますよね?
ゴルフボールが飛んでくるやつです。
koda様
コメントありがとうございます!
US版は未体験だったので動画でみてみました。
ゴルフボールが飛んできたり、日本版とは結構構成が異なりますね。
大変参考になりました、ありがとうございます。
初めまして。ブログを拝見して。私もこの間初めて大好きなTDRで、ソアリンを体験してきましたが、とても感動しますね。もう本当に床がなくて、足がぶらぶら状態です。そして大空を飛んでいる感じになりますよね。ディスアビリティアクセスサービス(略:DAS 障害者手帳所有者限定の制度)を使うと、ファストパスの列に更に並ばない感じで、原則裏口からの案内になるため、通常の列内にある演出などは一切見られなくなりますが、やっぱりDASルートよりも、通常の列に並べる方がいいですよね。又DASはファストパスではないため、DASを使っても待ち時間は通常通りに発生をするし、DAS登録時に本人確認の為に、障害者手帳の提示が必要であることと、不正利用などの防止の為に、当日その場で係員による顔写真撮影が必要であることと、アトラクション利用時に、係員による説明や質問を受ける必要があったりして、受付終了までにかなり時間がかかりました。
やっぱりそんな時にお勧めしたいのが、ファストパスですね。でも予想通りソアリンは、大人気のアトラクションなので、どうしてもソアリンに乗りたければ、私も経験がありますが、お金に余裕がある場合のみ、公式ウェブかアプリ経由で、最初からバケーションパッケージ若しくは、ワンダフルバケーションプラン(時間指定がない、ファストパスA付きのもの)をお選び頂くことを、是非お勧めしますよ。
匿名希望様
コメントありがとうございます。記事が少しでもお役に立てたのであれば大変うれしいです。
ソアリンのキューラインは装飾が素敵なので、見られないのは残念ですよね。
ディスアビリティアクセスサービスはかなり制限があるのですね。
今月、ディズニーランド・パリへ行ってきたのですが、
障害者の方に加え、小さな子どもがいる場合、事前予約しておけば、
まったく並ばずにグリーティングなどができました。
さすが福祉・子供大国のフランスだと思いました。
これと比べると、日本のディスアビリティアクセスサービスは
もっと利便性をあげるべきだと感じます。
反面、パリでは、子供に付随してたくさんの大人(親戚一同かな?と思うくらい)が入ってくるので、
列がなかなか進まない状況になっていました。
みんながハッピーなルールにするのは、なかなか難しいことだと思いました。
返信が遅くなりましたが、コメント有難うございます。ソアリンはあの後から、緊急事態宣言中に3回ぐらい乗りましたが、やっぱりいつ乗っても大感激をする乗り物ですね。
ダスの登録には、当日に障害者手帳の提示が必要になった為に、事前予約を可能にしてしまうと、スタッフによる確認が当然出来ないから、運営側に直接確認をしたところ、わざと事前予約を出来なくしているそうです。又そうする事で、特に障害者手帳は障害名や等級等が記載されている場合が殆どだから、そういう個人情報の外部への流出や、漏洩防止にもつながると思うので、私個人的には、ダスの事前予約が出来ないほうが、断然いいですね。又ソアリンに2回目に乗った時だったかな。その時は未だ、今年の9月の中頃で、スタンバイパスが導入されていなかったので、通常の待ち時間が90分の所を、私はダスを使わさせて頂きました。その時は残念ながら、通常の列とは異なり、車いすレーンからの案内だったので、レーン内を撮影することですら出来なくて、とても残念でした。実際にそこを撮影しようとすると、キャストさんにお断りをされました。でも暑い中90分、列の外で待てたのは、対象者としては本当に有難いシステムですね。