ナヴィゴ1週間パス購入に必要なIDFM Connet アカウント登録を日本からする方法

パリ


ナヴィゴ1週間パス(Navigo 1 Week Pass)をスマホアプリで購入するためには2025年からフランス(および周辺諸国)の携帯電話番号(SMS認証)が必要になりました。

この記事ではパリ出発前に日本でパス購入に必要なIDFM Connet アカウントを登録する方法をご紹介します。

登録には成功しましたが、日本からはユーザー登録ページへのアクセスが制限されていてVPNが必要になるなど、ハードルが高いです。

正直、ナヴィゴの物理的カードを現地で買ってしまったほうが手っ取り早いと思われます。

本記事で手順を確認いただいて、スマホアプリをがんばって使うか、現地でナヴィゴの物理カードを買うか、をご検討ください。

なぜIDFM Connet アカウントの登録が必要で、かつ面倒なのか?

パリの地下鉄・鉄道などの切符はスマホアプリ(Bonjour RATPアプリ)で簡単に購入できるようになっています。

公共交通機関が約1週間乗り放題になる便利なナヴィゴ1週間パス(Navigo 1 Week Pass)もアプリで購入できます。

ただし、1週間パスの購入にはIDFM Connet アカウントというユーザー登録が必要です。

以前は現地で簡単に登録できたのですが、2025年からSMS認証が必要になりました。つまりフランス(および周辺国)の携帯電話(SMS)番号を所有している必要があります。

パリでSMS受信できるSIMカードを入手した後なら手間ではありません。

しかし、日本からSMS認証をする場合は、なんらかの方法でフランス(か周辺国)のSMS番号を入手する必要があります。

加えて、ユーザー登録は日本からのアクセスが制限されていてVPNの利用が必要です。

現地到着後にユーザー登録すれば楽なのですが、思わぬトラブルが起きる可能性もあるので日本滞在中に済ませておきたいという方も多いと思います。

そのような方のために、多少強引ですが日本でIDFM Connet アカウントを登録する方法を以下で説明します。

参考までに、ユーザー登録は以下の順で手間がかかります。

IDFM Connet アカウント登録の難易度順
日本にいる間に登録 > SIMカードなしでパリにて登録 > SIMカード入手後にパリにて登録

日本でのIDFM Connet アカウント登録手順

それでは日本からIDFM Connet アカウントを登録する手順をご紹介します。

パリ現地でBonjour RATPアプリを使ってNavigo 1 Week Passを購入する手順は別記事で詳しく解説しています。

ここでは「日本から登録する場合の手順の差分」を中心に説明します。上の記事で全体の流れを把握しておいてください。

Bonjour RATPアプリでNavigo Weekky Passを購入するところまで進みます。IDFM Connectにログインしていないので、このような表示になります。

IDFM Connectとの連携画面が表示されるので、Continue(続ける)を押します。

IDFM Connect登録画面

この先、フランス語表示にしかならないページがあるので、ブラウザの自動翻訳を有効にして日本語に変換しておくと便利です。

ページを下にスクロールしてアカウントを作成しますを押します。

日本からのアクセス遮断

日本からはアクセスできなくなっているので普通にアクセスすると、この画面がでてブロックされます。

VPN経由で接続

VPNを利用してフランス経由の接続にします。どんなVPNを利用しても良いと思いますが、私は MillenVPN というVPNを利用しています。MillenVPNの利用方法は別記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。


VPNのプロトコル

プロトコルによっては正常にアクセスできないケースがありました。MillenVPNの場合、IKEv2では問題なく動作しました。

VPN経由のユーザー登録画面

VPN経由でアクセスするとユーザー登録画面を表示できます。性別、姓、名などを入力してください。

VPNのプロトコルが適切でないとブロックはされなくても、このページがエラーになり、ユーザー登録画面がでないことがありました。正常に表示されない場合、プロトコルを変えて試してください。


SMS番号の登録

SMS認証に使う番号を入力します。基本的にはフランスの番号(+33)を使う必要があるようです。ただし、EU諸国の番号は使えるものが多いようで、私はオランダの番号(+31)でも成功しました。日本の番号は使えませんでした。

SMS番号の入手について:日本から、もしくはパリ現地でもSMSが使えない場合、一番のハードルがSMS番号の入手です。私はやむを得ず Receive-Sms-Free.cc を利用しました。この種のサービスは即座に違法ではないと思いますが、万人に勧められるものでもありません。自己責任でご利用ください。確認できた範囲ではSMS認証はユーザー登録のときだけでアカウント情報に携帯電話番号は紐づかないようです。

公開されているSMS番号はすでに利用されていてSMSが届かないことも多いです。正常にSMSを受け取れる番号を探すのには手間がかかります。


セキュリティチェック

表示されている文字を入力して、検証するには (変な訳ですが)を押してください。セキュリティチェックが正常に終了したら、続く を押します。

VPNのプロトコルが適切でないと、このセキュリティチェックのエリアが表示されないことがありました。セキュリティチェックが表示されない場合、プロトコルを変えて試してください。


SMSの受信コード入力

SMSで受信したコード(数字6桁)を入力します。公開SMSのサービスを利用する場合は、ブラウザ上で受信コードを確認できます。

SMS認証に成功するとユーザー登録で入力したメールアドレス宛に通知が届きます。

通知メール

通知メールが届くのでアカウントをアクティベイトするボタン(リンク)を押します

ユーザー登録の続き

以降は現地でのユーザー登録作業と同じです。規約への同意、パスワード登録など画面の指示にしたがって進めます。

ログインすると登録メールアドレス宛に2段階認証の認証コードが届きます。SMSでなくメールで届くので日本でも普通に受信できます。

受信したコードを入力してユーザー登録を進めます。この後、途中で写真撮影などを行います。

IDFM Connect 連携完了

ユーザー登録が完了したあと、Navigo Weekly Passの画面では、以下のようにコネクト完了の表示になります。

以上、パス購入に必要なIDFM Connet アカウントを日本で登録する方法をご紹介しました。

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著者プロフィール
URTRIP
ユアトリップ(URTRIP)
ディズニー・ヨーロッパ・世界遺産をこよなく愛し、楽しく&コスパよく旅行するための攻略法の研究者。海外ディズニーパーク全制覇(HKDL 6回/DLP 4回/SHDL 2回/WDW 1回/DLR 1回)、ヨーロッパ28カ国訪問、世界遺産140カ所以上訪問等、ディズニーと海外旅行がライフワーク。エントリー外しの達人

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