ロンドン「バッキンガム宮殿」の宮殿内部「ステートルーム」見学のチケットの予約方法、公開期間、入場料、見どころ、所要時間など、見学に役立つ情報をわかりやすく解説します。
バッキンガム宮殿といえば「衛兵交代式」が有名ですが、夏期の10週間限定で宮殿内部にある絢爛豪華な「ステートルーム(The State Rooms)を見学することができます。
壮麗な部屋を見学できるのに加え、フェルメール、ヴァン・ダイク、ルーベンスなどイギリス王室が所有する名画も鑑賞できます。
公開期間中にロンドンを訪れるのであれば、必ず行くべきスポットです。
ただし、入場には時間指定制のチケットが必要です。本記事では、チケットの予約方法も詳しくご紹介します。
目次
バッキンガム宮殿 ステートルームの攻略ポイント
バッキンガム宮殿 ステートルーム見学の計画をたてる上で、知っておきたい攻略ポイントをまず解説します。
攻略1:バッキンガム宮殿 ステートルームとは?
バッキンガム宮殿の内部は通常見学できませんが、エリザベス女王がスコットランドで夏の静養に入る10週間だけ特別に公開されています。
2020年は7月25日-2020年10月4日に公開されます。※新型肺炎の影響で変更の可能性もあり
公開される「ステートルーム」は、公式行事や儀式のためにエリザベス女王やロイヤルファミリーが来賓を受け入れるための部屋です。豪華な応接室「ホワイト・ドローイング・ルーム」や王座が置かれた「王座の間」など19の部屋を見学することができます。
また、美術ファンには嬉しいことに「絵画のギャラリー」ではイギリス王室が所有する貴重な絵画コレクションを見ることができます。
フェルメールの「音楽の稽古」など普段は見られない貴重な絵画を見ることができます。
攻略2:混雑具合・チケットの入手は?
バッキンガム宮殿 ステートルームの公開は期間限定で人気があるため、時間指定制のチケットの購入が必要です。
チケットは時間枠に空きがあれば現地でも購入できますが、売り切れていたり、何時間か先のチケットになる可能性もあるので、オンラインでの事前予約をお勧めします。
夏休みなど繁忙期はオンライン予約も完売することがあるので、予約の埋まり状況を確認しながら、できるだけ早めに予約をすると安心です。
予約方法は記事中で詳しく説明します。
攻略3:ステートルームの写真撮影は?
残念ながら内部での写真撮影は一切禁止されています。見学後、散策できるバッキンガム宮殿内の庭園は撮影ができます。
攻略4:見学時間の目安
宮殿内では、オーディオガイドを聞きながら自分のペースで部屋を見学してまわります。2時間~2時間半が所要時間の目安です。
ステートルームの入場料・チケットの選び方
ステートルームの入場料
ステートルームの入場料(2020年度)は以下の通りです。
チケット料金
大人:£26.5
シニア(60歳以上):£24.0
学生:£24.0
17歳未満/身体障害者:£14.5
この他に、ロイヤルデイアウト(Royal Day Out)という、ロイヤルミューズ(the Royal Mews)、クイーンズ・ギャラリー(The Queen’s Gallery)とのセットチケット(大人 £49.0)もあります。
15分間隔の時間指定制チケットになっています。当日チケット窓口での購入も可能ですが、売り切れの可能性も高いので事前予約をお勧めします。
安くチケットを予約できる日本語サイトは?
公式サイトの予約は英語になるので、日本語で安く予約できるサイトを調べてみました。以下が調査結果です。
調査結果: VELTRAやGetYourGuideは公式サイトと同額で日本語予約できます。
ただし、VELTRAは時間指定ができず、Getyourguideは時間帯を選択できますが候補が少な目です。なお、Getyourguideでは「ステートルーム」が「公式諸間」と表記されています。
ですので、英語での予約で問題なければ、入場時間を細かく選択できる公式サイトでの予約をお勧めします。予約方法は次の項目で詳しく説明します。
ステート・ルーム 公式サイトのチケット予約手順
バッキンガム宮殿 ステート・ルーム 公式サイトでのチケット予約方法を解説します。
(1)チケット予約ページにアクセス
まず、バッキンガム宮殿 ステート・ルームのチケット予約ページにアクセスします。
アクセスすると以下の画面が表示されます。BOOK TICKETS(チケットを予約)をタッチします。
(2)日付・時刻を選択
画面をスクロールして、Buy now をタッチします。
以下のようにカレンダーが表示されます。入場日を選択して、CONTINUE AND PICK A TIME(時刻選択に進む)をタッチします。
入場する時間帯を選択します。時間帯は15分間隔で設定されています。選択したらSEE PRICES(価格を確認)をタッチします。
(3)チケット枚数を選択
予約するチケット枚数をAdult(大人)、Over 60(60歳以上)、Under 17(17歳未満)、Student(学生)、Disabled(障害をお持ちの方)に分けて入力します。入力したらADD TO BASKET(バスケットに追加)をタッチします。
カタログの購入を勧められます。不要なら、NO, THANK YOU(不要)をタッチします。
(4)チケット受け取り方法を選択
予約内容の確認画面が表示されます。確認したら画面を下にスクロールし、チケットの受け取り方法を選択します。PRINT AT HOME(家で印刷)のままで良いと思います。選択したらPROCEED TO PAYMENT(支払いへ進む)をタッチします。
なお、チケットの注意書きには「紙に印刷しないとダメ」と「紙に印刷しないと(入場はできるけど)年間パスに交換できない」の2種類記載されています。紙に印刷しておいたほうが無難だと思います。
(5)購入者情報を入力
続いて、購入者情報の入力画面になります。
最初のTitle(敬称)には、男性はMr、女性はMsを入力します。頭文字文字のMを入力すると候補が表示されるので、選択してください。以降は以下の通り、First Name(名前:ローマ字)、Last name(名字:ローマ字)、Email(電子メール)、Re-type Email(電子メール:確認)を入力します。すべて入力したらCONTINUE(続ける)をタッチします。
続いて住所を入力します。例えば、住所が「〒123-4567 東京都新宿区大久保1-1 ABCマンション123」の場合、以下のように入力します。
Address 1: 1-1 Ookubo
Address 2: #123 ABC MANSION
Town / City: Shinjuku-ku, Tokyo
Country: Japan
続いて、キャンペーン情報などDMを送って良いかの確認画面になります。不要ならNO(許可しない)をタッチします。
(6)支払い方法の選択
利用規約(I have read and …)を確認して同意をチェックしたら、WORLDPAYをタッチします。
(7)支払いクレジットカード情報の入力
以下の通り、Name on Card(カード記載の名 姓)、Card Number(カード番号)、Expiry date(有効期限:月/年の順)、CVC(裏面3桁数字)を入力します。入力したら、MAKE PAYMENT(支払う)をタッチします。
クレジットカードの決済が無事に完了すれば予約完了です。
(9)電子チケットがメールで届く
電子チケット(PDF)が添付されたメールが届きます。メールが届かない場合は、迷惑メールに分類されていないか確認してください。メールのFromは****@tickets.rct.ukでした。
上記のようにチケットには「もし年間パスに引き換えたければ、このチケット訪問前に印刷しておく必要があります。」(This ticket must be printed before your visit if you would like to convert it to a 1-Year Pass.)と書かれています。字面通りに受け取ると年間パスに引き換えなければ印刷しなくても良いと取れます。ただし、メールにも、You must print the ticket(s) attached to this e-mail and bring them with you to gain admission.と書かれているので紙に印刷しておいほうが良いと思います。
バッキンガム宮殿 ステートルームの公開期間・営業時間
2020年のステートルームの公開期間は、2020年7月25日-2020年10月4日です。
開場時間
・7月25日-8月31日: 9:30 – 19:30 ※最終入場 17:15
・9月1日-10月4日: 9:30 – 18:30 ※最終入場 16:15
営業時間の変更などもありますので、公式サイトの営業時間もチェックしてください。
営業時間(ステートルーム公式サイト)
バッキンガム宮殿 ステートルームへの行き方
ステートルーム見学の入場口は、以下のマップの通り、バッキンガム宮殿正門から見て左側にあります。
入場口に近いのは、地下鉄のセント・ジェームズ・パーク(St. James’s Park)駅です。徒歩10分弱です。他の駅からも10~15分程度で歩けます。
出口は、庭園を抜けて西にあるので、帰りはビクトリア駅やハイド・パーク・コーナー駅が近くなります。
バッキンガム宮殿 ステートルームの入場方法
ステートルームの入場口になっているGate Cは、バッキンガム宮殿の正門の左側にあります。
なお、ステートルーム見学後は、正門の反対側にある宮殿西側に出ます。出口から正門に戻ると10分以上歩くことになるので、正門付近の見学を最初に済ませておくと楽です。
先の方に人だかりが見えると思います。時間指定のチケットがないと入場できないので長蛇の列にはなっていないと思います。
事前にチケットをオンライン予約している場合は、GATE Cと書かれた入口から入場します。
チケットを当日購入する場合は、すこし先にあるGATE Aがチケット窓口になっています。空きがある時間帯のチケットしか購入できないので注意してください。
チケットのチェックを受けたら待機場所で時間になるまで待ちます。指定時刻の10分くらい前には入場しておいたほうが良さそうでした。
この先で、セキュリティチェックを受けて、オーディオガイドを受け取ります。見学は順路が決まっており、オーディオガイドの順に見学をしていきます。
ステートルームの見どころ
見学コースでは約19の部屋を周ります。ステートルームの内装はバッキンガム宮殿を王宮に改装したジョージ4世の趣向が反映されています。
以下、見どころとなる部屋を紹介します。
ホワイト・ドローイング・ルーム:The White Drawing Room
ホワイト・ドローイング・ルーム(The White Drawing Room)はステートルームの中でも最も豪華な部屋です。
エリザベス女王やイギリス王室の面々が公式行事を行う前に集まる応接ルームとして使われています。
王座の間:The Throne Room
赤い壁紙と絨毯が特徴の王座の間には、エリザベス女王とエディンバラ公が座った王座がおいてあります。
エリザベス女王の椅子には、女王のシンボルEIIRが刺繍されています。
絵画のギャラリー:The Picture Gallery
47mある巨大な「絵画のギャラリー」(The Picture Gallery)にはイギリス王室が所要する貴重な絵画が部屋に飾られれています。
絵画のギャラリーには、フェルメール、ヴァン・ダイク、ルーベンスなどの傑作が展示されています。必見作品をご紹介します。
ヨハネス・フェルメール「音楽の稽古」1662-1665年頃
アンソニー・ヴァン・ダイク「女王ヘンリエッタ・マリアの肖像」1635年
ピーテル・パウル・ルーベンス「自画像」1626年
ボールルーム:The Ballroom
ステートルームの中で一番大きな部屋です。ボールルームとして舞踏会で利用された他に、音楽家を招いてコンサートも開かれました。
現在では、国家的な行事が開催される部屋にもなっています。正面にあるエドワード7世とアレクサンドラ王妃の王座は、1902年の戴冠式のために作られたものです。
大階段:The Grand Staircase
見学コースの最初にあるのが絢爛豪華な大階段(the Grand Staircase)です。この階段を上がってステートルームのあるフロアに上がります。
階段を上がったところには、ジョージ3世など皇族の肖像画が飾らえれています。
庭園:Palace Garden
ステートルームの見学が終わると、庭園に出ます。ここからは写真撮影ができます。
よく見るバッキンガム宮殿の正面とは逆側から宮殿を見ることができます。
出口横には、開催期間中にオープンしているカフェがあります。コーヒー、紅茶などのドリンクやサンドイッチ、スイーツなどの軽食をとることができます。
反対側では、エリザベス女王などロイヤルファミリーの写真の前で記念撮影ができます。
バッキンガム宮殿ショップ
ショップには、イギリス王室グッズがたくさん並んでいます。お土産によさそうなものが多くあります。
王室の紋章つきの缶に入ったストロベリーのショートブレッド、レモンビスケット、紅茶などです。
王室の紋章の入ったメモ帳、王冠付きの鉛筆、小銭入れなどです。
アールグレーの紅茶缶や、ラズベリーとホワイトチョコのビスケットです。
衛兵のコスチュームをつけたテディベアや、バッキンガム宮殿のファサードがデザインされたマグカップです。
庭園・出口
ショップを出ると、引き続き庭園を散策できます。私は公開期間後半の10月頭に訪問しましたが、紅葉が始まっていました。
最後に出口で、年間パス(1YEAR-PASS)の発行手続きができます。サインしたチケットにスタンプを押して貰うと1年間有効のパスとして利用できます。
バッキンガム宮殿ステートルームの見学は以上です。宮殿正門の反対側に出ますでの、ハイド・パーク・コーナー駅が一番近くにあります。ヴィクトリア駅も次に近いです。
参考)バッキンガム宮殿 ステートルームの公式サイト
以上、「バッキンガム宮殿 ステートルーム」の公式サイトでの予約方法、見どころなどを詳しくご紹介しました。
衛兵交代式の見学攻略法など、バッキンガム宮殿全体の観光については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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