サン・ピエトロ大聖堂の「クーポラ」完全ガイド – 行列回避、上り方、入場料、見どころなど

ローマ

サン・ピエトロ大聖堂クーポラ上る方法行列を回避する方法入場料見どころなど、見学に役立つ情報をわかりやすく解説します。

サン・ピエトロ大聖堂の見どころの一つが「クーポラ(ドーム)」の展望テラスからの眺望です。約120mの高さからサン・ピエトロ広場の美しい姿を見下ろすことができます。

ただし、大聖堂へ行列に並んで入場した後、さらにクーポラの入口に長い行列ができていることもしばしばです。エレベーターが設置されていますが、全551段の階段のうち、320段は自分の足で上る必要があり、体力も使います。

大聖堂内部、バチカン美術館などと合わせて見学すると、足をかなり酷使しますので、事前に良く計画を立てて置くことをオススメします。

サン・ピエトロ大聖堂の見学については以下の記事で詳しく解説しています。


サン・ピエトロ大聖堂クーポラの攻略ポイント

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに上る前に、知っておきたい攻略ポイントをまず解説します。

攻略1:クーポラには上るべき?

クーポラに上るには、行列に並び、入場料10€を払う必要があります。それでも、ぜひ上ることをオススメします。

エレベーターを使っても320段の階段を上がる必要があり、体力も使います。

しかし、苦労する価値が十分にある美しい景色を眺めることができます。ベルニーニが作った美しいサン・ピエトロ広場を見下ろす風景は、バチカン観光の写真の定番です。

景色だけでなくドーム内部の美しいモザイク画を間近に見られるのもクーポラに上るメリットです。

上るべきとは言いましたが、雨など天気が悪い場合、行列が異常に長い場合、などは無理して上る必要はないと思います。私でも上りません。

また、旅行の疲れが残っている場合も、上って後の日程に影響がでるのも良くないので、無理は禁物です。

攻略2:混雑具合・行列の回避方法

サン・ピエトロ大聖堂に入場するため行列に並びますが、クーポラに上るには、さらに行列に並ぶことが多いです。

クーポラの行列は、サン・ピエトロ大聖堂の入場の行列と時間差があります。大聖堂の列は10時すぎくらいから長くなりますが、クーポラの行列は、それより1時間くらい遅れて長くなります。

以下がクーポラの入口ですが、11時台前半に行った時点では、行列はありませんでした。

先に大聖堂内部を見学して、12時過ぎに入口へ戻ってきたら、先程の場所のはるか手前の大聖堂の玄関廊まで行列が延びていました。チケット窓口まで30分くらい並びました。

このように時間帯を選ばないと長く並ぶことになります。混雑状況によって大きく変わりますが、11時台前半までに上ると、並ぶ時間が少なくて済みそうです。

攻略3:エレベーターか?階段か?

クーポラの展望テラスまで、すべて階段であがると551段です。途中まではエレベーターを使うと上るのが320段になります。

チケットは、すべて階段の場合が8€と、エレベーター+階段の場合が10€です。

金額差も2€ですし、体力温存を考えてもエレベーター利用がリーズナブルです。エレベーターを使っても300段以上あがるので、それなりに疲れます。

攻略4:上る時間に要注意

朝一は空いていてクーポラに上るのに適した時間なのですが、一つ難点があります。

サン・ピエトロ広場がクーポラの真東に位置するので、写真を撮るときに逆光になることです。

青空に映えるサン・ピエトロ広場の写真を撮りたいという方は朝一を避けることをオススメします。

下記はRomawiseで公開されている8時15分に撮影された写真です(これはこれで趣はありますが)。

<出所>© Romawise

攻略5:見学時間の目安

上で説明したように、混雑しているときは、入場待ちの行列に1時間以上並ぶことがあります。

待ち時間を除けば、エレベーター利用時の所要時間は40分程度です。

クーポラの入場チケット・入場料

サン・ピエトロ大聖堂は無料ですが、クーポラに上るにはチケットが必要です。

オンラインでの事前販売や観光案内所での販売はありません。以下の紙チケットを現地のチケット窓口で購入します。

サン・ピエトロ大聖堂クーポラの入場料

エレベーター+階段:10 €
エレベーター+階段:8 €

クーポラの開場時間

■開場時間

・冬期(10/1-3/31): 7:30 – 17:00
・夏期(4/1-9/30): 7:30 – 18:00

クーポラはサン・ピエトロ寺院のオープン7:00の30分後から上がることができます。

クーポラへの入口

クーポラの入口は、サン・ピエトロ大聖堂右側にあります。

以下のマップのようにサン・ピエトロ大聖堂にセキュリティチェックを受けて入場した後、途中、赤でBASILICAと書かれた大聖堂に入場するルートと、緑でINGRESSO CUPOLAと書かれたクーポラに上るルートに別れます。

先にクーポラへ入場する場合は、右側のINGRESSO CUPOLAのルートへ進みます。

<出所> Grikkorio / CC-BY-3.0を加工

大聖堂を先に見学する場合は、聖堂内部から出てところに、以下のようにINGRESSO CUPOLAの案内があるので、この通りに進みます。

大聖堂建物の右側のクーポラ入場エリアへ行くと、以下のようにクーポラ入口への案内が出ています。一番右側の通路は、バチカン美術館のシスティーナ礼拝堂からサン・ピエトロ大聖堂への通路(一方通行の出口)です。写真だと看板に隠れて見えないですが、真ん中に通路を仕切るフェンスがあり、真ん中の通路がクーポラへの入口です。

列ができている場合は、大聖堂の玄関廊の手前から列ができているので、それに並びましょう。

クーポラ見学の流れ・見どころ

クーポラ見学の流れをチケット購入から説明します。

チケット購入

上で説明したクーポラ入場の列に並びます。

途中、クーポラ見学の料金、説明があります。書いてあるようにエレベーター(WITH ELEVATOR)はエレベーター+320段の階段です。階段(ON FOOT)は、551段の階段です。

写真のすぐ先の右手にチケット売り場があります。掲示されているように、支払いにクレジットカードは利用できませんでした。「エレベーター」か「オンフット(階段)」を伝えてチケットを購入しましょう。

チケットを購入したら、少し先にある下の写真の入口へ向かいます。

エレベーター乗車

中に入ると、通路が階段(TO THE STAIRWAY)とエレベーター(TO THE ELEVATIOR)に分かれています。エレベーターは右側の通路です。

すぐのところにエレベーターがあります。ちょっと年季が入っていました。

係員さんの指示にしたがってエレベーターに乗車します。

エレベーターを降りると大聖堂の屋上(野外)に出ます。目の前にクーポラが見えるので、その下まで歩いて、階段を上ります。ここから階段を320段上がります。

20段ほどある階段を上ると、クーポラ内部への入口があります。中に入ると、一方通行(ONE WAY ONLY)と書かれた右への矢印あるので、右方向へ進みます。

最初は、このような広めの通路です。進むと、クーポラ内側に入る通路があります。

クーポラ内側の見学

クーポラの内側を歩く通路に出ます。通路の壁には、モザイク画が描かれています。大聖堂の中から見上げたときは、大きく見えなかったのですが、そばで見ると巨大です。モザイク画の上には、採光用の窓があります。

この通路からは、美しい天井のモザイク画を間近に見ることができます。光が効果的に取り込まれおり、輝いて見えます。

見下ろすと、ベルニーニの大天蓋の頂上部が見えます。29mの高さがある大天蓋を見下す高さです。

通路から再びクーポラ内部に入りますが、このように列ができていることがあります。

上り階段

渋滞の原因は、上る人と下る人を交互に通す個所があるからでした。係員の指示にしたがって進んでください。

狭い階段を連なって上っていきます。

数は多くありませんが、途中、横にちょっと退避するスペースがあります。写真の左下に見える赤は、疲れて退避している方のシャツです。疲れたら無理せずに、休憩をとってください。

通路の壁がクーポラの曲線にそって斜めになっているところもあります。クーポラを上っていることが実感できておもしろいです。

最後、頂上のテラスに上がるのが、この金属製の階段です。ゴールまで少しです。

ついに屋上テラスまでたどり着きました。クーポラ内側の見学が終わった時点から10分弱、階段を上りました。

頂上のテラスからの眺め

頂上のテラスからは360度景色を楽しむことができます。

東は、定番のサン・ピエトロ広場の景色です。サン・ピエトロ広場からコンチリアツィオーネ通りがまっすぐテベレ川まで続いています。

テベレ川の先には、円形の城郭を持つサンタンジェロ城、丸い屋根のパンテオン、白い新古典主義の建物ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂なども見えます。サンタンジェロ城の左奥には、スペイン広場の背後に立つトリニタ・デイ・モンティ教会が見えます。

北は、ミケランジェトの最後の審判、天井画で有名なシスティーナ礼拝堂、バチカン美術館が見えます。

北西には、美しく整備されたバチカン庭園があります。

バチカン大聖堂の裏側にあたる西側には、バチカンの政庁舎があります。世界一小さな国バチカン市国の政府があります。

南は、緑地帯が広がっています。右手に見える駅は、ローマ・サン・ピエトロ駅です。

テラスから見上げると大聖堂の正面から見えた塔の柱が並んでいます。

下りのルート

テラスからの見学が終わったら、USCITA EXITと書かれた出口へ進みます。

上りとは別のルートになりますが、基本的な流れは上りと同じです。

階段で屋上テラスまで降ります。

屋上テラスにはトイレや、簡単なカフェ・売店があります。暑い9月上旬に階段を上り下りして喉がカラカラになったので、売店でペットボトルの飲み物を買って、しばらく休憩しました。

屋上テラスからはファサードの上に並んでいた13体の聖人像を後ろから見ることができます。背面は手を抜いている像もあって、見ては行けないものを見た気分です。

屋上テラスからの下りは、エレベーターを利用できます。

最後は大聖堂内に出ます。マリア・クレメンティナ・ソビエスカの墓碑の下が出口です。最初に大聖堂内部を見学したとき、「たくさん人が出てくるこの扉はなんなんだろう?」と思いましたが、謎が解けました。

クーポラ見学の説明は以上です。引き続き、大聖堂内部の見学をされる場合は以下の記事を参照してください。

参考)サン・ピエトロ大聖堂 クーポラの公式サイト

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラの営業時間・料金に関する公式ページは以下です。イタリア語の表示にしか対応していません。
サン・ピエトロ大聖堂 クーポラ 公式ページ

以上、サン・ピエトロ大聖堂見学のハイライトの一つ「クーポラ」について、行列回避方法、チケットの買い方、見どころなどを詳しくご紹介しました。

サン・ピエトロ大聖堂とセットで見学することが多いバチカン美術館について、以下の記事で詳しく解説しています。


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