ロンドンの人気観光スポット「大英博物館」、「バッキンガム宮殿」から「ハリーポッターの聖地」まで、並ばず、お得に観光するための攻略法をわかりやすくご紹介します。
ロンドン観光で外せないのは、(1)世界の至宝が見られる大英博物館やナショナルギャラリーなどの博物館・美術館、(2)中世に世界を制覇した英国ロイヤルファミリーと深い繋がりがあるバッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院、ロンドン塔、セントポール大聖堂、(3)ロンドン大定番のフォトスポット:ビッグベン、タワーブリッジ、ロンドン・アイなどです。
これらを楽しめる定番の観光スポット11個所を厳選してご紹介します。
観光スポットをただ並べて紹介するだけでなく、行列を回避する方法や、ロンドン・パスを活用して安く入場する方法など、賢く観光するためのコツを分かりやすくご紹介します。
また、番外編として本場ロンドンで鑑賞するミュージカル「オペラ座の怪人」についてもご紹介します。
目次
ロンドン人気観光スポットの攻略法
攻略法1:人気観光スポットの混雑状況
ロンドンで一番混雑する観光スポットは「ウェストミンスター寺院」です。入場に1時間以上並ぶことがざらにあります。公式サイトで事前に時間指定制のチケットを予約しておくことをお勧めします。
「ロンドン塔」、「大英博物館」も混雑しますが、朝一など時間帯を選べば、事前予約が必須というレベルではありません。
バッキンガム宮殿の衛兵交代式を良い場所から見学したい場合は、式が始まる1時間以上前から場所取りが必要です。
ロンドン郊外になりますが、「ハリーポッター スタジオツアー」を見学する場合は、事前予約が必須です。早めにチケットを予約しておかないと完売することも多いので、早めの予約をお勧めします。
各観光スポットの事前予約の方法は記事中で解説しています。
攻略法2:入場料を安くすませるには?
ロンドンの観光スポットは入場料がバカ高いです。
入場料の例
・ロンドン塔 £28.9(約3,900円)
・ウェストミンスター寺院 £24(約3,250円)
・ザ・シャード展望台 £32(約4,300円)
ロンドンの観光スポットの入場料を安くあげる王道が観光パス「ロンドン・パス(THE LONDON PASS)」の利用です。
ロンドン・パスは利用期間を1日券~10日券から選べます。パスを購入すると対象の観光スポットが入場無料になります。
本記事で紹介する観光スポットでは、ロンドン塔、ウェストミンスター寺院、タワーブリッジ、ナショナル・ギャラリー(オーディオガイド無料)、セントポール大聖堂、ザ・シャード展望台が対象です。
パスの料金は、2日券だと£99です。2日間で上記観光スポットをすべて回ったとすると正規入場料合計は£146.2になります。つまり、£40以上、お得になります。
ロンドン・パスは事前購入するともっと安くなるので、さらにお得度がアップします。ロンドン・パスを安く買う方法、他の対象施設、使い方などを以下の記事で解説していますので参考にしてください。
なお、「大英博物館」、「ナショナル・ギャラリー」などロンドンの公営美術館・博物館の多くが入場無料になっています。
「貧富の差なく平等に文化へ触れられるように」という理念を反映しています。運営支援のため少額でも寄付をされたり、ガイドブックやお土産を購入して貢献するのも良いと思います。
攻略法3:観光スポットの移動は?
ご紹介する定番の観光スポットは、ロンドン中心部に集中しています。
ロンドン中心部は地下鉄(Tube)が網の目にように走っているので、基本的には地下鉄での移動で用が足ります。すべての観光スポットは地下鉄駅から歩ける距離にあります。
最寄りの地下鉄駅から一番遠いバッキンガム宮殿でも、徒歩10分以内です。
ロンドンの地下鉄の乗り方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
上記記事でも説明していますがロンドンで地下鉄など公共交通機関を利用する場合は、交通系ICカード「オイスターカード」(oyster)を利用するのがお得、かつ、便利です。
オイスターカードについて、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
攻略法4:ロンドンの世界遺産
ロンドン中心部では、「ウェストミンスター宮殿、ならびに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院」と「ロンドン塔」の2つが世界遺産に登録されています。
また、中心部からすこし離れますが、「キュー王立植物園」「マリタイム・グリニッジ」(港湾都市グリニッジ)も地下鉄などで30分くらいの距離にあります。
かなり慌ただしくなりますが、1日で4つの世界遺産を周ることも可能です。以下の記事で4ヵ所の世界遺産を回った様子をレポートしています。
人気観光スポットの場所
ご紹介するロンドン人気観光スポットの場所をマップ上に示します。
中心部から2~3km圏内に収まっているのがわかるかと思います。
特に③ウェストミンスター宮殿/ビッグベン&⑤ウェストミンスター寺院&⑨ロンドン・アイや、④ロンドン塔&⑦タワーブリッジ&⑪ザ・シャードは近いので、まとめて観光すると移動時間を節約できます。
それでは以降、ロンドンの人気観光スポットをご紹介します。
①大英博物館
世界三大美術館・博物館に数えられる大英博物館(British Museum)は、一番人気の観光スポットです。
7つの海を支配した大英帝国が世界中から集めた(略奪した)古代エジプトから中世ヨーロッパに至る貴重なコレクションが、一日で見て回れないほどたくさん展示されています。
ナポレオンのエジプト遠征中に発見したロゼッタストーンや、エジプトの黄金の棺、ミイラ、モアイ像など必見作品を見てまわるだけでも1~3時間かかります。
◯ロゼッタストーン
◯古代エジプトの黄金の棺
◯モアイ像
大英博物館の嬉しいは入場無料(寄付制)なところです。他の観光スポットは入場料が軒並み3,000円を越しているので、大変ありがたいです。
展示ルームの開場は10時ですが、館内には9時から入場できます。早めに入場しておくと、ロゼッタストーンなどもゆっくり見学できますし、入場の待ち時間も短くなります。
大英博物館の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■大英博物館 攻略情報
・入場料:入場無料※寄付
・ロンドン・パス:ー
・混雑度:★★☆
・優先入場:ー
・見学時間目安:1~3時間
・写真撮影:◯
・開館時間・休館日:
営業時間:
10:00 – 17:30 (金曜は -20:30)
休業日:
1/1、12/24-26
参考) 大英博物館 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
②バッキンガム宮殿(衛兵交際式/ステートルーム)
エリザベス女王の平日の住居になっているのがバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)です。
19世紀に豪華な宮殿として再建され、ヴィクトリア女王の即位以来、イギリス国王の住まいとして利用されています。
バッキンガム宮殿の代名詞ともなっているのが衛兵交際式です。イギリス伝統の熊の毛の帽子と赤い上着を身にまとった近衛兵が楽隊を伴って行進します。
バッキンガム宮殿での衛兵交代は11時ころから始まります。1時間前くらいから宮殿前には人集りができ始めます。宮殿の正門前など、交代式がよく見えるポジションで見学したい場合は、1時間以上前から場所取りが必要です。
衛兵交代式は夏期は毎日、それ以外の期間は月、水、金、日の開催になります。
スケジュール、見学ポイントなどバッキンガム宮殿衛兵交代式の攻略法を下記記事で詳しく解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
普段はバッキンガム宮殿の内部は見学できませんが、夏期の10週間限定で宮殿内部にある絢爛豪華な「ステートルーム(The State Rooms)」を見学できます。
さらに、美術ファンには嬉しいことにステートルームにある「絵画のギャラリー」では、フェルメールの「音楽の稽古」などイギリス王室が所有する貴重な絵画コレクションを鑑賞できます。
ステートルーム見学は、期間限定のため、人気があります。事前予約を強くお勧めします。
予約方法、見どころなどバッキンガム宮殿ステートルーム見学の攻略法を下記記事で詳しく解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■バッキンガム宮殿ステートルーム攻略情報
・入場料:£26.5
・ロンドン・パス:✕
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約必須
・見学時間目安:2時間半
・写真撮影:✕
開場期間:2020/7/25-10/4
営業時間:
・7月25日-8月31日: 9:30 – 19:30 ※最終入場 17:15
・9月1日-10月4日: 9:30 – 18:30 ※最終入場 16:15
参考) バッキンガム宮殿 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
③ウェストミンスター宮殿/ビッグベン
「ロンドン」と言って、まず思い浮かぶのがビッグベン(Big Ben)、という方も多いと思います。ビッグベンは巨大な時計がシンボルになっているように、ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)に併設される時計塔です。
そばにかかるウェストミンスター橋やテムズ川対岸から、ビッグベンとウェストミンスター宮殿の雄姿を見ることができます。
ビッグベンが奏でる「ウェストミンスターの鐘」は学校のチャイムとしても使われています。
残念ながら2021年までは改装工事が行われており、ビッグベンやウェストミンスター宮殿は足場で覆われています。鐘の音も聞くことができません。
ウェストミンスター宮殿は、中世に王家の住居として利用されていました。たびたび火災により消失し、現在の建物は19世紀に再建されたものです。現在は、イギリスの国会議事堂として利用されています。改装中も内部はツアーで見学できます。
ウェストミンスター寺院とともに世界遺産にも登録されているので、寺院と一緒に見学してみてください。
参考) ビッグベン/ウェストミンスター宮殿 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
④ロンドン塔
約950年もの長い歴史を持つロンドン塔(Tower of London)は、イギリス王室のさまざまなドラマの舞台となった場所で、世界遺産にも登録されています。
ロンドン塔の中には、様々な建物があります。人気なのが、イギリス王室が所有する王冠、笏、宝剣、宝石などを展示したクラウン・ジュエル(Crown Jewels)です。
世界第二位を誇る530カラットのダイアモンド「カナリン I」、別名「偉大なアフリカの星」がはめ込まれた王笏など、至宝がたくさん展示されています。
ロンドン塔の本来の役割はロンドン防御のための要塞でしたが、王族など身分の高い人を収監する牢獄にもなっていました。ヘンリー8世に処刑された王妃アン・ブーリン、叔父リチャード三世により幽閉され行方不明になった幼いエドワード5世とヨーク公リチャードなどが有名です。
悲劇の王妃アン・ブーリンが処刑された跡地には、鎮魂のための記念碑が置かれています。
ロンドン塔の入場料は28.9£とかなり高いです。ロンドン・パスを持っていれば入場が無料になりますし、チケット購入の列もスキップできるのでパス利用もお勧めです。
ロンドン塔のそばに、タワーブリッジ、ザ・シャードもあるのでまとめて見学するのもお勧めです。
ロンドン塔の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■ロンドン塔 攻略情報
・入場料:£28.9
・ロンドン・パス:◯ 利用可
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約/ロンドンパス
・見学時間目安:2時間
・写真撮影:◯
営業時間:
・夏期(3/1-10/31):
火曜-土曜: 09:00-17:30
日曜-月曜: 10:00-17:30
※最終入場:17:00
・冬期(11/1-2/28):
火曜-土曜: 09:00-16:30
日曜-月曜: 10:00-16:30
※最終入場:16:00
休業日:
1/1、12/24~12/26
参考) ロンドン塔 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑤ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、ビッグベンのあるウェストミンスター宮殿の隣りにあるイギリス国教会の寺院です。ウェストミンスター宮殿と、ともに世界遺産に登録されています。
イギリス王家とのつながりが強く、イギリス国王の戴冠式が行われることでも有名です。2011年にはウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式をあげました。
11世紀にエドワード懺悔王の命で建設された寺院が現在の寺院のもとになっています。その後、13世紀にヘンリー3世が改装を始め14世紀には現在の形になりました。高さ69mの双塔のファサードはとても迫力があります。
入場料も高く、ロンドンの観光スポットで一番混雑しているため、外観見学だけで済ます方も多いと思います。
外観も素晴らしいのですが、教会内部には「世界の驚異」と言われるほど美しい礼拝堂「レディチャペル」など、見どころがたくさんあります。入場料は高いですが、個人的には十二分にもとが取れました。
大英帝国の礎を作った女王エリザベス1世のお墓など、イギリスの歴代国王のお墓があります。
チョーサー、ディケンズなどイギリスを代表する作家・詩人のお墓もあります。詩人だけでなく、ニュートンなど科学者のお墓や記念碑もあります。
ウェストミンスター寺院の混雑回避の王道は、公式サイトでの事前予約です。優先入場ができるので待ち時間を大幅に減らすことができます。
ロンドン・パスでも入場できますが、通常レーンでの入場なので待ち時間が長くなります。パスを使う場合は、オープン前から並んでおくことをお勧めします。
なお、ウェストミンスター寺院で最も残念なのは、内部の写真撮影が禁止されていることです。混雑回避のためしょうがないのは十分理解していますが、「レディチャペル」を自分のカメラに収めたかったです。
公式サイトでの予約手順など、ウェストミンスター寺院の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■ウェストミンスター寺院 攻略情報
・入場料:£24
・ロンドン・パス:◯ 利用可
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:1時間半
・写真撮影:✕
営業時間:
月曜-金曜:09:30 – 16:30 ※最終入場 15:30
土曜:09:00 – 14:00 ※最終入場 13:00
休業日:
日曜(礼拝のみで観光客は入場不可)
参考) ウェストミンスター寺院 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑥ハリー・ポッター スポット
ロンドンには、映画「ハリー・ポッター」シリーズの舞台となった聖地がたくさんあります。
ハリポタファンならずとも訪れたいのが、ハリーがホグワーツ魔法魔術学校へ旅立つシーンで登場するキングスクロス駅の9と4分の3番線です。
キングスクロス駅は隣接するセント・パンクラス駅とともにロンドンの主要駅です。駅構内では、カートを押して壁に入っていく例のシーンの記念撮影ができます。撮影スポットは、実際のプラットフォームではなく、手前のエリアにありますので注意してください。
キングスクロス駅には、ハリポタグッズを購入できる公式ショップもあります。
キングス・クロス駅と並んで人気のハリポタ聖地がレドンホール・マーケット(Leadenhall Market)です。
ハリーが魔法グッズを買い揃えたダイアゴン横丁のロケ地になった場所です。レドンホール・マーケットは高層ビルが立ち並ぶロンドンの金融街シティのそばにあります。
その他、セント・ポール大聖堂やミレニアム・ブリッジもハリーポッターに登場します。
ロンドン郊外になりますが、ハリポタファンなら絶対に行きたいのがワーナーブラザーズスタジオです。ホグワーツエクスプレスなど映画の撮影に使わた実際のセットを見学できる「ワーナー ブラザーズ スタジオ ツアー メイキング オブ ハリー ポッター」が開催されています。
大人気のため完全予約制で、早めに予約をしないとチケットが完売してしまいます。入手の難しいハリポタ スタジオ・ツアーのチケット予約攻略法などを下記記事で詳しく解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■ハリー・ポッター スタジオ・ツアー攻略情報
・入場料:£47
・ロンドン・パス:✕
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約必須
・見学時間目安:3時間
・写真撮影:◯
営業時間:
10:00-20:00 ※日程で異なる
参考) ハリー・ポッター スポット 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑦タワーブリッジ
テムズ川にかかる開閉橋のタワーブリッジ(Tower Bridge)は、ロンドンを代表する景色の一つです。ゴシック様式の美しい橋は、英国らしい優雅さを備えています。1886年に建設が始まり、1894年に完成しました。
普通に歩いてタワーブリッジを渡れますが、ぜひ体験したいのが上の橋を渡れる見学ツアー「タワーブリッジ・エキシビジョン」です。
上部の橋は、昔、下の橋が跳ね上がっているときに渡るための橋でしたが、現在は観光用通路として、床の一部がガラス張りになっています。高さ44mの橋を渡りながら、下を走る車を見下ろせます。
回数は減りましたが、現在でも開閉しています。開閉スケジュールは公式ページで調べることができます。
「タワーブリッジ・エキシビジョン」の入場料は£9.8です。ロンドン・パスを持っていれば無料で入場できますし、ロンドン・パス専用レーンから優先入場できます。
タワーブリッジの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■タワーブリッジ 攻略情報
・入場料:£9.8
・ロンドン・パス:◯ 利用可
・混雑度:★☆☆
・優先入場:ロンドンパス
・見学時間目安:30分
・写真撮影:◯
営業時間:
9:30 – 18:00 ※最終入場:17:00
毎月第3土曜日と1/1は10:00~
休業日:
12/24~12/26
参考) タワーブリッジ 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑧ナショナル・ギャラリー/トラファルガー広場
ナショナル・ギャラリー(National Gallery)は、13世紀~20世紀の絵画を中心としたコレクションを展示している国立美術館です。
ルネサンスの三大巨匠ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロや、バロック絵画の巨匠フェルメール、レンブラント、カラヴァッジョ、ルーベンス、ベラスケス、印象派/ポスト印象派のゴッホ、モネ、ルノワール、セザンヌなど、教科書に登場する有名西洋画家の作品がほぼ網羅されています。
◯ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「ひまわり」
ゴッホの代名詞とも言えるひまわりの絵です。
◯ヨハネス・フェルメール「ヴァージナルの前に立つ女」
日本でも人気のフェルメール作品も展示されています。対になる「ヴァージナルの前に座る女」も所蔵しています。
◯レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
2枚描かれたダヴィンチの「岩窟の聖母」の一枚があります。もう一枚は、ルーブル美術館にあります。
ナショナル・ギャラリーも入場無料(寄付制)です。混雑はしますが、大英博物館ほどではないので、大英博物館の見学を優先してスケジュールを組むと良いと思います。
ロンドン・パスを持っていると、通常5£のオーディオガイドを無料で借りられます。
上記以外の必見作品など、ナショナル・ギャラリーの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
ナショナル・ギャラリーが建つトラファルガー広場(Trafalgar Square)は1805年のトラファルガーの海戦の勝利を記念して設けられた広場です。
広場には、トラファルガーの海戦で勝利を導いたネルソン提督の記念柱があります。彼自身は、この海戦で名誉の戦死を遂げました。
■ナショナル・ギャラリー 攻略情報
・入場料:入場無料※寄付
・ロンドン・パス:オーディオガイド無料
・混雑度:★☆☆
・優先入場:ー
・見学時間目安:1~2時間
・写真撮影:◯
営業時間:
10:00 – 18:00 (金曜は -21:00)
休業日:
1/1、12/24-26
参考) ナショナル・ギャラリー 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑨ロンドン・アイ
ロンドンの新しいランドマークになっているのが巨大な観覧車ロンドン。アイ(London Eye)です。高さが135mあり、2006年まではギネスにも登録されていた世界最大の観覧車でした。
テムズ川にせり出すように設置されており、ウェストミンスター宮殿、ビッグベン、ウェストミンスター寺院、セントジェームスパークなどロンドンの名所を見渡すことができます。
ゴンドラは特徴的なカプセル型になっています。ガラス張りになっているので360度のパノラマを楽しめます。
ロンドン・アイは、混んでいるときと空いているときの差がありますが、繁忙期は1時間以上並ぶこともあります。
混雑時は、もともと高いチケットがさらに高くなりますが、優先レーンで乗車できるファストトラックチケットも利用できます。
なお残念ながら、ロンドン・パスは利用できません。
ビッグベンからウェストミンスター橋を経由して徒歩10分くらいです。途中、ウェストミンスター側(テムズ川西岸)からロンドン・アイを、ロンドン・アイ側(テムズ川東岸)からビッグベンやウェストミンスター宮殿を見られます。
ロンドンアイの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■ロンドンアイ 攻略情報
・入場料:£30
・ロンドン・パス:✕
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:30分~
・写真撮影:◯
営業時間:
冬期: 11:00 – 18:00
夏期: 10:00 – 20:30(21:30)
休業日:
なし
参考) ロンドンアイ 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑩セントポール大聖堂
セントポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)は、英国国教会ロンドン教区の主教座聖堂です。
1981年にチャールズ王太子とダイアナ元妃の結婚式が行われたことでも有名です。
7世紀に最初の建物ができて以来、何度も火災で消失しました。現在は丸いドームがシンボルになっていますが、中世は158mの尖塔を持つ建物でした。18世紀の再建時に、現在の姿になりました。
ウェストミンスター寺院の影に隠れて、ちょっと地味な存在になっていますが、内部では美しいクワイエ(聖歌隊席)や主祭壇を見ることができます。ウェストミンスター寺院と違って写真撮影できるのも嬉しいところです。
また、意外と知られていませんがドームの展望回廊まで階段で上がってロンドン・シティのパノラマを楽しむことができます。ただし、528段の階段を登る必要があります。
地下には墓所があり、ナポレオン戦争の英雄であるウェリントン公爵・ネルソン提督などのお墓を見ることができます。
セント・ポール大聖堂は、たくさんの見どころがあるにも関わらず、比較的空いている観光スポットです。
入場料は20£です。ロンドン・パスを所有していると無料で入場できます。事前購入者の列から優先入場もできます。
ドーム展望回廊までの階段を登った様子など、セントポール大聖堂の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■セントポール大聖堂 攻略情報
・入場料:£20
・ロンドン・パス:◯ 利用可
・混雑度:★☆☆
・優先入場:事前予約/ロンドンパス
・見学時間目安:1時間半
・写真撮影:◯
営業時間:
大聖堂 8:30 – 16:30 ※最終入場 16:00
ドームギャラリー 9:30 – 16:15
休業日:
日曜日
参考) セントポール大聖堂 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
⑪ザ・シャード
ザ・シャード(The Shard)は高さ310mで、ロシアを除くヨーロッパで一番高いビルです。「破片」を意味するshardの名前の通り、先端が尖った特徴的な形をしています。
全世界で見ると上位100位に入らない高さですが、ロンドンでは突出した高さです。そのため、有料の展望フロア「ザ・ビュー・フロム・ザ・シャード(The View From the Shard)」からはテムズ川沿いの景色を一望できます。
ライトアップされたタワーブリッジなどが見える夜景スポットとしても大人気です。
展望台の入場料は32£です。かなり高めなのでロンドン・パスでの入場をお勧めします。
ザ・シャードの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。
■ザ・シャード 攻略情報
・入場料:£32
・ロンドン・パス:◯ 利用可
・混雑度:★★☆
・優先入場:プライムチケット
・見学時間目安:1~2時間
・写真撮影:◯
営業時間:
10:00-18:00
休業日:
4/27、12/25
参考) ザ・シャード 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
番外編:ミュージカル「オペラ座の怪人」鑑賞
日本でも大人気のミュージカル「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」が、1986年に初演されたのがロンドン・ウエストエンドにある「ハー・マジェスティーズ・シアター」(ハー・マジェスティーズ劇場/Her Majesty’s Theatre)です。
「オペラ座の怪人」の聖地とも言えるハー・マジェスティーズ・シアターは、上で紹介したナショナル・ギャラリートやトラファルガー広場から徒歩3分とアクセスしやすい場所にあります。
劇場名の「ハー・マジェスティー」は「女王陛下」という呼びかけを意味します。女王所有の敷地にあった4つの劇場の一つで、現在の建物は1897年に完成しました。歴史ある劇場の内部は美しく装飾されています。
海外でミュージカルを見るのはハードルが高いように感じますが、下記記事で座席の選び方など予約方法を詳しくご紹介していますので、どなたでも鑑賞できると思います。
本場の「オペラ座の怪人」はミュージカル初心者の私でも、とても感動しました。夕方までは観光スポットを見て回って、夜はミュージカルを楽しむというのも英国風で楽しいと思います。
以上、ロンドンの定番観光スポットを詳しくご紹介しました。みなさまのロンドン観光に少しでも役立てば幸いです。
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