【フィレンツェ】必ず行きたい定番「観光スポット」最新完全ガイド

フィレンツェ

フィレンツェ人気観光スポットドゥオーモ」、「ウフィツィ美術館」から、展望スポット「ミケランジェロ広場」まで、並ばずお得に観光するための攻略法をわかりやすくご紹介します。

フィレンツェ(Firenze)は、中世にルネサンス文化が花開いた都市で、「花の都」とも呼ばれています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロといった美術史に残る巨匠を排出し、美術館ではルネサンス期の傑作を多く見ることができます。

また、フィレンツェを支配したメディチ家を始めとする市民の富によって、ドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館など美しく豪華な建物が建造されました。

現在も多くが残されており、褐色屋根のフィレンツェの街なかではルネサンスの雰囲気を味わうことができます。

本記事では、厳選したフィレンツェの定番観光スポット12+4ヶ所をご紹介します。また、フィレンツェを起点に観光できる人気の日帰りスポットもご紹介します。

観光スポットをただ並べて紹介するだけでなく、行列を回避する方法や、割引の入場料でお得に見学する方法など、賢く観光するためのコツを分かりやすくご紹介します。

フィレンツェ人気観光スポットの攻略法

(1)人気観光スポットの混雑状況

フィレンツェで最も混雑するスポットは、一番人気のドゥオーモと二番人気のウフィツィ美術館です。

ドゥオーモの聖堂内部とクーポラには特に混雑します。新型コロナ以前は、聖堂内部への入場で数時間待ち、事前予約必須のクーポラでは現地で予約が取れず泣く泣くあきらめる、といったことがありました。

2020年6月の観光再開後は、クーポラを含むすべてのドゥオーモ関連施設でオンラインでの予約が必要になりました(7月以降の動向は未定)。

二番人気のウフィツィ美術館も当日チケットを購入すると1時間以上並ばなくていけません。オンラインでの事前予約を強くおすすめします。

また、ミケランジェロの『ダヴィデ像』があるアカデミア美術館も混雑しますので、事前予約しておくとスムースに見学できます。

その他の観光スポットも混雑はしますが、当日券の購入で十分だと思います。

各観光スポットの事前予約の方法は記事中で解説しています。

(2)入場料を安くすませるには?

フィレンツェには、対象の観光スポットが入場フリーになるフィレンツェ・カード(Firenzecard)があります。

主要な観光スポットが入場フリーの対象になっており、72時間(丸3日間)有効で料金は85€と比較的リーズナブルです。

ただし、観光再開後、ドゥオーモのチケット予約の仕組みが変わってしまい、2020年6月時点ではドゥオーモでフィレンツェ・カードを利用できるかわかりません。

フィレンツェ・カードで、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館へ優先入場ができます。ただし、優先入場には事前予約が必要で、オンラインの予約には対応していません。フィレンツェ・カードを現地で購入してから予約するので、希望の時間に予約できる保証がありません。

フィレンツェ・カードの対象施設、買い方、制限などを下記記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

その他のお得なチケットして、ウフィツィ美術館、ピッティ宮殿(パラティーナ美術館)、ボーボリ庭園の3ヶ所に入場できる共通チケット(PassePartout 3 Days)があります。3ヶ所の入場料の合計50€が38€に割引されます(夏期の場合)。

ウフィツィ美術館のオンラインでの事前予約にも対応しており、行列回避も役立ちます。ただし、ウフィツィ美術館入館後でないと、他の2ヶ所への入場はできません。

(3)場所、移動手段は?

ご紹介するフィレンツェ人気観光スポットの場所をマップ上に示します。

観光スポットはほぼ、フィレンツェ中心部1.5km四方に集中しています。スポットの8割以上がアルノ川北岸にあります。南岸にあるのは、⑥ミケランジェロ広場、⑧ピッティ宮殿、⑨ボーボリ庭園だけです。

フィレンツェ中心部には地下鉄も通っていませんし、バスも便が悪いため、移動手段は徒歩がメインになります。

北岸の中心部から⑧ピッティ宮殿へも徒歩10分程度ですし、一番遠い⑥ミケランジェロ広場へも20分ちょっとです(坂道ですが)。

歩く距離が短くなるような順番でまわるのがポイントです。チケットを事前予約する場合も、移動を意識すると良いです。

(4)フィレンツェの世界遺産

フィレンツェのドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館、ピッティ宮殿、ボーボリ庭園、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、サンタ・クローチェ聖堂は「フィレンツェ歴史地区」として世界遺産に登録されています。

また、ボーボリ庭園は別の世界遺産「トスカーナのメディチ家の邸宅群と庭園群」にも登録されています。他にもプラトリーノの庭園やぺトライアの別荘など、2つの庭園と12の別荘が含まれますが、フィレンツェ中心部からアクセスしやすいのは、ボーボリ庭園です。

フィレンツェを起点に観光できる世界遺産には、「ピサのドゥオモ広場」、「ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群」、「サン・ジミニャーノ歴史地区」、「シエーナ歴史地区」などがあります。

「ピサのドゥオモ広場」と「ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群」については記事の後半で紹介します。

それでは以降、フィレンツェの人気観光スポットをご紹介します。

①ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)


ドゥオーモは、正式名称をサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)と言い、花の都フィレンツェを代表する教会です。

1296年にアルノルフォ・ディ・カンビオの設計で建設が始まりましたが、巨大な丸天井クーポラの建設に苦労しました。この難題をブルネレスキがなんとか解決し、1434年に完成しました。

ドゥオーモには、大聖堂内部のほか、見学できる施設が計6つありますので、ご紹介します。

(1)大聖堂内部

奥行きが150mもある巨大な身廊はシンプルな装飾ながら迫力があります。

見どころは、クーポラの内側にヴァザーリが描いた天井画『最後の審判』です。

なお、大聖堂内部は無料で見学できます。

(2)サンタ・レパラータ教会跡


現在の大聖堂は、7~9世紀に建設されたサンタ・レパラータ教会の跡地の上に建てられました。

大聖堂の地下には教会の遺構があり、美しいモザイク床などが見られます。

(3)クーポラ


ドゥオーモのシンボル「クーポラ」の頭頂部まで463段の階段で上ることができます。

途中、クーポラの内側にあるバルコニーを通るので、ジョットが描いた天井画『最後の審判』を間近に見ることもできます。

クーポラからはフィレンツェの街並みを360度見渡せますが、残念ながらクーポラ自身を眺めることはできません。

(4)ジョットの鐘楼


アルノルフォの跡を継いだジョットが建設を開始したのが鐘楼です。

高さ82mの屋上からフィレンツェの街並みを見渡せる展望スポットとして人気があります。

ジョットの鐘楼からは、目の前にクーポラが見られるため、クーポラの写真撮影のために上る観光客も多くいます。

(5)サン・ジョヴァンニ洗礼堂


ファサードの向かいに建つ八角形の建物がサン・ジョヴァンニ洗礼堂です。

内部にも美しい天井画など見どころがありますが、ハイライトはドゥオーモと向かい合う東側の扉「天国の門」です。

当代随一の彫刻家・金細工師ギベルティの作です。ミケランジェロが扉の美しさを讃えて「天国の門」と名付けたといわれています。

礼拝堂に現在ある扉はレプリカで、オリジナルはドゥオーモ付属美術館に展示されています。

(6)ドゥオーモ付属美術館


ドゥオーモの隣には、ドゥオーモの装飾に使われていた彫刻、レリーフ、宝物、扉などのオリジナルを展示している付属美術館があります。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の門」のオリジナルに加えて、ミケランジェロ作の『バンディーニのピエタ』も見逃せません。

以上説明した見学施設はこれまで、無料で入場できる大聖堂を除き「ドゥオーモ共通チケット」で入場できました。

しかし、2020年6月の再開以降、ドゥオーモ共通チケットがなくなり、入場する全施設についてオンラインで時間予約制の予約が必要になりました。

チケットも施設ごとに購入しなくてはいけないので、かなりの値上げになっています。

コロナ対策中の暫定的な対応かもしれませんが、今後のことはわかりません。

最新の公式サイトでの予約方法や、クーポラ、ジョットの鐘楼など見学施設の入場の流れや見どころを下記の記事で詳しく解説しています。数が多いため、記事はチケット予約や施設ごとで分けています。ご覧になりたい記事のアイコンを押してください。

■ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂) 攻略情報

入場料
(1)大聖堂:無料※要予約
(2)サンタ・レパラータ教会跡:閉鎖中(2020年6月現在)
(3)クーポラ:大人15€、子供7€
(4)ジョットの鐘楼:大人15€、子供7€
(5)サン・ジョヴァンニ洗礼堂:大人5€、子供3€
(6)ドゥオーモ付属美術館:大人10€、子供5€
・フィレンツェ・カード:-(2020年6月時点は利用不可)
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約必須(2020年6月現在)
・見学時間目安
(1)大聖堂:30分
(2)サンタ・レパラータ教会跡:15分※閉鎖中
(3)クーポラ:1時間
(4)ジョットの鐘楼:45分
(5)サン・ジョヴァンニ洗礼堂:15分
(6)ドゥオーモ付属美術館:1時間
・写真撮影:○
営業時間・休業日
公式サイトの営業時間を参照してください。

参考) ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂) 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

②ウフィツィ美術館


ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)は、世界有数のルネサンス絵画をコレクションを有する美術館です。

「ウフィツィ」はイタリア語で「オフィス」を意味します。1580年に完成したフィレンツェの政庁が美術館として利用されているため、この名前になりました。

メディチ家を始めフィレンツェの富豪は、ルネサンスの芸術家たちのパトロンになっていたので、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどのルネサンス3大巨匠や、ボッティチェッリなどの傑作を所蔵しています。
有名作品が多く展示されています。

必見作品が多く、絞り込むのに苦労するのですが、必見中の必見の4作品を紹介します。

ボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』

 ヴィーナスの誕生

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』

 受胎告知

ミケランジェロ『聖家族』

 聖家族

ラファエロ『ヒワの聖母』

 ヒワの聖母

ウフィツィ美術館は大混雑するため、事前予約を強くおすすめします。当日券でも入場できますが、数時間ならぶこともあります。私が訪問したときは、観光客であふれかえって、入場列がどこかかわからないくらいでした。

フィレンツェ・カードでも入場できますが、優先入場をするには事前に時間指定制の予約が必要です。通常のチケットのようにオンラインでは予約できないので不便です。

ピッティ宮殿(パラティーナ美術館)、ボーボリ庭園も見学する場合は、お得な3施設共通チケットがあります。オンラインで事前予約できるので、こちらはおすすめです。

チケット予約の詳しい手順や必見作品の詳しい解説など、ウフィツィ美術館の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■ウフィツィ美術館 攻略情報

・入場料:夏期 20€ / 冬期 12€
・フィレンツェ・カード:◯※優先入場は要予約
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:2~4時間
・写真撮影:◯
営業時間
・火曜-日曜 08:15 – 18:50
※チケット窓口は17:45まで
休業日
・毎週月曜日
・1月1日、12月25日

参考) ウフィツィ美術館 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

③アカデミア美術館


アカデミア美術館(Galleria dell’Accademia)は、美術学生の学習のために1784年に設立されました。そのため、「アカデミア」の名前が付いています。

アカデミア美術館の必見作品は、ミケランジェロの『ダヴィデ像』のオリジナルです。風雨によるダメージを避けるため、1873年にヴェッキオ宮殿の前からアカデミア美術館へ移設されました。

『ダヴィデ像』展示のためにデザインされた展示室(ダヴィデのトリブーナ)では、5m以上の高さがある巨大なダヴィデ像を360度から鑑賞できます。間近で見ると、ダヴィデの息使いさえ聞こえてきそうです。

『ダヴィデ像』の他にもミケランジェロが制作した『パレストリーナのピエタ』や、ユリウス二世の霊廟に展示するための「奴隷(囚人)」シリーズなどの有名な彫刻が展示されています。

ジャンボローニャが、ロッジア・ディ・ランツィに展示する彫刻の原型として制作した『サビニの女たちの略奪』も人気があります。展示されている彫刻は、後ほどシニョーリア広場のところでご紹介します。

アカデミア美術館も混雑するので、時間指定制の事前予約をしておくと効率的に見学できます。ただし、ウフィツィ美術館ほどは混まないので、閑散期などは入場券を当日、購入しても良いと思います。

フィレンツェ・カードでも入場できます。ただし、ウフィツィ美術館と同じく優先入場をするには事前に時間指定制の予約が必要です(オンライン予約不可)。

アカデミア美術館へは、ドゥオーモ広場から徒歩5分くらいの距離です。

事前予約の詳しい手順など、アカデミア美術館の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■アカデミア美術館 攻略情報

・入場料:8€
・フィレンツェ・カード:◯※優先入場は要予約
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:1~2時間
・写真撮影:◯
営業時間
・火曜-日曜 08:15 – 18:50※最終入場:閉館30分前
休業日
・毎週月曜日
・1月1日、5月5日、12月25日

参考) アカデミア美術館 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

④ヴェッキオ宮殿


シニョーリア広場に立つヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)は、フィレンツェの政庁舎だった建物です。

フィレンツェ共和国の政庁、トスカーナ大公国の宮殿、現在はフィレンツェ市庁舎、と体制が変わってもフィレンツェの政治の中心であり続けています。

ドゥオーモを設計したアルノルフォ・ディ・カンビオが14世紀初頭にヴェッキオ宮殿を建設しました。

シンボルである塔には「アルノルフォの塔」という名前が付いています。その後、初代トスカーナ大公になったメディチ家のコジモ1世の命令で、ヴァザーリが改築しました。

ヴェッキオ宮殿では、ミュージアム(博物館)と呼ばれている宮殿内部、アルノルフォの塔、地下ローマ劇場遺構の3ヶ所を見学できます。

宮殿内部の最大の見どころは、映画『インフェルノ』にも登場した巨大な500人大広間です。500人いた民衆評議会委員が集まるために作られました。

500人大広間の壁にあるヴァザーリのフレスコ画の下には、ダ・ヴィンチの未完の大作『アンギアーリの戦い』が隠されているかも?という説があります。

高さ95mのアルノルフォの塔は、見張り台まで上がることができます。

アルノルフォの塔はフィレンツェの隠れたビュー・スポットです。夏期は夜遅くまで営業しているので、ドゥオーモの夜景を鑑賞できます。

ヴェッキオ宮殿では「ミュージアム」、「アルノルフォの塔」、「地下ローマ劇場遺構」から入場する施設を選んでチケットを購入します。どこを見学するか事前に決めておくと良いでしょう。

「地下ローマ劇場遺構」は見学マストではありませんが、2ヶ所と3ヶ所では入場料が大きく変わらないので、ついでに見学するのもアリです。

フィレンツェ・カードがあれば、3ヶ所とも無料で入場ができます。

ヴェッキオ宮殿へは映画『インフェルノ』を見てから行くと興奮度が倍になります。

ヴェッキオ宮殿の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■ヴェッキオ宮殿 攻略情報

・入場料
博物館+塔+地下遺構:19.5€
博物館+塔:17.5€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:-
・見学時間目安:1.5時間 ※博物館+塔の見学
・写真撮影:◯
営業時間
■ 夏期(4月~3月)
・ミュージアム・ローマ式劇場遺構
木曜以外: 09:00 – 23:00
木曜: 09:00 – 14:00
・アルノルフォの塔
木曜以外: 09:00 – 21:00
木曜: 09:00 – 14:00

■ 冬期(4月~3月)
・ミュージアム・ローマ式劇場遺構
木曜以外: 09:00 – 19:00
木曜: 09:00 – 14:00
・アルノルフォの塔
木曜以外: 10:00 – 17:00
木曜: 10:00 – 14:00
休業日:無休

参考) ヴェッキオ宮殿 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑤シニョーリア広場


シニョーリア広場(シニョリーア広場 / Piazza della Signoria)は、古代ローマ時代からフィレンツェの中心となる広場でした。

シニョリーアの名称は、中世フィレンツェの政治体制に由来しています。シニョリーアは、イタリアで男性への呼びかけに使う「シニョーレ」の派生語です。シニョーレが「紳士」「主人」を意味するように、王族でなく僭主が統治した政治体制を「シニョリーア」と呼びました。

シニョーリア広場には、上で紹介したヴェッキオ宮殿があります。宮殿の入り口前のダヴィデ像のレプリカは、オリジナルがあった場所に立てられており、広場のシンボルの一つです。

ヴェッキオ宮殿の横にあるロッジア・ディ・ランツィ(ランツィの回廊)には、ルネサンス彫刻の傑作が並んでいます。

ジャンボローニャの『サビニの女たちの略奪』、チェッリーニの『ペルセウス』など有名な作品が展示されています。アカデミア美術館にある原型をもとに制作された『サビニの女たちの略奪』の彫刻がこちらです。

中央にある騎馬像は、初代トスカーナ大公となったメディチ家のコジモ1世のものです。こちらもジャンボローニャの作です。

シニョーリア広場周辺には、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館などの必見スポットがあるので、わざわざ行かなくて自然に見学することになると思います。

■シニョーリア広場 攻略情報

・見学時間目安:20分
・写真撮影:○

⑥ミケランジェロ広場


ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)は、フィレンツェの美しい街並みが一望できる展望スポットとして人気の広場です。

ドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿、ヴェッキオ橋、ウフィツィ美術館などフィレンツェのシンボルである建物が一望できます。

ミケランジェロ広場という名前ですが、ミケランジェロは設計していません。巨匠ミケランジェロに捧げられた広場なので、この名称になりました。1869年に建築家ジュゼッペ・ポッジによって整備された、フィレンツェとしては歴史浅いスポットです。

広場のシンボルは、ミケランジェロのダヴィデ像をコピーして作られたブロンズ像です。オリジナルではありませんが、巨大で迫力があります。

広場の背後は小高い丘には、歴史あるサン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会やサン・ミニアート・アル・モンテ教会があります。広場から歩いて5分くらいのところにあります。

ミケランジェロ広場は、フィレンツェ中心部から少し離れているので、行き方に悩みます。

手段にはバス、タクシー、徒歩がありますが、どれも一長一短で「これがおすすめ」という手段はありません。

徒歩でもシニョリーア広場から約20分なので、意外と遠くありません。ただし、ミケランジェロ広場は小高い丘にあるので、坂道を上ることになります。真夏は汗だくになること必至です。

バス、タクシー、徒歩、それぞれの移動手段の詳しい説明など、ミケランジェロ広場の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■ミケランジェロ広場 攻略情報

・見学時間目安:20分 ※教会見学時45分
・写真撮影:○

⑦ヴェッキオ橋


フィレンツェを流れるアルノ川にかかるヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ / Ponte Vecchio)は、フィレンツェのシンボルの一つです。

日本語に約すと「古い橋」の名前の通り、フィレンツェ最古の橋で、1345年に再建されたものです。

17世紀以前、ヴェッキオ橋の上には肉屋、魚屋、なめし革職人などの店がありました。店から出る廃棄物でアルノ川に異臭が立ち込めたため、トスカーナ大公フェルディナンド1世は金細工や宝飾店のみ橋の上での営業を許可しました。

そのため、現在でもヴェッキオ橋には、宝飾店が軒を連ねています。

両脇に立派な店が隙間なくならんでいるので、橋を渡り始めたことに気づかないくらいです。

橋の真ん中は両端が空いていて、アルノ川を見ることができます。覗き込むとお店の奥の窓越しに川が見えるところもあります。

ヴェッキオ宮殿からピッティ宮殿まで約1km続く「ヴァザーリの回廊」がヴェッキオ橋の上を通っていることでも有名です。ウフィツィ美術館の2階、3階から見ると、ヴェッキオ橋まで回廊がつながっていることがよくわかります。

ヴェッキオ橋はシニョーリア広場から徒歩3分です。次に紹介するピッティ宮殿へ行く場合は、通り道になります。いつでも気軽に行けるのが、うれしいところです。

ちなみに、朝8時のヴェッキオ橋の様子です。観光客がひしめき合う昼間とは、かなりイメージが変わります。

■ヴェッキオ橋 攻略情報

・見学時間目安:15分

⑧ピッティ宮殿(パラティーナ美術館)


ピッティ宮殿(パラティーナ美術館) (Palazzo Pitti)は、メディチ家以降、トスカーナ大公の住まいとなった宮殿です。

1457年にメディチ家のライバルの銀行家ルカ・ピッティが建設をはじめましたが工事が中断してしまい、結局、メディチ家のコジモ1世に買い取られました。

ピッティ宮殿とパラティーナ美術館(Galleria Palatina)の関係が分かりにくいのですが、パラティーナ美術館(Galleria Palatina)は
ピッティ宮殿内にある5つの美術館・博物館のうちの一つです。

パラティーナ美術館以外に、君主の居住区(Appartamenti Imperiali e Reali)、近代美術館(Galleria d’Arte Moderna)、衣装・ファッション博物館(Museo della Moda e del Costume)、大公の宝物庫(旧銀器博物館/Tesoro dei Granduchi)、の4つがあります。

ピッティ宮殿の入場チケットで、パラティーナ美術館を含めた5つの美術館・博物館に入場できます。

ハイライトのパラティーナ美術館は、ルネサンスの巨匠ラファエロの絵画を大量に所蔵しています。中でも『大公の聖母』と『小椅子の聖母』は必見です。

ラファエロ・サンティ『大公の聖母』

ラファエロ・サンティ『小椅子の聖母』

パラティーナ美術館の面白いところは、美術館では普通、入場者が見やすいよう作品を配置しているのに対し、部屋の壁の上から下まで所狭しと絵画が飾られていることです。貴族が趣味で自分の部屋に絵画を飾っているかのようです。

パラティーナ美術館に続いて、君主の居住区と呼ばれるメディチ家、ハプスブルク=ロートリンゲン家、サヴォイア家と続く歴代の君主たちがプライベートエリアとして利用していた14の部屋を見学します。各部屋は、異なる趣向で装飾されていて楽しめます。

ピッティ宮殿と次に紹介するボーボリ庭園は一緒に見学することが多いですが、2施設のセット入場券はありません。ピッティ宮殿のチケット窓口で両方のチケットを購入します。

ただし、最初に紹介したウフィツィ美術館を含めた3施設のお得なセット入場券があります。

セット入場券の詳細や、宮殿内の5つの美術館・博物館の見どころを下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■ピッティ宮殿(パラティーナ美術館) 攻略情報

・入場料
夏期(3-10月):16€
冬期(11-2月):10€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:-
・見学時間目安:1.5時間~
・写真撮影:◯
営業時間
・火曜-日曜:08:15 – 18:50
※最終入場:チケット購入は18:05まで
休業日
・毎週月曜日
・1月1日、12月25日

参考) ピッティ宮殿(パラティーナ美術館) 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑨ボーボリ庭園

ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)は、ピッティ宮殿に付属して造成された巨大なルネサンス式庭園です。コジモ1世が妻エレオノーラのために整備しました。

園内には噴水、緑地、ルネサンス期の彫刻があり、さながら野外博物館のようです。

ボーボリ庭園は世界遺産「フィレンツェ歴史地区」と世界遺産「トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群」の両方に登録されています。1ヶ所で2つの世界遺産を制覇できるお得なスポットです。

ピッティ宮殿の目の前にある円形劇場は見どころの一つです。周囲がローマ劇場のように石の客席席で囲まれています。中央には、エジプトから持ち込まれたオベリスクが立っています。

庭園の北東の端には、奇妙な外観をした「ブンタレンティの洞窟」があります。ヴァザーリが建設を開始し、ベルナルド・ブオンタレンティが完成させました。内部は鍾乳洞のようになっており、彫刻が展示されています。洞窟の左隣には、ヴァザーリの回廊があります。

<出所> Photo By Mac9 / CC-BY 2.0

庭園の奥は高台になっているので、ピッティ宮殿やフィレンツェの美しい街並みを眺望できます。

ボーボリ庭園のチケットは、ピッティ宮殿のところで紹介した3施設の共通チケットがお得です。

ボーボリ庭園の見どころについては下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■ボーボリ庭園 攻略情報

・入場料
夏期(3-10月):10€
冬期(11-2月):6€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:-
・見学時間目安:30分~
・写真撮影:◯
営業時間
・11月~2月: 08:15 – 16:30
・3月: 08:15 – 17:30
※サマータイム開始後 18:00
・4、5、9、10月: 08:15 – 18:30
・6~8月: 08:15 – 18:50
・10月:08:15 – 17:30
※サマータイム終了後
休業日
・第一と最終の月曜日
・1月1日、12月25日

参考) ボーボリ庭園 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑩サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

<出所> Photo By Carla Nunziata / CC-BY SA 3.0

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Santa Maria Novella)は、フィレンツェ・ゴシックを代表する教会です。

白と緑の大理石でできた美しいファサードは、フィレンツェのルネサンス建築の最高傑作の一つとされています。

建設は1279年に開始さて、14世紀には完了していました。しかし、ローマ教皇から正式に認められたのは1420年のことでした。

バジリカの全長は約100mあります。高い天井は、ゴシック様式の特徴である美しいリブ・ヴォールトで支えられています。

<出所> Photo By CF-NDB / public domain

中央奥の主祭壇の左右の壁には、ギルランダイオが『聖母マリアの生涯』と『サン・ジョヴァンニの生涯』を描いています。背後の美しいステンドグラスもギルランダイオが下絵をデザインしています。

<出所> Photo By PierreSelim / CC-BY 4.0

左翼廊にあるゴンディ礼拝堂には、フィリッポ・ブルネレスキが制作したキリストの磔刑像があります。友人でライバルのドナテッロがサンタ・クローチェ教会のために作った磔刑像を見て「ドナテッロのキリスト像は農夫のようだ。本当のキリスト像をお見せしましょう」と宣言して作ったそうです。

<出所> Photo By Sailko / CC-BY SA 3.0

聖堂以外にも、緑の回廊、スペイン人大礼拝堂、旧食堂、死者の回廊など見どころが多くあります。

また、敷地内には、現存する薬局で最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」があります。ドメニコ会の修道士が13世紀に薬草を作り始めたのが起源で、1612年に一般の人も購入できる薬局として認可されました。日本でもブランド展開しており、お土産としても人気です。

<出所> Photo By Sailko / CC-BY SA 3.0

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、フィレンツェ玄関口のサンタ・マリア・ノヴェッラ駅の目の前にあります(教会が目の前にあるので、この駅名になったのですが)。

■サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 攻略情報

・入場料:7.5€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:フィレンツェカード利用
・見学時間目安:1時間
・写真撮影:◯
営業時間

期間月~木金曜土・祝前日日・祝日
10月~3月09:00-17:3011:00-17:3009:00-17:3013:00-17:30
4月~6月09:00-19:0011:00-19:0009:00-17:3013:00-17:30
7月~8月09:00-19:0011:00-19:0009:00-18:3012:00-18:30
9月09:00-19:0011:00-19:0009:00-17:3012:00-17:30

参考) サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑪サン・ロレンツォ教会


サン・ロレンツォ教会(Basilica di San Lorenzo)と、次に紹介するメディチ家礼拝堂は、一連の施設です。

ただし、チケットは別々になるので注意してください。サン・ロレンツォ教会に入場すると、ブルネレスキが設計した聖堂と旧聖具室を見学できます。

サン・ロレンツォ教会は、起源を4世紀に遡る教会で、フィレンツェでも最も歴史ある教会の一つです。

15世紀にメディチ家がスポンサーになって大規模な改修が行われました。改修時の設計は、ドィオーモのクーポラを設計したブルネレスキが担当しました。

未完成のまま放置されたファサードと、幾何学的に計算された聖堂内部の美しい装飾とは大きなギャップがあります。

<出所> Photo By Peter K Burian / CC-BY SA 4.0

「旧聖具室」は、ブルネレスキが生前に完成させた唯一の建造物です。ミケランジェロが設計した「新聖具室」に対して「旧聖具室」と呼ばれるようになりました。内部の装飾はドナテッロによるものです。

<出所> Photo By Sailko / CC-BY SA 3.0

共通券を購入すると、ミケランジェロが設計したラウレンツィアーナ図書館を見学できます。メディチ家が収集した書物を収蔵するために設けられた図書館です。閲覧室へ上がる階段も、ミケランジェロの設計です。

<出所> Photo By Sailko / CC-BY SA 3.0

サン・ロレンツォ教会は、ドゥオーモ広場から歩いて数分です。

あまり混雑しませんし、メディチ家礼拝堂と合わせても1時間ちょっとで観光できます。

フィレンツェカードでも入場できるので、時間調整に見学するのも良いと思います。

■サン・ロレンツォ教会 攻略情報

・入場料:7€
※ラウレンツィアーナ図書館込 9.5€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:フィレンツェカード利用
・見学時間目安:30分~
・写真撮影:◯
営業時間
月-土:10:00 – 17:30
休業日
日曜

参考) サン・ロレンツォ教会 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑫メディチ家礼拝堂


メディチ家礼拝堂(Cappelle Medicee)は、サン・ロレンツォ教会に付属する礼拝堂です。「君主の礼拝堂」と「新聖具室」の2つの棟を見学できます。

高い丸天井が特徴的な「君主の礼拝堂」は、大理石や貴石を贅沢に使って豪華に装飾されています。装飾はコジモ1世の原案をもとに作成されました。

<出所> Photo By Rufus46 / CC-BY SA 3.0

「新聖具室」はミケランジェロが設計を担当し、内部の彫刻も制作しました。見どころは、霊廟を飾るための彫刻です。こちらはロレンツォ2世の墓を飾る『夜』と『昼』の彫刻です。

<出所> Photo By Rufus46 / CC-BY SA 3.0

こちらは、ジュリアーノの墓を飾る『夕暮』と『曙』です。4つの彫刻のレプリカは、ミケランジェロ広場のダヴィデ像の土台に置かれています。

<出所> Photo By Rufus46 / CC-BY SA 3.0

メディチ家礼拝堂もサン・ロレンツォ教会と同じく、そこまで混雑しません。

サン・ロレンツォ教会とは入場口が別なので注意してください。広場に面している礼拝堂の西側に入り口があります。

■メディチ家礼拝堂 攻略情報

・入場料:9€
・フィレンツェ・カード:◯
・混雑度:★☆☆
・優先入場:フィレンツェカード利用
・見学時間目安:30分~
・写真撮影:◯
営業時間:8:15~14:00
休業日
・第2,第4日曜日・第3,第5月曜日

参考) メディチ家礼拝堂 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

その他の人気観光スポット

⑬サンタ・クローチェ教会

<出所> Photo By Sailko / CC-BY SA 3.0

サンタ・クローチェ教会(Basilica di Santa Croce)は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会と並んで歴史ある教会です。シニョリーア広場から東へ徒歩5分ちょっとの場所にあります。

ダンテの記念廟やミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの墓碑があることでも有名です。

⑭新市場のロッジア


新市場のロッジア(Loggia del Mercato Nuovo)は、16世紀に作られた回廊に革製品などのお土産さんが並んでいます。シニョリーア広場のすぐ西側にあります。

鼻を触ると幸せになると言われているイノシシのブロンズ像が人気です。

⑮サン・マルコ美術館

<出所> Photo By Mathiasrex / CC-BY 2.0

サン・マルコ美術館(Museo Nazionale di San Marco)は、ドメニコ会修道院の一部を利用した美術館です。『受胎告知』などフラ・アンジェリコのフレスコ画が残っています。

アカデミア美術館の近くにあるので合わせて見学されると良いでしょう。

⑯レプッブリカ広場(共和国広場)


レプッブリカ広場(共和国広場 / Piazza della Repubblica)は、ドゥオーモ広場とシニョリーア広場の中間にあります。おしゃれなカフェやレストランが広場を取り囲んでいます。メリーゴーランドなども置かれていて、夜までにぎやかです。

以上、フィレンツェ中心部の見どころをご紹介しました。

フィレンツェからの日帰り観光

ピサ(ピサの斜塔)


ピサの斜塔で有名なピサ(Pissa)は、フィレンツェから電車で約1時間半の距離にあります。半日ちょっとあればフィレンツェから日帰りで観光できます。

ピサの斜塔の実物は、想像以上に傾いているように見えます。

ピサへは電車を使って自力で行くことも十分可能です。フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅から乗車し、ピサ中央駅で降ります。便は1時間に2本くらい出ています。

ただし、ピサ中央駅から斜塔まで、歩くと30分くらいあるのでちょっと大変かもしれません(バスも利用できます)。フィレンツェからもツアーがたくさん出ているので、それを利用するのも手です。

ピサへの行き方、ピサの斜塔に上るためのチケットの予約方法などを下記2つの記事に分けて解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

チンクエテッレ


海沿いのカラフルな街並みが絶景の「チンクエ・テッレ」(Cinque Terre)もフィレンツェが観光の起点になっています。

チンクエ・テッレとは「5つの村」という意味です。5つの村「モンテロッソ・アル・マーレ」、「ヴェルナッツァ」、「コルニリア」、「マナローラ」、「リオマッジョーレ」でそれぞれ異なる絶景を楽しめます。

世界遺産にも登録されており、今後ますます人気が高まりそうなスポットです。

マナローラの絶景

ヴェルナッツァの絶景

チンクエ・テッレ・エクスプレスという5つの村を結ぶ列車を使って、移動します。

フィレンツェからは電車で片道2時間30分かかります。フィレンツェを早朝に出発し夜戻れば、日帰りも不可能ではありません。ただし、現地でも電車移動が多く、かなりの強行軍になります。

チンクエ・テッレへ行く途中にピサがあります。ですので、1日目にフィレンツェからチンクエ・テッレへ移動して一泊し、翌日、ピサを観光してフィレンツェへ戻る、という工程も良いと思います。

チンクエ・テッレへの行き方や5つの村の見どころなどを下記2つの記事に分けて解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

以上、フィレンツェの定番観光スポットを詳しくご紹介しました。みなさまのフィレンツェ観光に少しでも役立てば幸いです。

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