【バルセロナ】必ず行きたい定番「観光スポット」最新完全ガイド

バルセロナ

バルセロナ人気観光スポットサグラダ・ファミリア」、「グエル公園」などガウディ建築からFCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」まで、並ばずお得に観光するための攻略法をわかりやすくご紹介します。

バルセロナは、ヨーロッパでベスト5に入る人気観光地です。

バルセロナ観光で必ず訪れたいのが、世界を代表する建築家アントニ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリアグエル公園カサ・バトリョカサ・ミラなどのモデルニスモ建築群です。

また、ガウディのライバルモンタネールが設計したモデルニスモ建築の傑作カタルーニャ音楽堂サン・パウ病院も世界遺産に登録されています。

モデルニスモ建築以外にも、長い歴史があるサンタ・エウラリア大聖堂などの壮麗な教会、サッカー好きならずとも訪れたいFCバルセロナのホームスタジアムカンプ・ノウなどの人気スポットがあります。

本記事では、これら定番の観光スポット10個所を厳選してご紹介します。

観光スポットをただ並べて紹介するだけでなく、行列を回避する方法や、割引の入場料でお得に見学する方法など、賢く観光するためのコツを分かりやすくご紹介します。

バルセロナ人気観光スポットの攻略法

攻略法1:人気観光スポットの混雑状況

人気の観光都市バルセロナは、世界中から観光客が押し寄せオーバーツーリズム状態です。

そんな中でもバルセロナで一番混雑する観光スポットは、ダントツで「サグラダ・ファミリア」です。

事前に時間指定制のチケットをオンライン予約しておかないと、事実上、入場できない状況です。繁忙期は事前予約も完売してしまうので、早めにチケットをオンライン予約することをお勧めします。

サグラダ・ファミリアの他にも、カサ・バトリョやカタルーニャ音楽堂なども混雑するため、時間指定制のチケットになっています。こちらも、混雑回避のために事前予約が無難です。

各観光スポットの事前予約の方法は記事中で解説しています。

攻略法2:入場料を安くすませるには?

増えすぎる観光客の抑制と、財政難への対策として、バルセロナの観光スポットには高額な入場料が設定されています。

入場料の例

・サグラダ・ファミリア €33(約3,900円)
・カサ・バトリョ €25(約2,950円)
・カサ・ミラ €24(約2,800円)

もともと高い入場料が、毎年上がり続けるので、入場料がバカになりません。

ヨーロッパの他都市では、観光パス(ロンドン・パス、パリ・ミュージアムパスなど)が入場料を安くするのに有効ですが、バルセロナには鉄板の観光パスがありません。

Go Barcelona pass(ゴー・バルセロナ・パス)という観光パスもありますが、124.99€と高額な上に、サグラダ・ファミリア、グエル公園、カタルーニャ音楽堂など人気観光スポットの大半が対象外です。

元が取りにくい観光パスなので、正直お勧めできません。

一応、下記ツアー会社では割引の€99.9で購入できます(それでも元は取りにくいと思います)。
Go Barcelona pass の予約(KKDAY:日本語)

というわけで、バルセロナでは観光スポットごとに安く入場する方法を検討する必要があります。

ポイントは以下の2つです。

①オンライン予約で窓口手数料を節約

カサ・ミラ、カサ・バトリョ、カンプ・ノウ(スタジアムツアー)などは、当日、窓口でチケットを購入すると3€程度の手数料がかかります。

事前にオンライン購入しておくと手数料分安く購入できます。ただし、時間指定制のチケットが多く、見学時間が固定される点は注意してください。

②入場無料の時間帯を活用する

入場料の値上がりに加え、無料だったスポットが入場料を取るようになっています。

その例が、グエル公園、サンタ・エウラリア大聖堂、サンタ・マリア・ダル・マル教会です。

有料化しましたが、抜け道的な措置として、グエル公園は開場時間前が、サンタ・エウラリア大聖堂とサンタ・マリア・ダル・マル教会は午前中の礼拝用の時間が入場無料になっています。

ただし、入場無料の時間帯は、一概に観光にベストとも言えません。それぞれのスポットの解説で、無料時間帯のメリット、デメリットを解説しているので参考にしてください。

攻略法3:観光スポットの移動は?

ご紹介する定番の観光スポットは、基本的にバルセロナ中心部に集中しています。

グエル公園とバルサのホーム「カンプ・ノウ」がすこし離れていますが、それでも地下鉄で30分圏内です。

観光スポットへは地下鉄で簡単に移動でき、駅からも徒歩10分以内です。

ただし、グエル公園だけは、地下鉄駅から離れています。最寄り駅から歩くと20分くらいかかるので、シャトルバスの利用が便利です。

バルセロナの地下鉄の乗り方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

攻略法4:バルセロナの世界遺産

バルセロナでは、「アントニ・ガウディの作品群」と「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」の2つが世界遺産に登録されています。

「アントニ・ガウディの作品群」には、本記事で紹介する①サグラダ・ファミリア(一部)、②グエル公園、③カサ・バトリョ、④カサ・ミラが含まれます。この他にも、グエル邸、カサ・ビセンス、コロニア・グエル教会地下聖堂が含まれます。

「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」はガウディのライバルモンタネールの設計によるモデルニスモ建築です。⑥カタルーニャ音楽堂、⑦サン・パウ病院とも記事中で紹介します。

世界遺産の観点からもバルセロナの観光は、モデルニスモ建築を代表する二人の建築家「ガウディ」と「モンタネール」に支えられていると言っても過言ではありません。

人気観光スポットの場所

ご紹介するバルセロナ人気観光スポットの場所をマップ上に示します。

・①サグラダ・ファミリア、⑦サン・パウ病院

・③カサ・バトリョ、④カサ・ミラ

・⑤サンタ・エウラリア大聖堂、⑥カタルーニャ音楽堂、⑧ランブラス通り、⑨サンタ・マリア・ダル・マル教会

は徒歩圏内にあるので、まとめて観光すると効率的です。

それでは以降、バルセロナの人気観光スポットをご紹介します。

①サグラダ・ファミリア


サグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会/Sagrada Família)は、バルセロナ出身の世界一有名な建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて建設したカソリック教会です。

バルセロナはもとより、ヨーロッパを代表する人気の観光スポットです。

1882年に建設が始まりましたが、140年近く経過した現在でも完成していません。

遅々として終わらない工事の代名詞にもなっていますが、ガウディ没後100年にあたる2025年に完成予定です(コロナ肺炎の影響で遅れる可能性がありますが)。

未完成の建築物にも関わらず、世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」の構成要素として一部(生誕のファサード、地下聖堂)が登録されています。

バルセロナを訪問したら、絶対に行きたいサグラダ・ファミリアですが、大人気のため時間指定制チケットの事前予約が事実上、必須です。

サグラダ・ファミリア見学では、2つ入口「生誕のファサード」(Nativity facade)側か「受難のファサード」(Passion facade)側か、どちらかにある塔に、エレベーターで上がれます(タワー入場付きチケットの場合)。

写真左の生誕のファサードは、ガウディ自身が建設を手掛けたファサードです。右の受難のファサードは、ガウディを生前から支え、没後もサグラダ・ファミリアの建設をリードしたジュゼップ・マリア・ジュジョールが建設を手掛けました。

どちら側のタワーに上がるか選ぶのが難しいところです。それぞれのタワーからは下の写真のような風景を見ることが出来ます。展望エリアの高さの違いはありますが、風景に大きな差はありません。

どちらを選ばれても良いと思いますが、個人的にはガウディ自身が手掛けた生誕のファサード側の塔のほうが好みでした。

教会の内部も、天国を思わせるような美しい色彩を放っています。今までの教会の概念を覆す空間になっています。

中心部の天井を支える4つの柱には、福音書を記したマルコ、マタイ、ルカ、ヨハネの4聖人を象徴するライオン、天使ワシ、翼の生えた牛、が描かれています。

サグラダ・ファミリアの主任彫刻家を努めている外尾悦郎氏が制作した生誕のファサードのブロンズ門も見どころです。

教会内部やタワーをぜひ見学いただきたいところですが、予約できなかった場合は、外からサグラダ・ファミリアを眺めるだけでも感動必至です。

お勧めスポットは、生誕のファサード(北東側)の前にあるガウディ公園です。池越しに撮影する生誕のファサードが人気です。条件が良ければ、池に映る逆さサグラダ・ファミリアも撮影できます。受難のファサード側にあるサグラダ・ファミリア公園は木が邪魔になります。

繁忙期は、入場チケットの事前予約は早めに完売してしまいます。また、観光に便利な時間帯も予約が埋まります。できるだけ早い予約をお勧めします。

チケットは、公式サイト(英語)、またはツアー会社のサイト(日本語)で予約できます。

日本語予約できるサイトは高額な手数料がかかりましたが、最近は手数料なしで予約できる以下のサイトも登場しました(価格は頻繁に変動します)。

サグラダ・ファミリア チケットの予約(Klook:日本語)

チケット予約の攻略法と、見どころなど見学方法の紹介を2つの記事に分けて解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■サグラダ・ファミリア 攻略情報

・入場料:33€(塔見学付き)
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約必須
・見学時間目安:2~3時間
・写真撮影:◯
営業時間
・11月〜2月:9:00 – 18:00
・3月・10月:9:00 – 15:00
・4月〜9月:9:00 – 20:00
・12月25・26日、1月1・6日:9:00 – 14:00
休業日

参考) サグラダ・ファミリア 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

②グエル公園


グエル公園(Parc Güell)は、サグラダ・ファミリアと並ぶガウディ建築の代表作です。世界遺産にも登録されています。

現在は公園として整備されていますが、もともとはガウディのパトロンであったグエル伯爵が計画した分譲住宅地でした。

入口に並ぶお菓子の家のような建物(上の写真)も、住宅地の守衛さんと管理人用の家として建設されたものです。

しかし、ガウディとグエル伯爵の夢であった「自然と芸術が融合した住まい」は20世紀初頭の人に受け入れられず大失敗し、住宅地はまったく売れませんでした。

サグラダ・ファミリアのシンボルが大階段にありオオトカゲ(サラマンダー)の噴水像です。ガウディ建築の特徴である破砕タイル(トレンカディス)で色鮮やかに装飾されています。

同じく破砕タイルで装飾された波状ベンチも見どころです。固いタイルとは思えない抜群の座り心地で、長時間座っていても疲れません。

グエル公園には、無料の鑑賞エリアと有償の鑑賞エリアがあります。大階段や波状ベンチなど主な見どころは有償エリアにあります。

入場料は10€と高くありませんが、営業時間前は、有料エリアにも無料入場できる、という裏技もあります。

オープン前に有料エリアに入場しておけば、オープン後も有料エリアを見学できます(エリア外に出ない限り)。

ただし、オープン時間が日の出前後の時間に設定されているため、暗い中、グエル公園へ行く必要があります。

グエル公園は最寄りの地下鉄駅から徒歩20分くらいかかるため、安全面では心配があります。

無料時間帯に利用する場合は、安全面に注意してください。

営業時間内であれば、チケット事前購入者は、Alfons X駅(アルフォンスX駅)から無料のシャトルバスに乗車できます。

無料時間帯にグエル公園を見学したレポートなど、見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■グエル公園 攻略情報

・入場料:10€※早朝無料
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約か早朝入場
・見学時間目安:60分
・写真撮影:◯
営業時間
・2020/02/15~2020/03/28: 08:30 – 18:00
・2020/03/29~2020/04/26: 08:00 – 19:30
・2020/04/27~2020/08/23: 07:30 – 20:30
・2020/08/24~2020/10/24: 08:00 – 19:30
・2020/10/25~2020/12/31: 08:30 – 17:30
休業日

参考) グエル公園 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

③カサ・バトリョ


バルセロナの目抜き通り「グラシア通り」に建つカサ・バトリョ(Casa Batlló)は、ガウディが富豪ジュゼップ・バトリョの邸宅として1904年~1906年にかけて建築しました。

モデルニスモ建築の傑作の一つで、こちらも世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」に登録されています。

カサ・バトリョの外観(ファサード)はガイコツを思わせるバルコニーや骨をイメージさせる支柱があり「骨の家」とも呼ばれています。

一方、邸宅の内部はステンドグラスや彫刻で美しく装飾されたいて、海底の宮殿にいる気分になります。

建物中心部には、光を取り込むための吹き抜けがあり、海中をイメージさせる青いタイルで装飾されています。タイルは、色が均一に見えるように天井に近づくほと濃い青になっています。ガウディの美へのこだわりが感じられます。

屋上にある換気口や出入り口も破砕タイルで装飾されており、さながら美術館のようです。

カサ・バトリョは、サグラダ・ファミリアと同じように入場チケットが時間指定制になっています。

ただし、通常の入場レーンと優先の入場レーンがあり、通常レーンだと、30分程度待つことも少なくありません。

観光時間が限られる場合は、一番高いゴールド・チケットを購入すると優先レーンからほぼ待ち時間なしで入場できます。

当日、窓口でチケットを購入すると3€の手数料がかかるので、事前のネット予約がお得です。

入場チケットの種類や予約方法など、カサ・バトリョの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■カサ・バトリョ 攻略情報

・入場料:25€
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:1.5時間
・写真撮影:◯
営業時間
・通常営業:9:00 – 20:00 ※最終入場19:00・早朝入場:8:30
・夜間入場:20:30~22:30
休業日
・なし

参考) カサ・バトリョ 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

④カサ・ミラ


カサ・ミラ(Casa Milà)も、カサ・バトリョと同じく「グラシア通り」に建っています。カサ・バトリョからも歩いて5分です。

カサ・ミラは、ガウディが実業家ペレ・ミラ夫妻のために建築した邸宅兼アパートです。こちらも世界遺産に登録されています。

奇抜すぎる外観のデザインは、20世紀当初のバルセロナの人々には理解されず「石切場」(ラ・ベドレラ)と呼ばれて揶揄されました。

外観と並ぶ、カサ・ミラ内部の見どころは、屋上のテラスです。破砕タイルによる装飾が少ない分、造形の奇抜さが目立ちます。単なるデザインではなく、煙突、通風孔、昇降口など、それぞれ役割を持っています。

自然光の取り込みを重視したガウディは、カサ・バトリョにも大胆に吹き抜けを設けています。

カサ・ミラはバトリョと比べると、待ち時間は短めです。私が訪問したときは、カサ・バトリョは事前予約にもかからず20分待ちでしたが、カサ・ミラは待ち時間なしでした。

こちらも、当日、窓口でチケットを購入すると3€の手数料がかかるので、事前のネット予約がお得です

時間や予算の問題で、カサ・ミラ、カサ・バトリョのどちらかのみ入場する場合、個人的にはカサ・バトリョの入場をお勧めします。

その理由はカサ・バトリョのほうが内装が美しいからです。カサ・ミラは外観見学のみでも十分楽しめます。

カサ・ミラの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■カサ・ミラ 攻略情報

・入場料:24€
・混雑度:★★★
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:60分
・写真撮影:◯
営業時間
・冬期(2019/11/4 – 2020/2/27)
通常営業 9:00 – 20:00
夜間ツアー:19:00 – 21:00
・夏期(2020/2/28 – 2020/11/1)
通常営業 9:00 – 20:30
夜間ツアー:21:00 – 23:00
・クリスマスシーズン(2019/12/26-2020/1/3)
通常営業 9:00 – 20:30
夜間ツアー:21:00 – 23:00
・早朝ツアー:8:00
休業日
・12/25

参考) カサ・ミラ 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑤サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ カテドラル)


バルセロナでは、19世紀末から20世紀初頭にかけてのモデルニスモ建築が注目されていますが、ヨーロッパの他都市に引けをとらないゴシッキ様式のバルセロナ・カテドラルことサンタ・エウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia)があります。

起源は4世紀までさかのぼりますが、現在のゴシック様式の大聖堂は1298年から建設が始まり、約150年をかけて完成しました。

完成後も改築が加えられており、シンボルになっている正面のファサード(上の写真)は、1888年のバルセロナ万博のために作られました。

奥行き約80mの大聖堂の内部は、ゴシック様式の特徴が多く見られます。中央にあるレリーフには、4世紀に殉教したバルセロナ守護聖女 聖エウラリアの生涯が刻まれています。聖エウラリアは13歳の若さで、13もの拷問に掛けられ、処刑されました。

金色に装飾されている聖歌隊席も見どころです。椅子の背後には、バルセロナ出身のルネサンス期の画家Joan de Borgonyaが描いた紋章があります。

地下墓所には、聖エウラリアの遺骸が納められたアラバスターの石棺が置かれています。

<出所> Photo By Archaeodontosaurus / CC-BY-4.0

サンタ・エウラリア大聖堂の隠れた見どころが、屋上からの展望です。ネオゴシック様式の立派な主塔が間近に見えます。遠くにはサグラダ・ファミリやコロンブス記念塔のコロンブス像を見ることができます。

サンタ・エウラリア大聖堂の見学は、午前の礼拝者向け入場無料の時間帯と、午後の観光客向けの入場料7€の時間帯があります。

礼拝者時間帯でも節度を守れば観光客も入場できるようです。ただし、無料の時間帯は屋上にあがるエレベーターや聖歌隊席への入場にそれぞれ3€かかるので、一概にお得とは言えません。

無料時間帯はミュージアムなど閉じている見学場所もあるので、しっかり見学したい場合は、有料ですが観光客向けの時間帯に入場するほうが良さそうです。

サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ カテドラル)の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ カテドラル) 攻略情報

・入場料:7€(礼拝時間帯は無料)
・混雑度:★☆☆
・優先入場:ー
・見学時間目安:30~60分
・写真撮影:◯
営業時間
・平日
礼拝: 8:30 – 19:30
観光: 12:30 – 19:45 ※最終入場 19:17
・土曜・祝前日
礼拝: 8:30 – 20:00
観光: 12:30 – 17:30 ※最終入場 16:45
・日曜・祝日
礼拝: 8:30 – 20:00
観光: 14:00 – 17:30 ※最終入場 16:45
・エレベーター
月曜-土曜 10:00 – 12:00
休業日

参考) サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ カテドラル) 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑥カタルーニャ音楽堂


カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)と、次に紹介するサンパウ病院は、ガウディのライバルとして知られる建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールが設計したモデルニスモ建築の傑作です。

2つの建築物は「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」として世界遺産に登録されています。

カタルーニャ音楽堂は、カタルーニャ広場から徒歩で5、6分のところにあります。

カタルーニャ音楽堂は、カタルーニャ聖歌隊という合唱団のために1905~1908年に掛けて建設されました。

カタルーニャ聖歌隊(オルフォエ カタラ:Orfeó Català)は、民謡でカタルーニャ文化復興(ラナシェンサ=ルネサンス)に貢献した合唱団です。

コンサートホールは、宮殿を思わせるような豪華な装飾が施されています。特に、天井にある太陽をモチーフにしたステンドグラスの美しさは、実際に目の前にすると霊を奪われるような美しさです。

テラスには、モデルニスモ建築の特徴であるカラフルなモザイクや陶器で装飾された柱がならんでいます。

カタルーニャ音楽堂は、現役のコンサートホールです。主に夜、開催されるクラシックやギターのコンサート、フラメンコショーのチケットを予約するか、見学ツアーに参加すると、内部を見学できます。

手っ取り早いのは、1~2時間おきに催行される見学ツアーに参加することです。残念ながら日本語ツアーは催行されてないので、英語などのツアーへ参加します。

見学ツアーは現地でも申し込みできますが、満席になることもあるので事前予約が無難です。

公式サイトで事前予約する場合は、15日以上前に予約すると早割になります。

公式サイトでの予約方法など、カタルーニャ音楽堂の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■カタルーニャ音楽堂 攻略情報

・入場料:22€
・混雑度:★★☆
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:60分
・写真撮影:◯
営業時間
・通常: 10:00 – 15:30
・7、8月、イースター: 9:00 – 19:00
休業日
・コンサート開催等、随時

参考) カタルーニャ音楽堂 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑦サン・パウ病院


サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)は、カタルーニャ音楽堂と同じドメネク・イ・モンタネールが設計した、世界遺産に登録される病院です。

19世紀後半、人口増加で衛生状態が悪化していたバルセロナのために、バルセロナ出身でパリ在住の銀行家パウ・ギルが遺産で故郷に病院を建設するように遺言しました。

建設は2期にかけて行われ、1902年~1913年の第一期はモンテネール自身が、1920年~1930年の第二期は彼の息子のロウラが担当しました。現在、見学できるのはモンテネール自身が建設を担当したエリアです。

正面に建つ管理事務棟の天井は、病院とは思えない色鮮やかなピンクのタイルで装飾されています。

サン・パウ病院で最も豪華な部屋ドメニク・イ・モンタネール・ホールは、鮮やかなモザイクや陶器のタイルで装飾された柱や、ステンドグラスなど富豪の邸宅のような作りです。

管理事務棟の後ろには、広い庭園を取り囲むように病棟がならんでいます。タイル装飾された屋根など、こちらも病棟とは思えない建物で、驚きます。

サグラダ・ファミリアから近く、歩いて10分もかかりません。続けて見学すると効率的です。窓から見えるサグラダ・ファミリアは絵画のようです。

サン・パス病院は世界遺産に登録されるモデルニスモ建築の中では空いている方です。チケットは当日購入で大丈夫だと思います。事前にネットで予約しておくとちょっとだけ割引になります。

サン・パウ病院の見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■サンパウ病院 攻略情報

・入場料:15€
・混雑度:★☆☆
・優先入場:ー
・見学時間目安:1時間
・写真撮影:◯
営業時間
・11月〜3月:
月曜-土曜 9:30 – 17:30
日曜・祝日:9:30 – 15:00
・4月〜10月:
月曜-土曜 9:30 – 19:00
日曜・祝日:9:30 – 15:00
※最終入場時刻 閉館30分前
休業日
・12/25

参考) サンパウ病院 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑧ランブラス通り


ランブラス通り(La Rambla)はバルセロナを代表する目ぬき通りです。

昔は、この通り沿いに川が流れていました。ランブラスの名前は、カタルーニャ語で水路を意味し、アラビア語が語源です。

ランブラス通りの周囲には、レストラン、花屋などたくさんのお店が出ていて、観光客でいつもにぎわっています。

バルセロナ中心部のカタルーニャ広場から、コロンブスの塔があるベイエリアまで1.2kmの遊歩道が続いています。

ランブラス通りの周辺にはたくさんの見どころがあります。

西にすこし入るとバルセロナの台所「サン・ジュセップ市場」があります。フルーツ、精肉、鮮魚などいろいろな食材が並んでいます。

古くは、サン・ジュゼップ修道院がありました。教会のせいで居住エリアを確保できなくなった民衆により19世紀に焼き討ちにあい、跡地に市場が建ちました。

軽食を食べられるバル的なお店もたくさんありました。

グエル伯爵のために、ガウディが建てた「グエル邸」もランブラス通りの周辺にあります。

この他にも、リセウ劇場、レイアール広場、サン・ジャウマ広場や、バルセロナで古い歴史を持つゴシック地区などもランブラス通りの周辺にあります。

上で紹介したサンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ カテドラル)、カタルーニャ音楽堂もランブラス通りから徒歩圏内です。

⑨サンタ・マリア・ダル・マル教会(海の聖母マリア教会)


サンタ・マリア・ダル・マル教会(Basílica de Santa Maria del Mar)は、バルセロナ・カテドラルと並ぶ歴史あるゴシック様式の教会です。

日本語では、海の聖母マリア教会とも呼ばれています。起源は4世紀ころですが、現在の教会が建設されたのは14世紀です。

現在は海から350mほど内陸にありますが、当時は港に面していました。14世紀のバルセロナは地中海貿易の拠点として栄えていました。そのため、海運商人達が航海の安全を祈り、お金を出し合って建てた教会です。

内部はバルセロナ・カテドラルとほぼ同じ大きさです。シンプルですが、天井のリブヴォールトなどカタルーニャ・ゴシック建築の特徴がよく表れています。

正面のファサードで目立っていたバラ窓のステンドグラスは、内側からみても美しいです。

サンタ・マリア・ダル・マル教会の入場は、礼拝の時間帯と観光の時間帯に分かれています。

午前と夜の礼拝時間帯は入場無料です。午後の観光時間帯は入場料5€がかかります。時間帯についての詳細な情報は下記の攻略情報を参考にしてください。

観光時間帯は教会の塔・屋根に登ることができます。登る場合は入場料が8.5€です。

私は礼拝時間帯に訪問しましたが、入場待ちはありませんでした。

サンタ・マリア・ダル・マル教会から歩いて3分のところに、スペインを代表する画家ピカソの作品を展示したピカソ美術館があります。

■サンタ・マリア・ダル・マル教会 攻略情報

・入場料:無料 / 観光時間帯 5€~
・混雑度:★☆☆
・優先入場:ー
・見学時間目安:30分
・写真撮影:◯
営業時間
・通常入場
月曜~土曜:9:00 – 13:00 / 17:00 – 20:30
日曜・祝日:10:00 – 14:00 / 17:00 – 20:00
・観光入場
月曜~土曜:13:00 – 17:00
日曜・祝日:14:30 – 17:00
休業日

参考) 海の聖母マリア教会(サンタ・マリア・ダル・マル教会) 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

⑩カンプ・ノウ


バルセロナは、世界最強のサッカーチームの一つFCバルセロナの本拠地です。

中心部から地下鉄で30分くらいのところに、FCバルセロナ(バルサ)のホームスタジアムでサッカーの聖地でもあるカンプ・ノウ(Camp Nou)があります。

日程が合えばFCバルセロナの試合を生で観戦できます。試合がない日でも、「カンプ・ノウ・エクスペリエンス(CAMP NOU EXPERIENCE)」というツアーでスタジアム内部、フィールドを見学できます。

ツアーでは、カンプノウのフィールドを3ヵ所から見学できます。メッシ達がプレイするフィールドにも立てます(ピッチ外からの見学ですが)。

選手の気分になってフィールドに出ていくことができます。

最上部にあるVIP観戦エリアにも入ることができ、ピッチを見下ろすことができます。

スタジアム内部にあるバルサ・ミュージアムでは、FCバルセロナが獲得した数々のトロフィーを見ることができます。目玉は世界ナンバーワンのサッカークラブの証、FIFAクラブワールドカップの優勝トロフィーです。

入場料は29.5€~とすこし高めですが、ネットで事前予約しておくと3.5€安く購入できます。

カンプノウ・エクスペリエンス の予約(GetYourGuide:日本語)

試合前日や大きな試合の前々日は、スケジュールや見学内容が変わりますので、日程を事前に確認してください。

バルサの試合や、スタジアム見学ツアーのチケット予約方法など、カンプ・ノウの見学攻略法を下記記事で解説しています。詳細はこちらをご覧ください。

■カンプ・ノウ 攻略情報

・入場料:29.5€~
・混雑度:★☆☆
・優先入場:事前予約
・見学時間目安:1.5時間
・写真撮影:◯
営業時間
・1月2日 – 1月6日
月~土:09:30 – 19:30
日:09:30 – 19:30
・1月7日 – 4月13日
月~土:10:00 – 18:30
日:10:00 – 14:30
・4月4日 – 10月12日
月~土:09:30 – 19:30
日:09:30 – 19:30
・10月13日 – 12月31日
月~土:10:00 – 18:30
日:10:00 – 14:30
休業日
・1/1、12/25

参考) カンプ・ノウ 公式サイト
※入場料、開館時間などは変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください

以上、バルセロナの定番観光スポットを詳しくご紹介しました。みなさまのバルセロナ観光に少しでも役立てば幸いです。

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