世界遺産「サン・パウ病院」のチケット予約、見どころを詳しく解説【バルセロナ】

バルセロナ

バルセロナ世界遺産サン・パウ病院」の入場料安く予約する方法見どころ所要時間アクセスなど、見学に役立つ情報をわかりやすく解説します。

サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)は、ガウディのライバルとも言われる建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールが設計した病院です。

モンタネールが設計したカタルーニャ音楽堂とともに世界遺産に登録されています。

サグラダ・ファミリア、グエル公園などガウディ作品と比べるとマイナーですが、世界遺産に登録されるだけあって、病院とは思えない美と機能性を兼ね備えたモデルニスモ建築の傑作です。

サグラダ・ファミリアから歩いて行けますし、空いているのでゆっくり世界遺産を見学したい方にお勧めのスポットです。

サン・パウ病院の攻略ポイント

サン・パウ病院を見学する上で、知っておきたい攻略ポイントをまず解説します。

攻略1:サン・パウ病院とは?

パリで銀行家として成功したパウ・ギルが1896年に亡くなった際に、故郷のバルセロナに遺産で貧しい人を救うための病院を遺産で建てるよう遺言しました。

19世紀後半、バルセロナは人口増加にともない庶民の衛生状態が悪化していたので、病院の建設が急務になっていました。そこで建設されたのがサン・パウ病院です。

設計を担当したのは、ガウディと並びモデルニスモ建築を代表する建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールでした。

建設は2期にかけて行われ、1902年~1913年の第一期はモンテネール自身が、1920年~1930年の第二期は彼の息子のロウラが担当しました。

現在、見学できるのはモンテネール自身が建設を担当したエリアです。

病院の敷地内には、正面に建つ管理事務分館(上の写真)の背後に病棟が並んでいます。

内部は富豪の邸宅かと思うくらい豪華で、モデルニスモ建築の特徴である色鮮やかなモザイク装飾や、ステンドグラスが用いられています。

2009年までは、実際の病院として診察を行っていましたが、老朽化のため新病院が建設され閉鎖されました。その後、修復が行われ、見学ができるようになりました。

攻略2:混み具合・入場チケット

サン・パウ病院は、サグラダ・ファミリアや同じモンテネールが設計したカタルーニャ音楽堂と比べて空いています。

したがって、チケットは基本的に当日購入で問題ありません。

ただし、チケットを割引購入できるサイトがあります。記事中でチケットの価格調査結果を解説します。

攻略3:サン・パウ病院の写真撮影は?

サン・パウ病院内は自由に写真撮影をすることができます。

攻略4:所要時間の目安

サン・パウ病院の見学は1時間あれば十分です。

サン・パウ病院の入場料・チケットの選び方

サン・パウ病院の入場料

サン・パウ病院は、自分で自由に見学して周るセルフガイドツアー(Self-guided visit)と、ガイドから説明を受けるガイドツアー(Guided visit)があります。

残念ながら日本語でのガイドツアーは催行されていませんので、セフルガイドツアーで見学することになります。オーディオガイド4€は、日本語に対応してます。

チケット料金

・セルフガイドツアー(Self-guided visit):15€

・オーディオガイド(Audio Guide):4€

入場無料日:

・毎月第一日曜日、4月23日、9月24日

安くチケットを予約できる日本語サイトは?

サン・パウ病院は比較的空いているので、チケットは現地購入で良いと思います。

事前予約で安く購入できるツアーサイトを調査しました。以下が調査結果です。

※2020年4月調査(最新価格は各サイトをご確認ください)

調査結果: Klookでは、定価より0.75€ですが割引で購入できます。

サン・パウ病院 チケットの予約(Klook:日本語)

Klookなど、ツアー予約サイトで予約する詳しい手順や、評判・口コミ、クーポンを使って安く予約する攻略法を下記で解説しています。参考にしてください。
ツアー予約サイト 攻略法

サン・パウ病院の営業時間・休館日

開場時間

・11月〜3月:
月曜-土曜 9:30 – 17:30
日曜・祝日:9:30 – 15:00
・4月〜10月:
月曜-土曜 9:30 – 19:00
日曜・祝日:9:30 – 15:00
※最終入場時刻 閉館30分前

休館日

・12/25

営業時間の変更などもありますので、公式サイトの営業時間もチェックしてください。
営業時間(サン・パウ病院公式サイト)

サン・パウ病院への行き方

サン・パウ病院は、サグラダ・ファミリアの北へ約800mのところにあります。

歩いて10分の距離なので、サグラダ・ファミリアを観光したあと、一緒に見学する方も多いと思います。

サグラダ・ファミリアの北側にまっすぐ北に延びる歩道があります。

歩道なので歩きやすいです。途中、レストランのテラス席なども出ています。途中、信号があるところだけ注意して渡ってください。

10分ほど歩くと正面にサン・パウ病院の入口が見えます。

後ろを振り返ると、小さいながらもサグラダ・ファミリアが見えます。主塔が完成したら、もっと良く見えるようになるでしょう。

地下鉄でアクセスする場合、サン・パウ病院の最寄り駅は、サン・パウ/ドス・デ・マッチ駅(Sant Pau | Dos de Maig)です。L5が通っています。

地上に出て徒歩1分くらいです。サン・パウ病院の見学後、帰りに、この駅を使うことも多いと思います。

バルセロナの地下鉄の乗り方、チケット購入については、こちらの記事を参考にしてください。

サン・パウ病院の入場方法・当日チケットの買い方

正面のゲートからサン・パウ病院の敷地に入ります。正面玄関には、スポンサーとなった銀行家パウ・ギルの像が飾られています。

見学ツアーの入口は、建物の右側(右ウィング)にあります。正面玄関の方へ進まないように注意してください。

チケットオフィスも右側の建物にあります。

建物内に入ると正面にインフォメーションがあります。チケット窓口や入場口は左側へ進んだところにあります。

チケット窓口です。サン・パウ病院の当日券はここで購入します。私が訪問したときも空いていました。ツアー会社でチケットを予約した場合も、窓口で予約証(バウチャー)を提示して紙チケットに引き換えます。

チケット、マップに簡単な説明が書かれたパンフレット、見学者のしるしの緑のシールを受け取ります。チェックはないようでしたがシールは見えるところに付けておくと良いでしょう。チケット窓口の右側の入場口でチケットを見せて入場します。

サン・パウ病院のマップ

以下がパンフレットに記載されているマップです。

<出所>サン・パウ病院 公式パンフレット
1.多柱式ホールとトンネル
2.聖サルバドール(聖救世主)分館
3.庭園
4.手術室
5.聖ラファエル分館
6.トンネル
7.プリシマ(聖マリアの「無原罪懐胎」)分室
8.管理事務分館

建物が10個ほどありますが、見学できるのはマップで水色に塗られている部分だけです。

現在も修復工事が行われているので、見学できる建物が今後増えていくと思います。

サン・パウ病院の見どころ・見学コース

パンフレットのマップに従って順に建物を見学していきます。入口に建っていた管理事務局分館がハイライトでが、順番に従うと最後の見学になります。

2 聖サルバドール(聖救世主)分館

右側の一番手前にあるのが聖サルバドール分館です。1916年から患者を収容していました。

1階は、モンタネールや、当時の医療に関する展示があります。波うった天井は、ターコイズブルーの美しいタイルで装飾されています。病院とは思えない美しい装飾に驚きます。

診察道具、注射器、頭部の模型などがならんでいます。

これと同じデザインのタイルを、建物の外部にたくさん見ることができます。

サン・パウ病院(サン・パウ モダニズム地域)の模型も展示してあります。

2階にはアートが展示されていました。2階も、天井などがモデルニスモ独特の様式で装飾されています。

壁のタイルもピンクなど鮮やかな色で、病人の気持ちを癒やしたことでしょう。

3 庭園/4 手術室

分館に囲まれたエリアは、庭園になっています。モンタネールは木や植物の浄化作用を考慮して、ぜいたくに庭園のスペースを設けました。

サン・パウ病院の特徴の一つが男性用と女性用の病棟が明確に分かれていることです。右側が男性病棟、左側が女性病棟になっています。男性病棟には、上で紹介した聖サルバドールなど男性聖人の名前が付いています。女性病棟には、女性聖人の名前が付いています。

中心にある建物が手術室です。ファサードは陶器のタイルと彫刻で装飾されています。タイルの部分に書かれているのは著名な医者の名前です。

5 聖ラファエル分館

手術室の右側にある聖ラファエル分館では、再現された当時の病棟の様子を見学することができます。

内部は、聖サルバドール分館の2階と似たようなタイル装飾がなされています。

手前には20世紀初期に使われていた医療機器の展示、当時の医療などについての説明があります。

古いレントゲンも展示されていました。

奥に当時の病室が再現されています。現代の病室以上に、オシャレです。

説明のパネルには、当時の病室の写真がありました。ベッドの足元にある番号パネルにも装飾が施されているのは驚きです。

6 トンネル

聖ラファエル分館の奥に、聖マニュエル分館があります。病棟は景観を考慮して、奥に行くほど高くなっています。見学ができないので、入口の階段に通行止めの看板があります。

一番奥のエリアには、修道院があります。病院内に街としてのすべての機能を持つことで隔離ができるようになっています。修道院はモンネテールの息子ロウラの設計です。

奥のエリアを見学したら庭園の真ん中にある階段を降りてトンネルを見学します。

トンネルは分館の間をスタッフや患者が移動しやすいように作られました。ガウディと比較されがちなモンタネールですが、使う人のことを重視している点は共通していると感じました。

天井には、明り取りの窓があります。トンネルをでると手術室前に出ます。

7 プリシマ(聖マリアの「無原罪懐胎」)分室

女性用の病棟で唯一公開されていたのがプリシマ分室です。左側の一番手前の病棟です。プリシマ(Purísima)は、「特別な聖母マリアは生まれたときから原罪を背負っていない」というカソリックの教義で、日本語では「無原罪の御宿り」と言われます。西洋絵画でよく使われるのモチーフです。

プリシマ分室では、修復されていない病棟の内部を見学できます。奥には、1920年当時の病棟の写真があります。

8 管理事務分館

最後にハイライトの管理事務分館を見学します。庭園側から建物内に入ります。

ロビー

まず目を奪われるのがロビーの丸いピンク色の天井です。天井には1910Ω(オメガ)と書かれています。オメガは、ギリシア文字のアルファベットで最後の文字です。1910年にサン・パウ病院の建設が終わったことを表しています。

他の部分を探すと、Α(アルファ)1905と書かれています。アルファは最初の文字です。1905年に建設が始まったことを表しています。

栄誉の階段

庭園側から見てた建物の右側には栄誉の階段(Escala d’honor)があります。物乞いにマントを割いて与える聖人マルティヌスのレリーフが刻まれています。

見えにくい階段の桁の部分も、しっかり装飾が施されています。

栄誉の階段から天井を見上げると、美しい明り取りのステンドグラスがあります。

ドメニク・イ・モンタネール・ホール

階段を上がって左手に進むと、管理事務分館で最も美しいドメニク・イ・モンタネール・ホールがあります。

タイルで装飾された柱の間にあるステンドグラスの窓からは中庭を見渡すことができます。

逆側の窓からはサグラダ・ファミリアが見えます。絵画のような美しさです。

壁は、植物をモチーフにした陶器のタイルやモザイクなどで装飾されています。

講堂

栄誉の階段を降りて1階に戻ります。階段の左側には美しい天井を持つ通路があります。

通路の先には講堂があります。現在も利用されており新しい設備が設置されていました。

管理事務分館の見学を終えたら中庭に戻ります。入口と同じ管理分館の右ウィングの端に出口があります。出口そばにある小さめの建物が聖ジョルディ分館です。感染症が疑われる患者を隔離するために利用されました。

サン・パウ病院のショップ

出口の先にショップがあります。

モザイクのしおり、マグネット、コースターなどサン・パウ病院のオリジナルグッズが販売されていました。

見学のみどころは以上です。ゆっくり見学しても1時間かからないと思います。

参考)サン・パウ病院の公式サイト

サン・パウ病院公式サイト

以上、世界遺産に登録されるモンタネールのモデルニスモ建築「サン・パウ病院」の見どころ、アクセスなどを詳しくご紹介しました。

サン・パウ病院とともにモンタネールの作品として世界遺産に登録される「カタルーニャ音楽堂」について、こちらの記事で詳しく解説しています。

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