
ルーブル美術館(ルーヴル美術館/Musée du Louvre)の見学攻略法を完全ガイド。見どころ(作品)、見学ルート、所要時間、オーディオガイド、お土産など、館内見学に必要な情報をすべて詳しく解説します。
モナ・リザ、ミロのビーナス、サモトラケのニケをはじめとする世界的名作を効率よく鑑賞するための実践的なルートとノウハウを紹介します。
目次
ルーブル美術館の見学について
ルーブル美術館は、パリにある世界最大級の美術館です。収蔵品38万点以上のうち、世界の至宝ともいえる選りすぐった35,000点近くを展示しています。入場者が世界で最も多く毎年800万人以上が訪れています。
この記事では、チケット予約を済ませた方向けに、館内での見学方法、見どころ、効率的な回り方を詳しく解説します。
ルーブル美術館のチケット予約、行き方、入場方法についてはこちらの別記事でわかりやすく解説しています。
ルーブル美術館で見逃せない作品ベスト8
モナ・リザは言うまでもなく、日本にきたら1作品でも数時間待ちの行列ができるレベルの作品だらけです。かなり主観が入りますが、絶対見逃せないと思う作品ベスト8をご紹介します。
レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ(ラ・ジョコンド)」
サモトラケのニケ
ミロのビーナス
ドラクロワ「7月28日-民衆を導く自由の女神」
バビロンの王のハンムラビ法典
フェルメール「レースを編む女」
ミケランジェロ「瀕死の奴隷」
アングル「オダリスク」
ルーブル美術館の見学所要時間
ルーブルがお勧めする見学コースで最短のものは、傑作10数作品だけを見る1時半のコースです。10作品に絞っても1時間半、入場待ちも含めると最低2時間はかかります。作品をかなり絞っても3~4時間、普通に見ると最低1日かかります。
見学所要時間の目安
この記事では、3~4時間かけて周るルートをご紹介します。
館内マップ・ガイドの入手
ルーブル美術館は巨大なのでマップがないと、すぐ迷子になってしまいます。
そのためルーブル美術館現地で入手できる紙の館内マップが便利です。
手荷物検査を受けたあとに行く地下2Fのナポレオンホール(ガラスのピラミッドの真下)のインフォメーションにおいてあります。

日本語マップもおいてありました。

ルーブル美術館公式サイトにも9言語で紙のマップを配布してあると記載されています。
万が一、紙マップがなかった場合にはルーブル美術館の公式サイトから館内マップをダウンロードできます。下記のリンクからPDFをダウンロードできます。事前に印刷するか、スマホにダウンロードしておくと便利です。
また、各フロアには下の写真のような見どころが記載されたフロアマップが配置されています。

館内の写真撮影について
「モナ・リザ」などほぼすべての作品は、写真撮影可能です。ただし、他の美術館同様フラッシュ利用は禁止されています。人気作品の前では写真撮影のために人が大量に群がっています。
改装・閉鎖情報の確認
ルーブル美術館では頻繁に改装が行われます。お目当ての展示品が見られるか事前に確認しておくと安心です。
直近でもリノベーションが行われているようです。公式サイトで調べることができます。
また見学時と展示場所が変わっているものがあります。最新の展示場所は下記ページで検索できます。作者名で検索するのが探しやすいかと思います。
ルーブル美術館のオーディオガイド
ルーブル美術館では €6 でオーディオガイドをレンタルできます。9言語に対応しており日本語もふくまれます。
以前はNintendo 3DS XLを利用していましたが、最近はスマホ型のデバイスです。

チケット予約といっしょに事前に予約しておけます
オーディオガイドを借りる場所は以下で説明します。オーディオガイドを借りる場合はパスポートが必要になります。
ルーブル美術館の見学ルート
それでは、ルーヴル美術館の見学ルート、見どころをご紹介します。入場時の混雑を回避する、また、名画をゆっくり鑑賞する、という意味でも朝一の見学をお勧めします。中途半端に午前中に見学すると、ツアー客が大挙して押し寄せるので、進むのもままならない混雑状態になります。
入場して最初にルーブル美術館最大の至宝「モナ・リザ(ラ・ジョコンド)」へ直行するルートをご紹介します。
ルーブル美術館の入場(地下2階)
入場口については、チケット予約の記事を参考にしてください。
ピラミッド口、カルーゼル口、どちらから入場してもガラスのピラミッドの下にある地下2階(LEVEL -2)のナポレオンホールに着きます。

ナポレオンホールのインフォメーションに館内マップがおいてあるので、まずは入手しておきましょう。

ルーヴル美術館は、アルファベットのAの形をした建物です。
頭の部分がシュリー翼(SULLY)、左側がリシュリュー翼(RICHELIEU)、右側がドゥノン翼(DENON)と呼ばれます。
ルーブル美術館 -2階マップ
ナポレオンホールから3つの翼につながっています。
最初に「モナリザ」を見る場合は、DENON(ドゥノン)翼から入場します。モナリザが掲示されているので目印にしてください。

エスカレーターを上がると右手にオーディオガイドの貸出カウンターがあります。

突き当りがDENON(ドゥノン)翼の入口です。チケットのチェックがあります。パリ・ミュージアムパスで入場する場合は、パスのバーコードをスキャンします(スマホ画面でOK)。

モナリザ(展示室711)へ直行するルート
それではDENON(ドゥノン)翼の入口から入場したあと、モナリザ(展示室711)へ直行するルートを説明します。
基本的には「モナリザの絵が書かれたルート案内にしたがって」進んでください。今後、改装の影響で紹介したルートが変わる可能性もありますが、「モナリザの案内を追いかければ良い」というポイントを覚えておけば大丈夫です。
ゲートを通過したら通路を進みます。正面の階段を上がります。

右手に階段があるので上がります。ピンク枠の部分にはルートの案内が書かれています。

案内は拡大するとこのような感じです。モナリザの絵が書かれています。

階段を登ったら左側へ進みます。ここでもピンク枠のところにモナリザのルート案内があります。

通路(回廊)を右に進みます。

彫刻が展示される展示室406を通り抜けます。

展示室406を抜けると、正面に「サモトラケのニケ」が見える階段に出ます。

階段を登り「サモトラケのニケ」を右側へ進みます。

ボッティチェッリの壁画がある部屋(展示室705)を通り抜けます。

突き当たったら右手にある部屋がグランドギャラリーです。

グランドギャラリーに入ります。私が見学したときはグランドギャラリーの入場は一方通行になっていました(現在は変わっているかもしれません)。

グランドギャラリーには必見の名画がたくさんありますので後ほど紹介します。グランドギャラリーの真ん中あたりにモナリザがある展示室711の入口があります。

こちらが展示室711です。中心にモナリザが展示されています。

以前はロープが張られた列に並んで見学する形式でしたが、最近は明確な列はなく少しづつ前に進んでモナリザに近づいていく感じだと思います。

そんなにまたずに最前列までこれました。モナリザと感動の対面です。最前列でもモナリザまでは距離があります。保護のためなのでしかたないですね。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ(ラ・ジョコンド)」
莫大な作品を所蔵するルーヴル美術館の中で最も有名な作品がこのレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナリザの微笑み」でしょう。ルーヴル美術館公式サイトでは、「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像」(ラ・ジョコンド)という作品名になっています。何世紀にも渡り、誰がモデルか議論されてきましたが、フィレンツェの織物商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザの肖像という説が有力で、この名前になっています。

展示室711・グランドギャラリーの鑑賞(ドゥノン翼 1階)
モナリザの鑑賞が終わったらグランドギャラリーなどドゥノン翼 1階をゆっくり見学します。
ルーブル美術館 1階マップ
モナリザのある(展示室:711)は国家の間とも呼ばれ、他にもルーヴル美術館を代表する名画があります。
ヴェロネーゼ 「カナの婚礼」(1562-1563年) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
キリストがガリラヤのカナにて婚礼の祝宴に呼ばれた時、ワインが足りなくなったときに水をワインに変えるという最初の奇跡を起こした光景が描かれています。

ティントレット 「聖母戴冠(天国)」(1564年頃) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
ティントレットがベネチアのドゥカーレ宮殿の大評議の間を装飾するために描いた「天国」の最初の図案です。こちらの「天国」は世界最大の油絵として有名です。

ドゥカーレ宮殿の「天国」については、下記の記事で紹介しています。
ティツィアーノ「男の肖像(手袋の男)」(1576年) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)
モナリザの間(正式には国家の間)の鑑賞が終わったら、ダヴィンチ、ラファエロなどのイタリア絵画の傑作が並ぶ通路「グランド・ギャラリー」を見学します。美しい通路に名画が展示されています。

ラファエッロ「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
モナリザ以外にもダヴィンチの傑作が並んでいます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/710
レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者ヨハネ」(1507-1508年) ドゥノン翼/1F/710
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」(1483-1486年頃) ドゥノン翼/1F/710
レオナルド・ダ・ヴィンチ「ラ・ベル・フェロニエール」(1495–1497年頃) ドゥノン翼/1F/710
人物の身元には諸説ありますが理想化と心理的深みを併せ持つ女性像として評価されています。日本の国立新美術館で2026年9月から開催されるにもルーヴル美術館展で展示される目玉作品の一つです。

カルパッチョ「エルサレムにおける聖ステパノの説教」(1514年) ドゥノン翼/1F/710
カラッチ「聖ルカと聖女カタリナの前に現れた聖母子」(1592年) ドゥノン翼/1F/712

「聖ルカと聖女カタリナの前に現れた聖母子」の解説(公式サイト)
コレッジョ「聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス」(1526-1527年頃) ドゥノン翼/1F/712

「聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス」の解説(公式サイト)
カラヴァッジォ「聖母の死」(1601-1605/1606年) ドゥノン翼/1F/712
ヴォルテルラ「ダヴィデとゴリアテの戦い」(1555-1556年) ドゥノン翼/1F/712
旧約聖書に登場するぺリシアの巨人兵士 ゴリアテを若きダビデが倒すシーンを描いたものです。中央に飾られており、グランド・ギャラリーの背景とマッチしていました。

「ダヴィデとゴリアテの戦い」の解説(公式サイト)
レーニ「ヘレネの誘惑」(1626-1629年) ドゥノン翼/1F/716
ジュゼッペ・アルチンボルド「四季」(1573年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー
野菜などを使った騙し絵で有名です。2017年には日本で「アルチンボルド展」も開催されました。※2026年現在ルーヴル=ランスで展示中

「四季」の解説(公式サイト)
グランド・ギャラリーの先にシュリー翼側にもイタリア絵画のエリアがあります。
ボッチチェリ「ヴィーナスと三美神」(1483-1485年頃)ドゥノン翼/1F/706
フィレンツェ ウフィツィ美術館にあるヴィーナスの誕生、プリマヴェーラで有名なボッチチェリのフレスコ画です。このフレスコ画ももとはフィレンツェにあったものです。

シュリー翼と逆側のエリアには、スペイン絵画のエリアがあります。「エビ足の少年」などの著名な絵画が展示されています。
リベーラ「エビ足の少年」(1642年) ドゥノン翼/1F/718
民衆を導く自由の女神などフランス絵画、サモトラケのニケの鑑賞(ドゥノン翼 1階)
グランド・ギャラリーにあるイタリア絵画の傑作を堪能した後は、モナリザの間を挟んで反対側にあるフランス絵画を鑑賞しました。
ドラクロワ「7月28日-民衆を導く自由の女神」(1831年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)
ドラクロワが描いた1830年のフランス7月革命を主題とした絵画です。マスケット銃を左手に、フランス国旗を右手で掲げる女性が自由の女神のシンボルとして描かれています。

「7月28日-民衆を導く自由の女神」の解説(公式サイト)
テオドール・ジェリコー「メデューズ号の筏」(1818-1819年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)
フランス海軍のフリゲート艦メデューズ号がモーリタニア沖で座礁し、約150人の人々が、粗末な筏で漂流しました。救出が遅く、大半が死亡し、生存した15人も、飢餓など狂気的な状況になった事件です。

アングル「オダリスク」(1814年) ドゥノン翼/1F/702
ナポレオンの妹で、ナポリ王ミュラの妃であったカロリーヌが巨匠アングルに注文した絵画です。

ドラクロア「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」(1805–1807年) ドゥノン翼/1F/702
最初は、ナポレオン自身の戴冠を描写する予定でしたが、傲慢な印象を与えるため、皇妃ジョゼフィーヌに戴冠する姿に変更しました。実際には、反発して欠席したナポレオンの母などが描画されていることでも有名です。

「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」の解説(公式サイト)
フランス絵画の部屋を出ると階段があり、先ほど通過したサモトラケのニケが展示される階段があります。サモトラケのニケが非常に美しく見える展示で、毎回感動させられます。

サモトラケのニケは、ヘレニズム時代を代表する彫刻です。サモトラケ島で見つかった勝利の女神ニケの彫刻ですが、頭と腕が失われています。スポーツメーカーのナイキの社名は女神ニケ(Nike)に由来しているのは有名な話です。ナイキのマーク「スウッシュ」はニケの羽をモチーフにしています。

古代エジプト遺産の鑑賞(シュリー翼 1階、0階)
ニケを今度は左側に進みました。シュリー翼の奥が古代エジプトの展示エリアです。
「タペレト貴婦人のステラ(石碑)」(前10世紀) シュリー翼/1F/643
「ツタンカーメンを守護するアメン神」(前1550-前1069年頃) シュリー翼/1F/639-640
「書記監督官ラーヘルカーと妻メルセアンクの彫像」(前2350年頃) シュリー翼/1F/635
「書記監督官ラーヘルカーと妻メルセアンクの彫像」の解説(公式サイト)
「書記座像」(前2600-前2350年) シュリー翼/1F/635
誰の像なのかは不明なのに、ルーヴル美術館のエジプト美術で一番有名かもしれないのが、この像です。4000年以上前に作られたとは思えない生き生きとした姿に感動を覚えます。

「アメンヘテプ4世」(前1353-前1337年) シュリー翼/1F/638
ツタンカーメンの父親にして、古代エジプトで宗教改革を行ったのがアメンヘテプ4世です。マルファン症候群の症状があったと言われ、とがったあごや女性のような体型にその特徴が見られます。

「ゲベル・エル・アラクの短刀」(前3300-前3200年) シュリー翼/1F/633
5000年以上前に高度な技術を使って作られた短刀です。柄はカバの犬歯で作られています。

一階降りた0階も古代エジプト文明の展示エリアになっています。
「ラメセス3世の石棺の桶」(前1184-前1153年頃) シュリー翼/0F/323
古代エジプトの全盛期を築いたファラオがラムセス3世です。ルクソール神殿やカルナック神殿も建設しました。

ギリシア・ローマ時代、イタリア半島にあった国家エトルリアの美術作品も展示されています。代表的なものは、以下のチェルヴェテリの夫妻の棺です。
「チェルヴェテリの夫妻の棺」(前520‐510年頃) シュリー翼/1F//663
フランス絵画、北ヨーロッパ絵画の鑑賞(リシュリュー翼、シュリー翼 2F)
シュリー翼1Fからリシュリュー翼1Fに移動すると、ヨーロッパ装飾美術の展示エリアになります。ちなみにリシュリュー翼の名前は、三銃士では敵役のリシュリュー枢機卿に由来しています。物語では悪役でしたが、実際は立派な宰相でした。
イアサント・リゴー「ルイ14世の肖像」(1701年) シュリー翼/1F/602
ルイ14世は「太陽王」と呼ばれ、フランス王国の黄金期を築きました。ヴェルサイユ宮殿はその象徴です。

「ルイ14世の肖像」の解説(公式サイト)
リシュリュー翼1Fをさらに進むと、贅沢な装飾が施されたナポレオン3世の居室を見学できます(展示室544)。

リシュリュー翼1Fには、カフェ・リシュリューがあります。
これでやっと1Fをほぼ見終わりました。次に、フランス絵画、北ヨーロッパ絵画が展示される2Fに上がります。

ルーブル美術館 2階マップ
ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」(1635年) リシュリュー翼/2F/912
フランス絵画の傑作の一つがこの作品です。右側の青年が、中央の娼婦とグルになってるいかさま師の男にカモにされている光景です。

ラ・トゥール「大工聖ヨセフ」(1640年頃) リシュリュー翼/2F/912
大工である聖ヨセフが、幼いイエスの前で穴を開けている様子を描いています。

ラ・トゥール「灯火の前の聖マドレーヌ」(1642-1644年頃) リシュリュー翼/2F/912
フェルメール「レースを編む女」(1669‐1670年頃) リシュリュー翼/2F/837
現存する作品が少ないことで知られるフェルメールの2作品をルーヴルでは鑑賞することができます。小さい絵ですが、フェルメールの魂が伝わってきます。

フェルメール「天文学者」(1668年頃) リシュリュー翼/2F/837
アングル「トルコ風呂」(1862年) リシュリュー翼/2F/940
オダリスクと同じアングルの絵画で、アングル最後の傑作といわれています。

アングル「浴女」(1808年) リシュリュー翼/2F/940
デューラー「自画像、もしくはあざみを持った自画像」(1493年) リシュリュー翼/2F/815-816
「自画像、もしくはあざみを持った自画像」の解説(公式サイト)
ジャン=アントワーヌ・ヴァトー「ピエロ(旧称ジル)」(718-1719年頃) リシュリュー翼/2F/917
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「真珠の女」(1868-1870年頃?) リシュリュー翼/2F/952
モナリザをモチーフにした絵画です。

「真珠の女」の解説(公式サイト)
クエンティン・マサイス「金貸しとその妻」(1514年) リシュリュー翼/2F/814
ジャン・クルーエ「フランソワ1世の肖像」(1530年頃) リシュリュー翼/2F/822
古代オリエント美術、古代ギリシア・ローマ美術(ミロのヴィーナス)、彫刻の鑑賞(0F)
傑作絵画の宝庫であるリシュリュー翼2Fの見学が終わり、0Fに降ります(1Fは見学済みなのでスキップ)。0Fは日本で言うと地上1階です。
ルーブル美術館 0階マップ
先ほど見学していたリシュリュー翼側には古代オリエント美術が展示されています。ミロのビーナスを早く見たいところですが、逆側にあるので先にこちらを見学しました。
「バビロンの王のハンムラビ法典」(紀元前1792-1750年) リシュリュー翼/0F/227
ハンムラビ王によって作られた法令集および歴史書です。目には目を歯には歯を、というフレーズは有名です(ハンムラビ法典にこの通り書いてあるかは不明)。これは「復讐しろ」という意図でなく「何か悪いことをしてしまったら等価なもので償う必要がある(だから、するな)」ということらしいです。

「射手のフリーズ」(紀元前510年頃) リシュリュー翼/0F/307
不滅の軍隊といわれたダレイオス一世の最強の軍隊が描かれている宮殿の壁です。

「人面有翼の牡牛」(前721-705年) リシュリュー翼/0F/229
「ヌ・バンダ、エビフ・イルの彫像」(前2400年頃) リシュリュー翼/0F/234
シリアのマリ遺跡の発掘されました。自らの存在を永遠のものにするために、自分の像を神殿に供えるために作られました。

「ヌ・バンダ、エビフ・イルの彫像」の解説(公式サイト)
オリエント美術の見学がおわり、いよいよ最後のハイライト「ミロのヴィーナス」を見学します。
「ミロのヴィーナス」はドゥノン翼側の展示室345にあります。1820年にメロス島で発見されたギリシア彫刻です。
「ミロのヴィーナス」(紀元前150年頃) シュリー翼/0F/345
ローマ神話では、女神ビーナス(ウェヌス)と呼ばれますが、元のギリシア神話では、女神アフロディーテと呼ばれるため、像の正式名称はアフロディーテです。名前などどうでもよく感じる美しさです。

通常は正面からの写真が多いですが、360度どこからでも見ることができるのが現地で鑑賞する特権です。

このエリアには他にも皇帝の像を中心に多くの古代ギリシア・ローマの彫刻が展示されています。
「戦う戦士」(前100年頃) シュリー翼/0F/348
中世・近代のヨーロッパ彫刻で見逃せないのは、やはりミケランジェロの作品です。
ミケランジェロ「瀕死の奴隷」(1513—1515年) ドゥノン翼/0F/403
これで0Fの見学も終わりました。最後、地下一階(-1F)でめぼしい作品をいくつか見てルーヴル美術館の見学が終わります。
リシュリュー翼のマルリーの中庭には、マルリーの馬と呼ばれる大理石像が置かれています。広々した空間なので時間があれば、訪れると良いと思います。

最後に見ておきたいのがルーヴル宮の壕の遺跡です。ルーヴル美術館は昔、ルーヴル宮という宮殿で防御施設でもありました。その名残が、濠と城壁のあとです。

以上、かなり長くなりましたがルーヴル美術館の見学ルートと見どころをご紹介しました。ご紹介したものをすべて見学すると3時間くらいはかかってしまうと思います。
カフェなど休憩できるところもあるので、ゆったりしたペースで休みながら見学すると良いと思います。

見学が終了したらナポレオンホールからカルーゼル口の出口方面へ向かいます。

ルーブル美術館のショップ・お土産
最初にご紹介したように出口に向かう途中にミュージアムショップもあるので、お土産も買うことができます。
モナ・リザなど有名作品を所蔵するルーブル美術館のショップは、グッズが充実しています。値段が手頃なものも多く、パリのお土産にもってこいです。

ルーブル美術館で一番人気は、やはりモナ・リザのグッズです。トートバッグ、カップ、エコバッグ、靴下など種類が豊富です。

なんパタンかモナリザのコレクションにはデザインがあります。チョコレートなど配りやすいものもありました。

カラフルなモナ・リザのデザインのボールペンはお手頃な価格です。

民衆を導く自由の女神のグッズも人気があります。こちらもマグカップ、靴下、ペンなど種類が豊富です。

カップは赤、青、白のトリコロールの3種類あるのもフランスらしいです。

ノート、書類ケース、バインダーなどもステーショナリーもあります。

日本のルーヴル美術館展にもやってくるダ・ヴィンチの「ラ・ベル・フェロニエール」グッズもありました。

古代ギリシャの黒像式陶器風にデザインされたマグボトルやマグカップもありました。

定番のお土産のガイドブックです。日本語のガイドブックも何種類かおいてあります。

ルーブル美術館限定ではありませんが、カラフルなチョコレートも人気があるようでした。

フランス人デザイナーのフィリップ・アペロワによるルーヴル美術館のロゴタイプを取り入れたコレクションもあります。

ルーブル美術館の人気作品のポストカードも大量に並んでいます。見学して気に入った作品のカードを探してみてください。

オルセー美術館・オランジュリー美術館をはしご
オルセー美術館は、ルーブル美術館とセーヌ川を挟んで徒歩15分くらいの距離にあります。下の写真は、オルセー美術館から見たルーブル美術館です。近さが理解いただけると思います。

オルセー美術館は、ルーヴル美術館と並んで芸術の都パリを代表する美術館です。印象派を中心にゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルノアール、モネ、マネなどの傑作を展示しています。

原則としてルーブル美術館は古代から1848年の2月革命の美術品を展示しており、オルセー美術館は1848年から1914年の第一次世界大戦開戦までの期間の美術品を展示しています。
なお、1914年以降の作品は、ポンピドゥー・センターの「国立近代美術館」に所蔵されています(2030年頃まで改装中)。
つまり、この3館を合わせて見学することで、古代から現代までの美術品を鑑賞することができます。オルセー美術館は3時間くらいで十分見学できるので、朝一からルーブル美術館を見学して、15時ころからオルセー美術館の見学をしても良いかもしれません。
以下の記事で、オルセー美術館を代表する作品の紹介、チケット予約方法、混雑を回避して見学する方法など、オルセー美術館を堪能するのにかかせない情報を解説してます。
オルセー美術館から徒歩ですぐのところにモネの睡蓮の間で有名なオランジュリー美術館があります。

オランジュリー美術館はルーブル美術館・オルセー美術館と比べて小規模なので1時間あれば見学することができます。
オランジュリー美術館の見どころなどを下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ
本記事では、2026年最新のルーブル美術館の効率的な回り方と必見作品について解説しました。
万全に準備をしてルーブルの至宝たちを存分に楽しんでください。





































日本でのチケットの買い方、地下鉄の切符の買い方など
旅行書より詳しい説明、すごいと思います。
9月にパリに行く予定です。活用させていただきます。
ありがとうございます。
花立様
ご丁寧にコメントをいただき、大変うれしく、サイトを運営する励みになります。
今のパリは史上まれにみる暑さのようなので、9月までに気温が落ち着くとよいですね。
とても詳しくて助かりました。ありがとうございました。
michelle様
ご丁寧にご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
少しでもお役に立てたのであれば、大変うれしいです。
来年1月半ばに初めてパリに行く予定です。不安がいっぱいですが、
詳しい説明とても為になります。ありがとうございます。
真冬のパリの寒さはどれくらいでしょうか?
にこ様
コメントありがとうございます。
情報が少しでもお役に立てば幸いです。
気候ですが、パリの1月の最低/最高気温の平均は、8℃/3℃です。
東京が10℃/2℃なのでほぼ同じくらいです。
パリは室内に入ると暖房がすごく効いていて暑いので、
脱ぎ着しやすい服装が良い、とも言われています。
旅行中は、極寒の日も、比較的温かい日もあるので、私は重ね着で工夫しています。
極厚コート1枚でなく、
普通のコートと中に着られるインナーダウンを持っていき、天候に合わせて調整しています。
初めてのパリは不安な点も多いかと思います。
大変悲しいことですが、パリに限らず、観光客は悪い人に狙われます。それでも、
・バックはひったくられないようすき掛けにして前に持つ
・朝早く、夜遅くの移動は控える
・話しかけてくる人は相手にしない(特にカタコト日本語)
など一般的に言われることをきちっと守っていれば大丈夫だと思います。
また、パリなので多少のトラブルは置きて当たり前くらいに考えるのも良いと思います。
ストで地下鉄が停まっていた、とか、
目的地の駅が工事中でそのまま通過しちゃった、などはあるあるです笑
このような事を差し引いても、十分、十二分に楽しめるのがパリの魅力ですので、
楽しい旅行になるようお祈りしています。
細かいアドバイスをありがとうございます。
不安な気持ちが和らいで楽しみに変えられそうです!
これからまだまだ知りたいことがたくさん出てくると思っています。
また、質問させて頂いてもよろしいでしょうか?
はい、よろこんで。
パリは去年に続き、今年も9月、10月に行ってきたばかりなので、
私がわかる範囲であれば、なんでもお答えしますよ!
年末年始に初めてパリに行きます。前から色んなサイトを見て調べていましたが、コチラのサイトが断然わかりやすいです。ありがとうございます!質問させていただきたいのですがセーヌ川クルーズ(食事なし)は夜のライトアップが綺麗そうなのですが寒いので昼にしたほうが良いでしょうか?1/1は観光スポットがほとんど休みのようですのでエッフェル塔とセーヌ川クルーズ、サクレクール寺院くらいでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。
平嶋様
大変励みになるコメントありがとうございます。
1/1は公営の観光スポットがほぼ閉館で、観光するのに困りますよね。
私も同じ状況になる5/1にパリを観光しましたが、
本当にどこも開いていないので結局、ディズニーランド・パリへ逃げました笑
クルーズですが、夜景は本当にキレイだったので、おすすめなのですが、
真冬に観光クルーズ船に乗ったことがないので、人間が耐えられる寒さかちょっとわかりません。
パリジャンの船は、基本的にガラス張りなので、大丈夫だとは思うのですが。
#ちなみに、ディナー用のクルーズ船は外の風が入り込まないので快適でした。
別の視点として、どんより曇ってしまうと昼のクルーズは残念な景色になるので、
曇りなら夜景の方が断然良いと思います。
防風ジャケットやスマホ対応手袋など防寒対策をしっかりして、
当日の天気や気温で決めるというのはいかがでしょうか。
とてもわかりやすい説明で、ルーブル美術館への不安が少し和らぎました!ありがとうございます!
12月の初め頃にルーブル美術館に行く予定です。
金曜の夜、無料入場を狙って行こうとおもっているのですが
その場合は時間予約などはなく、直接ピラミッドの入り口からチケットをもらって入るしかないでしょうか?
山田様
コメントありがとうございます。
この記事の情報が少しでもお役に立てば嬉しいです。
さて、夜間入場ですが、金曜の夜間営業は有料です。
こちらは時間指定の予約が可能です。
入場待ちも少ないのですし、内部の比較的空くので、
有料ですが個人的にはおすすめです。
土曜日夜の営業は無料です。
確認したところ、時間指定予約はないようです。
また、もうしわけないのですが、
夜間営業時に、どの入場口が開いているかの最新情報がありません。
去年は、②パッサージュ・リシュリュー入口が夜間営業時はクローズしていました。
ですので、まず③カルーゼル入口へ行って、入場待ちの列があるか確認いただくと良いと思います。
入口がクローズしていたり、行列がない場合は、ピラミッド口へまわるのが良いと思います。
土曜夜の夜間無料に行かれたら、入場の状況など、
情報をいただけると大変ありがたいです。
お返事ありがとうございます。
金曜の夜は、26歳以下入場無料と書かれた記事をよく見かけるのでその方法で入場する予定でした。
その方法で入場する場合は、土曜の夜と同じように予約はできなさそうですね。
入り口は初めからピラミッドに行ってみる事にします。
丁寧なご説明ありがとうございます。
山田様
お歳を存じあげなかったので大変失礼いたしました。
はい、26歳未満の方の、金曜夜間の入場無料はルーブル公式ページにも記載されていますので、ご安心ください。
> – 毎週金曜日18時以降の夜間開館時:国籍に関わらず、26歳未満の方は常設展への入場無料(年齢の分かる証明書をご提示ください)
https://www.louvre.fr/jp/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%96%99%E8%A6%B3%E8%A6%A7%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85
※英語サイトでもunder the age of 26となっているので、26歳未満が正しいようです
私が9月末にルーヴルへ入場したのも金曜夜18時でした。
カルーゼル入口から入場しましたが、空いていて列には誰も並んでいませんでした。
最近、ダヴィンチ特別展がはじまりましたがが、それでも入場待ちが長いということはないと思います。
金曜夜の件安心しました!
ありがとうございます!
ルーブル美術館と関係ないのですが
もう一つ教えていただきたい事があるのですが、、
セーヌ川クルーズのディナーはどの会社のものがオススメなどあったら教えてほしいです。
また、コンコルド広場近くのホテルに泊まる予定なのですが船の乗り場までの行き帰りは徒歩でも心配ないかどうかももしわかれば教えてほしいです( ; ; )
また、コンコルド広場あたりの
山田様
ディナー・クルーズは、下記記事に記載しているバトー・ムッシュがコスパを考えるとおすすめです。コンコルドからだと、パリジャンより乗り場が近いですし。
https://urtrip.jp/paris-seine-cruise/
行きは時間的に徒歩でも大丈夫だと思います。
帰りは23時過ぎなので、タクシーが無難ですかね。
セーヌ川北岸の道路は、遅くてもそれなりに交通量はあった気がしますが。
deeluxe様 はじめまして 大変わかりやすく解説されていて、とても心強く、感心しております。
2月にダビンチ展に行く事を予定しており、チケットサイトを確認しましたら、すべて白抜き…もう完売と言うことなのでしょうか?
現地のチケットセンターでの購入方法について、もし、お分かりになりましたら、アドバイスいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
内田様
コメントありがとうございます。
確認しましたが、ダビンチ展のチケットは全日完売しているようですね。
>現地のチケットセンターでの購入方法について
こちらは、通常の入場チケットをルーブル美術館の窓口で購入する方法についてのご質問でしょうか。
# ダビンチ展のチケットはオンラインのみでの発売と記載されています
以上、ご回答いたします。
deeluxe様
はじめまして。
コメント失礼致します。
1/10(金)19時頃にルーブル美術館への訪問を計画しています。
現在の時期は閑散期と把握しておりますが、
当日の朝にミュージアムパスを購入して、当日の夜の予約が取れるのかを懸念しております。
もしレオナルド・ダ・ヴィンチ展等の関係で閑散期とはいえど当日予約は難しい等の傾向がありますことをご存知でしたら、ご教示頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
天沢
天沢様
コメントありがとうございます。
予約サイトで同様の条件で確認するのが確実かと思い、本日(1/3)が同じ金曜日なので確認してみました。
現在フランス時間の10:30ですが、18:30以降であれば予約可能でした。
1/3と比べて1/10が極端に混雑しないとすると、
予約できる可能性が高いのではないかと思います。
ただし、18:00以前はすべて予約が埋まっていますので、
朝できるだけ早くパスを購入し、即予約することをおすすめします。
あくまで似た条件からの推測ですが、参考になれば幸いです。
ルーブル美術館のチケットを購入したのですがEPML DE INTERNET: Payment ticketというメールはきたのですがLouvre booking confirmation E-Tickeというメールが来ないです。
これはチケットを購入できているのでしょうか??
ryu様
コメントありがとうございます。
通常であれば、Louvre booking confirmation E-Ticket も届くはずです。
迷惑メールに分類されていないか確認してみてください。
メールの本文中には、以下のチケットをダウンロードするためのリンクがあります。
Download your tickets to print
or
Download your Mobile-Tickets
これがなければ、チケットをダウンロードできないので、この記述をご確認ください。
※表記が変わっている可能性があります
こんにちは。近々パリに行きますのでミュージアムパスを購入しようと思っています。
それで質問なのですが、ミュージアムパスは規定日数以内なら入り放題ということですが、ルーヴル美術館1ヶ所に何度も入ることは可能でしょうか?
もし可能なら4日間のパスを購入して毎日ルーヴルに行きたいのですが。(オルセーなど他の場所にも行くとは思いますが)
Amalia様
コメントありがとうございます。
ルールが頻繁に変更されるのですが、最新の情報を確認する限り、
ルーブル美術館を含めて1施設1回のみの入場のようです。
つまり、再入場はできないかと思います。
※以前は何回でも入場できました。
ルーブル美術館に関しては、記事記載の通り、
しばらくの期間は事前の時間指定が必要なのでご注意ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
deeluxe様
10月にアドバイスを頂いたにこです。
当初1月の予定でしたが諸事情にて2月に行ってまいりました。
今回短期間でしたので忙しく回ってきましたが、モンサンミッシェルの
島内に宿泊し、ルーブル美術館もまあまあの人混みで無事見学し、
初めての渡仏は満足で帰ってきました。心配していたストライキも
私が行った1週間前に終わっていたので落ち着いた感じでした。
いま、コロナウイルスで世界がざわついていますが、広範囲に影響が出る前に
行ってこられて幸いでした。
とりあえず、ご報告です。
にこ様
おかえりなさいませ!無事に帰国されたとのこと、安心いたしました。
ご報告をいただき、たいへんよろこんでおります。
ストライキと新型肺炎のはざまの絶妙なタイミングでしたね。早くても遅くても旅程に大きな影響が出ていたと思います。
モンサンミッシェルも島内にステイされたとのこと。日帰りでは見られない島の様々な姿はご覧いただけたでしょうか。
にこ様の次の旅行にも当サイトがお役に立てれば幸いです。