香港旅行をお得に楽しむための香港ディズニーランド、ビクトリア・ピークなどの観光スポット、グルメ、エアポートエクスプレスなどトラムなど交通機関、ホテル、などについて役立つ情報をまとめました。少し前までは物価が安くお財布にやさしい旅行先でしたが、最近は物価が上がり日本と変わらなくなってきました。香港ディズニーランドのチケットを格安で購入する方法や、香港空港からエアポートエクスプレスに安く乗る方法など、コスパ良く香港を楽しむための情報を多く提供しています。
香港の見逃せない観光スポット
香港の広さは東京の約半分ですが、見所が多く凝縮されています。人気の観光スポット、ヴィクトリア・ピーク、香港ディズニーランド、香港オーシャンパーク、ヴィクトリア・ハーバーのシンフォニー・オブ・ライツなどをご紹介します。また、九龍エリア、香港島エリアの見所を簡単に紹介します。
ヴィクトリア・ピーク
一番の人気スポットは次に紹介するヴィクトリア・ピーク(Victoria Peak)です。標高552mのヴィクトリア・ピークにある展望台から「100万ドルの夜景」と言われる美しい香港の夜景を堪能することができます。
山頂には、香港島の中心地セントラルからピーク・トラムというケーブルカーに乗って登ります。このケーブルカーが大変混雑します。週末の夕方などは2~3時間待ちもざらのようです。気軽な気持ちで行くと、下の写真のような大行列に面くらいます。
混雑回避のために朝早い時間にピーク・トラムへ乗車することを薦める情報もありますが、せっかくですので昼の景色と夜景が両方楽しめる夕方に行くことをお勧めします。夕方の混雑回避方法として定番化しているのが、現地ツアーへの参加です。ツアー参加者は行列に並ばず専用レーンでトラムに乗車できるため、待ち時間を大幅に短縮できます。ツアー料金は安いところで申し込めばHK$ 94と通常のトラム料金とほとんど変わりませんし、訪問前日にスマホからも申し込みが可能です。ヴィクトリア・ピークの現地ツアーの申し込み方法など詳しい情報を下記の記事でわかりやすく説明しています。
香港ディズニーランド
香港のテーマパークでダントツの人気なのが香港ディズニーランド(Hong Kong Disneyland)です。香港ディズニーランドで一番うれしいところはアトラクションの待ち時間がほとんどないことです。スペースマウンテンの強化版ハイパースペースマウンテンやプーさんのハニーハントなども15~30分くらいの待ち時間で乗ることができます。中国のディズニーランドというと観客のマナーの悪さやキャストの質の低さを心配される方もいると思いますが、おそらくそれは上海のディズニーランドの話で、香港は2005年に開園し10年以上の歴史があります。顧客のマナーやキャストの対応も日本ほど質が高いとはいえませんが、気持ちよく楽しめるレベルでした。
またディズニー好きにうれしいのはキャラクターグリーティングの待ち時間もすごく短いことです。
東京ディズニーランドより規模は小さいですが、丸一日遊んでも遊びきれないくらいの多くのアトラクションやショーがあり、十分に楽しむことができます。唯一の難点は入場チケットが高いことです。ワンデーパスポートが定価で約8,700円と東京ディズニーランドより高くなっています。しかし割引でチケット販売しているサイトがありますので、そちらで購入すると東京ディズニーランドより安く購入できます。下記の記事では、香港ディズニーランドのパスポートを格安で購入する方法を解説しています。
香港ディズニーランドを効率よく楽しむための攻略法(混雑状況、チケット割引購入など)、人気アトラクション、人気のショー、キャラクター・グリーティング、エリアマップなどの情報は下記の記事で詳しく解説しています。
香港ディズニーランドは中環(Central)や尖沙咀など香港市内からMTR(地下鉄)で約1時間ほどで行くことができます。アクセス方法は下記の記事をわかりやすく解説しています。
ディズニーランドを楽しみつくすのに欠かせないディズニー・オフィシャルホテルが香港ディズニーランドにもあります。香港ディズニーランド・ホテル、ディズニー・ハリウッド・ホテル、ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジの3つです。ぜひ泊まりたい公式ホテルですが、宿泊料金がお高いのが悩みどころです。下記の記事では、一番安く予約できる方法を徹底調査しています。
香港ディズニーでお土産を買いきれなかった場合、香港国際空港のディズニーストアで香港ディズニーランドのオリジナルグッズを買うことができます。香港ディズニーランドで荷物がいっぱいで買いきれなかった場合や、香港ディズニーにいけなかったけどディズニー好きの友達にお土産を買う場合にとても便利です。下の記事では、香港国際空港のディズニーストアの場所や、お土産に最適なディズニーストアで買えるオリジナルグッズをたくさんご紹介します。
香港オーシャンパーク
香港ディズニーランドと並んで人気のテーマパークが「香港オーシャンパーク(香港海洋公園/Ocean Park Hong Kong)」です。香港オーシャンパークは、水族館・動物園と遊園地が一体になっており、日本で言えば八景島シーパラダイスに近いテーマパークです。休日は、ディズニーランドに負けないくらい親子連れでいっぱいになります。
オーシャンパークも入場料がHK$480(約7,000円)と高いことが難点です。下記の記事では、香港オーシャンパークの入場チケットを最大24%OFFで購入する方法をご紹介しています。
オーシャンパークへは香港の中心部 金鐘駅(Admiralty Station)からMTRで2駅のところにあり、気軽に行くことができます。
ゴンピン360(昂坪360)
ゴンピン360(昂坪360)は、全長5.7kmのロープウェーで海や山、香港国際空港などさまざまな美しい風景を堪能できる人気観光スポットです。香港ディズニーランドやオーシャンパークほど有名ではありませんが、休日には1時間以上の行列ができるほど人気があります。ゴンピン360は香港ディズニーランドと同じランタオ島(大嶼島)にあり、香港国際空港からもすぐです。香港国際空港から帰国する日の午前や、香港ディズニーランドとあわせて観光するケースが多いです。
足元がガラス張りのクリスタルキャビンに乗ってスリルを味わうことができるのが、人気の理由の一つです。海や山のはるか上空を通過します。自分がドローンになった気分を味わうことができます。
ロープウェーで登った山頂には、高さ23mの世界最大の屋外大仏の「天壇大仏」や香港最大のパワースポット「ハートスートラ(心経簡林)」、レストランやショップが集まったゴンピン・ビレッジがあります。ゴンピン360の攻略ポイントは乗車券を事前購入してチケット窓口の行列を回避することです。下記の記事では、ゴンピン360のチケットを安く購入し、行列を回避する方法をご紹介しています。
ゴンピン360を楽しむために役立つ見所、行き方、混雑状況などの解説や体験レポートは下記の記事をご覧ください。
シンフォニー・オブ・ライツ
ビクトリア・ハーバーで夜に行われるライトと音楽がシンクロするショー「シンフォニー・オブ・ライツ」も見逃せません。高層ビル群から照らされる鮮やかなライトは美しい香港の夜景をいっそう引き立てます。毎晩20時から始まり、約10分間続きます。九龍側から見る場合は、尖沙咀駅からビクトリア・ハーバー側に歩き、香港文化センター広場で見学します。香港島側から見る場合は、湾仔駅からゴールデンバウヒニアスクエア(金紫荊広場)から見学します。
⇒ シンフォニー・オブ・ライツの詳細(香港政府観光局サイト)
九龍側の見所
九龍側は、ネイザンロード(Nathan Road/彌敦道)を中心に、尖沙咀、佐敦、油麻地、旺角、太子、深水埗などのエリアがあります。いかにも香港という雰囲気で、歩いているだけでも楽しむことができます。
また、女人街などディープな露店が並ぶエリアでショッピングを楽しむこともできます。
香港島側の見所
ローカルな雰囲気を残す九龍エリアと比べて香港島は洗練されたオシャレな雰囲気があります。中環、上環、金鐘、湾仔、銅鑼湾などのエリアがあります。
香港公園や香港動植物公園など緑も豊富です。緑と高層ビルのコントラストを楽しむことができます。
2階建てのトラムも走っています。MTRのほうが移動に便利ですが、記念に乗ってみるのも楽しいです。
その他の見所
主要な観光地は、九龍エリアや香港島エリアの北側に集中していますが、少し足を延ばすと、他にも魅力的な観光スポットがあります。代表例が香港島の中心部から40~50分で行ける赤柱(スタンレー)です。欧米人にも人気のエリアで、おしゃれなショッピングセンターなどがあり、ちょっとしたリゾート気分を楽しむことができます。
また、香港からフェリーでマカオ(マカオ)まで足を延ばすケースも多いです。
注意:モンスターマンションへの立ち入り禁止
映画トランスフォーマーなどのロケ地になり、インスタスポットとして人気だったモンスターマンションですが、人気が出すぎて居住者の方の生活に影響が出始めたため立ち入り禁止になりました。
私が訪問したときは、まだ立ち入り禁止になっていなかったのですが、三脚を持ち込み撮影会ばりに長時間撮影していた人もいたので、禁止はしょうがないかと思います。
香港国際空港 徹底ガイド
香港旅行の玄関口「香港国際空港」は、世界有数の巨大空港です。香港到着時の空港での入国手続や、両替、市内に出る前に必要な準備などについて下記記事で詳しく解説しています。
香港観光に必須の交通系ICカード「オクトパスカード」(Octous Card)の攻略方法
日本でもSUICA、PASMOやICOKAなど交通系ICカードを使うと、券売機で値段を調べて切符を買う必要がなくなったり、コンビニですばやく支払いできたり、大変便利です。香港の交通系ICカードが「オクトパスカード」(Octous Card)です。いちいち切符を買わないでも地下鉄(MTR)に乗れますし、運賃も割引になります。購入も簡単ですし、香港観光のときには絶対に入手したいアイテムです。
下記の記事では調査したオクトパスカードを安く購入する方法をご紹介しています。
また、下記の記事ではオクトパスカードで地下鉄に乗る方法、チャージする方法などを解説しています。
香港国際空港から香港中心部へのアクセス
香港国際空港から香港島、九龍など香港市内へはエアポートエクスプレスという高速鉄道で簡単に移動できます。空港から市内へはバスなど他の手段もありますが、往復のエアポートエクスプレスとMTRの3日間乗り放題がついたエアポートエクスプレス トラベルパスを購入するのがお得です。
下記の記事では、香港国際空港からエアポートエクスプレスで香港市内へ行く方法や、お得なエアポートエクスプレス トラベルパスをさらに割引で購入する方法などを紹介しています。
香港グルメの情報
香港旅行の一番の楽しみは、美味しい食事といっても過言でありません。飲茶(点心)、北京ダック、海鮮料理、お粥などの中華料理や、エッグタルトなどのスイーツなど食べたいものが多すぎて迷ってしまいます。料理のジャンルごと、コスパが良いお勧めの店をご紹介します。
飲茶(点心)
香港を代表するグルメが「飲茶(ヤムチャ)」、「点心」です。安くて美味しくて。もともとコスパの良い点心ですが、香港の素晴らしいところは数千円でミシュラン掲載店の絶品を食べられるところです。
個人的に点心はこれを食べないと始まらないのが鮮蝦餃(エビギョーザ)です。新鮮なえびがモチモチした皮で包まれており、旨みがいっぱいつまっています。
有名店 添好運の名物が酥皮焗叉燒包(チャーシュー入りメロンパン)です。ほとんどのお客さんが注文しています。外がサクサク、中がふんわりのメロンパンの中に甘いチャーシューが入っていてクセになる味です。
ブタさんの顔のカスタードまんです。点心にはスイーツ系メニューが豊富にあります。
下記の記事では、安くて美味しい点心が食べられる店をベスト3をご紹介してます。一人当たり2,000円くらいで飲茶を食べられるお店に限定しています。香港でコスパの良い飲茶の代表といえば、ミシュラン1つ星を獲得している添好運ですが、添好運にも負けない絶品の点心が食べられるお店があります。香港の飲茶ランキングには、小籠包で有名な鼎泰豐(ディンタイフォン)も入っています。鼎泰豐(ディンタイフォン)の小籠包は絶品ですが、台湾のお店ですし日本でも食べられるので、お勧めから外しています。
海鮮料理
香港は海に囲まれているので美味しい海鮮料理を食べることができます。日本の海鮮も美味しいですが、中華料理の海鮮も負けずに絶品です。
蒜蓉蒸海中蝦(海老のにんにく蒸し)は、ぷりぷりした海老の上にたくさんニンニクがのっていて、食べ始めるととまらなくなります。
椒鹽白飯魚(白魚の胡椒揚げ)は、カリっとあがった白魚に塩コショウで味付けがされています。脂っこくなく軽くいただけます。
海鮮は飲茶と比べてちょっとお高くなってしまいます。評判の良いレストランで食べると、一人当たり5000円~という感じです。下記の記事では、香港市街地中心部でリーズナブルに海鮮料理が食べられる人気のレストラン「金山海鮮酒家」をご紹介しています。
お粥
ついつい食べ過ぎて胃に負担がかかる香港グルメですが、朝食に最適なのが「お粥」です。香港のお粥は、日本の淡白なお粥とちがって豚、牛、海鮮などがたっぷり入っていますし、濃厚でクセになるおいしさです。日本のお粥があまり好きでない私も香港での朝食はお粥に決めています。
下記の記事では、香港で美味しいといわれるお粥を食べ比べてみて、一番美味しかったお店「金峰靚靚粥麺」をご紹介します。ローカルな雰囲気が楽しめるお店ですが、料理名が漢字で意味不明など観光客はちょっと戸惑ってしまいます。ですので、お粥メニューを解読するための「お粥辞書」を掲載しています。
B級ローカル料理
B級と言い方はちょっと失礼かもしれませんが、香港のローカルフードには安いのに美味しい料理がたくさんあります。日本で言えば、牛丼みたいなものでしょうか。
下の写真は「鮮蝦雲呑麺(エビワンタン麺)」です。プリッとして美味しいエビワンタンが入っています。写真ではワンタンが見えませんが、いっぱい入っています。
下記の記事では、九龍の中心部 尖沙咀(チムサーチョイ)から徒歩5分くらいにあるお勧めの店「洪利粥店茶餐廳」をご紹介します。店名にもある「お粥」だけでなくメニューが豊富で、美味しい朝食をささっと食べたい場合に最適なお店です。料金ももちろんリーズナブルです。朝食なしのホテルに宿泊した場合などに非常に使い勝手の良いレストランです。
香港国際空港のレストラン
香港国際空港には、何洪記、クリスタル・ジェイド、池記、鏞記など香港グルメを代表するレストランが支店を出しています。日本に帰る前に、最後の香港グルメを楽しむことができます。飲茶・点心、ワンタン麺、ローストグースなど、いろいろな店が出店しているので、香港市内で食べそこねたものを食べるのにも便利です。
下記の記事では、香港国際空港のレストランで食べられるグルメについて詳しく解説しています。
香港の格安SIM
香港旅行を楽しみためにもスマホは欠かせません。Docomo、au、softbankの海外パケホーダイを使うと1日2,000~3,000円かかってしまいます。香港で一番スマホを安く使う方法は、プリペイドSIMを使う方法です。旅行前にAmazonで購入しておくと現地でSIM購入に無駄な時間を使わなくてすみます。お勧めは中国移動香港のSIMカードです。600円弱と格安でAmazonでも購入できます。
私も実際に香港旅行時に現地で使いましたが、コスパ良く利用できて大変満足でした。プリペイドSIMを使う方法など詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しています。
香港のホテル
香港のホテルは東京と同じくらいの料金(ルームチャージ換算で)なので、コスパの良いホテルを選ぶの大切です。下の地図が香港中心部のホテルマップです。大きく九龍エリアと香港島エリアに分かれます。一般的には、ローカルな雰囲気の九龍エリアに対して、モダンな雰囲気の香港島といわれています。実際に九龍エリアの尖沙咀で宿泊したモダン ホテルはローカル感満載でした。治安の面など含めて、これら2つのエリアに大きな違いはありませんが、ホテルはローカルなホテルがたくさんあるので九龍エリアのほうが相場が安めになります。
下記の記事では、Booking.com(ブッキングドットコム)、Expedia(エクスペディア)などをホテル予約サイトを比較して一番安く予約できたのはどこかなどの情報をご紹介しています。
番外編:香港の現地ツアー予約サイト
香港には観光スポットがたくさんありますが、現地ツアー予約サイトを活用すると、チケットやツアーが割引になりお得に楽しむことができます。香港の現地ツアーを取り扱っている代表的なオンラインツアー会社をご紹介します。
KKDAY
香港旅行のときに、多くの観光客が利用するのがKKDAYです。香港ディズニーランドの割引チケットなど、割引チケットを多く販売しています。KKDAYの嬉しいところは、日本語で割引率が高いツアー・チケットを予約できるところです。
KKDAYでツアー・チケットを予約する方法や、割引クーポンなどについて下記の記事で詳しく解説しています。
KLOOK
KLOOKは香港に本拠地のあるツアー予約サイトです。上の記事でもいくつか紹介していますが、KLOOKを使って予約すると通常料金より安くなるものが多くあります。観光スポットでも下の写真のようなKLOOKの旗をもったツアーを良く見かけます。
KLookは香港に拠点があるので香港ツアーのラインナップが豊富です。ただ、日本語に対応してないのが、ちょっと残念なところです。
下記の記事では、香港ディズニーランドのチケット購入など、香港の現地ツアーをKLOOK経由で安く予約する方法をわかりやすく説明しています。
以上、香港旅行に役に立つ観光スポット、グルメ、交通、インターネットなどの情報をまとめてご紹介しました。いずれも知っておいて損はない情報だと思います。