スペインのバルセロナから南フランス・プロヴァンスはTGVなどの高速鉄道で手軽に移動できます。この記事では、バルセロナから南仏・プロヴァンス行きの安い鉄道チケットの予約・購入方法やバルセロナ サンツ駅からの乗車方法などを詳しく解説します。バルセロナから南フランス・プロヴァンスの主要都市 モンペリエ、ニーム、マルセイユなどへ乗り換えなしで行くことができます。飛行機で移動もできますが、南フランスの空港行きは運賃が高いため、鉄道の方が安くなるケースが多いです。
目次
バルセロナから南フランス主要都市への鉄道 所要時間
バルセロナから南仏・プロヴァンス各都市への最短所要時間は以下になります。
・バルセロナ – カルカッソンヌ(CARCASSONNE) 約2時間半
・バルセロナ – モンペリエ(MONTPELLIER ST-ROCH) 約3時間
・バルセロナ – トゥールーズ(TOULOUSE MATABIAU) 約3時間10分
・バルセロナ – ニーム(NIMES) 約3時間半
・バルセロナ – マルセイユ(MARSEILLE ST CHAR) 約4時間半
ニース(Nice)へは乗り換えが必要で10時間弱かかるので、マルセイユなどを経由して一泊するか飛行機で行くほうがよいです。
バルセロナから南フランスの鉄道チケットを安く購入するには?
バルセロナから南仏間のチケットは、①フランス国鉄 SNCF、②スペイン国鉄 Renfeの2ヶ所で予約・購入できます。
どこで購入するのが一番お得か比較してみます。ここではバルセロナ – モンペリエ間の料金を比較します。
①フランス国鉄 SNCFの料金
フランス国鉄SNCFの公式サイトでは、6:10発のRENFE-SNCF共同運行列車の運賃は47ユーロです。
②スペイン国鉄 Renfeの料金
スペイン国鉄Renfeの公式サイトでも、同便は47ユーロです。フランス国鉄SNCFのサイトと同じ料金です。
以上のように、フランス国鉄 SNCFとスペイン国鉄 Renfeで料金は同じでした。
バルセロナから南フランスの鉄道チケットのお勧めの予約方法
フランス国鉄 SNCFとスペイン国鉄 Renfeはどちらでも同じ料金です。共同で運行しているため同じ料金になるのは当然とも言えます。
今回調査したバルセロナ-モンペリエ間は直行便があるので、どちらで予約しても条件は変わりません。しかし、バルセロナ-アヴィニョン(AVIGNON CENTRE)間などフランス国内でTERやTGVへの乗り換えが発生する場合、スペイン国鉄 Renfeの予約サイトだと乗り換え後の便を予約できない場合があります。
ですので、フランス国鉄 SNCFの予約サイトで予約するのがベストだと思います。加えて、フランス国鉄SNCFの予約サイトでは英語で予約できるのに対し、スペイン国鉄 Renfeの予約サイトはトップページこそ英語ですが、途中でスペイン語に切り替わってしまいます。この点からもフランス国鉄 SNCFの予約サイトをお勧めします。
また、フランス国鉄SNCFのTGVなどには早割運賃がありますので、日程が決まり次第予約すると運賃が格安になります。
フランス国鉄SNCFでのチケット予約方法は下記の記事で詳細に説明しています。解説された手順にしたがってバルセロナから南フランス間のチケットを予約してください。
スペイン国鉄Renfeのサイトでもチケットの値段を調べて比較しておくと確実です。スペイン国鉄Renfeでチケットの運賃を調べる方法は下記記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
バルセロナ サンツ駅から南フランスへの鉄道乗車方法
バルセロナ サンツ駅(BARCELONA SANTS)から南フランスのカルカッソンヌ駅(CARCASSONNE)まで、TGV(Renfe-SNCF運行)に乗車しましたので、その状況をレポートします。他の南仏 主要都市のモンペリエ(MONTPELLIER ST-ROCH)、トゥールーズ(TOULOUSE MATABIAU)、ニーム(NIMES)、マルセイユ(MARSEILLE ST CHAR)行きの場合も同じ乗車方法になるので、参考にしてください。チケットは上で説明したとおり、フランス国鉄SNCFの予約サイトで購入しました。送られてくるPDFを紙に印刷して持参しましょう。
手荷物検査や乗車前の検札に時間がかかるので発車時間より前に余裕を持ってバルセロナ サンツ駅へ行くことをお勧めします。駅の掲示版に、発車する番線が表示されていますので、その番線が書かれた入場口から入ります。下の写真は、1~6の番線の入場口です。フランス行きの列車はこれらの番線になることが多いと思います。まず手荷物検査を受けます。長い列ができていました。飛行機の荷物検査と違って液体物を持ち込めますので、改札前にペットボトルなどを購入しても大丈夫です。
手荷物検査が終わると、乗車する番線ごとにチケットの確認があります。係員に印刷した電子チケットを見せるとバーコードを読み取ります。ここでも行列ができていました。
検札後は、プラットフォームに下ります。行き先が正しいか電子掲示を確認すると安心です。今回は、トゥールーズ(TOULOUSE MATABIAU)のTGV 9729便に乗車しました。
車内は、2等席でも日本の新幹線より少し足元のスペースが広く快適に乗車できます。
バルセロナ-南フランス間の列車は途中、地中海沿いやナルボネーズ・アン・メディトゥラネ自然公園を通るので、美しい海沿いの風景や湖を車窓から楽しむことができます。進行方向右側の席のほうが海が見えてお勧めです。
列車は定刻どおり目的地カルカッソンヌ駅に到着しました。美しい景色もみられて快適な旅でした。
以上、スペインのバルセロナから南フランス・プロヴァンスへ高速鉄道で移動する方法を解説しました。
「サグラダ・ファミリア」は大人気のため、事前のチケット予約がほぼ必須になっています。
公式サイトで入場チケットを予約するための詳しい手順の説明や、日本語で入場チケットを一番安く買えるサイトの調査結果をこちらの記事で解説しています。
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