アムステルダム・トラベルチケット(Amsterdam Travel Ticket)は、アムステルダム市内のバス、トラム、地下鉄、フェリーが乗り放題になるチケットです。
さらに、スキポール空港とアムステルダム市内の鉄道も乗車できます。個別に切符を購入するより割安で購入する手間も省けます。また、アムステルダム郊外の人気観光スポットのチューリップで有名なキューケンホフ公園、風車で有名なザーンセ・スカンスが含まれるエリアも乗り放題になるアムステルダム&リージョン・トラベルチケット(Amsterdam & Region Travel Ticket)も発売されています。
本記事では、これらのパスの料金、対象エリア、購入方法、使い方などを説明します。また、アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館などアムステルダムの人気美術館が入場無料になるアイ アムステルダム シティカード、ミュージアムカード、オランダパスとアムステルダム・トラベルチケットの組み合わせ、使い分けについて解説します。
目次
アムステルダム・トラベルチケット/アムステルダム&リージョン・トラベルチケットの特徴
1日券、2日券、3日券があります。
アムステルダム市内のみ有効のアムステルダム・トラベルチケット(AMSTERDAM TRAVEL TICKET)とアムステルダム近郊まで有効のアムステルダム&リージョン・トラベルチケット(AMSTERDAM®ION TRAVEL TICKET)があります。
アムステルダム・トラベルチケットは、スキポール空港との鉄道往復、およびアムステルダム市営交通会社(GVB)が運行するトラム、バス、地下鉄、フェリーなどの公共交通機関が乗り放題です。
24時間(48時間、78時間)有効ではなく有効日の午前4:00までしか使えません。
アムステルダム・トラベルチケットの料金
1日券:€17
2日券:€22.5
3日券:€28
アムステルダム&リージョン・トラベルチケットの料金
1日券:€19.5
2日券:€28
3日券:€36.5
アムステルダム・トラベルチケット/アムステルダム&リージョン・トラベルチケットの有効範囲
アムステルダム・トラベルチケットの有効範囲は、購入時にもらえるマップに下記の通り記載されています。
アムステルダム&リージョン・トラベルチケットの有効範囲は下記の図の通りです。チューリップで有名なキューケンホフ公園(Keukenhof)、風車で有名なザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)もエリア内です。
3月下旬から5月中旬までの2ヶ月限定で世界最大のチューリップ畑を鑑賞できるキューケンホフ公園について下記記事で詳細をご紹介しています。アムステルダム&リージョン・トラベルチケットでお得に行くことができます。
アムステルダム・トラベルチケットがお得になるケース
・3日以内にスキポール空港からアムステルダム市内を往復する場合:スキポール空港からアムステルダム市内をオランダ鉄道NSで移動すると€5.5*2 = €11です(チケット代€1含む)。
また、アムステルダム市内のトラム、バス、地下鉄が乗り放題になる切符は、24時間:€ 8.5/48時間:€ 13.5/72時間:€ 19.0です。たとえば、スキポール空港とアムステルダム市内を往復し2日間滞在した場合は、€11+€13.5 = €24.5になります。
アムステルダム・トラベルチケットの2日券€22.5より、わずかにトラベルチケットがお得になります。なお、乗り放題チケットは24時間有効です。したがって、細かい話ですが午後アムステルダム市内に到着して、午前中にアムステルダム市内を出る場合は、24時間€8.5を購入すれば良いので個別購入のほうが安いです。
アムステルダム市内の公共交通機関(トラム、バス、地下鉄)が乗り放題になる切符(デイチケット)に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
スキポール空港とアムステルダム市内の交通に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
・ザーンセ・スカンス、キューケンホフ公園など近郊の観光地に行く場合:アムステルダム・トラベルチケットとアムステルダム&リージョン・トラベルチケットの差額は少なく、1日券で€2.5、2日券で€5です。例えばザーンセ・スカンスまでのバス往復運賃は€11.5です。アムステルダム・トラベルチケットの場合は、これを追加で支払う必要があります。つまり、近郊に行く場合は、アムステルダム&リージョン・トラベルチケットがかなりお得になります。
私がザーンセ・スカンスまでいった時は観光客の多くがアムステルダム&リージョン・トラベルチケット(赤いカード)で乗車していました。
アイ アムステルダム シティカード、オランダパス、ミュージアムカードとの組み合わせ
アムステルダムにはアムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館など世界有数の美術館があり、これらが入場無料になる観光パス アイ アムステルダム シティカード、ミュージアムカード、オランダパスがあります。アムステルダム・トラベルチケットとどう組み合わせたり、使い分けたりすればよいかを解説します。
①アイ アムステルダム シティカード(I amterdam City Card):
アムステルダム地域に限定した美術館、博物館や各種アトラクションが無料になるカードです。
ゴッホ美術館やアムステルダム国立美術館が無料になります。アンネ・フランクの家は対象外です。24時間(€65)、48時間(€85)、72時間(€105)・・・から選べます。
期間中、公共交通機関が乗り放題になります。アムステルダム・トラベルチケット3日券€28との差額は€57です。なお、スキポール空港とアムステルダム市内の鉄道も含まれません。
ゴッホ美術館やアムステルダム国立美術館の入場だけでは元が取れないので、他にアイ アムステルダム シティカードで入場無料になる観光スポットに行かない場合は、アムステルダム・トラベルチケット+個別の入場チケットのほうがお得になります。
ツアー予約サイトGetyourguideから日本語で予約できます(手数料なし)。
②オランダパス(Holland Pass):
オランダ国内の美術館や博物館などの観光スポットがGoldとSilverにランクわけされ、それぞれのチケット枚数分、入場できます。チケットは、公共交通機関1日乗り放題とも交換できます。
Gold、Silverのチケット枚数によって値段が変わり、Small(€45)、Medium(€60)、Large(€85)です。Smallでアムステルダム国立美術館(Gold×1)、ゴッホ美術館(Silver×2)が入場できるので、個別に入場チケットと公共交通機関1日乗り放題を購入するよりはお得です。
1日乗り放題にチケットを使わず、アムステルダム・トラベルチケットとの組み合わるのも良いです。ツアー予約サイトGetyourguideから日本語で予約できます(手数料なし)。
③ミュージアムカード(Museumkaart):
オランダ国内の400箇所以上の美術館や博物館が入場無料になります。
アムステルダムのアムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、アンネ・フランクの家に加え、マウリッツハイス、クレラー・ミュラー美術館、ミッフィー・ミュージアムも対象になります。1年間有効で€64.9です。
アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館など、主要な美術館の入場料は€15以上なので4箇所以上の美術館へ行く場合は、お得になります。美術館の入場専用パスで公共交通機関の乗り放題はつかないので、アムステルダム・トラベルチケットとの組み合わせは相性が良いです。
ただチケット利用には登録が必要なので、観光客向けではありません。
ミュージアムカード、アイ アムステルダム シティカード、オランダパスの詳細は下記の記事で解説しています。
アムステルダム・トラベルチケットの購入場所・購入方法
アムステルダム・トラベルチケットは以下で説明するようにスキポール空港やアムステルダム中央駅で購入できます。
オンラインツアー予約サイトで事前に購入しておくことも可能です。ただし、現地購入と同じオフィスでチケットと引き換える必要があります。
アムステルダムトラベルチケットは、スキポール空港とアムステルダム市内が乗り放題ですのでスキポール空港到着時に購入するのがお勧めです。スキポール空港のビジターセンターで購入できます。
ビジターセンターは、ARRIVAL1とARRIVAL2の間にあります。以下の到着ホールの構内図を参照してください。
下の写真がI amsterdam Vistor Centreです。「アムステルダム・トラベルチケット」もしくは「アムステルダム&リージョン・トラベルチケット」と枚数を伝えれば購入できます。クレジットカードも使うことができます。
その他、スキポール空港では、到着ロビーのオランダ鉄道NSの窓口NSチケット&サービスカウンター(下の写真)、AKO キオスク、AKO書店でも購入可能です。
アムステルダム市内では、アムステルダム中央駅のGVB(アムステルダム市営交通会社)のチケット&インフォメーションカウンターや、アムステルダム・ベイルマー・アレーナ駅(Bijlmer ArenA Station)、アムステルダム南駅(Zuid Station)、アムステルダム・レリラーン駅(Lelylaan Station)で購入できます。また、アムステルダム市内の主要ホテルでも購入できます。
アムステルダム・トラベルチケットの使い方
アムステルダム・トラベルチケットは日本の交通ICカードのように電車、バス、トラムの読み取り機にタッチすると自動的に有効期限がスタートします。電車、トラム、バスなどに乗車する場合は、読み取り機にタッチしてください。
トラムに乗車する場合は、入り口の扉のすぐそばにカードをタッチする読み取り機があります。ここにタッチします。
降車口にも読み取り機があるので、タッチしてから降りてください。
バスの場合は、バス先頭の乗車口にある読み取り機にタッチします。降車時もトラムと同様にタッチしてから降りてください。
地下鉄は日本と同じように、自動改札があるので、駅への入場時と地下鉄を降りて出場するときにセンサー部分にカードをタッチしてください。自動改札は緑の矢印が表示されているゲートから入出場できます。
スキポール空港からアムステルダム中央駅への電車に乗る場合は、アムステルダム中央駅の出口に下記の改札ゲートがあります。
以上、アムステルダム市内の公共交通機関が乗り放題になるアムステルダム・トラベルパス、アムステルダム&リージョン・トラベルパスの料金、対象エリア、購入方法、使い方などを説明しました。
アムステルダムには、「アンネ・フランクの家」など予約が必須だったり、「ゴッホ美術館」「アムステルダム国立美術館」のように混雑対策をしないと長時間行列に並ぶはめになる人気観光スポットがあります。下記記事では予約方法や行列回避の方法を解説しているので参考にしてください。
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