モンサンミッシェルのおすすめレストランとして、ダントツ高評価のガレット専門店や、オムレツの有名店「ラ・メール・プラール」、プレサレが有名な「ラ・プレ・サレ」などご紹介します。
モンサンミッシェルのレストランと言えば、ふわふわオムレツ「ラ・メール・プラール」が有名です。また、モンサンミッシェル周辺の塩分を含んだ牧草を食べた仔羊の料理「プレ・サレ」も人気があります。
名物の多いモンサンミッシェルですが、島内のレストランの評価は、ラ・メール・プラールも含めて低いところが多いです。観光地価格のため、料理の味以上に高すぎるという評価が多く見受けられます。
評価の低いレストランが多い中で、高評価を得ているのがガレット専門店のラ・シレーヌ(La Sirène)です。
1人10€以下で、美味しいガレットを食べられると評判です。入り方がわかりづらく、ある意味、隠れ家的なレストランですが、実際に行ってきましたので、レポートします。評判通り美味しいガレットを食べることができました。
その他、定番のラ・メール・プラール、対岸側ですが評価の高いレ・プレ・サレなどついてもご紹介します。
本記事で紹介しているラ・シレーヌは2023年2月1日~2023年11月30日に営業しているようです。
レストランの営業期間などは以下のモンサンミッシェル公式サイトで確認できます。
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ラ・シレーヌ(La Sirène)
低評価のレストランが多いモンサンミッシェルのレストランで、ダントツに高評価なのがガレット専門店のLa Sirène(ラ・シレーヌ)です。
隠れ家的というか、かなり入店方法がわかりにくいレストランですが、それでも行列ができています。観光地価格のため、どこで食べても高いモンサンミッシェルで、一人10€以下で本格的なガレットが食べられるのが人気の理由です。
La Sirène(ラ・シレーヌ)の行き方
ラ・シレーヌはメインストリート「グランド・リュ」沿いにあります。ラ・メール・プラールの前を通過して50mくらいのところにあります。
グランド・リュが狭くなるあたりにあります。目印は、頭上のセイレーンの看板ですが、あまり目立ちません。
店の前には、メニューが出ていますが、残念ながらフランス語です。店内では英語メニューを出してもらえます。詳しいメニューは後ほど紹介します。
看板の下の店に入ってみると、なんとお土産屋さんになっていました。「あれ?レストランじゃないの?」という顔でみんな店内に入ってきます。ですが、この奥がラ・セレーヌの入口です。このお店は、レストランのラ・セレーヌと同じ経営です。混雑しているときは、ここでたくさんの人が待っています。お店のレジにいる店員さんに声をかけて、順番待ちすることを伝えましょう。だいたいの待ち時間なども教えてくれます。
奥に見えた黄色い看板に「クレープ屋は2階(フランスでは1階)」と書いてあります。空いているときは、写真右手の扉の先に階段があるので、そこを上がります。混んでいるときは、扉が閉まっており、ドアノブのところに満席と書かれた黄色い紙が付いています。上で書いたように、お土産物屋の店員さんに声をかけて順番を待ちましょう。
ラ・シレーヌの店舗内部
2階がレストランです。写真の通り店が狭いので、かなり混雑します。私は、お昼のピークをすぎた14時くらいに行きましたが、それでも20分ほど待ちました。
職人さんが一人で焼いているので、オーダーがでてくるまで、すごく時間がかかります。混雑しているときは、オーダーしてから食べ終わるまで1時間弱かかる場合もありそうです。逆に言えば、それだけ丁寧にガレットを焼いているということです。
ラ・シレーヌのおすすめメニュー
混雑時、オーダーは着席順にとっていました。店員さんを呼ばなくても、頃合いになるとオーダーを取りに来るので、それまでに決めておきましょう。英語メニューがあるので、アジア人には出してくれると思います。
シードルはほぼ全員が頼んでいました。一人だったのでカップ(2.7€)で頼みましたが、みんなピッチャーを頼んでいました。ドラフトタイプでさっぱりしていて飲みやすいシードルでした。
ガレットは、定番のSUPER COMPLETE(スーパー コンプリート) 7.8€を頼みました。卵、ハム、粉チーズ(grated cheese)、マッシュルームが入っています。生地がしっかり焼かれていて、サクッと感がありました。たっぷり入っているチーズと、マッシュルームがよくあっていて、あっという間に食べてしまいます。
もう一品は、Specialityのなかで一番高いECOSSAISE(スコットランド)を頼みました。高いといっても9.2€なので、ラ・メール・プラールのオムレツの1/4以下です。こちらもスモークサーモンがふんだんに入っていてボリュームがありました。フランス全般でそうですが、スモークサーモンの塩気が強いので生地をあわせて食べないと、ちょっとしょっぱいです。
デザートのクレープもぜひ食べて見たかったのですが、さらに時間がかかりそうだったので残念ながら諦めました。
ラ・シレーヌのまとめ
・最初、順番待ちのシステムがわからず、面食らいました。混んでいるときは、下のお土産物屋の店員さんに声をかけてください。
・このハードルさえ超えてしまえば、高評価に違わず美味しいガレットを食べることができます。
・ガレットが10€以下で食べられるというのは、観光地価格のモンサンミッシェルでは、圧倒的にコスパが良かったです。せっかくモンサンミッシェルに来て、我慢してまで食事代をセーブする必要はありませんが、ラ・シレーヌなら食事代をセーブしつつ満足できると思います。
・店が狭く非常に混雑するので、ピークの時間帯は避けるほうがよいです。ピークをさけ14時に行きましたが、入店に20分ほど待ち、料理もゆっくり出てきて、トータル1時間以上かかりました。時間に余裕がない場合の利用はおすすめしません。
・ハエが飛んでいて衛生面で不安というような口コミがありました。実際に、ハエは飛んでいました。ただ、一部の高級店を除けば、これくらいはフランスのレストランでは普通のことだと思います。事実、ハエが飛んでいても他の客は気にしておらず、追い払おうとしてる自分のほうが気にしすぎという雰囲気でした。
・閉店が16時と早いので、ランチやお茶での利用になります。
ラ・シレーヌのメニュー
ラ・シレーヌは、美しい歌声で船乗りを惑わす海の怪物セイレーンを表します。スターバックスのマークと同じですね。以下、メニューの画像はタッチすると拡大します。
ガレット(GELETTES)のメニューです。自分で自由にトッピングを選ぶこともできますし、Specialites(おすすめ)から選ぶこともできます。トッピングは、卵、トマト、ベーコン、チーズ、などがあります。1つだと4.2€、2つだと5.7€と値段があがっていきます。
Specialitesには、卵、ハム、粉チーズ(grated cheese)が入ったCOMPLETE(コンプリート)や、コンプリートにマッシュルームが入ったSUPER COMPLETEなどがあります。種類はたくさんありますが、どれを選んでも7.4€~9.2€とお手頃な価格です。サラダもあり、頼んでいる人が多かったです。
スイーツのガレットもあります。食事用のガレットを食べたあとにスイーツのほうを頼むことが多いようです。アイスをトッピングすることができます。
スイーツにもSpecialitesがあります。店名にもなっているSirène(シレーヌ)は、バナナ・チョコレートソース・アーモンド、ホイップクリームが乗っています。
アイスやSundares(サンデー/パフェ)のメニューです。
ドリンクメニューです。モンサンミッシェル周辺の名物シードル(Cider)が定番です。ほとんどの人がピッチャーで頼んでいました。
ラ・シレーヌの営業時間・定休日
営業が16時までなので夕食には利用できません。
定休日:月曜日
ラ・クロッシュ(La Cloche)
モンサンミッシェルには、もう一つ、ラ・クロッシュ(La Cloche)というクレープ・ガレットの人気店があります。
グランド・リュをラ・シレーヌから50mくらい上がった左側にあります。店先には、テイクアウトのクレープを買う人の行列ができているので、すぐわかります。
店内で食べることもできますが、テイクアウトも人気で長い列ができていました。
店頭にメニューがでています。シードルとガレットとバナナチョコクレープのセット18.9€や、ドリンクとチョコクレープの味見セット6.0€などがあります。
ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)
有名なラ・メール・プラールでふわふわオムレツを食べるのは、モンサンミッシェル観光の大定番です。
ラ・メール・プラールの店内では、ふわふわオムレツの卵をかき混ぜるリズミカルな音がいつも聞こえてきます。
以下、ラ・メール・プラールの行き方、メニュー、混雑具合・予約方法などをご紹介します。
ラ・メール・プラールの行き方
ラ・メール・プラールはモンサンミッシェルの島内に入り、最初の門をくぐった左手にあります。
創業者のマダム・プラールの看板が目印です。人気店ですので、店の前はいつも混雑しています。ラ・メール・プラールの創業は1888年で、130年以上の歴史がある老舗です。昔は、長い道のりを歩いて巡礼者がここを訪れました。疲れた巡礼者に対して、メイン料理ができる前に、栄養価の高い料理を素早く出すために提供されたのがオムレツの始まりです。
店頭にはメニューがあります。コースや単品で、名物のオムレツを楽しむことができます。メニューは後ほど詳細を紹介します。
店頭で受付をします。受付の奥では、オムレツの卵を混ぜる実演をしています(上の動画)。
ラ・メール・プラールのメニュー
コースや単品メニューがあります。一人一品、コースかメインを頼まなくてはいけないので、オムレツだけみんなで試してみることはできないようです。
■コースメニュー
以下のセットメニューがあります。コースの概要を説明します。
・前菜+オムレツ or オムレツ+チーズかデザート 44€
・前菜+オムレツ+チーズかデザート 49€
お子様向けのメニューが19€であります。
■オムレツ単品
オムレツも数種類あります。
一番ベーシックなオムレツは32€~です。
ラ・メール・プラールの混雑ぐあい・予約方法
人気店なので混雑しますが、店も広く、長時間待たされることは無いようです。土曜日の開店直後11:30すぎに行ったところ、まだ店は空いていて並ばずに入店できていました。13時台に確認したときは、短い行列ができていました。
ですので、予約しないと食べられないということはなさそうです。ただし、モンサンミッシェルをスムースに観光したい場合は、予約しておくのが良さそうです。
ラ・メール・プラールは日本のツアー会社ベルトラでも予約できます(2023年2月現在 受付停止中)。
下記ボタンから予約が可能です。
ベルトラは日本のツアー会社なので予約手続きも簡単だと思います。ベルトラでの予約方法で不明点がある場合は、下記記事で予約方法やベルトラの評判などについて詳しく解説しているので参考にしてください。
また、英語での手続きになりますが、公式サイトでも予約できます。ランチは12:30までの予約です(VELTRAは13:00まで)。
ラ・メール・プラールの営業時間・定休日
定休日なし
ル・プレ・サレ(Restaurant Le Pré Salé)
ラ・メール・プラールのオムレツと並ぶモンサンミッシェルの名物がプレ・サレ(Pré Salé)です。プレ・サレは、モンサンミッシェル周辺の塩を含んだ牧草地で育った仔羊の肉をつかった料理です。
モンサンミッシェルにあるプレ・サレの有名店は、「ル・プレ・サレ」(Restaurant Le Pré Salé)です。手頃な値段で、プレ・サレを食べらると良い評判を得ています。
ル・プレ・サレの行き方
ル・プレ・サレは、島内ではなく、対岸のモンサンミッシェル行きのシャトルバスの乗り場側にあります。
道路を挟んで向かいには、お土産を豊富に取り揃えているLes Galeries Du Mont-Saint Michelがあります。
Les Galeries Du Mont-Saint Michelで買えるお土産について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ル・プレ・サレのメニュー
Menu Escale(エスカル メニュー) : 26€
Menu Gabriel(ガブリエル メニュー) : 38€
Menu Petit Gourmand (お子様メニュー 10歳までs) : 10€
ル・プレ・サレの営業時間・定休日
定休日なし
以上、モンサンミシェルのおすすめレストランとして、安くて美味しいガレットが食べられる「ラ・シレーヌ」、名物のオムレツで有名なラ・メール・プラール、プレ・サレが食べられるレ・プレ・サレ、を紹介しました。
下記メニューからモンサンミッシェル観光に役立つ情報に簡単にアクセスできます。
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