モンサンミッシェルのおすすめレストランとして、ダントツ高評価のガレット専門店や、オムレツの有名店「ラ・メール・プラール」などご紹介します。
モンサンミッシェルのレストランと言えば、ふわふわオムレツ「ラ・メール・プラール」が有名です。
しかしモンサンミッシェルのレストランは、ラ・メール・プラールをはじめ評価が低い店がが多いです。
そんな中で高評価を得ているのがガレット専門店のラ・シレーヌ(La Sirène)です。
入り方がわかりづらく、ある意味、隠れ家的なレストランですが。美味しいガレットを安く食べられると評判です。
実際に行って評判通り美味しいガレットを食べられたので詳しくレポートします
本記事で紹介しているラ・シレーヌは2024年2月17日~2024年10月31日の期間、営業しているようです。
レストランの営業期間などは以下のモンサンミッシェル公式サイトで確認できます。
目次
ラ・シレーヌ(La Sirène)
低評価のレストランが多いモンサンミッシェルのレストランで、ダントツに高評価なのがガレット専門店のLa Sirène(ラ・シレーヌ)です。
隠れ家的というか、入店方法がわかりにくいレストランですが、それでも行列ができています。
観光地価格のため、どこで食べても高いモンサンミッシェルで、コスパ良く本格的なガレットが食べられるのが人気の理由です。
La Sirène(ラ・シレーヌ)の行き方
ラ・シレーヌはメインストリート「グランド・リュ」沿いにあります。ラ・メール・プラールの前を通過して50mくらいのところにあります。
グランド・リュが狭くなるあたりにあります。目印は、頭上のセイレーンの看板ですが、あまり目立ちません。
店の前には、メニューが出ていますが、残念ながらフランス語です。店内では英語メニューを出してもらえます。詳しいメニューは後ほど紹介します。
看板の下の店に入ってみると、なんとお土産屋さんになっていました。「あれ?レストランじゃないの?」という顔でみんな店内に入ってきます。ですが、この奥がラ・セレーヌの入口です。このお店は、レストランのラ・セレーヌと同じ経営です。混雑しているときは、ここでたくさんの人が待っています。お店のレジにいる店員さんに声をかけて、順番待ちすることを伝えましょう。だいたいの待ち時間なども教えてくれます。
奥に見えた黄色い看板に「クレープ屋は2階(フランスでは1階)」と書いてあります。空いているときは、写真右手の扉の先に階段があるので、そこを上がります。混んでいるときは、扉が閉まっており、ドアノブのところに満席と書かれた黄色い紙が付いています。上で書いたように、お土産物屋の店員さんに声をかけて順番を待ちましょう。
2024年ツアー参加でラ・シレーヌへ行ったときのレポ(前半)
2024年にツアーで行ったときの様子をレポします。
ツアーの場合は、食事に使える時間が限られるので混雑しているとラ・シレーヌでの食事を断念せざるを得ない場合も多いと思います。
ツアーで行かれる場合の参考にレポします。
13時少し前にモンサンミッシェルの島内に入りました。お昼時だったので混雑していて行列ができていました。添乗員さんが店員さんに混雑状況を確認してくれましたが、待ち時間が長すぎるということでツアーのみなさんも食べるのを諦めました。私も一旦諦めて先にモンサンミッシェル修道院を見学することにしました。
修道院を見学したあと、ツアーの集合時間まで約1時間10分の残り時間がありました(帰りのシャトルバスの時間も考慮)。再度ラ・シレーヌをのぞいてみました。1階のお土産屋さんの店内の待ち行列はなくなっていました。1時間で間に合うかどうかわかりませんが、奥の階段を上がってレストランへ行ってみました。
次の項目の後半に続きます。
ラ・シレーヌの店内
2階がレストランです。写真の通り店が狭いので、かなり混雑します。私は、お昼のピークをすぎた14時くらいに行きましたが、それでも20分ほど待ちました。店内は満席でした。
オーダーしてからでてくるまで、すごく時間がかかります。混雑しているときは、オーダーしてから食べ終わるまで1時間弱かかる場合もありそうです。
ラ・シレーヌのおすすめメニュー
混雑時、オーダーは着席順にとっていました。店員さんを呼ばなくても、頃合いになるとオーダーを取りに来るので、それまでに決めておきましょう。英語メニューがあるので、アジア人には出してくれると思います。
シードルはほぼ全員が頼んでいました。一人だったのでカップ(3€)を頼みました。他のテーブルはピッチャーを頼んでいました。ドラフトタイプでさっぱりしていて飲みやすいシードルでした。
ガレットは、定番のSUPER COMPLETE(スーパー コンプリート) 9.0€を頼みました。卵、ハム、粉チーズ(grated cheese)、マッシュルームが入っています。生地がしっかり焼かれていて、サクッと感がありました。たっぷり入っているチーズと、マッシュルームがよくあっていて、あっという間に食べてしまいます。
もう一品は、Specialityのなかで一番高いECOSSAISE(スコットランド)を頼みました。高いといっても12.5€です(ラ・メール・プラールのオムレツの1/4以下)。こちらもスモークサーモンがふんだんに入っていてボリュームがありました。フランス全般でそうですが、スモークサーモンの塩気が強いので生地をあわせて食べないと、ちょっとしょっぱいです。
デザートのクレープもぜひ食べて見たかったのですが、さらに時間がかかりそうだったので残念ながら諦めました。
2024年ツアー参加でラ・シレーヌへ行ったときのレポ(後半)
ツアーでモンサンミッシェルへ行った時のラ・シレーヌのレポ(後半)です。
このときは非常にタイミング良く店内に入ると数席埋まっているだけでした。これなら1時間かからず食べて出られそうです。中が混雑していたらシードルだけ飲んで出るつもりでした。
卵・ハム・チーズが入ったガレットCOMPLETE(コンプレ)と一番小さいシードルを頼みました。窓際の席だったのでメイン通りを見下ろしながらガレットがくるのを待ちました。かわいいセイレーンの看板も見えます。
空席が多かったので10分ほどでガレットが運ばれてきました。
私が入店したあとからどんどん客が増えてきて食べ終わったことには満席になっていました。本当にタイミングが良かったようです。上記の通りラ・シレーヌは料理が出てくるのに時間がかかることがあります。ツアー参加の場合は時間ギリギリのときは無理して入店しない方が良いです。
絶妙なタイミングだったので入店してから食べ終わるまで約40分でした。
ラ・シレーヌのレビュー
ラ・シレーヌのレビュー
ラ・シレーヌのメニュー
自分で自由にトッピングを選ぶこともできますし、Specialites(おすすめ)から選ぶこともできます。トッピングは、卵、トマト、ベーコン、チーズ、などがあります。1つだと4.9€、2つだと4.7€と値段があがっていきます。
Specialitesには、卵、ハム、粉チーズ(grated cheese)が入ったCOMPLETE(コンプリート)や、コンプリートにマッシュルームが入ったSUPER COMPLETEなどがあります。種類はたくさんありますが、どれを選んでも7.4€~9.2€とお手頃な価格です。サラダもあり、頼んでいる人が多かったです。
スイーツのガレットもあります。食事用のガレットを食べたあとにスイーツのほうを頼むことが多いようです。アイスをトッピングすることができます。
スイーツにもSpecialitesがあります。店名にもなっているSirène(シレーヌ)は、バナナ・チョコレートソース・アーモンド、ホイップクリームが乗っています。
アイスやSundares(サンデー/パフェ)もあります
モンサンミッシェル周辺の名物シードル(Cider)が定番です。ほとんどの人がピッチャーで頼んでいました。
ジュースやコーヒーもあります。
ラ・シレーヌの営業時間・定休日
営業が15時30分までなので夕食には利用できません。
定休日:冬期
ラ・クロッシュ(La Cloche)
モンサンミッシェルには、もう一つ、ラ・クロッシュ(La Cloche)というクレープ・ガレットの人気店があります。
グランド・リュをラ・シレーヌから50mくらい上がった左側にあります。店先には、テイクアウトのクレープを買う人の行列ができているので、すぐわかります。
店内で食べることもできますが、テイクアウトも人気で長い列ができていました。
店頭にメニューがでています(写真はコロナ前のメニューです)。
ラ・ベル・ノルマンド(La Belle Normande)
冬のモンサンミッシェルはほとんどの店がクローズしてしまうのですが、そんな中でも営業しているありがたいお店がラ・ベル・ノルマンドです。
メイン通りの途中あたりにあります。
こちらもクレープ・ガレットのお店です。ハムやチーズなどノーマルなガレットです。ガレットの生地は既成品を使っていてお味は正直いまひとつです。
それでも、冬の時期、ほとんどのお店が閉まっているなか安価に食事ができる貴重なお店です。
ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)
有名なラ・メール・プラールでふわふわオムレツを食べるのは、モンサンミッシェル観光の大定番です。
ラ・メール・プラールの店内では、ふわふわオムレツの卵をかき混ぜるリズミカルな音がいつも聞こえてきます。
以下、ラ・メール・プラールの行き方、メニュー、混雑具合・予約方法などをご紹介します。
ラ・メール・プラールの行き方
ラ・メール・プラールはモンサンミッシェルの島内に入り、最初の門をくぐった左手にあります。
創業者のマダム・プラールの看板が目印です。人気店ですので、店の前はいつも混雑しています。ラ・メール・プラールの創業は1888年で、130年以上の歴史がある老舗です。昔は、長い道のりを歩いて巡礼者がここを訪れました。疲れた巡礼者に対して、メイン料理ができる前に、栄養価の高い料理を素早く出すために提供されたのがオムレツの始まりです。
店頭にはメニューがあります。コースや単品で、名物のオムレツを楽しむことができます。メニューは後ほど詳細を紹介します。
店頭で受付をします。受付の奥では、オムレツの卵を混ぜる実演をしています(上の動画)。
ラ・メール・プラールのメニュー
コースや単品メニューがあります。一人一品、コースかメインを頼まなくてはいけないので、オムレツだけみんなで試してみることはできないようです。
店頭に掲載されているメニューです(2024年5月時点)。タップで拡大できます。
コースメニュー
以下のセットメニューがあります。コースの概要を説明します。
・トラディションメニュー:前菜+ラム料理 or ホタテ料理(付け合せ選択可)+デザート 55€
・オムレツメニュー:前菜+オムレツ+デザート 65€
※トリフオムレツは+45€
お子様向けのメニューが19€であります。
オムレツ単品
オムレツも数種類あります。
一番ベーシックなオムレツは39€~です。
ラ・メール・プラールの混雑ぐあい・予約方法
人気店なので混雑しますが、店も広く、長時間待たされることは無いようです。土曜日の開店直後11:30すぎに行ったところ、まだ店は空いていて並ばずに入店できていました。13時台に確認したときは、短い行列ができていました。
ですので、予約しないと食べられないということはなさそうです。
英語での手続きになりますが、公式サイトでも予約できます。ランチは12:00までの予約です(ツアーの場合だと時間があいません)。
ラ・メール・プラールの営業時間・定休日
定休日なし
ル・プレ・サレ(Restaurant Le Pré Salé)
ラ・メール・プラールのオムレツと並ぶモンサンミッシェルの名物がプレ・サレ(Pré Salé)です。プレ・サレは、モンサンミッシェル周辺の塩を含んだ牧草地で育った仔羊の肉をつかった料理です。
モンサンミッシェルにあるプレ・サレの有名店は、「ル・プレ・サレ」(Restaurant Le Pré Salé)です。手頃な値段で、プレ・サレを食べらると良い評判を得ています。
ル・プレ・サレの行き方
ル・プレ・サレは、島内ではなく、対岸のモンサンミッシェル行きのシャトルバスの乗り場側にあります。
道路を挟んで向かいには、お土産を豊富に取り揃えているLes Galeries Du Mont-Saint Michelがあります。
Les Galeries Du Mont-Saint Michelで買えるお土産について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ル・プレ・サレのメニュー
鴨胸肉のロースト:22.50€
前菜+メイン+デザート:44€
※プレ・サレは追加料金
ル・プレ・サレの営業時間・定休日
定休日なし
番外編:ブリオッシュ・ドーレ(Brioche Dorée)
対岸側にあるお土産屋さん(Les Galeries Du Mont-Saint Michel)の中にブリオッシュ・ドーレ(Brioche Dorée)があります。
パンなど軽食を買うことができます。
ランチにゆっくり時間を取れない場合などに便利かもしれません。
以上、モンサンミシェルのおすすめレストランとして、安くて美味しいガレットが食べられる「ラ・シレーヌ」、名物のオムレツで有名なラ・メール・プラール、プレ・サレが食べられるレ・プレ・サレ、を紹介しました。
下記メニューからモンサンミッシェル観光に役立つ情報に簡単にアクセスできます。
[PR]パリの人気現地ツアー