モンサンミッシェルおすすめ日帰りツアーを体験レポ:料金分の価値はあるかをレビュー【2024年最新】

モンサンミッシェル


フランスで大人気の世界遺産モンサンミッシェル(Le Mont Saint-Michel)の日帰りツアーに参加したレポートです。

実際に体験してみてわかったモンサンミッシェル日帰りツアーのメリットデメリット忖度なくレビューします。

また参加したツアーを選んだポイントなども紹介します。

今回のモンサンミッシェル日帰りツアーを選んだポイント

モンサンミッシェルへは日帰りツアーは複数の会社が催行していて選択肢がたくさんあります。

日帰りツアーを選ぶポイントお得に予約する方法はこちらの別記事でまとめています。

今回参加したツアーを選んだ理由、おすすめする理由をまとめます。

ポイント1:日本語ガイド(アシスタント)が添乗

モンサンミッシェル日帰りツアーには、ガイドなし、オーディオガイド付き、英語ガイド付き、日本語ガイド付きなどがあります。

料金は一番高くなりますが、モンサンミッシェルについて詳しい説明が聞けるのと、移動中も安心なので日本語ガイド付きツアーから選びました。

正確には日本語ガイドでなく日本語アシスタントです。

フランス政府公認ガイド以外は観光地内(モンサンミッシェル修道院)での同行ガイドができません。公認ガイドと区別して日本語アシスタントと言われています。
※公認ガイド付きのツアーもありますが高額です

ポイント2:おまけの観光が付いているツアー

パリからモンサンミッシェルへ行く途中には多くの観光スポットがあります。

しかし、自力(TGV+バス)で行くとモンサンミッシェル以外のスポットを観光する時間が取れません。

せっかくツアーで行くのでおまけの観光が付いたものを優先的に選ぶことにしました。

今回選んだ「モンサンミッシェル日帰りツアー」は?

最終的に「日帰りモンサンミッシェルとノルマンディーのいなか村ツアー」へ参加することにしました。

日本語アシスタント付きだと選択肢が限られます。

その中で、おまけの観光(ノルマンディーのいなか村)付きとランチ付きの候補があったのでおまけの観光を優先しました。

催行会社は、パリのオプショナルツアーを専門にしているエミトラベル(EmiTRAVEL)です

コロナ前にもエミトラベル催行の「パリ夜景鑑賞ツアー」に参加したことがあり、その点でも安心できました。

日帰りモンサンミッシェルとノルマンディーのいなか村ツアーの詳細を見る

以下、日帰りモンサンミッシェルとノルマンディーのいなか村ツアーの参加レポ、レビューです。

結論としてはおすすめできるとても良いツアーでした。

パリ市内 集合

ツアーはパリ中心部のサン・ラザール駅そばのエミトラベルサポートラウンジに7:10集合でした。

オペラ座そばのホテルに宿泊していたので集合場所まで徒歩で向かいました。5月中旬でしたので7時前でも明るくなっていました。冬期だとまだ暗いかもしれません。サン・ラザール駅の写真左脇の道を進みました。

サン・ラザール駅から徒歩数分で着きます。Google Mapで「EMI TRAVEL PARIS サポートラウンジ」までルート検索すれば迷うことはないと思います。正面にサポートラウンジが見えてきました。

ここがエミトラベルサポートラウンジです。以前はルーヴル美術館のそばにありました。

集合時間の20分ほど前に着きました。受付をして参加者がそろうのを待ちます。日本語アシスタント(添乗員さん)はhiroさんという経験豊富な方でした。ラウンジにはトイレもあるので行っておくとよいです。

出発時間になったのでそばに駐車しているバスまで移動しました。今回は参加者が少なかったようで十数名でした。若いカップルの方からお年を召された方までいろいろな方が参加されていました。

乗り心地の良い立派なバスでした。人数も少なかったので広々と利用することができて道中も快適でした。

シート下にはUSB電源がついていたのでスマホの充電ができて便利でした。

出発してしばらくはパリ市内を走ります。土曜だったので7時頃のパリ市内は閑散としていました。

パリのあるイル・ド・フランスを抜けてノルマンディー地方に入りました。農業大国のフランスだけあって、のどかな田園風景が続きます。

車内では添乗員さんがノルマンディー地方やモンサンミッシェルの説明をしてくださいました。4回目のモンサンミッシェルでしたが知らないことも多く勉強になりました。

途中、イズニー(Isigny-sur-Mer)というところのそばを通りました。ウォルト・ディズニーの祖先はここの出身で、もともとはd’Isigny(ディ・イズニー)と表記していたのがDisneyになったそうです。

ノルマンディーのいなか村「ブブロン村」立ち寄り

このツアーにはノルマンディーのいなか村の立ち寄りがついていました。

ブブロン村かディーブ・シュール・メール村のどちらかになるそうで、今回はフランスの最も美しい村協会からも認定されているブブロン(ブーヴロン・アン・オージュ)村になりました。

村に近づくと馬の放牧場などが見えてきました。

ブブロン村の駐車場に到着しました。10時前だったのでパリから3時間弱でした。バスの後方に見える建物がビジターセンターです。トイレがあります。

ブブロン村は人口が約200人と非常に小さい村です。村の端から端まですぐ歩けてしまいます。ブブロン村で人気のグルメが買えるということでみなさんパン屋さんに直行していました。

村の名前そのままの「ル・ブブロン」というスイーツが人気です。ブブロン村があるカルヴァドス県名産のアップルブランデー「カルヴァドス」を使ったアップルタルトがクレープ生地で包まれています。

上品なお味なスイーツでした。あっと言う間に完食してしまいました。

ブブロン村の町並みはディズニーランドの「美女と野獣」のエリアのリアル版という感じです。おとぎの世界に入り込んだ感覚になりました。

朝早く観光客が少なかったので、おとぎの世界感を満喫できました。

街の中心にある茅葺屋根のレストランがミシュランの星をとったこともある「ル・パヴェ・ドージュ」(Le pave d’auge)です。

17世紀に建てられた建物もありました。

ビジターセンターではお土産も販売されています。シードル、カルヴァドス、りんごジューズなどもおいてありました。

ブブロン村には40~50分ほど滞在し、モンサンミッシェルに向けて出発しました。

ノルマンディーのいなか村は正直なところ、モンサンミッシェル観光のおまけくらいに考えていましたが期待以上に素敵で良かったです。

ツアーでないと行きにくい場所です。ツアー参加の大きなメリットでした。

モンサンミッシェル到着

ノルマンディー地方の中央に位置するブブロン村から西の端にあるモンサンミッシェルまで、美しい田園風景のなかをひたすら走ります。

モンサンミッシェルが近づいて来ると進行方向の右手に小さく見えてきます。ちょこっと見えるモンサンミッシェルも可愛くて感動します。

12時半すぎにモンサンミッシェルに到着しました。途中に渋滞もなく順調でした。帰りは同じ場所に16時集合になりました(現地滞在は約3時半)。モンサンミッシェルへの島内へは車での入場が規制されています。バスは対岸にある駐車場に着きます。

モンサンミッシェル島内へは無料のシャトルバスで移動します。バスが駐車したお土産屋さん(Les Galeries Du Mont-Saint Michel)の前に停留場があります(始発は一つ手前のビジターセンター)。

すぐにシャトルバスが来ました。添乗員さんと一緒にシャトルバスに乗ります。

車内は混んでいましたが全員乗車できました。

シャトルバスの車内からモンサンミッシェルの美しい姿が見えました。

島内の停留場に着きました。ここから島内入口まで1、2分です。遠景のモンサンミッシェルを撮影するベストポイントです。

シャトルバスから降りてすぐの場所は大撮影大会になるので混雑します。私はいつも少し対岸側へ移動してから撮影します。

モンサンミッシェルの遠景を一通り撮影したあと、島内の入口へ向かいました。ツアーは基本的に自由行動ですが、ガイドさんについていくと食事の場所などを相談できて便利です。

モンサンミッシェル島内

アヴァンセ門をくぐるといよいよモンサンミッシェルの内部です。入ってすぐのところに有料のトイレがあります。

10~20mくらい進むと左手にオムレツで有名なラ・メール・プラール(La Mère Poulard)があります。プラールおばさんのお店ですね。

ラ・メール・プラールのメニューです(タップで拡大)。

続いてアーティチョークの家をくぐると右手にお土産屋さんがあります。そのさきに無料のトイレがあります。ただし長い列ができていることが多いです。

トイレのあたりから道が急に狭くなり登り坂になります。左側前方に人気のガレット店「ラ・シレーヌ」(La sirene)があります。私がコロナ前に書いたブログ記事を見て行かれる日本人のかたも多いようです。

ラ・シレーヌは1階がお土産屋さんで奥の階段から2階のレストランに上がります。人気のため混雑している日が多いようです。この日も添乗員さんが店員さんに確認してくれましたが混雑していて、ツアーのみなさんもここで食べるのを諦めました。ですが、私はあとで運良く食べることができたので後半でレポートします

坂を8割くらい登ったところにあるLES TERRASSES DE LA BAIEも人気のようです。ムール貝、オムレツ、ガレットなどモンサンミッシェルの名物が食べられます。

LES TERRASSES DE LA BAIEのメニューです(タップで拡大)。

モンサンミッシェル修道院

日本語アシスタントさんはモンサンミッシェル修道院の中を同行ガイドできません(フランス政府公認ガイドのみ同行ガイドができます)。

修道院の案内マップが事前に渡されるので、それにしたがって各人で観光することになります。

メイン通りの坂を登りきると左手に修道院へあがる階段があります。

通路が3つに分かれていて、左がグループ用、真ん中がチケットを事前購入している人用、右がチケットを窓口で購入する人用、です。ツアーの場合は事前に修道院のチケットを受け取っているので真ん中の列を進みます。

階段を登りきるとセキュリティチェックがあり、そのさきでチケットの確認があります。写真だとわかりにくいですが、チケット確認の手前に右側へ進む通路があります。オーディガイドを借りる場合はこちらへ進んでください。

この通路を進むとチケットカウンターへいけます。

チケットカウンターの一番奥がオーディオガイドを貸し出すカウンターです。写真左に見えるのがモンサンミッシェルのパンフレットです。日本語のものもあります。

チケットをスキャンしてもらって入場します。左奥の階段を上がります。

モンサンミッシェル修道院の見どころについては別記事で詳しく解説しています。こちらの記事の「見学ルート・見どころ」をごらんください。

写真を撮影しながらゆっくり目に見学して1時間20分ほどかかりました。西のテラスにいたカモメ?が可愛かったです。

修道院の観光が終わった時点で14時20分でした。帰りもシャトルバスに乗るので集合時間の20~30分以上前(15時30分)に島内を出たほうが良さそうです。

行きはメイン通りを登ってきたので帰りは城壁側の通路を通って入口方面まで戻りました。

ランチ(ラ・シレーヌ)

ランチを食べずに修道院を見学したので入口付近に戻ったきた時点で1時間10分ほど残り時間がありました(帰りのシャトルバスの時間も考慮して)。

念の為、もう一度ラ・シレーヌをのぞいてみました。1階のお土産屋さんの店内には、レストランの待ち行列がありませんでした。奥の階段を上がってレストランへ行ってみました。

ラ・シレーヌは料理が出てくるまで時間がかかるので、時間にかなり余裕がないと間に合わない可能性があります。ドキドキしながら店内に入ると数席埋まっているだけでした。これなら1時間かからず食べて出られそうです。中が混雑していたらシードルだけ飲んで出るつもりでした。

卵・ハム・チーズが入ったガレットCOMPLETE(コンプレ)と一番小さいシードルを頼みました(メニューはタップで拡大)

窓際の席だったのでメイン通りを見下ろしながらガレットがくるのを待ちました。かわいいセイレーンの看板も見えます。

10分ほどで念願のラ・シレーヌのガレットが運ばれてきました。コロナ前に来たときは満席だったので30分以上待たされました。ほどよい硬さに焼き上げられた生地とハム・チーズがよく合っていて絶品でした。

私が入店したあとからどんどん客が増えてきて食べ終わったことには満席になっていました。本当にタイミングが良かったようです。繰り返しになりますがラ・シレーヌは料理が出てくるのに時間がかかることがあります。時間ギリギリのときは無理して入店しない方が良いです。

絶妙なタイミングで入店できたので約30分ほど戻るまで時間の猶予ができました。

島内からの戻り

帰りのシャトルバスの乗り場は、行きにシャトルバスを降りたところから50mほど先の道路反対側にあります。混雑していて1台目に乗ることができず、2台目に乗りました。

時間に余裕があったのでお土産屋さんの停留所の1つ手間のダム橋で降りました。

ダム橋の周辺からは、このような感じでモンサンミッシェルを見ることができます。

集合場所のお土産屋さんにはトイレがないのでシャトルバスの終点のビジターセンターまで行ってトイレ(無料)を済ませました。ビジターセンターから集合場所へは徒歩10分くらいでした。他の参加者の方は添乗員さんに頼んでもらい、集合場所そばのバーでトイレを済ませたようです。

集合場所へ10分前に戻れました。

さまざまにペイント牛の像が並んでいます。

お土産屋さん(ショッピングセンター)の中にはブリオッシュ・ドーレ(Brioche Dorée)があります。パンなど軽食を買うことができます。

いろいろなお土産が販売されていました。こちらはモンサンミッシェルのアパレルやグッズです。

美容品関連もありました。

お菓子類です。

帰りの車内用に飲み物も買うこともできます。

宣伝する気はまったくないですし私は買っていないですが、エミトラベルが販売しているモンサンミッシェルのお土産セットが人気でした。ゲランドの塩、メールプラールのバターサブレ、キャラメルなどモンサンミッシェルの定番のお土産が店舗より安く売られていました。私をのぞいてツアー参加者の全員が買っていました

モンサンミッシェルからの帰路

集合時間の16時にはみなさん揃っていたので時間通り出発しました。

バスの車窓(左側)から見えるモンサンミッシェルの姿がなごり惜しかったです。

モンサンミッシェルを出発して10分も経たないうちに雨が降ってきました。モンサンミッシェルは天気が変わりやすいので写真は撮影できるときに撮影しておくことをおすすめします。

2時間くらい走ったところでトイレ休憩のためサービスエリアへ寄りました。

モンサンミッシェルからパリまで休憩はここだけなので、みなさん、トイレを済まされていました。

モンサンミッシェルのお土産も並んでいました。

軽食や飲み物も売っていました。

18時過ぎとは思えない青空です(5月下旬)。最後パリに向けて出発しました。

パリ到着 解散

帰りはパリ市内で少し渋滞がありましたが、20時30分にはパリに到着しました。

お土産を買われた方はエミトラベルのサポートラウンジに戻って受け取ってから解散します。

モンサンミッシェル日帰りツアーのレビュー(メリット・デメリット)

結論から言うと、とても満足度が高いツアーでした。料金分(約25,000円)の価値は十分にありました

予報では「曇・一時雨」だったのが青空に恵まれたのも満足度が高くなった大きな理由だと思います。

自力でモンサンミッシェルへ行くときは、TGVやバスの遅れにドキドキしてながら旅をしています(これが醍醐味でもあるのですが)。ツアーだとその心配もなくのんびりとモンサンミッシェル観光を楽しむことができました。

また日本語アシスタントさんが同行するツアーを選んだのも正解でした。

旅行中の安心感が絶対に違いますし、モンサンミッシェルについて深く理解することができました。

モンサンミッシェルに関係なくパリ旅行の相談に乗ってくださるのも良かったです。

モンサンミッシェル日帰りツアーを体験してみてわかったメリット・デメリットをまとめます。

日帰りツアーのメリット・デメリット
交通機関の遅れ・トラブルなどを気にせず安心してモンサンミッシェルを観光できる
日本語アシスタントさん付きは安心して旅行できるのでおすすめ。
ノルマンディーのいなか村が期待以上によかった
現地滞在時間も十分だった
コスパは決して悪くないが料金が安くない

以上、モンサンミッシェルの日帰りツアーのレポート、参加してみてわかったメリット・デメリットをご紹介しました。

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著者プロフィール
URTRIP
ユアトリップ(URTRIP)
ディズニー・ヨーロッパ・世界遺産をこよなく愛し、楽しく&コスパよく旅行するための攻略法の研究者。海外ディズニーパーク全制覇(HKDL 6回/DLP 4回/SHDL 2回/WDW 1回/DLR 1回)、ヨーロッパ28カ国訪問、世界遺産140カ所以上訪問等、ディズニーと海外旅行がライフワーク。エントリー外しの達人

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