上海旅行にお勧めの格安プリペイドSIMやWifiレンタルをご紹介します。上海旅行だけでなく、北京、西安など他の中国旅行でも同様に使えます。中国でスマホを使うときに、一番注意しなくてはいけないのが、LINE、Google、Gmail、Googleマップ、Facebook、Twitter、Instagramなどの主要アプリがネットの遮断により使えないことです。これらのアプリが使えないと、スマホを使う意味がないくらい致命的です。
本記事で紹介するチャイナ・ユニコム(中国聯通香港)のプリペイドSIMは、これらのアプリが問題なく使え、さらに1週間使えて1,200円弱と格安です。しかも出発前にAmazonで購入しておけるので現地についてすぐスマホを使うことができ大変便利です。2018年12月に、上海旅行でチャイナ・ユニコムのプリペイドSIMを利用しましたが、アプリも普通に使えて非常に快適でした。実際に使ったレビューも含めて詳しく解説します。
目次
中国でLINE、Google、Gmail、Facebook、Twitter、Instagramなどを使う方法
冒頭説明したように上海など中国ではLINE、Google、Gmail、Googleマップ、Facebook、Twitter、Instagramへのネットのアクセスが遮断されていてアプリが使えません。これらアプリを使うには2つの方法「①チャイナ・ユニコムのプリペイドSIMを日本で購入」、「②VPN機能付きのレンタルWifiを借りる」があります。プリペイドSIMを中国現地で購入すると、これらのアプリが使えないので注意してください。普通、海外旅行では「ホテルのWifiでしかスマホを使わない」という選択肢もあります。しかし、中国のホテルのWifiはこれらのアプリにアクセスできないので、この点も注意が必要です。
①チャイナ・ユニコムのプリペイドSIMを日本で購入する
費用:約1,200円
メリット・デメリット:
◎費用が1,200円と格安
○Amazonで購入できるので旅行中、時間のムダがない
○ポケットWifiなど余計な機材を持ち歩かなくて良い
✕スマホがSIMロック解除されていないといけない
②VPN機能付きのレンタルWifiを借りる
費用:約3,300~6,500円(4日間の場合)
メリット・デメリット:
◎どんなスマホ(SIMロック未解除)でも使える
✕費用が高い
✕受け取りの手間がかかる
✕余計な機材を持ちあるく必要がある
結論:SIMロック解除してプリペイドSIMを購入するほうが圧倒的にお得です。
SIMロック解除は、ショップで頼むと3,000円かかりますが、ネットで手続きをすれば無料です。格安スマホは、もともとSIMロックされていないSIMロックフリーのスマホも多いので、プリペイドSIMがそのまま使えます。一旦SIMロック解除してしまえば、次の海外旅行のときも安いプリペイドSIMが使えるので、この機会に手続きしておくことをお勧めします。
ドコモ・au・ソフトバンクの携帯は購入後、100日間を経過しないとSIMロック解除の手続きができないので、その場合はレンタルWifiになります。レンタルWifiはどこで借りるかで料金に3,300円~6,500円と大きな差がでます。安く借りられるところを記事の後半で解説します。以下ではプリペイドSIMについて最初に解説します。レンタルWifiに関する解説へ、以下のボタンでジャンプします。
上海(中国旅行)に最適なプリペイドSIM
中国国内用のプリペイドSIMは、LINEなどアプリの制限がかかってしまいます。この制限を受けないのが、海外(香港)用のチャイナ・ユニコム(中国聯通香港)のプリペイドSIMです。Amazonで検索すると、似たようなSIMが検索されますが、価格、通信容量などを考慮すると以下の商品を選んでおけばよいです。複数人で旅行する場合は、割安な2枚セット、3枚セットも選べます。
■チャイナ・ユニコム(中国聯通香港)のプリペイドSIMの特長
・中国のネット規制対象外:香港経由で通信されるため、中国のネット規制の対象にならず、LINE、Google、Gmail、Facebook、Twitter、Instagramなどが自由に利用できます。私が上海で使ったときも日本でスマホを使うのと同じようにアプリを利用できました。
・使用可能期間:7日間
・通信容量:2GB
・通信速度:4G・LTE
・特別な利用開始手続きが不要:現地で通信すると、利用期間のカウントがスタートします。
4、5日の旅行であれば、動画を見まくらない限り通信容量は2GBで十分だと思います。4日間、普通にスマホを使いまくりましたが、1GBも使っていませんでした。基本的には、このプリペイドSIMを購入しておけば間違いありません。
別の候補として、下記のプリペイドSIMがあります。値段が少し高く、上のプリペイドSIMとの差は、「30日間利用できる」、「マカオでも使える」という点です。中国本土での通信は、上と同じチャイナ・ユニコムのネットワークを利用するので、通信状況に差はありません。私の場合は4日間の旅行でしたし、マカオにはいかなかったので、このSIMを買うメリットはありませんでした。
なお、中国本土でなく、香港やマカオだけの旅行の場合は、もっと安いプリペイドSIMがあります。以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
チャイナ・ユニコム プリペイドSIMの使い方
■旅行出発前の準備:AmazonでプリペイドSIMを購入
Amazonで購入しました。届くまで数日かかるので1週間前には購入しておきましょう。チャイナ・ユニコム プリペイドSIMは、クロスモバイル、ワイズ・ソリューションズなど、数社が販売しています。値段(送料)、届くまでの日数などで選ばれると良いでしょう。私は、届くのが早かったクロスモバイルで購入しました。
⇒ 「チャイナ・ユニコム プリペイドSIM」購入ページ(Amazon)
注文後、商品は予定日に届きました。宅急便でなくポスト投函でした。以下のようなパッケージにSIMカードが入っています。
現地では忙しいので、SIMカードは事前にスマホのSIMサイズに合わせたサイズで取り外しておくと便利です。まちがったサイズで外してしまうと困るので、一度、スマホからSIMカードスロットを外してサイズを確認しておくと安心です。
スマホからSIMスロットを取り出すときにピンが必要になるので忘れずに持参しましょう。現地でSIMカードを交換したあと、日本で使っているSIMカードをなくさないように保管しておく必要があります。下記のような保管用ホルダーを用意しておくと便利です。
このプリペイドSIMは日本では使うことができないのでSIMカードの交換は現地に到着した後に行いましょう。パッケージには、設定方法が記載されています。念の為、忘れずに持参しましょう。
■上海(中国)到着後の設定
上海に到着したら日本で使っていたSIMカードと交換します。交換するときは、スマホの電源を念のためOFFしておきましょう。SIMカードのスロットをピンで押し出して取り出します。SIMカードをスロットにセットしたらスマホに戻して、電源を入れます。電源が入ったら、Android/iPhoneでそれぞれ以下の設定をしてください。
Androidスマホの場合
機種によりますが、HUAWEIのスマホでは「設定」(歯車のアイコン)から 「モバイルネットワーク」を表示する※と「アクセスポイント(APN)を3gnetに設定してください」とのメッセージが出ていましたが、自動的に接続されているようでした。
※機種によってメニューの構成が違います。HUAWEIの端末では、通信の設定のあたりに「その他」があり、その下に「モバイルネットワーク」があります
モバイルネットワークの設定で「データローミング」を有効にします。下記画面の警告が出ますが、問題ないのでOKをタップします。
これで設定は完了です。私のスマホではほぼ自動で設定が完了しましたが、自動で設定する場合は、下記の手順になります。
①スマホの「設定」(歯車のアイコン)で 「モバイルネットワーク」 > 「アクセスポイント名」 を選択
※機種によってメニューの構成が違います。
②リストに3gnetが表示されていれば、それを選択します。
③リストに3gnetがなければ、画面右上の︙を選び、「新しいAPN」をタップ。「名前」と「APN」に3gnetと入力し保存します。
④スマホのモバイルネットワークの設定に、「データローミング」があるのでこれを有効にします(上の画面)。
※接続できない理由のほとんどが、データローミングを有効にしていない場合です。
iPhoneの場合
①「設定」 > 「モバイルデータ通信」 > 「通信のオプション] > 「モバイルネットワーク設定」 を選択します
②「モバイルネットワーク」と「パーソナルホットスポット」の欄に3gnetと入力します。
③前の画面で「データローミング」をONにします。
iPhoneで接続がうまく行かない場合は日本で使っているSIMの設定を削除する必要があるようです。この場合、「設定」 > 「一般」 > 「プロファイル] で「プロファイルを削除」を実行します。日本に戻ったときに再度プロファイルを設定する必要があるので注意してください。
設定完了後
下記のメッセージが届きます。利用終了時刻が表示されているので確認しておきましょう。
「チャイナ・ユニコム プリペイドSIM」の通信速度
上海旅行中に地図アプリやGoogle検索を利用しましたが、日本でスマホを使っているのとほぼ同じような感じで利用できました。上海中心部と上海ディズニーランドの2箇所でスピードを測定してみました。地下鉄内でも、走行中ところどころ通信状況が悪くなるときもありましたが、ほぼ問題なく繋がりました。
計測結果1:上海中心部
下り:6.62 Mbps
上り:7.91 Mbps
計測結果2:上海ディズニーランド
下り:13.32 Mbps
上り:10.98 Mbps
おおよそ下り10Mbpsと通常利用する分には問題ない速度が出ていました。
上海浦東国際空港 での現地プリペイドSIM購入
プリペイドSIMを現地の空港で購入される方も多いと思います。上海浦東国際空港でも到着ロビーにあるコンビニでチャイナ・ユニコムのプリペイドSIMが販売されています。ただし、中国国内で販売されるプリペイドSIMは制限がかかっていてLINE、Googleなどが使えません。日本滞在中にAmazonで購入するようにしましょう。
お勧めのレンタルWifi
プリペイドSIMを利用をお勧めしていますが、SIMロック解除は難しくてする気がしない、大手キャリア ドコモ・au・Softbank でスマホを購入して100日経過していない、という場合は、レンタルWifiが必要になります。レンタルWifiは業者によって値段が大きく変わるため、レンタル料金を調査しました。LINEなどのアプリを利用するのに必要なVPN付きのサービスを4日間レンタルした場合の価格です(補償などオプション類は一切つけていません)。なお、12月中旬に調査した結果なので、キャンペーンなどで金額が上下することがあります。最新価格を各サイトで調査してみてください。
jetfi | Wi-Ho! | GLOBAL WIFI | イモトのWifi |
3,370円 | 4,460円 | 6,020円 | 6,460円 |
・中国VPN ・500MB | ・4G/VPN ・300MB | ・4G/VPN ・250MB | ・4G ・プレミアム(VPN) ・500MB |
若干条件が異なりますが、jetfi(ジェットファイ)が最安でした。有名どころのイモトのWifiは一番高額でした。JetifのレンタルWifiは下記リンクから申し込みができます。
プランの選択肢に「中国VPN500MB」がありますので、これを選んでください。
以上、上海旅行(中国旅行)に最適なプリペイドSIM・Wifiレンタルに関して詳しくご紹介しました。
下記記事では、人気の「上海雑技団」や、「上海タワー」「東方明珠塔」など超高層タワーについて解説しています。
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