ゴンピン360(昂坪360)は全長5.7kmのロープウェーで海や山、香港国際空港などさまざまな美しい風景を堪能できる香港で人気の観光スポットです。
この記事では、ゴンピン360(昂坪360/Ngong Ping 360)の見所、行き方、混雑状況を解説し、体験レポートもご紹介します。
ゴンピン360のチケットはチケット購入の待ち時間を回避するためにオンラインで事前購入しておくことをお勧めします。事前購入で割引にもなります。割引チケットの買い方はこちらの記事で詳しく説明していますので参照にしてください。
目次
ゴンピン360の見所
最初にゴンピン360のみどころを簡単にご紹介します。
- 全長5.7km、乗車時間25分の間、海と山が織り成す美しい風景を楽しむことができます。
- 足元がガラス張りのクリスタルキャビンに乗ってスリルを味わうことができます。
- ロープウェーの終点ゴンピン(昂坪)には、レストランやショップが集まったゴンピン・ビレッジがあります。また、屋外大仏として世界最大の高さ23m 天壇大仏があり、お参りできます。
ゴンピン360へのアクセス
ゴンピン360は香港ディズニーランドと同じランタオ島(大嶼島)にあります。香港国際空港のすぐそばです。
ゴンピン360の乗り場は、最寄駅のMTR東涌(トンチョン)駅から数分のところにあります。
①香港市内および②香港国際空港からゴンピン360への行き方を説明します。
①香港市内からゴンピン360
香港中心部からゴンピン360の最寄り駅MTR東涌駅までは40分ほどかかります。MTR東涌線は香港駅が始発駅で東涌駅が終点です。
MTR東涌線は東涌(Tung Chung)駅行きと青衣(Tsing Yi)駅がありますので、東涌(Tung Chung)行きに乗ります。
東涌線の乗り場では、下の写真のようにTung Chung(東涌)とTsing Yi(青衣)がわかりやすく表示されています。
誤ってTsing Yi(青衣)駅行きに乗ってしまっても別方面に行くわけではないので青衣駅で東涌駅行きの便に乗り換えれば大丈夫です。
九龍方面から行く場合は、MTR荃湾線の茘景(ライゲン)駅で東涌線に乗り換えることができます。
②香港国際空港からゴンピン360
香港国際空港からMTR東涌駅への行き方を解説します。
香港国際空港からMTR東涌駅へはバス1本 15~20分でつきます。このバスは、ゴンピン360へ行く場合だけでなく、香港エアポートエクスプレスを使わずにMTRとバスで香港市内に行く場合にも使います。
到着フロアの真ん中あたりにのTo cityと書かれた通路があります。案内板にもバスのマークとバス(巴士)と表示されているので、案内にしたがってください。
エアポートエクスプレスの乗り場があります。バス(巴士)の表示のある右手に進みます。
まっすぐ進むと途中で建物外に出ます。少し先にバスの案内板が見えてきます。
バスの行き先・乗り場を表示している巨大なディスプレイがあります。ここで東涌駅(Tung Chung Station)へ行くバスを確認します。
行き先・経路に東涌駅が含まれるS1/S56等の乗り場を確認してください(グリーンで表示されていました)。
S1の乗り場は、このディズプレイ右手の横断歩道を渡って右側(矢印の方向)に進みます(2024年3月時点)。
50mくらい進むとS1のバス停が見えます。S1は比較的本数が多く10分以内には次の便が来ます。
このバスが東涌行きのS1です。乗車するとオクトパスをタッチする黄色い装置があるのでタッチしてください。
順調に行くと15~20分程度で東涌駅に着きます。一つ手前のバス停がゴンピン360の最寄ですが、歩いて数分なので終点まで行ってしまったほうがわかりやすいです。
ゴンピン360・東涌駅のコインロッカー・荷物預かり
香港国際空港から直接ゴンピン360へ行く場合、荷物をどうするか悩みどころです。
ゴンピン360には2箇所、荷物を預けられる場所があるのでご紹介します。
一箇所目は東涌駅に隣接しているアウトレットモール「シティーゲート・アウトレッツ」のコインロッカーです。
エスカレーターで降りたB2、B3にコインロッカーがあります。エスカレーターにコインロッカーの表示があります。
アウトレットモールのロッカーはショッピング客も使うので空きがありませんでした。少し待っていたところ、ちょうど荷物を取りに来た人がいたので、なんとか荷物を預けることができました。たくさんの人が空きがないのを見てあきらめて帰っていきました。この下のB3階にもコインロッカーがありますが、どちらもいっぱいでした。入れ替わりは早いようなので少し待つのがポイントだと思います。
ゴンピン360にも荷物預かりサービス(Left luggage service)があります。ケーブルカー乗り場の右手に下の写真のLeft luggage serviceがあります。利用しなかったため詳細は不明です。申し訳ありません。
ゴンピン360の入場の流れ・チケットの引き換え・混み具合
東涌駅からゴンピン360の乗り場への行き方
MTRで東涌駅に来た場合は[B]昂坪360/Ngong Ping 360の出口に向かいます。
チケットの引き換え・窓口購入
エスカレーターを上がって通路を進むと、チケットの窓口購入の列と事前購入の列に分かれます。係員さんがいるので事前購入の場合は引換証を見せてください。なお、右側に荷物預かり所の看板が出ていました。
まっすぐ(左側)がチケットを窓口購入する人の列です。この地点まで列が延びていました。事前購入している場合は、右側の階段を上ります。
事前購入の列は公式サイトでの予約と、Klookでの予約に分かれていました。訪問した2023年4月時点では公式サイト以外でチケットを販売していたのがKlookだけでしたが、現在は販売業者ごとに進む列が表示されていると思います。
Klookでの事前購入は人気があるようで数十人はならんでいました。チケットを受け取るまで10分ちょっとかかりました。
Klookのカウンターです。スマホで引換証を表示して紙のチケットやパンフレットを受け取りました。
キャビン乗車の流れ
チケットを受け取ったら乗り場に進みます。列はスタンダードキャビンとクリスタルキャビンに分かれています。
乗り場の列は短めでキャビンに乗るまで5分ちょっとでした。以前は乗り場の列でも20分以上並びました。
係員の案内にしたがって乗車します。できれば窓側を確保したいところです。行きはキャビンに乗って手前側(進行方向右側)の方が空港が見えて良いかもしれません。
少しずつ高度が増してきて、ガラス張りの床のスリルが増してきます。エメラルド色のきれいな海を足元に見ることができます。
地上との距離もかなり広がりました。下にぽつんと見える黒い点が乗っているゴンドラの陰です。
徐々に山の奥に進んでいきます。左手前方に天壇大仏が見えてきました。
香港とマカオをつなぐ世界最長の海上橋である港珠澳大橋が見えます。先が途切れているのは一部が海底トンネルになっているかです。
ゴンピンの駅に到着しました。外にでるためにはお土産屋を通らなくてはいけません。
ゴンピン・ビレッジ
駅を出てすぐのところがゴンピン360の写真としてよく使われる撮影スポットです。
ゴンピンの地図です。ゴンピン・ビレッジというレストランやショップなどが並んでいるエリアを通って天壇大仏まで向かいます。
ゴンピン・ビレッジには、中華料理のお店やマンゴープリンで有名なスイーツ店「滿記甜品」、サブウェイなどもあります。ビレッジでランチをとるのも良いと思います。お店の詳細は下記の公式サイトのマップを参考にしてください。
ゴンピン・ビレッジのショップ・レストラン(公式サイト:英語)
宝蓮禅寺から少し戻って、いよいよ天壇大仏を見学します。天壇大仏までは約270段の階段を上がらなくてはいけません。
大仏様に近づいてきました。途中で記念撮影している人がたくさんいます。
なんとか登りきりました。大仏様の周囲から景色を見渡すことができます。登ってきたかいがあります。
私は時間の都合で行けませんでしたが、宝蓮禅寺から続く遊歩道を15分ほど歩くと香港最大のパワースポット「ハートスートラ(心経簡林)」があります。般若心経が書かれた板が無限大「∞」の形に並んでおり、パワーをもらえるそうです。
帰りのキャビン
ゴンピンの観光も終わり、駅から再びロープウェーに乗って東涌駅に戻ります。
こちらの列もスタンダードキャビンとクリスタルキャビンに分かれています。
以上、体験レポートでした。
チケットを事前購入していたおかげでスムースに行動できたと思います。
ゴンピン360の営業時間
平日:10:00am – 6:00pm
週末・祝日:10:00am – 6:00pm
詳細はゴンピン360の公式ホームページでご確認ください。
以上、ゴンピン360の見所、アクセス、混雑状況、体験レポートなどをご紹介しました。香港オーシャンパークなどと比べると知名度はありませんが、満足度の高い観光スポットでした。