【2021年版】マウリッツハイス美術館徹底ガイド – フェルメール「真珠の首飾りの少女」・行き方・見所

フェルメール作品で一番人気を誇る「真珠の首飾りの少女(青いターバンの少女)」に会えるマウリッツハウス王立美術館(The Royal Picture Gallery Mauritshuis)は、オランダデン・ハーグ(Den Haag)にあります。アムステルダムから電車で1時間ほどです。

マウリッツハウス美術館には全世界に30数点しか現存しないフェルメール作品のうち「真珠の首飾りの少女」、「デルフトの眺望」、「ディアナとニンフたち」の３点を所蔵しています。

この記事では、マウリッツハウス美術館への行き方、「真珠の首飾りの少女」や「デルフトの眺望」などじっくり見学する攻略法をお教えします。

新型コロナウィルスの影響で閉鎖されていたマウリッツハウス美術館ですが、2021年6月5日から営業を再開しています。

1 新型コロナ営業再開後のマウリッツハウス美術館最新情報(2021年7月更新)
2 マウリッツハイス美術館のチケット購入方法
- 2.1 マウリッツハウス美術館公式サイトでチケット予約
3 マウリッツハイス美術館へのアクセス
4 入場、「真珠の首飾りの少女」鑑賞の攻略法
5 マウリッツハイス美術館の見所
6 マウリッツハイス美術館の開館時間
7 マウリッツハイス美術館のツアー
8 マウリッツハイス美術館の公式サイト

新型コロナ営業再開後のマウリッツハウス美術館最新情報(2021年7月更新)

新型コロナウィルスの影響で一時期閉鎖されていたマウリッツハウス美術館ですが、2021年6月5日から営業を再開しています。

7月現在、マウリッツハウス美術館の入館には時間指定制のチケット予約が必要になっています。

ミュージアムカードを利用する場合にも無料の入場時間予約が必要です。予約方法は記事本文を参考にしてください。

マウリッツハイス美術館のチケット購入方法

2021年7月現在、マウリッツハイス美術館へ入館するには事前に時間指定制チケットを予約しておく必要があります。

マウリッツハイス美術館の入館料は大人€17.5です。

公式サイトでの予約は英語になるので、日本語に対応していて安く予約できるサイトの価格を調査してみました。

公式サイト
17.5 € 予約する	最安 17.5 € 予約する	最安 17.5 € 予約する

※2021年7月調査(最新価格は各サイトをご確認ください)

GetYourGuideやTiqetsでも公式サイトと同じ金額で予約ができます。

GetYourGuideはチケットの説明が自動翻訳された日本語になりますが、特に問題はなさそうです。

マウリッツハウス美術館入場チケットの予約(GetYourGuide:日本語)

オランダミュージアムカード(Museumkaart)を持っていれば無料で入場できます。オランダミュージアムカード(Museumkaart)に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

【2021年版】アムステルダム観光パス「アイアムステルダムシティカード／ミュージアムカード／オランダパス」を徹底比

アムステルダム観光では、I amsterdam City Card / Holland Pass / Museumkaartなど、観光パスの選択肢が多くどれを買うべきか悩みます。どの観光パスもアムステルダム国立美術館やゴッホ美術館が入場無料になるのですが、料金も対象施設も使い方も異なります。観光パスの主な選択肢は次の3つです。 ①アイアムステルダムシティカード(I a

他の人気観光スポットの割引チケットも調査していますので参考にしてください。アムステルダム人気観光スポットチケット割引価格まとめ

マウリッツハウス美術館公式サイトでチケット予約

マウリッツハウス美術館公式サイトでチケットを予約する場合、下記URLになります。

なお、ミュージアムパスを利用する場合も、公式サイトで事前に時間枠を予約する必要があります。

下記リンクをクリックしてマウリッツハウス美術館チケット購入ページにアクセスします。

チケット予約(公式サイト:英語)

チケット購入枚数を選びます。大人のチケットはAdultを選択します。18歳までは無料です。ミュージアムカードを利用する場合は、Museumkaart, BGL, VIN, etcを選択します。枚数を選択したら、右下のContinueを押します。

続いて入場日を選択します。入場日を選択すると、空きのある時間枠(入場時間)が表示されるので選択します。選択したら、右下のContinueを押します。

寄付をする場合は金額を選択します。選択したら、右下のContinueを押します。

First name(名)、Last name(姓)、Email address(メールアドレス)を入力します。メールアドレスが間違っているとチケットが届かないので注意してください。利用規約の同意をチェックして、右下のContinueを押します。

支払い利用するクレジットカード(MASTERかVISA)を選択します。選択したら、右下のContinueを押します。

通常のクレジットカード決済のように、Cardholder’s Name(カード所有者名)、Card number(カード番号)、Expiry date(有効期限)、Card verification code(カード裏面の3桁数字)を入力します。入力したら、Yes, I confirm my peymant(支払いを確認しました)を押します。

以上がチケット予約の大まかな流れです。

マウリッツハイス美術館へのアクセス

デン・ハーグにはDen Haag CS(Centraal)とDen Haag HS(Holland Spoor)の2つの駅があります。マウリッツハイスにはCS駅のほうが近く徒歩10分で、HSの場合はトラムで移動する必要があります。ですので、Den Haag CS行きの電車(Intercityなど)で行くことをお勧めします。切符は片道€11.50で手数料€1がかかります。また、スキポール空港からも直接デン・ハーグへ行くことができ、アムステルダム市内から行くよりも若干近いです。

オランダ鉄道の窓口や自動券売機で切符を購入する方法は以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

オランダ鉄道(NS：オランダ国鉄)のチケット予約・購入徹底解説

オランダ鉄道(NS)の切符・チケットの買い方をわかりやすく解説します。オランダ鉄道を活用するうえで重要な、切符を安く買う方法、自動券売機の使い方、窓口での買い方、NS公式アプリでチケットをオンライン購入する方法、などをご紹介します。また、アムステルダムやスキポール空港からベルギー・ブリュッセルやフランス・パリに行く高速鉄道タリスThalys、ドイツ・ケルンやフランクフルトを結ぶ

Den Haag Centraal駅からは以下のルートで徒歩10分くらいです。

マウリッツハイス美術館自体も気品のある美しい建物です。

入場、「真珠の首飾りの少女」鑑賞の攻略法

大混雑はしませんが、「真珠の首飾りの少女」をじっくり見学したければ、10時の開館少し前に行くことをお勧めします。門を入って左手に地下に下りる階段があります。階段を降りて美術館に入ると、チケット販売カウンターやクロークがあります。チケットを購入したらクロークに荷物を預け入場しましょう。クロークは小型のスーツケースくらいなら荷物を預かってくれるようです(無料)。

「真珠の首飾りの少女」は2階のRoom 15に展示してあります。じっくり独り占めしたい場合は1階は見学せず、2階にあがりRoom 15へ直行してフェルメールの傑作を堪能したあと、他の素晴らしい絵画をじっくり鑑賞することをお勧めします。
この作戦で、下の写真のように5分程度の間、真珠の首飾りの少女を独り占めして堪能することができました。

マウリッツハイス美術館の見所

マウリッツハイス美術館の見所(必見作品)を何点かご紹介します。

絶対に見逃せないフェルメールの3作品に加えて、レンブラントの傑作もあります。

ヨハン・フェルメール『真珠の耳飾の少女（青いターバンの少女）』1665年 – 1666年頃 (Room 15)

ヨハン・フェルメール『ディアナとニンフたち』1655〜1656年頃 (Room 15)

ヨハン・フェルメール『デルフトの眺望』1660〜1661年頃 (Room 15)

レンブラント『テュルプ博士の解剖学講義』1632年 (Room 9)

マウリッツハイス美術館の開館時間

月曜 13:00-18:00
火曜～日曜 10:00-18:00
木曜 10:00-20:00

マウリッツハイス美術館のツアー

マウリッツハウス美術の見学と簡単なハーグ観光が付いた日本語ガイド付きツアーがアムステルダム発であるようです。帰りは各自電車でアムステルダムに戻るようです。下記リンクでツアーの詳細を表示します。

マウリッツハイス美術館＆デン・ハーグ半日観光ツアー＜日本語ガイド＞

ハーグの宝石箱と呼ばれるマウリッツハウス美術館へ日本語ガイドがご案内！世界的に有名なフェルメールの「真珠の耳飾の少女」、「デルフトの眺望」、レンブランドの「テゥルプ博士の解剖学講座」といった名作の数々をお楽しみいただけます。

マウリッツハウス美術の見学に加えて、世界遺産にも登録されている風車で有名なキンデルダイクの観光が付いたアムステルダム発のツアーもあります。ただし、英語ガイドになります。

キンデルダイクの風車・ハーグとマウリッツハイス美術館ツアー(英語)

ミニバンでキンデルダイクの風車、マウリッツハイス美術館、ハーグなどを訪問するアムステルダム発の1日ツアーです。

マウリッツハイス美術館の公式サイト

⇒ マウリッツハウス公式サイト

以上、フェルメール作品「真珠の首飾りの少女(青いターバンの少女)」、「デルフトの眺望」、「ディアナとニンフたち」の３点を鑑賞できるオランダデン・ハーグのマウリッツハイス王立美術館のアクセス方法、鑑賞方法などをご紹介しました。

　アムステルダムには、オランダ最高峰の美術館「アムステルダム国立美術館(ライクス・ミュージアム:Rijksmuseum Amsterdam)」もあります。フェルメール作品が『牛乳を注ぐ女』、『手紙を読む青衣の女』、『デルフトの小道』、『恋文』と４点も所蔵されています。30数点しか現存しないフェルメールの作品がこんな贅沢に所蔵されているのはオランダの美術館しかありません。アムステルダム国立美術館も合わせて見学されることを強くお勧めします(フェルメールファンの方がはずすわけはありませんが)。アムステルダム国立美術館については下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。