マドリード「ソフィア王妃芸術センター」 必見20作品、お得なチケット、無料入場など をわかりやすくガイド

マドリード

ピカソの傑作「ゲルニカ」が見られるマドリードの「ソフィア王妃芸術センター」の見どころ作品お得な入場チケットお勧めの見学コース無料入場所要時間など、見学に役立つ情報をわかりやすく解説します。

マドリード三大美術館の一つ「ソフィア王妃芸術センター」(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía/MNCARS)は、近代アートが展示される美術館です。

ピカソの『ゲルニカ』を見るために行く美術館というイメージが強いですが、他にもダリミロブラックグリスなど近代美術の巨匠の名画が展示されています。

夕方からは入場無料になるので、お得な見学方法なども含めて解説します。

目次

ソフィア王妃芸術センターの攻略ポイント

ソフィア王妃芸術センター見学の計画をたてる上で、知っておきたい攻略ポイントをまず解説します。

攻略1:ソフィア王妃芸術センターとは?

ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía/MNCARS)は、主に20世紀のアート作品が展示されている国立の近現代美術館です。1992年のオープンです。

前スペイン国王フアン・カルロス1世の王妃ソフィア・デ・グレシアの名前を冠しています。

近くにあるプラド美術館は中世美術の展示、ソフィア王妃芸術センターは近現代美術の展示、と役割分担されています。2つを見学することで、スペインを中心とした西洋美術を中世から現代まで通して見ることができます。

アメリカから返却された『ゲルニカ』も元はプラド美術館にありましたが、ソフィア王妃芸術センターのオープンに伴い目玉作品として移管されました。

美術館の建物は、建築家エルモシラとサバティーニによって19世紀初頭に建設された総合病院を改装しています。

攻略2:ソフィア王妃芸術センター 必見の展示物

スペインが生み出した近代芸術の巨匠パブロ・ピカソやサルバトール・ダリ、ジョアン・ミロ、フアン・グリスなどの展示がハイライトです。

記事本文では、ソフィア王妃芸術センターの必見作品20点を紹介しています。まずは、絶対に見逃せない5点を厳選して紹介します。

① パブロ・ピカソ『ゲルニカ』:Room 206.06

この作品だけを見にソフィア王妃芸術センターへ行っても損はないのが、ピカソの『ゲルニカ』です。想像以上に巨大な作品なので驚かれる方も多いと思います。『ゲルニカ』は写真撮影できないのがすこし残念です。
ソフィア王妃芸術センター ゲルニカ

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
② パブロ・ピカソ『青衣の女』:Room 201

『ゲルニカ』と並んでソフィア王妃芸術センターを代表する作品が同じくピカソの『青衣の女』です。「青の時代」の作品です。
ソフィア王妃芸術センター 青衣の女

③ サルバドール・ダリ『大自慰者』:Room 205

シュルレアリスムで最も有名な画家ダリもスペイン出身の巨匠です。

④ ジョアン・ミロ『パストラル』:Room 202

カタルーニャ地方出身のミロは、ダリと並ぶシュルレアリスムを代表する巨匠です。ダリとは異なるシュルレアリスムの手法で抽象的に自らの内面を描きました。
ソフィア王妃芸術センター パストラル

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
⑤ フアン・グリス『アニスのボトル』:Room 210

キュビズムの画家フアン・グリスもスペイン出身です。作風を変えたピカソ、ブラックと異なり、生涯キュビズムを追求しつづけました。
ソフィア王妃芸術センター アニスのボトル

攻略3:ソフィア王妃芸術センターの混みぐあい・おすすめ入場チケットは?

ソフィア王妃芸術センターは、プラド美術館ほど混雑はしません。無料入場の時間帯を除けば、長く並ぶことはありません。

ソフィア王妃芸術センターの入場は、夕方から閉館時間までの無料入場を利用するのが一番お得です。

ただし、無料入場の時間帯は行列ができて30分くらい待つこともあります。また、『ゲルニカ』の展示室も混雑します。

私が見学を終えて外に出たところ、無料入場開始20分前(18:40)の時点で、このように長い行列ができていました。この列に並ばなくて済むだけでも、有料で見学した価値がありました。

公式サイトでチケットを事前予約しておくと、8.9€(手数料0.9€含む)になり、窓口料金の10€より安くなります。

その他、お得に入場する方法として、パセオ・デル・アルテ カードという、ソフィア王妃芸術センター、プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館の3館に1回づつ入場できるミュージアムパスがあります。

料金は30.4€です。3館入場料合計38€の2割引です。

3館とも見学する方には、お得で便利なチケットです。

攻略4:ソフィア王妃芸術センターの無料入場

ソフィア王妃芸術センターは月曜~土曜(休館の火曜除く)の閉館時間2時間前と、日曜の午後が入場無料になります。

上記のように、入場のさいに並びますし、『ゲルニカ』の展示室も混雑するので、個人的にはあまりオススメしません。

『ゲルニカ』だけをお金をかけずに見たいという場合は、無料入場も良いと思います。

攻略5:ソフィア王妃芸術センターでの写真撮影は?

ソフィア王妃芸術センターでは、フラッシュを利用しなければ、写真、ビデオの撮影が可能です。

ただし、『ゲルニカ』がある2階の206展示室のみ写真撮影が禁止されています。残念ながら『ゲルニカ』の写真撮影はできません。

攻略6:見学時間の目安

ゲルニカを中心に、ピカソ、ダリなどの主要作品にしぼって鑑賞すると1時間です。

展示のメインである2階を中心に通常のペースで見学すると2時間かかります。

ソフィア王妃芸術センターの入場料・チケットの選び方

ソフィア王妃芸術センターの入場料

入場料は以下の通りです。公式サイトでオンライン予約すると()内の割引価格になります。

チケット料金

通常チケット(GENERAL 18-64歳):10€ (8€+0.9€)

18歳未満、18-25歳の学生、65歳以上のシニアは無料です。

ソフィア王妃芸術センターの入場無料の時間帯

攻略法で説明したとおり、夕方の2時間と日曜の午後は入場が無料になります。また、入場が終日無料になる日もあります。

・月曜、水曜~土曜 19:00 – 21:00
・日曜 13:30 – 19:00
・その他:4/18、5/18、10/12、12/6

ソフィア王妃芸術センターへお得に入場する「パセオ・デル・アルテ カード」

有料で入場する場合は、公式サイトでオンライ予約するか、攻略法で解説した「パセオ・デル・アルテ カード」(Paseo del Arte Card / Abono Paseo del Arte)がお得になります。

パセオ・デル・アルテ カードは、マドリード三大美術館のソフィア王妃芸術センター、プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館に各1回、入場できるミュージアムパスです。

価格が3美術館の入場料合計38€を2割引の30.4€になります。優先入場(チケット売り場スキップ)できるので、3つの美術館を見学する方には、オススメのパスです。

カードは各美術館のチケット窓口、またはツアーサイトで購入できます。

窓口購入の場合は、空いているソフィア王妃芸術センターやティッセン・ボルネミッサ美術館の入場時に購入するほうが効率的です(プラド美術館の見学はカード購入後)。

私は、並ぶ時間を節約するためツアーサイトで利用当日に購入しました。電子チケットのバーコードをスマホで表示すれば、各美術館に入場できます。

カードのオンライン販売はTiqetsのみです。

パセオ・デル・アルテ カードは下記ボタンから予約可能です。2€ほど手数料がかかるので、窓口購入でも良かったです。

パセオ・デル・アルテ カード の予約(Tiqets:日本語)

安くチケットを予約できる日本語サイトは?

ソフィア王妃芸術センターのチケットを日本語で安く予約できるサイトを調べてみました。以下が調査結果です。

公式サイト
Tiqets ソフィア王妃芸術センター 予約
GetYourGuide ソフィア王妃芸術センター 予約

※2020年5月調査(最新価格は各サイトをご確認ください)

調査結果:Tiqetsは、公式サイトの事前予約より高いですが、窓口の料金より安く日本語予約ができます。

英語での予約で大丈夫であれば、公式サイトでの予約が最安なのでオススメです。チケット売り場が長蛇の列になることは少ないので現地購入でも良いと思います。

ソフィア王妃芸術センター の予約(Tiqets:日本語)

以下のボタンで公式サイトでの予約ページにアクセスできます。

ソフィア王妃芸術センター の予約(公式サイト:英語)

ソフィア王妃芸術センターの開館時間・休館日

開館時間

・月曜、水曜~土曜 10:00 – 21:00
・日曜 10:00 – 19:00
※最終入館 閉館30分前

休館日

・火曜日
・1/1・6、5/1・15、11/9、12/24・25・31

営業時間の変更などもありますので、公式サイトの営業時間もチェックしてください。
営業時間(公式サイト)

ソフィア王妃芸術センターの最寄駅・行き方

ソフィア王妃芸術センターの地下鉄最寄りは、日本語で「芸術駅」の名前を持つ「エスタシオン・デル・アルテ」(Estación del Arte)です。地下鉄1号線が通っています。

国鉄アトーチャ駅と道路を挟んで向かいにある地下鉄出口から徒歩3分です。

入口は大通りから一本入ったファン・ゴイティソロ広場側にあります。

19世紀の建築物ですが、スタイリッシュなエレベーターが2基拡張されているので、モダンな外観になっています。

2基のエレベーターに挟まれたところに入口があります。

ソフィア王妃芸術センターの入場方法・当日チケットの買い方

当日チケットを購入する場合は、左側の入口がチケット売り場です。チケットやパセオ・デル・アルテ カードを持っている場合は、右の入口から入場します。すぐインフォメーションがあるので、そこでチケットを見せて入場します。

私はパセオ・デル・アルテ カードで直接入場しましたが、平日16:30ころはチケット売り場も空いていました。この時間帯に入場すると、混雑する無料時間帯の前に見学が終わるので、狙い目かもしれません。

ソフィア王妃芸術センターのマップ

ソフィア王妃芸術センターは、サバティーニ館(Sabatini Building)とヌーヴェル館(Nouvel Building)の2つの建物があります。それぞれの建物を設計した建築家の名前が付いています。

<出所>ソフィア王妃芸術センター 公式パンフレットより引用

『ゲルニカ』を始めピカソ、ダリ、ミロなどの作品が展示されているのがサバティーニ館の2階です。

基本的には、このフロアにほぼすべての必見作品が展示されています。

サバティーニ館の4階には、1945-1968年の作品、入口のある1階には、1962-1982年の作品が展示されています。3階は、特別展用のスペースです。

各フロアのマップは、以下の見どころの紹介で掲載します。

紙のマップを、インフォメーションでもらえます。日本語版はありませんし、作品紹介もないので、プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館のパンフレットと比べると不便です。

ソフィア王妃芸術センターのオーディオガイド

ソフィア王妃芸術センターでは、日本語に対応したオーディオガイドをレンタルできます。料金は4.5€です。サバティーニ館の2階の展示(Collection 1)のみに対応しています。

チケットを提示して入場した後、廊下へ進むと、オーディオガイドの貸し出しカウンターが右手にあります。

ソフィア王妃芸術センターのクローク

クロークは、インフォメーション・デスクの左右にあります。

ソフィア王妃芸術センターの見どころ・見学コース

入場したら、メインの展示があるサバティーニ館2階へエレベーターで上がります。左右2基のエレベーター、どちらで上がっても大丈夫です。

エレベーターはスケルトンになっています。

ちなみに、4階まで上がると、周囲の風景を見下ろすことができます。

サバティーニ館2階の必見作品

<出所>ソフィア王妃芸術センター 公式パンフレットより引用

サバティーニ館2階では、Collection 1, The Irruption of the 21st Century: Utopias and Conflictsというタイトルで20世紀前半(1900–1945)の作品を常設展示しています。

1時間程度で見学したい場合は、このフロアにしぼってじっくり見学すると良いと思います。

上記マップのように201~210の展示室があります。基本的には、201から順に部屋を回っていくのがわかりやすい見学ルートです。

奥の206室に『ゲルニカ』や習作などが展示されています。この部屋は、写真撮影が禁止されています。

もともと病院だった館内は、このような歴史を感じさせる廊下になっています。

以下、2階の必見作品を展示室の番号順にご紹介します。

パブロ・ピカソ『青衣の女』(1901) :Room 201

ソフィア王妃芸術センター 青衣の女
青を基調とした暗い色彩で描いた「青の時代」の作品です。親友のカサジェマスの自殺がきっかけとなりました。

ホセ・グティエレス・ソラナ『カフェ・デ・ポンボの集い』(1920) :Room 201

ソフィア王妃芸術センター カフェ・デ・ポンボの集い

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

ソラナは、マドリード出身の表現主義の画家です。エル・グレコやベラスケスの影響を大きく受けました。

マドリードの知識人が多く集まった、カフェ・デ・ポンボを描いています。

ジョアン・ミロ『パストラル』(1923-1924) :Room 202

ソフィア王妃芸術センター パストラル

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

カタルーニャ地方出身のミロは、ダリと並ぶシュルレアリスムを代表する巨匠です。物体をリアルに描いたダリに対し、ミロは抽象的に自らの内面を描きました。

『パストラル(牧歌的)』という題名のこの絵画も、抽象化された線、色、文字で描かれています。

ジョアン・ミロ『パイプをくわえた男』(1925) :Room 202

ソフィア王妃芸術センター パイプをくわえた男

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

『パイプをくわえた男』は、ミロがシュルレアリストとして独自の作風を確立しはじめたころの作品です。

サルバドール・ダリ『静物』(1924) :Room 203

ソフィア王妃芸術センター 静物
ダリはシュルレアリスムを代表する巨匠です。自らの潜在意識をリアルに描いた物体で表現しました。

ダリが親友の詩人のフェデリコ・ガルシーア・ロルカに送った作品として有名です。ロルカはスペイン内戦時に銃殺されましたが、生涯この作品を大事にしていたそうです。

パブロ・ピカソ『海辺の像I』(1932) :Room 204

ソフィア王妃芸術センター フルーツ・ボウル

ピカソが地中海にモニュメントを作ろうと考えて描いた作品です。

サルバドール・ダリ『大自慰者』(1929) :Room 205

ソフィア王妃芸術センター 大自慰者
中央の岩は、カタルーニャにあるクレウス岬の自然の岩を描いており、下部は歪んだ人間の横顔になっています。バッタやアリも描かれていますが、ダリは子供のころから昆虫を恐れていました。

オスカル・ドミンゲス『パリの土産』(1932) :Room 205

ソフィア王妃芸術センター パリの土産
ドミンゲスは、スペイン出身のシュルレアリスムの画家です。

『パリ』の土産のタイトルの通り、左上にぼんやりエッフェル塔が描かれています。

パブロ・ピカソ『ゲルニカ』(1937) :Room 206.06

ソフィア王妃芸術センター ゲルニカ

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

ソフィア王妃芸術センターの最大のハイライトがピカソの『ゲルニカ』です。

スペイン内戦中に、ドイツ空軍の爆撃で多くの死傷者がでたスペインの小都市「ゲルニカ」を描いています。絵には、子供の屍を抱く女など爆撃の悲惨さを表す多くの要素が描かれています。長いあいだ、ニューヨーク近代美術館に展示されていましたが、ピカソ没後にスペインに返却されました。最初はプラド美術館に展示されていましたが、ソフィア王妃芸術センターのオープン時に目玉作品として移管されました。

サルバドール・ダリ『窓辺の少女』(1925) :Room 207

ソフィア王妃芸術センター 窓辺の少女
ソフィア王妃芸術センターには、ダリのシュルレアリスム以外の絵画も展示されています。こちらはダリが彼の妹アンナ・マリアを描いた絵画です。ダリの家があったカダケスで描かれました。

アンヘレス・サントス『ワールド』(1929) :Room 207

ソフィア王妃芸術センター ワールド
サントスは、スペイン人のシュルレアリスム画家です。

若くしてマドリードのサロンに出展した、この作品は大きな話題になりました。

フアン・グリス『開いた窓』(1921) :Room 208

ソフィア王妃芸術センター 開いた窓
ファン・グリスは、マドリード出身でパリで活躍したキュビズムの画家です。ピカソやブラックがキュビスムを離れた後もキュビズムを続け、第3のキュビストと呼ばれています。

この絵は、フランスの港町バニュルス=シュル=メールで描かれた「開いた窓」シリーズの一枚です。

ジョアン・ミロ『ヤシの木のある家』(1918) :Room 209

ソフィア王妃芸術センター ヤシの木のある家
ミロが1919年にパリへ出る前に描いた絵画です。ミロはパリに出た後、シュルレアリスムの提唱者ブルトンと出会います。この絵は、ミロが画家になるきっかけを作ったカタルーニャ地方のモンロッチで描かれました。

ラファエル・バラーダ『アトーチャ』(1919) :Room 209

ソフィア王妃芸術センター アトーチャ

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

バラーダは、ウルグアイ出身の画家です。マドリードに出てきた彼は、アトーチャの近くにアトリエを開きました。

この作品は、アトーチャ周辺の喧騒を描いたものです。

パブロ・ピカソ『フルーツ・ボウル』(1910) :Room 210

ソフィア王妃芸術センター 海辺の像I
作風を常に変化させたピカソがキュビズムの時代に描きました。対象をキューブに分解する分析的キュビズムの手法で描かれています。

パブロ・ピカソ『死んだ鳥』(1912) :Room 210

ソフィア王妃芸術センター 死んだ鳥

<出所>© Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

同じくピカソがキュビズムの時代に描いた絵画です。鳥がいろいろな視点に分解して描かれています。

ジョルジュ・ブラック『トランプとサイコロ』(1914) :Room 210

ソフィア王妃芸術センター トランプとサイコロ
ブラックはピカソともにキュビスムの生み出したフランス人画家です。

この絵では、テーブルゲームを想起させる楕円の中に、トランプやサイコロが描かれています。

フアン・グリス『アニスのボトル』(1914) :Room 210

ソフィア王妃芸術センター アニスのボトル
スペインのお酒「アニス酒」の瓶を中心に描かれた絵画です。キュビズムの先駆者ピカソ、ブラックに対する敬意を表しています。

以上がメインのフロア2階の見どころです。

4階は、「Collection 2 Is the War Over? Art in a Divided World」というタイトルで20世紀中盤(1945-1968)の近代アートが展示されています。

バルセロナ生まれで、20世紀の現代美術の巨匠の一人と言われるアントニ・タピエスの作品などがあります。ピカソの作品なども一部展示されています。

サバティーニ館 1階中庭のオブジェ

<出所>ソフィア王妃芸術センター 公式パンフレットより引用

1階では、「Collection 3 From Revolt to Postmodernity」というテーマで20世紀後半(1962-1982)の現代アートが展示されています。

1階にはオブジェが展示されている中庭へ出ることもできます。ベンチがあるので、オブジェを眺めながら休憩もできます。

18世紀後半に病院を整備することを指示したカルロス3世の記念碑もあります。

オブジェをいくつかご紹介します。

アレクサンダー・カルダー『カルメン』(1974)

ソフィア王妃芸術センター カルメン
中庭の真ん中にあるカルダー作のオブジェです。カルダーは、アメリカの彫刻家・現代美術作家です。モービルと呼ばれる、このように動く彫刻を生み出したことで有名です。

ジョアン・ミロ『ムーンバード』(1966)

ソフィア王妃芸術センター ムーンバード
ミロやピカソは絵画だけでなく、多くの彫刻も作成しました。こちらはミロが作成した想像上の生物「ムーンバード」です。

以上、各フロアの見どころを紹介しました。

ソフィア王妃芸術センターのショップ・お土産

ソフィア王妃芸術センターのショップは、入口右手(チケット窓口と反対側)にあります。

近現代美術館ですので、いろいろなバリエーションのオリジナルグッズが販売されています。

人気作品のポストカード、ポスターが並んでいます。ピカソ、ダリ、ミロの作品が多いようです。

ダントツに種類が豊富なのが『ゲルニカ』グッズです。

Tシャツもありました。

ピカソ作品は一番人気のようで『青衣の女』のグッズもありました。

マドリード三大美術館をはしご

プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館ともに徒歩で移動できるので、美術館見学のはしごができます。

プラド美術館まで徒歩10分ちょっとです。先にプラド美術館を見学する方も多いと思います。

プラド美術館の見どころなど詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

ティッセン・ボルネミッサ美術館は徒歩で12~13分です。

ティッセン・ボルネミッサ美術館の見どころなど詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

参考)ソフィア王妃芸術センターの公式サイト

ソフィア王妃芸術センター公式サイト

以上、「ソフィア王妃芸術センター」の必見作品、混み具合、無料入場、お得なチケット、入場の流れ、見学コースなどを詳しくご紹介しました。

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