Booking.com、Expediaなど海外ホテル予約サイトが乱立しており、どのサイトで予約するのが良いのか判断が難しくなっています。そこで本記事では、主要ホテル予約サイトについて、宿泊料金の比較、メリット、デメリット、口コミ・評判、クーポンなどホテル予約サイトを選ぶために役立つ情報を解説します。
最近はGoogle Mapでホテルを探すと、主要ホテル予約サイトの宿泊料金が比較表示されるので、安く予約できるところを見つけるのが楽になりました。
ただし、Googleで表示される最安値が真の最安値ではなかったり、名前も聞いたことがないホテル予約サイトだったり、安心して安く予約できるサイトを探すには、ノウハウが必要です。
そこで本記事は、Googleホテル検索の具体例を元に、主要ホテル予約サイト Booking.com、エクスペディア、agoda、Hotels.com、Trip.comについて解説します。
また、HotelsCombined、ホテリア、NUSTAY(jp.nustay.com)、FindHotel、Etripなど「最安値だけど使って平気?」と思ってしまうホテル予約サイトについても解説します。
私は2019年だけで海外ホテルを20個所、最安値を探して予約しているので、実践的な内容になっていると思います。
ホテル予約サイトの詳しい情報をすぐ見たい場合は、以下の目次からジャンプしてください。
目次
最安のホテルサイトはどこか?
タイトルと矛盾してしまいますが、最初にお断りしておくと、ホテル予約サイトで「確実に一番安い」というところはありません。
以前、当サイトでは登録ホテル数が多く自分が予約して最安なことが多かったBooking.comをオススメしていました。しかし、現在はお得に予約したいのであれば「特定のホテル予約サイトで予約しないこと」をオススメしています。
理由は、ホテル予約のスタイルが、近年は以下のように変わったからです。
↓
現在:Google Mapなどでホテルにあたりをつけてから、最安で予約できるサイトを探す
国内の例に置き換えても、以前はじゃらんや楽天トラベルのどちらか(もしくは両方)でホテルを検索していたのが、最近はGoogle Mapで良さそうなホテルを探してから、安く予約できるサイトを探すようになった方も多いと思います。
同じサイトを使えば、Hotels.comの「10泊すると1泊無料サービス」やポイント制度を活用できるメリットはあります。
ただし、ポイント有効期限などの制約も多く、縛られることのデメリットも大きいです。例えば、Hotels.comはホテル件数が少ない方なので、10泊分貯めようとすると、ホテルの選択肢を狭めることになります。
また、ホテル予約サイトがすべて安心して利用できるわけでもないので、予約していいサイト、悪いサイトを見分ける必要があります。宿泊費が最安でも、日本語での問い合わせができない、といった特徴も理解して利用する必要があります。
ホテル宿泊料金の比較
「確実に一番安い」サイトは無いと言いましたが、実際の動向を把握するために、宿泊料金を調べてみました。
地域による差異をすくなくするため、ハワイ、台湾、パリの3地域から1つホテルを選びました。
最安サイトは、どのホテルを例にするかで変わってしまうので、公平を期すために、Google Mapで表示されたホテルからランダムに選びました。ただし、予約できるサイトが少ないホテルは比較にならないので除外しました。
ホテルの価格を手っ取り早く調べるのに便利なGoogleのホテル検索の画面を引用します。
ハワイのホテル
リゾート地の代表として選んだハワイの「ザ ロイヤル ハワイアン」の宿泊料金です。
結果:Trip.comが最安で、それ以外は見事に横並びでした。
台北のホテル
アジアのホテルの代表として選んだ台北の「台北君品酒店」の宿泊料金です。
結果:Rreferred Hotels & Resortsが最安になりましたが、調べたところ台湾人専用の価格でした。日本人が利用できるプランは、安くありませんでした。実質、日本のホテル予約サイト「ホテリア」が最安でした。その他の予約サイトの宿泊料金に大きな差はありませんでした。
パリのホテル
ヨーロッパのホテルの代表として選んだパリの「ザ チェスホテル」の宿泊料金です。
結果:NUSTAYが最安になっています。しかし、実際にアクセスしてみたところ、安い部屋は売り切れていて、22,304円の部屋しか予約できませんでした。NUSTAYのページの料金も19,707円だったので、更新が遅いのはNUSTAY側の問題です。次に安いagodaは上の価格より安い20,293円で予約できましたので、最安でした。
比較結果のまとめ
ランダムに選んだ3つのホテルの比較結果は、私がふだん宿泊料金の最安値を探してるときの感覚と同じで「Trip.comかagodaが他の横並び価格より、ダントツに安いことがある」というものでした。
国内の予約サイト「ホテリア」が僅差とは言え、最安だったのは意外でした。
基本的には「海外系ホテル予約サイト四天王+1」のBooking.com、Expedia、Hotels.com、agoda+Trip.comのどこかで予約するのが宿泊料金の安さとリスクのバランスを考えると良いと思います。
私は2019年にヨーロッパ、アジアで20個所のホテルを予約しました。各予約サイトの利用回数は以下の通りです。このような記事を書いているプライドもあるので、時間をかけて最安値を探しています。
②公式サイト:5
③agoda:4
④Expedia:1
④Trip.com:1
⑥Hotels.com:0
最近は大手ホテルチェーンを中心に公式サイトが最安値になるケースが増えています。ただし、日本語で予約できるサイトはまだ多くありません。英語での予約で問題なければ、公式サイトでの予約もお得です。
最安値を探すには、Google検索であたりを付けるのが無難です。が、今回も偽の最安値にたびたび騙されました。また、エアトリなど日本の予約サイトは結果に出ないものが多いです。
エアトリで3つのホテルの価格を個別に調べたところ、ザ ロイヤル ハワイアンは以下のように最安でした。Googleに頼ってはいけないですね。他の2つのホテルは横並び価格と同じでした。
また、JTBも結果にでませんが、hotels.comと提携しているので、基本的には同額で宿泊できます。ただし、10泊で1泊無料などの特典は付きません。価格保証はJTB予約ページにも表示されています。ただし、説明がないので使えるか不明です。
JTBの問い合わせはhotels.comと別の電話番号です。ただ、JTBがコールセンターを運用しているのか、hotels.comに運営を委託しているのかは不明です。
以上、説明が長くなりましたが、まとめます。
②Googleでは真の最安値は検索できないので、ホテル予約サイトで個別に確認。特にagoda、Trip.comは要チェック
③エアトリが安いことがあるので個別に検索。JTB(Powered by hotels.com)も要確認
④ホテル(グループ)公式サイトが最安のケースもある。ただし英語での予約が多い
それでは、以降はGoogleのホテル検索によく登場するホテル予約サイトについて、概要、メリット、デメリット、評判、問い合わせなどについて解説します。
以下のボタンで直接ジャンプできます。
Booking.com ブッキングドットコム
Booking.comとは?
Booking.com(ブッキングドットコム)はオランダのアムステルダムに本社があるホテル予約サイトです。アメリカのNASDAQにも上場しており、売上高が世界一位のオンライン旅行会社です。という意味では、海外系4大ホテル予約サイトの筆頭だと思います。
ホテル予約サイトのagoda、航空券予約のKAYAK、ホテル比較サイトのHotelsCombinedもグループ傘下です。
Booking.comの最大の特徴は、ホテル登録件数が620万件以上あり、Expediaの10倍以上あることです。多くの選択肢の中からホテルを選べるというのが最大のメリットです。
ただし、登録数が多い理由は、アパートメントホテルという民泊に近いホテルの登録が多いためです。
アパートメントホテルは、ヨーロッパなどホテル代が高いところでも広い部屋に安く宿泊できます。ただし、オーナーさんと鍵の受け渡しの連絡が必要だったり、万人にオススメできるものではりません。アパートメントホテルについては以下の記事を参考にしてください。
したがって、普通のホテルを予約する分には、Expediaと10倍までの差を感じません。ただし、Booking.comは予約しようと思ったホテルが、ほぼ予約できるので便利です。
デメリットは、宿泊料金が普通なことと、クーポンなどの割引が少ないことです。それでもBooking.comでしか予約できないホテルが多く、結果として最安になることが多いです。
Booking.comのクーポン・キャンペーン
Booking.comは、クーポン配布やクレジットカード連携による割引がないので、検索された価格より安くなるというケースが少ないです。
ただし、海外旅行に定期的に行かれる方は、.genious会員というプレミア会員に簡単になれます。.genious会員になると対象ホテルが10%~15%になり、Googleの検索結果より安く宿泊できます。
.genius 会員割引
.geniusという会員制プログラムでは、レベルに応じて対象ホテルの宿泊料金が最大15%OFFになったり、無料でアーリーチェックインやウェルカムドリンクの特典が受けられたり、します。
最近、Genius会員がレベル1、レベル2の段階性になりました。以下が.geniun会員の条件と特典です。
■Geniun会員 レベル1
条件:2年以内に2回の滞在を完了
特典:対象施設で宿泊料金が10%OFF
■Geniun会員 レベル2
条件:2年以内に5回の滞在を完了
特典:対象施設での10%または15%の割引
対象プランでの無料朝食
対象プランでの無料客室アップグレード
レベル1、レベル2とも一度条件を達成すればGenius会員の資格が永久に継続されます。国内ホテルも対象なので、達成難易度はレベル2でも高くないと思います。私がGenius会員になったときは、世界5都市のホテルに宿泊することでしたので、ハードルが下がりました。
Genius会員特典の割引対象のホテルには、.geniusマークが表示されます。パソコンの場合、このマークにカーソルを乗せると15%OFFや10%OFFといった割引率を確認することができます。
Genius会員特典の対象ホテルの割合は、都市によって異なります。参考としてポルトガルのリスボンのホテルで試してみたところ、約1,100件のホテル中、約3割くらいがGenius会員特典の対象でした。
Genius会員プログラムの詳細は公式サイトの下記ページを確認してください。
価格保証(プライスマッチ)
Booking.comにもhotels.comと同じ価格保証の制度プライスマッチがあります。
予約したホテルが別のサイトで安く提供されていたら返金を請求できます。下記の条件があるので注意しましょう。連絡は遅くともチェックインの24時間前までにする必要があります。
■プライスマッチが適用される条件
・同じ宿泊施設の同じ部屋タイプであること。
・同じチェックイン日およびチェックアウト日であること。
・同じキャンセルポリシーおよび予約条件であること。
■プライスマッチが適用されない場合
・実際に予約するまで、宿泊施設や部屋タイプがわからないウェブサイトの場合
・会員プログラムまたは報酬プログラムでの予約の場合
・特別キャンペーンまたはセールの場合
適用条件の詳細はBooking.comの公式ページで確認してください。
Booking.comの口コミ・評価
Booking.comでホテルを予約してトラブルにあったという報告はたくさんあります。不要なはずのキャンセル料がチャージされた、ホテルの説明ページに記載されている内容と違った、など様々なトラブルが起きています。
このようなトラブルはBooking.comだけで起きているのではなく、以降で紹介する海外系のホテル予約サイトは同じ状況です。「XXXは最悪。二度と利用しません」という書き込みが、どのホテル予約サイトにも見受けられます。
ホテル予約にトラブルはつきものとは言え、手数料をとっているのだから、しっかりフォローしてもらいたいところです。ですが、Booking.comを始め海外系のホテル予約会社はコールセンターの対応がドライなので、日本人からすると「えっ?」となることも多いです。
確率は高くないと思いますが、トラブルは不可避なところもあるので、保険の意味も込めて、トラブル発生時のフォローが手厚い国内系のホテル予約サイトで予約するも良いと思います。
私自身は、50泊以上してたまたまトラブルにはあっていません。ただし、ホテル情報の詳細に「1泊につき3,000円の清掃費がチャージされます」と、こそっと書かれていた説明を危うく見落としそうになったことがあります。Booking.comに限った話ではないですが、キャンセル条件や追加料金などは、よーく読んでから予約してください。スクショを撮っておくのもありです。
Booking.comの問い合わせ
Booking.comのカスタマーセンターは365日24時間、日本語で電話が可能です。ただし、電話番号が故意に隠されており不親切です。
電話番号は、会員のレベルなどによって変わるので、電話番号の表示方法を説明します。まず、Booking.comのヘルプセンターにアクセスします。
以下の「質問する」をタップします(予約があると画面が変わるかもしれません)。
質問内容をわざわざ入力させるので「a」や「あ」とでも入力して、次へをタップします。
次の画面では「電話する」をタップします。このボタンをタップすると電話をすぐ掛けてしまうのではないかという不親切な文言ですが、電話はかかりません。
以下のようにやっと電話番号が表示されます。現地で慌てなくてすむように事前に電話番号をメモしておくのが良いと思います。
Booking.comの個人的総評
Booking.comの通常宿泊料は、agodaやTrip.comと比べると高めなことが多いです。ただし、Booking.comでしか予約できないコスパが良いホテルが多いので、結果として2019年もBooking.comで一番たくさん予約しました。.genious会員割引で安くなったのも理由の一つです。
問い合わせ先の表示が不親切などの問題がありますが、私自身は、これまで50泊以上して予約トラブルがなかったので比較的安心して利用しています。
また、口コミが充実しているのも隠れたメリットです。他のサイトで予約するときも口コミはBooking.comのものを参照することが多いです。
Booking.comでの予約について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
Expedia エクスペディア
エクスペディアとは?
エクスペディア(Expedia)はアメリカのワシントン州に本社があるホテル予約サイトです。
Windowsで有名なマイクロソフトで開発された旅行予約システムが元になった企業です。そのため、マイクロソフト本社があるワシントン州が拠点になっています。
エクスペディアグループは、Booking.comグループに次いで売上高が世界二位のオンライン旅行会社です。
ホテル予約サイトのHotels.com、航空券予約のSkyscanner、ホテル比較サイトトリバゴもグループ傘下です。
エクスペディアは海外系ホテル予約サイトとしては、日本への進出が早く、海外ホテル予約と言えばエクスペディア、という時期もありました。
しかし最近は、同じグループで最低価格保証のHotels.com、宿泊料が安いagoda、Trip.comに押され気味で、エクスペディアで予約しなくなったという方も多いと思います。
また、ホテルの登録件数がBooking.comの10分の1程度というのもExpedia(hotels.com)の大きな弱点です。
それでも、定番のクレジットカード提携の割引クーポンは健在なので、価格が横並びのときには利用価値があります。以下で、エクスペディアのクーポンについてご紹介します。
エクスペディアのクーポン・キャンペーン
クレジットカード連携 割引クーポン
エクスペディアの鉄板の割引がクレジットカード連携による割引です。
以下のようにVISA、JCB、アメリカン・エキスプレスなど、MASTERカードを除く主要なカードが対象になっています。
8%OFF | 8%OFF | 8%OFF | 8%OFF |
対象ホテルでの予約でクーポンコードを利用すると8%割引になります。ただし、Marriott(マリオット)、Conrad(コンラッド)、Hilton(ヒルトン)、Holiday Inn(ホリデイ・イン)、Hyatt(ハイアット)、Westin(ウエスティン)など主要ホテルグループは軒並み対象外となっています。
メルマガ/LINE友達 限定クーポン
クレジットカードを持っていない場合や、少し待ってから予約しても良いと言う場合は、ExpediaのメールマガジンやLINE友達限定のクーポンの配信を待つ方法もあります。
月に1~2回程度の配信なのでタイミングが悪いと、待つことになるのが欠点です。クーポンの割引率は8%くらいが多く、場合によっては10%以上の割引になるケースもあります。
メルマガは以下のページから登録することができます。
LINEは以下のページに友達追加ボタンがあるので、
エクスペディアの口コミ・評価
エクスペディアでホテルを予約して、トラブルにあったという口コミを多く見かけます。他のサイトより多い感じがします。このような口コミからも、カスタマーサポートが万全ではないことは明らかです。
悪いクコチミが多いのは、日本展開の歴史が長く、利用者が多いことも原因だと思います。hotels.comはサポートが良く、エクスペディアはダメ、というようなことも書かれています。しかし、Hotels.comは同じグループの会社で、日本のカスタマーサポートに関しては、外から見ても仕組みがかなり共通化されています。2社で大きな差があるとは思えません。ただし、利用者の多い少ないでコールセンターへのつながりが良い悪いはあると思います。
エクスペディアの問い合わせ
エクスペディアは、海外系のホテル予約サイトですが、日本語での問い合わせ・電話が可能です。ただし、繋がりにくいという評判があります。
下記リンクでエクスペディア カスタマーサポートのページを表示できます。
ページの右側に「お問い合わせ」のボタンがあります。ここをクリックします。
以下のお問い合わせ内容のページが表示されます。問い合わせ内容を選択すると、メール送信用のフォームや、電話番号が表示されます。
LINEのチャットでも問い合わせができます。
それぞれ対応時間は以下の通りです。
LINE: 年中無休 (7:00-23:00)
エクスペディアの個人的総評
上でも書いたように私自身は、年々、エクスペディアでの予約が減っています(海外航空券は予約しますが)。agodaやTrip.comと比べてクレジットカード割引を適用しても宿泊料金が高いことが原因です。
エクスペディアでの予約について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
agoda アゴダ
agodaとは?
agoda(アゴダ)はBooking.comグループのホテル予約サイトです。もともとはアジア圏のホテル予約サイトとしてスタートし、アジア圏を安く予約できることで有名でした。
私が最初に利用したのは2012年です。当時は、表示も英語で、情報も少なかったので「安いけど予約して大丈夫?」という感じでした。
現在は、売上高世界一位のBooking.comグループ傘下になりましたので、財務状況的には安心です。
海外予約サイト四天王が横並び価格のなか、agodaだけ安いというケースが、よくあります。アジアで強いサイトというイメージでしたが、最近はヨーロッパでも最安になることが多いです。
カスタマーサポートも他の四天王より悪くないので、比較的、心配せずに利用できるサイトになりました。
agodaのクーポン・キャンペーン
agodaは競合サイトと比べて、最初から宿泊料が安いケースが多いですが、クーポン配布やキャンペーンも実施されています。
割引クーポンのページ
一番標準的なクーポンの確認方法は、「割引クーポン」のページを確認することです。
上記ボタンでagodaのトップページにアクセスすると、「割引クーポン」というリンクがあるので、ここをクリックします。
クーポンの一覧ページが表示されます。香港、台北など都市限定の割引クーポンの配布が多いです。期間限定で、どの都市にも利用できる10%OFFクーポンが配布されることもあります。
トップページのフラッシュ・セール
トップページにアクセスすると、突如、下記のようなクーポンコードが表示されるケースもあります。
下記は2020年1月に表示されていたクーポンです。このタイプのクーポンは画面を閉じてしまうと、再度表示できなくなることもあるので、すぐにスクショしておくと安心です。
Agoda VIPでの割引宿泊
過去2年で5回以上宿泊しているとAgoda VIPになり、対象となる35,000以上のホテルを会員割引で予約できます。
私もAgoda VIP会員ですが、実際のメリットはそこまで感じていません。似たようなBooking.comの.genious会員と比べてイマイチです。
agodaの口コミ・評価
agodaもトラブルにあったという口コミを多く見かけます。特に多いのがキャセル無料と思ったら、キャンセル料を取られたというものです。
ホテル検索結果の一覧に、以下のように「キャンセル無料」と表示されています。
ところが、すべてのプランがキャンセル無料というわけではありません。それどころか、キャンセル無料のプランは(このケースだと)表示されておらず、「他n件の宿泊プランを見る」をクリックして、やっと現れます。
キャンセル無料のプランは、宿泊プランの詳細に「xxxx年xx月xx日の【前日】までキャンセル無料」と書かれているプランだけです。よく確認してください。また、xx日が無料の期限でなく前日までなのも注意点です。
こういう、わかりにくさが評価の低下につながっているようです。
トラブルは多く起きているようですが、コールセンターの対応は良いようで、電話して解決したという口コミが多くあります。
agodaの問い合わせ
agodaは日本語での問い合わせ・電話が可能です。電話の受付時間は、毎日09:00 – 21:45の間です。
メールや電話での問い合わせ先に、たどり着くまでの手順(長い)をご紹介します。まず、以下の問い合わせページにアクセスします。
問い合わせページにアクセスすると、以下のように問い合わせの内容を選択する画面になります。
予約済のホテルに関する質問は、ログインしてから問い合わせます。それ以外の質問は、右下の「さらに表示」をクリックします。
電話やメールでの問い合わせ先を表示するボタンが表示されるので、これをクリックします。
agodaの個人的総評
私自身は昨年Booking.comの次にたくさん使いました。その理由はなんと行っても、他サイトの横並び価格より、飛び抜けて安いことです。
Booking.comより利用回数がすくないのは、登録ホテルが少ないからです。増えていけば、今後利用回数が伸びると思います。
ただし、キャンセル無料など表示が不親切な部分があるので、ちゃんと確認して利用する必要があります。
agodaでの予約について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
Hotels.com ホテルズドットコム
Hotels.comとは?
Hotels.com(ホテルズ・ドットコム)はアメリカに本社があるホテル予約サイトです。
売上高世界2位のExpediaグループの子会社です。つまり、Expediaとは兄弟サイトで、どちらも宿泊料金のリストプライス(割引を駆使する前の価格)は同じです。
ExpediaとHotels.comはリストプライスがいつも高めです。以下で解説する価格保証とHotels.com™ Rewards(10泊で1泊無料)を利用することで安く予約することができます。
Hotels.comのクーポン・キャンペーン
クーポン&プロモーションコード
価格保証とHotels.com™ Rewardsが目立つHotels.comですが、クーポンも配布されています。
ホテルズドットコムのクーポン&プロモーションコードは下記のリンクから確認できます。
2020年12月31日までは8%OFFクーポンが配布されています。
クーポンをメモしたら、記事の前半の宿泊費の比較の表でホテルズドットコムのところをクリックします。予約手続き下記の画面で、クーポンを適用する、をクリックします。入力欄が表示されるので、そこにメモしたクーポンを入力してください。
価格保証
Hotels.comの表示価格は高いですが、価格保証の仕組みを利用することで、他サイトの最安価格との差額を返金してもらえます。これと、10泊で1泊無料を組み合わせることで最安になるケースがあります。
ただし、以下のような条件があります(詳細な条件は下記リンクで必ず確認してください)。
同一日程で同一の部屋タイプ、他の条件も同一である
ポイントの利用や特別会員割引などは対象外
同一タイプかどうかなど確認には手間がかかるので注意してください。なお、申請がチェックイン前日までできるのもHotels.comの価格保証のメリットです。
Hotels.com™ Rewards(10泊で1泊無料)
Hotels.comのキャンペーンで一番特徴的なのが10泊で1泊無料になるHotels.com™ Rewardsです。
対象ホテルに10泊すると1泊無料で宿泊できます。10泊の宿泊料の平均額までのホテルに宿泊可能です。平均額以上のホテルにも差額を払えば宿泊可能です。
Hotels.com™ Rewardsの詳細は下記のリンクで確認してください。1年以上、Hotels.comで宿泊していないと回数が無効になるので注意してください。
Hotels.comの口コミ・評価
Hotels.comも他のホテル予約サイトと同様に「間違った予約がされていてトラブルになった」という口コミがあります。
トラブルの原因は、Expediaと予約システムが統合されていることに起因することが多いようです。Hotels.comで予約したつもりがホテル側からはExpediaでの予約に見えるというケースです。
Hotels.comが利用され初めてから期間が短いせいか悪い口コミは少ないです。返金などもスムースに受けられたという好意的な口コミも多いです。
ただし、Expediaのところでも書いたように、仕組みが共通化されているので、Hotels.comのカスタマーサポートだけが良い、ということは無いと思います。
Hotels.comの問い合わせ
Hotels.comは日本語で問い合わせが可能です。問い合わせ手段は、電話(有料通話)かLINE chatです。
それぞれ対応時間は以下の通りです。
LINE: 年中無休 (7:00-23:00)
Hotels.comの個人的総評
個人的には、4大予約サイトで最も利用しないサイトです。これまで数回しか利用したことがありません。
利用しない理由は以下です。
⇒ 10泊で1泊無料のメリットを受けにくい
高いことがほとんどなので毎回、価格保証の申請をするのが手間
⇒ 安いところで予約してしまったほうが楽
つまり、ホテルの選択肢の幅を狭めてまでHotels.comで宿泊数を貯めるメリットはない、ということです。
Trip.com トリップドットコム
Trip.comとは?
Trip.com(トリップドットコム)は中国系のホテル予約サイトです。以前は、Ctrip(シートリップ)という名前でしたが、アメリカのtrip.comを買収し、ブランド名を変更しました。
日本での知名度は、他のサイトより低いですが、実のところ、Booking.comグループ、Expediaグループに続いて、売上高世界第三位を誇ります。
Trip.comは2018年末に「空販売」問題を起こし、世間を騒がせました。日本の人気老舗旅館を空きがないにも関わらず、高額で販売していた、というものです。事前に問題が発覚し、事なきを得ましたが、観光庁の調査なども入りました。
Trip.comの説明によると、空販売はTrip.comではなく契約した販売業者が行ったもので、該当業者とは契約を打ち切ったとのこと。しかし、違法な販売を放置していたTrip.comの責任は重く、ホテル予約サイト全体の信頼性を低下させた罪は非常に大きいです。
当サイトでも、この問題を受け、しばらくの間、Trip.comが最安でも掲載を控えていました。
しかし、対策の効果で空販売も無くなったようなので、私自身もTrip.comで再び予約するようになりました。
Trip.comのクーポン・キャンペーン
Trip.comの最新クーポン(割引コード)情報は、下記の公式サイトのページで確認できます。
Trip.comのクーポンは期間が短いものが多いので、クーポンがない場合もあります。例えば、以下の画面例では、いろいろ情報が表示されますが、厳密に言うクーポンはありません。
しかし、クーポンも頻繁に配布されています。2020年2月14日まで有効なバレンタインキャンペーンの割引クーポンなども配布されていました。
Trip.comの口コミ・評価
Trip.comの口コミ・評価を探すと、空販売問題を起こすくらいだから信頼できない、というものを見かけます。
中国系旅行会社なので、コンプライアンスに関して日本より考え方が甘いというのは事実だと思います。それが事件につながったのだと思います。この点が心配な場合は、利用を避けたほうが良いと思います。
私もTrip.comで予約したホテルでトラブルにあいました。結局の所、Trip.comに非はないトラブルにも関わらず、迅速に対応してもらったのでTrip.comのカスタマーサポートには満足しています。トラブルの顛末は以下の記事で詳しく説明しているので、興味があれば御覧ください。
Trip.comの問い合わせ
Trip.comは、日本語で24時間電話サポートを受け付けています。
オペレーターが外国の方で日本語が流暢でなかったり、柔軟な対応ができない、といった評判もありますが、他のホテル予約サイトに比べて手厚いユーザ・サポートを提供していて好感が持てます。
下記ボタンでTrip.comの問い合わせ情報のページにアクセスできます。
上で書いたように私はこのメールアドレス宛に二重請求の調査依頼を送り、比較的スムースに返信をもらいました。
Trip.comの個人的総評
評価が難しいのがTrip.comです。空販売の問題もありましたし、中国系の旅行サイトなので、ちょっと心配という方もいて当然だと思います。
私自身は、空販売の問題に関して対策も取られましたし、宿泊料金が安ければ普通に利用しています。カスタマーサポートの対応も満足できるものでしたし、agoda同様、安く予約できるホテルが増えているので今後、利用回数が増えると思います。
Trip.comでの予約について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
HotelsCombined
HotelsCombinedとは?
HotelsCombined(ホテルズ・コンバインド)はオーストラリアのシドニーに本社があるホテル料金の比較サイトです。創業は2007年と、ホテル料金比較サイトとして歴史があるサイトです。ちなみにCMで有名なホテル比較サイトtrivagoは2005年の創業です。
Booking.comグループの傘下に入っています。ライバルのtrivagoはExpediaグループです。
下記画面のように、Booking.com、Expedia、Hotels.com、agoda、楽天トラベル、じゃらんの宿泊料金をまとめて検索して比較できます。
Googleも比較検索なので、基本的には同じ結果になるはずです。ですが、上で調査したしたロイヤル・ハワイアンの結果を見るとHotelsCombinedが最安でなくTrip.comの方が安くなっています。
「HotelsCombinedは最安が表示されないのか?」と思い、直接HotelsCombinedで検索してみると、Googleと同じTrip.comの最安プランが表示されます。
Googleへのデータ反映に時間がかかるのかもしれません(ただし、数時間おいて再度確認しましたが、同じでした)。これがGoogleホテル検索の罠の一例です。そもそも、HotelsCombinedは500万件のホテルを登録しているはずなのにGoogleの検索結果に出ないことが多いのも謎です。
HotelsCombinedの最大の欠点は、すべての部屋タイプの価格が検索結果に表示されることです。検索結果が多すぎて、価格を確認しにくいです。しかも初期設定では、グループ会社のBooking.comやagodaが優先的に表示されるのもマイナスポイントです。
HotelsCombinedのクーポン・キャンペーン
HotelsCombinedでは最終的に飛んだホテル予約サイトで予約を行うのでHotelsCombined自体で使うクーポンはありません。
ただし、HotelsCombined経由で予約すると、そのサイトで直接予約するよりも安くなることがあります。
以前、agodaをHotelsCombined経由で予約をしたら、直接agodaで予約するより安かったことがあります。
このようなキャンペーンが実際されている場合、Googleで検索するとagodaの価格よりHotelsCombinedの価格が安く表示されます。
HotelsCombinedの口コミ・評価
これも上記同様、最終的に飛んだホテル予約サイトで予約を行うので、HotelsCombinedに対する口コミ・評価はあまりありません。
HotelsCombinedの問い合わせ
問い合わせフォームがありますが「予約について」を選択すると、予約したサイトで問い合わせてください、というメッセージがでます。HotelsCombinedでは宿泊に関する問い合わせは受け付けていないようです。
HotelsCombinedの総評
個人的には、「何でもGoogle検索」な世界は好きではないので、HotelsCombinedを応援しています。ですが、現時点ではホテル公式サイトの結果が出るGoogleのほうが使いやすいのが実情です。
Google検索でHotelsCombinedが表示されたときは、クリックして価格を調べるので十分だと思います。
ホテリア
ホのマークで表示されるホテリアは、トラベルコなどを運営する株式会社オープンドアの子会社「ホテルスキップ株式会社」が運営している日本のホテル予約サイトです。
上で紹介したような海外サイトが安値を独占するなか、結果が表示される数少ない日本のホテル予約サイトです。
通常の問い合わせ(電話)は、土日祭日を除く10:00-18:00と海外の競合サイトに劣りますが、現地サポートは日本語で24時間受付とのことです。
日本の予約サイトなので、宿泊料金が安ければ利用しても良さそうです。
NUSTAY / jp.nustay.com
NUSTAYとは?
NUSTAYはデンマークのコペンハーゲンに本社を置く、ホテル・航空券などの予約サイトです。創業は2014年です。Google検索でjp.nustay.comと表示されます。
NUSTAY 公式サイト
NUSTAYの口コミ・評価
日本語での評価はネット上にほとんど見当たりません。海外のサイトでも「信頼できるサイトだ、いや信頼できない」という議論がやりとりされています。
多く見かけた口コミが、「Googleに表示されるサイトは最安だが実際に予約しようとすると高くなる」というものでした。ただし、Googleの検索結果より高くなるというのは、他サイトでも頻繁に見かけます。
Googleと連携しているので、詐欺サイトではないと思いますが、日本人で利用している人は限りなく少ないようです。
NUSTAYの問い合わせ
以下のフォームから問い合わせが可能です。トップページからもリンクが辿れてアクセスしやすくなっています。
日本語での問い合わせに対応しているか記載されてなかったので、日本語で問い合わせしてみました。その結果、残念ながら、日本語には対応していないとの回答がありました。回答がくるのは早かったので、サポートは機能しているようです。
NUSTAYの総評
最安で提供している場合があるので、利用価値はありそうですが、日本語での情報が極端に少なく、現時点では個人的には利用しないと思います。
FindHotel
FindHotelはオランダのアムステルダムに本社を置く、ホテル料金の比較サイトです。株式公開していないベンチャー起業ですが創業は2010年と比較的長い歴史があります。
サイトは日本語対応しています。以下のように「セールのロックを解除」という特別セールのような表示があります。
ユーザ登録しないと表示されなかったので、ユーザ登録してロックを解除してみました。
その結果、以下のようにTrip.comの価格が表示されました。
FindHotel限定の特別割引なのかと思って、本家のTrip.comで値段を確認してみましたが、残念ながら同額でした。
最安価格になることもないので、使うメリットはあまりなさそうです。
Etrip
Googleの検索検索に、Etrip(https://search.etrip.net/)が表示されることがあります。
調べてみたところ、サイトのデザインが上のFindHotelとほぼ同じだったので、運営会社を調査してみましたが、情報が出てきません。
調査を進めていくうちに、利用規約のページで下記の記述を見つけました。Etripという別サイトになっていますが、実体はFindHotelと同じようです。宿泊料金もFindHotelと同額です。ただでさえ、検索結果が多くて困るので、微妙に迷惑な存在です。
以上、大変長くなりましたが、Googleで表示されるホテル予約サイトについて詳しく解説しました。各予約サイトには個性があります。すべてを使いこなすのは大変ですが、安く予約できるサイトは頻繁に変わるので、使いわけて行くのが良いと思います。
主要な海外ホテル予約サイトについて評判・口コミ、クーポン、予約時の注意点など役立つ情報をまとめています。