【ぼったくり対策】中国・上海での配車アプリDIDIの使い方【2025年】

上海・中国を旅行するとき心配の一つがタクシーのぼったくりです。

ぼったくり対策として大切なのがタクシーの代わりにDIDI(ディディ)など配車アプリを使いこなすことです。

DIDIタクシーを使うのに専用アプリをインストールする必要はありません。スマホ決済のAlipay（アリペイ）のDIDIミニアプリを利用すると簡単です。

この記事ではAlipayのDIDIアプリでタクシー配車する方法をわかりやすく説明します。

DIDI（ディディ）とは？

DIDI（滴滴出行/DiDi）は中国で最も利用されている配車アプリで、いわば中国版Uberタクシーです。

日本のタクシー配車アプリと同じように、スマホで配車依頼から支払いまで完結できます。

私も最近は中国でタクシーを利用しなくなり、配車アプリを使っています。

AlipayのDIDIミニアプリの初期設定

AlipayアプリをインストールしてあればDIDIアプリのインストールは不要です。
Alipayアプリの初期設定・クレジットカード登録が済んでいない場合は別記事で詳しく解説しているので済ませておいてください。

中国・上海旅行に必須！Alipay（アリペイ）の登録と使い方【2025年】

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AlipayでのDIDI利用には簡単な初期設定が必要です。手順を説明しますので中国出発前に終わらせておくと楽です。

Alipayアプリを起動しDIDI Travelをタップします。

DIDIミニアプリの利用には位置情報の提供が必要なので同意にチェックして許可します。

言語選択の画面が出たら English を選んでOKを押します。

このような画面になるので Where to?(行き先は？) などをタップします。

DIDIの規約に同意をチェックして、One-tap Login(ワンタップログイン)をタップします。

携帯番号の提供(AlipayからDIDIへのユーザー情報の提供)に 同意 をタップします。

これでDIDIを利用する準備ができました。

なお、中国現地でAlipay登録に利用したSMSの受信が必要になるケースも想定されます。SMSを中国で受信できるようにしてください(必要になったときに受信設定すればOK)

配車アプリを使ってDIDIタクシーに乗車する方法

それではAlipayのDIDIミニアプリを使って実際にDIDIタクシーに乗車する流れを説明します。

早朝から夜まで上海で何回も配車アプリを利用しましたが、配車まで短くて数分、長くても10分程度の待ち時間でした。

はじめに一般のホテルから上海ディズニーランドホテルへ移動したときのシンプルな例で紹介します。少しわかりにくい上海浦東国際空港で配車アプリを使う場合について次で詳しく説明します。

DIDIミニアプリを起動

Alipayアプリを起動します。国際版メニューの場合は以下のようにDIDI Travelの項目があるのでタップします。

乗車場所を選択

DIDIミニアプリが起動します。乗車場所(上の欄)は現在位置から自動で設定される場合が多いです。現在位置以外から乗車する場合は乗車位置を変更してください。空港から乗車する場合も少し変わるので次で説明します。Enter Destination(現在はWhere To?)をタップして目的地を指定します。

降車場所を選択

目的地は地図で指定したり、検索したり、できます。上海ディズニーランドホテルなど目的地が広い場合は、いくつか目的地の候補がでます。候補の中から Shanghai Disneyland Hotelを選びました。選んだらConfirm Destinationをタップします。

配車の種類を選択

乗車場所と目的地を選ぶと、次は配車するDIDIタクシーの種類を選びます。

DIDIタクシーの種類

Discount Express（ディスカウント・エクスプレス
最も安いタイプ。割引で安くなるが待ち時間が長くなることがある

Express（エクスプレス）
運賃と料金のバランスが取れた標準的なタイプ

DiDi Flash（フラッシュ）
一番早く来る。運賃は割高になる

Taxi（タクシー）
一般のタクシーを配車。料金は通常のタクシーと同じ＋アプリ手数料

種類を選んだらConfirm Request(リクエストを確定)をタップします。種類を複数チェックすると、同時に候補を探し早く確定できた方が選ばれます。タクシーの料金よりDIDIのほうが3CNY以上安いです。

料金は時間帯などの需要によって変動します。以下は別の時間に同じ経路で試した結果ですが、高くなっています。

Alipayで支払う

配車を実際にかける前に支払いをします。確定料金ではなく、降車時に自動的に調整されます(基本的に変わる場合は安くなる)。PAY XX CNYをタップするとAlipayでの支払いに遷移します。

DIDIの料金は東京のタクシーより安い

12CNYは約260円です。乗車距離は6km(14分)の予測なので。同じ距離を都内で乗車したら2,000～3,000円くらいでしょうか。

Alipayでの支払いが完了しました。配車を探し始めます。

車内録画の許可

このような画面がでることがあるかもしれません。録画設備がある車の場合は録画されるようです。自動翻訳だと「許可する」か「一時的にオンにする」になっていました。どっちも録画される気がしますが、左はオフの誤訳でしょうか。

配車の確定

配車する車を探し始めます。このときはすぐに確定しました。確定すると、車の現在位置、ナンバー、車種・色が表示されます。どれも乗車するとき確認するための情報です。よくチェックしておきましょう。4分ほどで到着するようです。

配車アプリあるある

中国で別の配車アプリを使ったときは、確定するまで5分以上かかり、確定した車が接近したと思ったら、別の車に切り替わってしまい、最初の予想より長く待たされたこともありました。

マップ上では、すぐそばまで車が来ました。

実際に指定された色の車が入ってきました。

乗車

表示されたナンバーと同じかを確認して乗り込みます。配車アプリで予約した車に乗車すると運転手さんからなにかを聞かれることがあります(中国語なのでわからない)。予約した本人かどうかの確認なので、予約につかった携帯番号の下4桁を伝えればOKです。英語は通じないことがあるのでスマホの画面を見せるのが確実です。

乗車後にDIDIアプリを見ると、現在位置や目的地までの残り距離がわかります。

上海ディズニーランドホテルの入口に着きました。

降車

料金も支払い済なので、運転手さんに「謝謝」とでも言って降りればOKです。トランクに荷物を入れた場合は、出すのを忘れないように注意してください(運転手さんが手伝ってくれると思いますが)。

DIDIミニアプリの使用中に再ログインのメッセージが出たら

最新アプリで出るかはわかりませんが、私がDIDIミニアプリを使ったときに再ログインを求められましたので対処法を記載します。

ログインが失効したらか再ログインしろ、とのメッセージがでました。

Alipayに登録した日本の携帯番号を入力します(先頭の0を取った番号)。確認コードが日本のSMSに届くので、SMSを受信できる設定にしておいてください。

SMSに届いた確認コード(数字6桁)を入力します。

以上の手順で再度DIDIミニアプリにログインでき、使えるようになりました。

上海浦東(プードン)国際空港でDIDIタクシーを使う方法

上海浦東国際空港でDIDIに限らず配車アプリを使う場合、乗車場所やその指定がわかりにくいです。

プードン空港のターミナル2についてからの乗車場所への行き方や配車アプリの使い方を説明します。

乗車場所がいくつかあってたどり着くのに苦労する可能性があります。乗車場所についてから配車をオーダーするのが個人的にはオススメです。

荷物を受け取ってターミナル2の到着ロビーに出たとこです。

ターミナル1への移動や地下鉄、タクシー、バスの移動の案内が出ています。まずは、どれも同じ方向(T1とT2をつなぐ通路)なので、まずはそちらへ進みます。

T1へ移動する通路があります。タクシーに乗る場合は一番手前に案内があります。DIDIなど配車アプリを利用する場合は通路を進みます。

通路を進むと左右に移動する通路と交差します。案内表示では配車アプリの乗り場が E-hailing(車とスマホのアイコン)で表記されます。覚えておいてください。乗車場所はパーキング1(P1)とパーキング2(P2)のどちらかを指定できます。ここでは近いP2で乗車することにして、案内の方向へ進みます。※先に進むと地下鉄乗り場です

P2へ降りる入口があるので入ります。

到着ロビーは2階(2level)でDIDIタクシーの乗車場所は基本的には地下2階(B2)です。エスカレーターやエレベーターでB2へ降ります。

B2に降りました。案内が出ています。1区(青)、2区(黄色)、3区(緑)が配車エリアになっています。

床にわかりやすく案内が書かれています。

今回は2区で呼ぶことにしました。

DIDIアプリの使い方は上で説明した通りですが、プードン空港の場合は乗り場の指定に注意してください。乗車場所の指定をタップします。

以下のようにターミナルの選択になります。T2(ターミナル2)かT1(ターミナル1)を選びます。ここではT2を選んでNextをタップして進みます。

T2で乗車できる場所の候補が表示されます。今回はP2(パーキング2)のB2(地下2階)の2区(Zone2)にいるので、以下を選択します。目的地の指定など、以降の操作は上の説明と同じです。

早朝だったので10分ほど待たされましたが、DIDIタクシーが到着しました。

混雑時はたくさんの車が到着します。十分確認して乗車してください。

補足：中国のタクシーはボッタクリが多いのか？

中国のタクシーも適正運賃で問題なく乗車できるもケースが多いです。

空港の正規の乗り場やホテルなどで配車してもらえばトラブルは少ないと思います。

一方、事実として中国旅行でタクシーにぼったくられたという話をよく聞きます。ですので注意喚起の意味も含め強めの表現にしています。

観光地で日本人は悪徳タクシー(広義)のかっこうのターゲットです。

DIDIなどの配車アプリを利用して「相手(運転手)から勧誘された車には絶対に乗らない」ように注意してください。

配車アプリを使う場合も、本当に呼んだ車かどうかをしっかり確認してください。

参考：DIDI公式ページ

上記情報に変更があるかもしれませんので最新情報はDIDI公式ページを確認してください。

DIDI公式ページ

以上、中国・上海旅行で便利なDIDI（配車アプリ）をAlipayから使う方法や上海浦東国際空港でDIDIタクシーを使う方法をご紹介しました。

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