ノルウェーの格安航空会社LCC「ノルウェーエアシャトル(ノルウェージャン:Norwegian Air)」のチケット予約・乗り方・注意点など解説します。ノルウェーエアシャトルは北欧の主要空港 オスロ空港(ガーデモエン空港)、ストックホルム 空港(アーランダ空港)、ヘルシンキ空港(ヴァンター空港)、コペンハーゲン空港(カストルップ国際空港)間を結び、北欧を格安で周遊するのに欠かせないLCCです。しかし、最近(2017年夏)は機材不足とパイロット不足で欠航が多発しているようでニュースになっています。とは言え、北欧周遊にノルウェー・エアシャトルは使い勝手がよく、リスクを回避できれば強い味方になります。この記事ではノルウェー・エアシャトルの欠航率を確認する方法もご紹介します。
目次
ノルウェー・エアシャトルの注意点・評判など
・冒頭で書いたように、格安料金でオスロ、ストックホルム、ヘルシンキ、コペンハーゲンなどを結んでおり、北欧周遊では使い勝手のよいLCCでした。
・今まで4、5回搭乗していますが、大きな遅延などトラブルもなく、安心して搭乗できるLCCでした。ノルウェー・エアシャトルの口コミを見てもLCCにしてはサービスの質が高いという評判が多いです。
・ライアンエアー(Ryanair)のような独自ルールもなく初心者向けのLCCと言えます。
・マイレージサービスはNorwegianRewardです。JALマイレージバンクやANAマイレージクラブとの提携はありません。
・セールスポイントは無料Wifiが利用できることです。搭乗中も時間をつぶせます。
・一番安いLowFareクラスでは座席指定が有料で9€かかります。座席指定をしない場合、フライト24時間前から開始されるオンラインチェックイン時に席が決まります。オンラインチェックイン時の座席指定は自動ですが、同行者がいる場合、可能な限り近くの席になるようです。ですので、座席指定をしなくても、フライト24時間前になった直後に、オンラインチェックインをすれば、同行者と近くに座れる可能性た高くなります。
・しかし、最近は欠航が多く発生しており評判が落ちているようです。欠航率の確認は以下を参照してください。
・カバーする航路が似ているスカンジナビアン(SAS)航空と競合することが多いです。SASはLCCではありませんが、LCCに近い料金設定にしているためノルウェー・エアシャトルとどちらを利用するか迷う場合も多いです。料金は少しSASのほうが高めのため、それぞれの遅延や欠航状況を確認して、運行が安定しているほうを選ぶことをお勧めします。スカンジナビアン(SAS)航空に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
ノルウェー・エアシャトルの欠航率・遅延時間
現在、ノルウェー・エアシャトルを利用するに当たって、一番気をつけなくてはいけないのは欠航です。ノルウェー・エアシャトルに限らず、LCC利用では欠航をリスクとして考慮する必要があります。欠航率を確認できる便利なサービスFlightstatsがあります。欠航率は便によっても異なるので、このサービスで運行実績を確認して、利用するかを判断すると良いでしょう。Flightstatsを使って欠航率、遅延時間を確認する方法を説明します。
まず下記のリンクをクリックしてFlightstatsにアクセスします。
By Flight(便名で調べる)を選び、Airline(航空会社名)にNorwegianもしくはDYを入力し、Flightに便番号(4153など)を入力します。日付は最近の日付で、搭乗予定のフライトと同じ曜日を指定すると良いです。運行しない曜日だとUnknown Flight(存在しないフライト)と表示されます。
下記のように指定日のフライト実績が表示されます。On-time Performanceをクリックします。
そうすると、最近の運行実績についてOn-time(定刻)、・・・、Canceled(欠航)が表示されます。下記の例では7%(13便中1便)が欠航していることがわかります。欠航の実績があるのは少し心配です。私の場合は、運賃が多少高くても近い時間に欠航のない航空会社の便があれば、そちらを利用します。時間帯やルートなど他に選択肢がない場合や値段がかなり高い場合は、このノルウェージャンの便を選びます。
ノルウェー・エアシャトルの手荷物・預け入れ荷物の規定
■手荷物(hand luggage):
下記サイズのバッグ1つと足元に収納できる小さなハンドバックを無料で持ち込めます。
・LowFare, Lowfare+, Premiumクラス:大きいバッグ 55x40x20cm、小さいバック 25x33x20 cm 重量 10kg(合計)
・Flex, PremiumFlexクラス:大きいバッグ 55x40x20cm、小さいバック 25x33x20 cm 重量 15kg(合計)
■預け入れ荷物(check-in luggage):
クラスによって無料の預け入れ荷物の個数が異なります。
・LowFare:有料
・LowFare+:20 kg × 1個
・Flex, Premium and PremiumFlex:20 kg × 2個
手荷物(ハンドキャリー)として持ち込める荷物のサイズが最小クラスです。このサイズにおさまるスーツケース(バックパック)でお勧めなのが H55 x W40 x D20 cmとジャストサイズのcabin zero(キャビンゼロ)です。預け入れ荷物の料金加算を避けたい場合は、下記記事を参考にしてください。
ノルウェー・エアシャトルの予約方法
下記リンクをクリックしてノルウェー・エアシャトルのサイトにアクセスします。
Fly from(出発空港:Stockholdなど)、Fly to(到着空港:Copenhagenなど)を入力し、Return(往復)/One-way(片道)、Outbound(出発日・時間)、人数を選択します。Show Low Fare Calendarを選択すると最安運賃のカレンダーを表示します。最後に、Search and bookをクリックします。
検索結果が表示されます。予約のグレード(クラス)が3種類あります。LowFareが一番安く、LowFare+、Flexの順に高くなります。
グレードの違いが下記です。LowFareと比べて、LowFare+は、無料の預け入れ荷物1つと座席の事前予約が付いています。Flexは便変更やキャンセルが無料です。予約するグレードの料金を選択します。Upgrade to LowFare+のように上位のグレードを進めるメッセージが表示されますが、不要であれば画面下の赤いボタン Start reservation(座席指定) をクリックします。
次のページでは、ログイン、ユーザ登録などを選択します。ユーザ登録しなくても予約できるので不要な場合は、下記のボタン Continue unregisterdをクリックします。
搭乗者情報を入力します。First name(姓)、Last name(名)をローマ字で入力し、Genderはfemale(女性)/male(男性)、Baggage outbound(往路の荷物)を選択します。
画面の下部にコンタクト情報を入力します。Telephone(mobile):携帯電話、メールアドレス(Email address for travel document)を入力します。メールアドレス宛にチケットが届くので間違えないように入力します。入力したら、画面下の赤いボタン Continue reservation をクリックします。
座席選択に移ります。LowFareの場合は、座席指定が有料になります。指定をしない場合は、当日チェックイン時に座席が決まります。座席指定は9€です。有料で指定をする場合は、LowFare+を選択したほうが、預け入れ荷物が無料にもなるのでお得だと思います。Continueをクリックします。
次にFast Track(優先搭乗)などの各種有料サービスの選択画面になります。不要な場合は、選択せずに赤いボタン Proceed to payment(支払いに進む)をクリックします。
予約が完了すると、登録したメールアドレス宛に予約情報が届きます。
メールには下記のようなPDFの予約証が添付さてます。これを印刷しておきましょう。
ノルウェー・エアシャトルの搭乗方法
ノルウェー・エアシャトルの搭乗方法を解説します。今まで4、5回搭乗していますが、ここではポーランドのクラクフ空港からスウェーデンのストックホルム空港(アーランダ空港)まで搭乗した時のことを紹介します。チェックインは、オンラインチェックインおよび空港でのチェックインが可能です。他のLCCと違って空港でのチェックインで料金を取られることもないので、慣れていない場合は空港のチェックインが良いかと思います。
ノルウェー・エアシャトルのオンラインチェックイン
オンラインチェックインは、出発の24時間前から可能です。SMS、スマホアプリ(Travel assistant app)、ノルウェー・エアシャトル公式ページのMy Travelsからチェックインが可能です。詳細は下記の公式ページを参照してください。
オンラインチェックインはノルウェー・エアシャトルの公式アプリ Norwegian Travel assistant app を使うと便利です。アプリのインストール方法、オンラインチェックインの方法は下記の記事で詳細に説明しています。参考にしてください。
ノルウェー・エアシャトルの空港でのチェックイン
2時間前からチェックインカウンターが開きます。チェックインはキオスク端末ですることができます。キオスク端末で、メールで通知される予約番号(booking reference)を入力すると、航空券をプリントできます。預け入れ荷物がある場合は、チェックイン後に手荷物預け入れカウンター(bag drop area)にいきましょう。また、人がいるチェックインカウンターも特別な手助けが必要な場合は利用できます。わからないことがあったら行くと良いでしょう。
手荷物預け入れのカウンターには行列ができていました。余裕を持ってチェックインすることをお勧めします。
チェックインの期限は、ヨーロッパ国内は出発の45分前、ノルウェー国内線は30分前、それ以外の遠距離線は1時間前です。遅れないようにチェックインしましょう。
ノルウェー・エアシャトルの搭乗
シート間隔は広くはありませんが、数時間のフライトで不快になるほどでもありませんでした。
ノルウェー・エアシャトルの無料Wifiの使い方
ノルウェージャンの一番のメリットは機内で無料のWifiを使えることです。離陸して飛行が安定するまでは使えませんので、待ちましょう。接続できる状態になると、Wifiの一覧にNorwegian Internet Accessが表示されるので接続します。
インターネットへの接続に成功すると下の画面のようにYou are now online.と表示されます。これでLINEやブラウザが使えるようになります。
ノルウェー・エアシャトルの機内食・ドリンクメニュー
LCCなので飲み物、機内食は有料になります。販売されるものは、ノルウェー国内線(Norway domestic flights)、スウェーデン・フィンランド国内線(Sweden and Finland domestic flights)、短時間の国際線(Internationa flights under 1 hour 20 minutes)で異なります。サンドウィッチが50 NOK(約700円ちょっと)、コーヒーが30 NOK(450円)と北欧の物価からするとお手ごろな価格にはなっています。詳細は下の写真をクリックし拡大して確認してください。
ノルウェー・エアシャトルが発着する空港アクセス(アーランダ空港、コペンハーゲン空港)
下記の記事では、ノルウェー・エアシャトルが発着する空港(ストックホルム・アーランダ空港、コペンハーゲン・カストロップ空港、ヘルシンキ・ヴァンター空港、ノルウェー ベルゲン空港)から市内へのアクセスを詳しく紹介しています。
コペンハーゲン・カストロップ空港(Copenhagen Airport, Kastrup)
コペンハーゲン・カストロップ空港でノルウェー・エアシャトルは、国内線がターミナル1(T1)、国際線がターミナル2、3(T2、3)から離着陸します。
ストックホルム・アーランダ空港(Stockholm-Arlanda Airport)
ストックホルム・アーランダ空港でノルウェー・エアシャトルは、国内線がターミナル4(T4)、国際線がターミナル5(T5)から離着陸します。
ヘルシンキ・ヴァンター空港(Helsinki-Vantaa Airport)
ヘルシンキ・ヴァンター空港でノルウェー・エアシャトルは、ターミナル2(T2)から離着陸します。
ベルゲン空港(Bergen Airport)
ノルウェーのベルゲン空港には、ターミナルが一つしかありません。
以上、北欧周遊に欠かせないのLCC「ノルウェー・エアシャトル(Norwegian Air)」のチケット予約・乗り方・注意点などを説明しました。欠航にさえ遭遇しなければ、値段のわりに係員の対応もしっかりしています。
もしかして、一度同じコメントを送っているとしたらごめんなさい。
わたしは、2019年1月31日にnorwegian air shuttle の航空券を購入しました。予定変更のために、5月20日にキャンセルしました。確かにキャンセルしたという確認はどのように取るのでしょう。また、返金はどのように、いつ頃あるのでしょうか?
norwegian air shuttleとのメールやりとりが2できるアドレスはなにでしょうか?
Price categorry は、受託にもつ20㎏1個がついているので、
Low Fare+のはずですが、eチケットには、受託荷物1こ20㎏とあるにもかかわらず、LowFareとなっています。
教えていただけると幸いです。
深澤様
ご回答が遅くなりまして申し訳ありません。
お問い合わせいただいたご質問は一般情報として公開されていないようなので、
直接お問い合わせいただくのが確実になります。ご回答できず申し訳ありません。
ノルウェージャンは、メールでなく、電話かチャットでのサポートをメインとしているようです。
なかなか問い合わせ先が表には現れていないのですが、
検索したところ、下記URLから問い合わせができるようです。
https://norwegian.custhelp.com/app/ask
もしくは手順が複雑になりますが、
Help and contact のページからChat with our chatbot nowを選んで
Live chat とメッセージを送ると担当者とのチャットができるようです。
以上、ご参考になれば幸いです。