世界遺産ザンクト・ガレンの行き方、観光を詳しく解説【スイス】

ザンクト・ガレンには息をのむ美しさのザンクト・ガレン修道院や修道院付属図書館があり世界遺産に登録されています。チューリッヒからも電車で1時間ほどで気軽に訪問できます。ここでは、ザンクト・ガレン(Sankt Gallen/St.Gallen)への行き方やザンクト・ガレン修道院や修道院付属図書館の観光について詳しく解説します。

1 ザンクト・ガレンへのアクセス
2 ザンクト・ガレンの現地ツアー
3 ザンクト・ガレンの観光ガイド

ザンクト・ガレンへのアクセス

チューリッヒやリヒテンシュタイン、サンモリッツ方面のサルガンス駅(Sargans)からのアクセスが良いです。ドイツのリンダウ(Lindau)からも1時間程度で着けます。

■チューリッヒ(Zürich)からザンクト・ガレンへ
チューリッヒ中央駅からIC(InterCity)等で乗り換えなし1時間10分で着きます。
経路：チューリッヒ中央駅(Zürich) = 1:09 => ザンクト・ガレン(St.Gallen)
料金：31CHF 2等 ※スイストラベルパスで無料、スイスハーフフェアカードで15.5CHF

■リヒテンシュタイン方面からザンクト・ガレンへ
　サルガンス駅(Sargans)やブフス駅(Buchs)から1時間～1時間20分で着きます。便を選べば直通があります。
経路：サルガンス(Sargans) = 0:57 => ザンクト・ガレン(St.Gallen)
　　※ブフス(Buchs)を経由します
料金：30.6CHF 2等 ※スイストラベルパスで無料、スイスハーフフェアカードで15.3CHF

ザンクト・ガレンの現地ツアー

上で説明したようにチューリッヒなどからザンクト・ガレンに行くのは難しくありません。一方、効率よく観光したい場合は、チューリッヒ発の下記ツアーはザンクト・ガレンに加えボーデン湖周辺の観光地を周ることができます。

シュタイン・アム・ライン、マイナウ島とザンクト・ガレン1日観光＜日本語／チューリッヒ発＞

スイスは山だけでなく沢山の湖も抱える国。湖面をドイツと分けるボーデン湖周辺は、スイスの魅力を再発見できる町が数多くあります。今回はその中でも人気のシュタイン・アム・ラインとザンクト・ガレン、そしてドイツのマイナウ島にご案内いたします♪

ザンクト・ガレンの観光ガイド

ザンクト・ガレン観光で必見なのは、世界遺産に登録されているザンクト・ガレン修道院とザンクト・ガレン修道院付属図書館です。

ザンクト・ガレン駅

チューリッヒなどから到着するのがザンクト・ガレン駅です。修道院のある旧市街へは徒歩で10分ほどです。駅を出ると大通り(St. Leonhard-Strasse)に出るので左側に進みます。

10分弱歩くと噴水が見えます。この先が旧市街になります。

ザンクト・ガレン修道院(St. Gallen Abbey)

歴史は中世までさかのぼりますが、現在の大聖堂は18世紀に建設されたものです。スイスのバロック建築の傑作の一つです。1983年に世界遺産に登録されています。二本の塔がそびえたっているのが特長的です。

緑が美しい中庭に接しています。

バロック式の装飾と美しい天井画に圧倒されます。

修道院の見学を終えたら、修道院付属図書館に向かいましょう。

ザンクト・ガレン修道院の情報
入場：無料
営業時間：
　月 9：15- 18：30/19：00
　火 9：15- 17：00
　水 10：15- 18：30/19：00
　木 9：15- 18：30/19：00
　金 9：15- 18：00
　土 9：15- 15：45
　日 12：15- 18：30/19：00
※冬期は18：30、夏期19：00

ザンクト・ガレン修道院付属図書館(Abbey library of St.Gallen)

ザンクト・ガレン修道院はベネディクト会の主要な修道院であったため貴重な図書が集まりました。そのため、修道院付属図書館には世界最古の建設設計図や17万冊にも及ぶ貴重な蔵書があります。
修道院を出て建物にそって左側に進むと、図書館の入口があります。入ったら階段で2階にあがりましょう。

2階にチケット売り場やお土産売り場があります。修道院付属図書館は入場料が12CHFかかります。スイストラベルパスを持っていると無料になります。

荷物はチケット売り場などの奥にある無料のロッカーに預けます。
　
　
　図書館内では、床を保護するため靴の上から大きなスリッパを履きます。内部は撮影禁止ですので、Wikipediaから画像を引用します。中世の世界に紛れ込んだように錯覚する特別な雰囲気のある図書館です。蔵書の多さに圧倒されます。
ザンクト・ガレン修道院付属図書館