ヨーロッパ旅行でスマホを安く使う方法 徹底研究【最新版】

プリペイドSIM

イタリア、フランス、イギリス、ドイツ、スペインなどヨーロッパへ旅行する場合、スマホのインターネット接続をどうするが悩みどころです。SIMフリーのスマホが普及し、ヨーロッパ現地の携帯ショップでプリペイドSIMを購入して通信料金を安く抑えることも一般的になってきました。最近は、ヨーロッパほぼ全ての国で利用できて、旅行出発前にネットで買えて、通信料も格安というヨーロッパ周遊型のプリペイドSIMの人気も高まっています。この記事では、プリペイドSIMの現地購入ヨーロッパ周遊型SIMどちらがお得かを国ごとに調査した結果をご紹介します。
 記事の前半では、海外でスマホを利用するための方法、携帯会社の海外パケホ利用、海外Wifiレンタル、現地でのプリペイドSIM購入、日本でのヨーロッパ周遊型プリペイドSIM購入を比較します。後半で、ヨーロッパの主要国について現地プリペイドSIMの情報について調査し、ヨーロッパ周遊型とどちらがお勧めかについて解説します。

各国のプリペイドSIMの情報をすぐ見たい方は、下の地図の国名をタップしてください。

イタリア
フランス
ポルトガル
フィンランド
スイス
スウェーデン
ポーランド
イギリス
デンマーク
ノルウェー
ドイツ
チェコ
スペイン
オランダ
ベルギー
©d-maps.com

海外(ヨーロッパ)でスマホを使う方法の比較

海外でスマホを利用するための代表的な方法、携帯会社の海外パケホ利用、海外Wifiレンタル、現地プリペイドSIM購入、日本でヨーロッパ周遊型プリペイドSIM購入について、メリット、デメリットを比較します。

①契約している携帯会社の海外パケットし放題を使う:Docomo、au、Softbankなど3大携帯会社のスマホの場合は、海外でそのまま定額制パケ放題を利用できます。
 ○メリット:データローミングを有効にするだけで利用できる。メール、電話などがそのまま使える。プリペイドSIMの入手、設定などの手間が不要。
 ×デメリット1日あたり2,980円とバカ高い料金(25MBまでは1,980円)。1日の開始・終了が日本時間のため、現地では1日利用でも2日分の利用になることがある。
Docomo 海外パケ・ホーダイのホームページ
au 海外ダブル定額のホームページ
ソフトバンク 海外パケットし放題のホームページ

②海外Wifi(ポケットWifi)をレンタルするイモトのWiFiグローバルWiFiなど、空港(郵送もあり)でポケットWifiを借りてインターネットに接続します。
 ○メリット:Wifiとして利用できるのでスマホでは複雑な設定が不要。ほぼ確実に接続が可能。現地でのSIMの入手、設定などの手間が不要。
 ×デメリット1日あたり980円~と高めの料金。ヨーロッパの場合は、移動だけの2日間分も料金が発生してしまう。スマホ以外の余計な機材を持ち歩く必要がある。
 
  ⇒ イモトのWifiのホームページ(早割りで最大20%OFF)
  ⇒ グローバルWifiのホームページ(一律5%OFF)
 
③ホテルや街中の無料Wifiで乗り切る:ほとんどホテルは無料Wifiがありますし、観光地でも無料Wifiを提供するところが増えてきました。
 ○メリット:お金が一切かからない。
 ×デメリット:非常時に連絡が取れない。迷ったときなどGoogle Mapが使えない。Wifi接続するのに意識をととられ観光に集中できない。
 
④現地でプリペイドSIMを購入する:SIMフリースマホの場合は、現地の携帯ショップやコンビニでプリペイドSIMを購入すると圧倒的に安くスマホを使えます。
 ○メリット:国によって大きく変わりますが最安な国では1日あたり50円~と非常に安価な料金になります。
 ×デメリット:スマホがSIMフリーに対応している必要がある。ショップに行ってプリペイドSIMの購入する手間がかかる。英語でショップの店員とやり取りする必要がある。うまく接続できなくて苦労する可能性がある。旅行前に購入方法などを詳しく調査する必要がある。複数国を周遊する場合は、国ごとにプリペイドSIMを購入する必要がある。

⑤日本でヨーロッパ周遊型プリペイドSIMを購入する:SIMフリースマホの場合は、旅行出発前に日本でAmazonなどからヨーロッパ周遊型プリペイドSIMを購入しておくと安く、手間なくスマホを使えます。
 ○メリット:1GBで約2,000円~、つまり1日あたり200~300円と非常に安価。日本で購入できるのでヨーロッパ現地ではなにもしなくてよい(英語で現地の店員とやり取りする必要がない、ツアーなど現地で自由行動が取れない場合でも大丈夫)。ヨーロッパの主要国はすべて対応しており、複数の国で使っても料金が変わらない。
 ×デメリット:スマホがSIMフリーに対応している必要がある。物価の安い国の場合、プリペイドSIMを現地購入したほうが安い。

本サイトではヨーロッパ周遊型プリペイドSIMを常時ウォッチしていますが、現状の選択肢は、「Threeデータ通信専用プリペイドSIM」と「AIS Sim2Fly」のどちらかを選べば間違いありません。Threeデータ通信専用プリペイドSIMは約2,000円(1GB)~と安い分、3G通信のみに対応しており、AIS Sim2Flyは約3,500円~と高い分、4G/LTE通信に対応しています。両者をヨーロッパ現地で実際に使用し徹底比較してきた結果を下記の記事にまとめてあります。

結論安価にスマホを使いたい場合は、④現地プリペイドSIMか⑤ヨーロッパ周遊型プリペイドSIMの二択になります。私もこれまで①~⑤すべての方法でスマホ・インターネットを使ってきましたが、この二つ以外の選択肢で間違えないと思います。通信量が高かった時代は無料Wifiでガマンするのも選択肢でしたが、今は一日数百円で自由にネットが使えますのでガマンするメリットも少ないです。さらに最近は周遊型のプリペイドSIMが安くなり、現地でプリペイドSIMを購入するのと変わらなくなりました。個人的には、複数国を訪問することが多いこともありヨーロッパ周遊型プリペイドSIM一択になっています。④現地プリペイドSIMと⑤ヨーロッパ周遊型プリペイドSIMのどちらがベストかは訪問する国によって変わるので、本記事の後半ではヨーロッパの主要国ごとにどちらが良いか調査結果を解説します。
 なお、両者とも、スマホがSIMフリー対応している必要があります。SIMフリー対応に関しては、下記の記事を参考にしてください。

ヨーロッパ各国の現地プリペイドSIM

ヨーロッパ主要国について、現地で購入できるプリペイドSIMの通信容量、価格、入手のしやすさ、設定のしやすさ、などを調査し、ヨーロッパ周遊プリペイドSIMとどちらが。複数の国を周遊する場合は、国ごとの購入の手間などを考えてもヨーロッパ周遊型が良いです。下のマップの国名をクリックすると調査結果にジャンプします。お勧め度などは★/☆で表記しています。黒い★が多いほど優れていることをあらわします。

イタリア
フランス
ポルトガル
フィンランド
スイス
スウェーデン
ポーランド
イギリス
デンマーク
ノルウェー
ドイツ
チェコ
スペイン
オランダ
ベルギー
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なお、判定において通信速度、データ容量は下記のように考えています。
通信速度:4G/LTEで接続できることが望ましいですが、実際に使用してみるとLINE・Google Mapの利用であれば3G通信でも問題がありません。したがって、4G/LTEでなく3Gを基準にコストを判断します。
データ容量:動画閲覧などをしなければ1日あたり200MBあれば足りると考えます。ですので、ヨーロッパ滞在を5日間とし最低1GBの容量が必要と仮定してコストを判断します。

イタリア : Italy

主要都市:ローマ、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリ、フィレンツェ
主要キャリア:TIM(最大手)、Vodafone、WIND(格安)
価格:★☆☆ 4GB:20€(2,700円)~ ※WINDは2GB/10€~あり
購入容易度:★☆☆
 ・携帯ショップでの購入が必要。パスポートなど分証の登録が必要。ミラノ中央駅のショップなどは混雑。
設定容易度:★☆☆
 ・開通作業、APN設定は携帯ショップで実施してもらう。店員がいい加減なことが多い。
 
判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ☆☆★
 大手より店舗の少ないWINDのショップを探して10€のプランで契約すれば費用的には現地購入のほうが安くなる可能性あり。ただし、最王手のTIMだとヨーロッパ周遊型より最低金額は高くなります。また、イタリアの携帯ショップは日本ほど定員の対応が丁寧でなく設定でトラブルがおきるリスクもあるため周遊型が無難そうです(私はパスポートを返却してもらえず、放置されていたことがありました)。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

イタリアの現地プリペイドSIM購入について詳細な記事はこちら

フランス : France

主要都市:パリ、ニース、マルセイユ、リヨン、ヴェルサイユ、ボルドー
主要キャリア:Orange、SFR、BouyguesTelecom、Free(格安)
価格:★☆☆ 2GB:15€(2,000円)~ ※Orangeの旅行者用プラン
購入容易度:★★☆
 ・RELAYなどのコンビニで購入可能。ただし、設定を自分でしなくてはいけないのでスマホに詳しくない方は携帯ショップでの購入が無難。
設定容易度:★☆☆
 ・利用者登録が必要。ただし、Orangeの場合、15日間までの利用なら登録なしでも利用できるよう。
 
判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ☆★★
 容量は2GBと多いですが、2,000円だとヨーロッパ周遊型1GBの金額と変わらないので、手間を考えると日本で購入していくほうが手間がかからず便利そうです。フランスに6日以上滞在する場合は、空港のRELAYなどコンビニで旅行者用のプリペイドSIMを購入するのも選択肢です。Freeは100GBなど大容量が安価に使えますが、利用にかかる最低金額が4,000円弱と短期滞在には不向きと思われます。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

イギリス : England

主要都市:ロンドン、エジンバラ、バーミンガム、リバプール、グラスゴー、マンチェスター
主要キャリア:EE、Three、Vodafone、O2
価格:★★☆ 1GB 10£(1,600円)~
購入容易度:★★☆
 ・ヒースロー空港のSIM自動販売機が有名なようにSIMの購入は容易です。ただし、ヒースロー空港では通信容量の少ない安いSIMは販売していなかったりするので購入の際は注意してください。
設定容易度:★★☆
 
判定:イギリス 現地プリペイドSIM ☆☆☆
 イギリスはプリペイドSIM先進国で、ヨーロッパ周遊型のプリペイドSIMもイギリスのThree(3)のものです。イギリス現地で時間の余裕があれば現地購入すると日本より安く(500円くらい?)購入できます。このサイトでは、現地での開通手続きが不要なThreeのプリペイドSIMをお勧めしていますが、EEのプリペイドSIMもほぼ同じ価格で倍の2GB、4G/LTE対応、ヨーロッパの主要国で利用可能、と優れたプリペイドSIMです。現地(ヨーロッパ)での開通手続きが必要なのが難点です。日本からもAmazonで購入可能です。

イギリス SIMカード インターネット 90日間 4G 高速データ通信容量6GB 取り出しピン付き 日本語マニュアル – UK SIM EE回線利用
EE

ドイツ : Germany

主要都市:ベルリン、フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルグ、ケルン、ドルトムント
主要キャリア:Telekom、Vodafone、O2
価格:?
購入容易度:☆☆☆
 ・2017年7月よりテロ対策で規制強化されTelekomなど旅行者は購入できなくなっているようです。O2など購入できるキャリアでも現地滞在のホテルの証明書が必要になるなど、煩雑な手続きが必要になっているようです。
設定容易度:☆☆☆
 
判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ☆☆☆
 上記のように2017年7月よりテロ対策で規制が強化されているので旅行者が現地でプリペイドSIMを購入するのはハードルが高いようです。もともと現地プリペイドSIMの通信料もヨーロッパ周遊タイプと比べて安くはなかったのでヨーロッパ周遊型プリペイドSIMがベストです。なお、2017年9月にヨーロッパ周遊タイプのThreeデータ通信専用プリペイドSIMとAIS Sim2Flyの両方を現地で試しましたが、問題なく通信できました。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

スペイン : Spain

主要都市:マドリッド、バルセロナ、グラナダ、
主要キャリア:Vodafone、Orange、movistar
価格:★★☆ 1GB 10€(1,300円)~
購入容易度:★★☆
 ・バルセロナ空港などに携帯ショップもあり入手は難しくありません。ただし、空港では最安プランが購入できない可能性があります。その場合、15€程度になるようです。
設定容易度:★★☆
 
判定:スペイン 現地プリペイドSIM ★☆☆
 Orangeなどプランによっては10€と比較的安く購入できるのでスペイン現地で時間に余裕があれば現地のプリペイドSIMを購入するので良いと思います。なお、スペインにてThreeのプリペイドSIMは問題なく利用できました(2017年5月)。

ポルトガル : Portugal

主要都市:リスボン、ポルト、コインブラ、シントラ
主要キャリア:Vodafone、MEO
価格:★★☆ 1GB 16€(2,200円)~
購入容易度:★★☆
 ・リスボン空港などにVodafonoのショップもあり入手は難しくありません。
設定容易度:★★☆
 
判定:ポルトガル 現地プリペイドSIM ★☆☆
 1GB 16€は空港などで入手しやすいプランのため、探せば10€程度のプランもあります。ポルトガル現地で時間に余裕があればプリペイドSIMを現地購入するのが良いと思います。金額的にすごく安いわけではないので、時間がなければヨーロッパ周遊型を日本で購入するのもありです。

ポルトガル(リスボン空港)での現地プリペイドSIM購入について詳細な記事はこちら

スイス : Swiss

主要都市:チューリッヒ、ベルン、ジュネーブ、サンモリッツ、ツェルマット
主要キャリア:Swisscom(最大手)、Sanrise、Salt
価格:★★☆ 4GB 19.9CHF(2,400円)~ ※Saltは10CHF(1,200円)
購入容易度:★★☆
 ・大手Swisscomはチューリッヒ空港などショップが多くあるので入手は容易だと思います。また格安のSaltもチューヒッリなど都心部であれば店舗が複数あります。
設定容易度:★★☆
 
判定:スイス 現地プリペイドSIM ★☆☆
 他の物価ほど高くないのでスイス現地で時間に余裕があればSwisscomなど現地のプリペイドSIMを購入するので良いと思います。ツアーなど時間の余裕がない場合には、金額面では大差ないのでヨーロッパ周遊型を日本で購入していってもよいと思います。ThreeのプリペイドSIMは問題なく利用できました(2017年5月)。

ベルギー : Belgium

主要都市:ブリュッセル、リエージュ、ブリュージュ、ヘント
主要キャリア:BASE、Proximus、Orange
価格:★★☆ 1GB 15€(2,100円)~
購入容易度:★★☆
 ・ブリュッセル空港などにはBASEのショップもあります。入手は難しくありません。
設定容易度:★★☆
 
判定:ベルギー 現地プリペイドSIM ★☆☆
 1GB 15€は空港などで入手しやすいプランのため、探せばもっと容量の多いプランもあるようです。金額的には現地購入と大きく変わらないのでヨーロッパ周遊型を日本で購入して現地での時間を節約してもよさそうです。

オランダ : Netherlands

主要都市:アムステルダム、デン・ハーグ、ロッテルダム、ユトレヒト
主要キャリア:Lebara、Lycamobile、Vodafone
価格:★☆☆ 1GB 20€(2,700円)~
購入容易度:★★☆
 ・アムステルダム スキポール空港にはLebaraのショップがあり、そこで購入するケースが多いようです。
設定容易度:★★☆
 
判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ★☆☆
 入手しやすいスキポール空港のLebaraのプランは、1GB 20€と高めのためヨーロッパ周遊型を日本で購入するのがお勧めです。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

ポーランド : Poland

主要都市:ワルシャワ、クラクフ
主要キャリア:plus、Orange、PLAY、T-Mobile
価格:★★★ 1GB:5PLN(150円)~
購入容易度:★★☆
 ・コンビニで購入できるが、身分証の登録が必要なためキャリアショップでの購入が無難
設定容易度:★★☆
 ・APN設定や開通作業など不要なキャリアが多いが、4G利用にコマンド送信が必要なケースがある。
 
判定:ポーランド 現地プリペイドSIM ☆☆★
 2016年7月から身分証の登録が必要になり入手が面倒になったが、1GBあたり150円はお得感ばつぐんなので現地プリペイドSIMの購入で良いと思います。

ポーランドの現地プリペイドSIM購入について詳細な記事はこちら

チェコ : Czech

主要都市:プラハ、ブルノ、オストラバ、チェスキー・クロムロフ
主要キャリア:Vodafone、O2、T-mobile
価格:★☆☆ 1.5GB 299CZK(1,600円) ※空港だと高い可能性あり
購入容易度:★★☆
 ・ハヴェル・プラハ空港にはVodafoneのショップがあり、そこで購入するケースが多いようです。街中のほうがプランの選択肢が多いです。
設定容易度:★★☆
 
判定:チェコ 現地プリペイドSIM ★☆☆
 物価が安い割には2,000円弱と料金は高めです。それでもヨーロッパ周遊型より通信できる容量が多いので、プラハの空港で時間のある方は現地購入でよいと思います。

デンマーク : Denmark

主要都市:コペンハーゲン、オーフス、オーデンセ、ロスキレ
主要キャリア:Telia、Lebara
価格:★☆☆ 10GB 150DKK(2,700円)~
購入容易度:★☆☆
 ・コンビニでもプリペイドSIMを簡単に購入できますが、最大手TeliaだとSIMカード49DKKと最低100DKKからのバウチャーを購入する必要があります。
設定容易度:★☆☆
 ・コンビニなどでSIMを購入した場合は、バウチャーを登録する必要があり、手間がかかります。

判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ★☆☆
 容量10GBで3,000円弱は通信単価としては安いのですが、トップアップ(バウチャー登録)などの手間を考えると、ヨーロッパ周遊型が良いと思います。コペンハーゲンでヨーロッパ周遊タイプのThreeデータ通信専用プリペイドSIMとAIS Sim2Flyの両方を実際に使いましたが問題なく通信できました(2017年9月)。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

スウェーデン : Sweden

主要都市:ストックホルム、ヨーテボリ、マルメ、ルンド、ウプサラ
主要キャリア: TeliaSonera、Tele2(COMVIQ)
価格:★★☆ 1GB 95 SEK(1,400円)~ ※Tele2(COMVIQ)
購入容易度:★☆☆
 ・セブンイレブンなどコンビニでプリペイドSIMとバウチャーを購入します。SIMカード45SEKと最低1GB 50SEKのプランがあるようです。
設定容易度:★☆☆
 ・コンビニなどでSIMを購入した場合は、バウチャーを登録する必要があり、手間がかかります。

判定:スウェーデン 現地プリペイドSIM ★☆☆
Tele2の格安通信COMVIQのプリペイドSIMなど約1,400円と安価に購入できます。ただし、コンビニでのバウチャー購入や購入後のトップアップ(バウチャー登録)はスマホに詳しくないと難しいかもしれません。詳しい登録方法を説明しているサイトもあるので事前に予習をしていくと良いでしょう。手軽さや確実性を求める場合は、ヨーロッパ周遊型が良いと思います。ストックホルムでヨーロッパ周遊タイプのThreeデータ通信専用プリペイドSIMとAIS Sim2Flyの両方を実際に使いましたが問題なく通信できました(2017年9月)。

ノルウェー : Norway

主要都市:オスロ、ベルゲン、トロムソ、トロンハイム、オーレスン
主要キャリア: Telenor、Telia、MyCall、Lycamobile、Chess
価格:★★☆ 1GB 199NOK(2,900円)~ ※MyCallは104NOK(1,500円)
購入容易度:★★☆
 ・オスロ空港には携帯ショップがないようで、オスロ中央駅などの携帯ショップで購入します。
設定容易度:★★☆
 ・コンビニなどでSIMを購入した場合は、バウチャーを登録する必要があり、手間がかかります。

判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ★☆☆
MyCallなど格安通信会社のSIMであれば、1GBで約1,500円と安価に購入できます。しかし、空港等で気軽に購入できませんし、MyCallのショップを探して購入する手間を考えると、ヨーロッパ周遊型が良いと思います。

ヨーロッパ周遊型SIMを見る[Amazon]ヨーロッパ周遊型SIMの解説記事

フィンランド : Finland

主要都市:ヘルシンキ、タンペレ、ロヴァニエミ、トゥルク
主要キャリア: Elisa(Saunalahti)、Sonera、DNA
価格:★★★ 7日間 7.9€(1,050円)~
購入容易度:★★☆
 ・ヘルシンキ バンター空港などキオスク(コンビニ)でDNAのRajaton PrepaidというプリペイドSIMを購入できます。
設定容易度:★★☆
 ・PINの入力だけで利用可能です(DNA)

判定 ヨーロッパ周遊型プリペイドSIM ★★☆
 現地プリペイドSIMはキオスクで手軽に購入可能、通信料が安い、設定の手間も複雑でない、と良いところがそろっているので現地購入で良いと思います。

H.I.S.の変なSIM

ヨーロッパ各国で利用できるプリペイドSIMとして最近話題なのが、SIMカードにシールで貼る新しいタイプの「変なSIM」です。SIMカードの交換が不要で使い方も簡単です。使えるSIMか評価するために早速イタリアで使ってきました。1カ国単位での契約なので周遊に向いていない、1週間など長期滞在の場合はかなり割高になる、iPhoneでは使えないなど問題も多くありますが、短い滞在などでは使えるシーンもありそうです。以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。


   
以上、ヨーロッパ各国のプリペイドSIMの情報について調査した結果を解説しました。

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