ブルージュからブリュッセルの行き方・6つの世界遺産を一日で観光(ブリュッセル編)【ベルギー】

世界遺産が集中するベルギーのブリュッセルとブルージュの6つの世界遺産を一日で観光する方法を紹介する記事の続きです。前編のブルージュ(Bruges)編(下記記事)では、ブリュッセルからブルージュへの電車での行き方、ブルージュの3つの世界遺産(ブルッヘ歴史地区、フランドル地方のベギン会修道院群に含まれるベギン会修道院、ベルギーとフランスの鐘楼群に含まれる鐘楼)の周り方を紹介しました。

後編のブリュッセル(Brussels)編では、ブルージュからブリュッセルに電車で戻り、ブリュッセルの3つの世界遺産(グラン=プラス、ストックレー邸、建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群)を残り半日で周る方法をご紹介します。

ブリュッセルからブルージュへ:電車での行き方


ブルージュ編でご紹介したのと逆にブルージュ駅からブリュッセル駅へIC(InterCity、特急)で戻ります。乗り換えなしの所要1時間強でブリュッセルに戻ります。料金は同じく1等席22.6€、2等席14.7€です。切符は窓口で購入するのが簡単でしょう。

お昼の時間帯、1時間に2、3本の特急があります。また、土日だと20、30分余計にかかるようです。

IC 2812 Brussels Airport – Zaventem行き
 ブルージュ 12:33 – 中央駅 13:43
IC 512 Eupen(オイペン)行き
 ブルージュ 12:57 – 中央駅 13:59

その他の時間の電車の時刻表は下記のサイトで検索することができます。

ブリュッセルからブルージュの電車の検索

次の観光を考えブリュッセル中央駅(Gare Centrale)で下車しましょう。南駅の1つ先です。

ブリュッセルの観光ポイントの場所

ご紹介するブリュッセルの観光ポイントの場所です。各ポイントの位置関係の把握にお役だてください。

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④世界遺産「グラン=プラス」への行き方

世界遺産「グラン=プラス」はブリュッセル中央駅から西に数百メートル歩けば到着します。
「グラン=プラス」は世界で最も美しい広場のひとつとされていて、詩人、小説家のヴィクトル・ユゴーが「素晴らしく大きい広場」と評したことで有名です。広場の周囲は、市庁舎、王の家(ブリュッセル市立博物館)、ギルドハウス、ブラバン公の館など歴史的な建物で囲まれています。

世界遺産「ブリュッセルのグラン=プラス」の情報

英語表記:La Grand-Place, Brussels
登録区分:文化遺産
登録年:1998年

市庁舎(L’Hôtel de Ville de Bruxelles)

グランプラス 市庁舎
フランボワイヤン・ゴシック様式で建造された市庁舎です。ガイドツアーに参加すれば内部の見学ができます。塔の高さは96mで、てっぺんの像はブリュッセルの守護聖人の大天使ミカエルです。

市庁舎の観光情報

・入場料:見学ツアー5€(ブリュッセルカード利用で3€OFF)
・ツアー催行時間:⇒公式サイトを参照

王の家/ブリュッセル市立博物館(Maison du Roi/Musee de la Ville de Bruxelles)

王の家
写真の左端の建物が王の家です。16世紀に建造された旧公爵邸で、本物の国王が住んだことはありません。
現在は市立博物館になっており、ブリューゲルの絵画、タペストリー、陶器などが展示されています。

ブリュッセル市立博物館の観光情報

・入場料:8€(ブリュッセルカード利用で無料)
・開場時間:火-日 10:00-17:00

触ると幸せになる?セルクラースの像

セルクラースの像

セルクラースは中世ブリュッセルの英雄でしたが、グランプラスのギルドで暗殺されてしまいます。19世紀、彼がなくなった場所に「セルクラースの像」が建てられました。右腕をなでると幸せになれるらしいのでぜひ試してみてください。

⑤世界遺産「ストックレー邸」への行き方

次に5ヶ所目の世界遺産「ストックレー邸」へ向かいます。なお、「ストックレー邸」は個人邸のため、外から見学することしかできません。グラン=プラスからメトロ(地下鉄)のGare Centrale(ブリュッセル中央駅)に向かいましょう。

メトロの1番線(Stockel方面行き)に乗りMontgomery駅で降ります。駅から出ると環状交差点に出るので大通り(テルヴュラン通り、Terverenlaan)を東側に歩きます。テルヴュラン通りはこんな感じの通りです。

10分弱歩くと右手にストックレー邸が見えます。

外観しか見られないのは残念ですが、ストックレー邸の威風堂々とした姿を見ることができます。ストックレー邸のベルギーの金融業者アドルフ・ストックレー(Adolphe Stoclet)の邸宅です。オーストリアの建築家ヨーゼフ・ホフマンが設計を担当し1911年に完成しました。内装をあのグスタフ・クリムトとフェルナン・クノップフが手がけています。内部にはクリムトによるこのような装飾が施されているとのことです。

<出所>By グスタフ・クリムト – The Yorck Project: 10.000 Meisterwerke der Malerei. DVD-ROM, 2002. ISBN 3936122202. Distributed by DIRECTMEDIA Publishing GmbH.
世界遺産「ストックレー邸」の情報

英語表記:Stoclet House
登録区分:文化遺産
登録年:2009年

⑥世界遺産「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」への行き方

いよいよ6つ目の世界遺産「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」に向かいます。オルタの設計した4つの邸宅が世界遺産として登録されています。まずは4つのうち、オルタ美術館として公開されているオルタ邸に向かいます。
ストックレー邸から来た道を環状交差点まで戻ります。環状交差点では、ストックレー邸があるの側と反対側へ渡り、さらに環状交差点をテルヴュラン通り沿いに進みます。環状交差点からすぐのところにトラム81番の停留所があります。つまり、環状交差点のストックレー邸がある側のはす向かいです。

そこから81番のトラムに乗り11駅先のTriniteの停留所で降ります。Triniteの停留所からは歩いて3分です。詳細はこの地図を拡大して参照してください。オルタ邸から見てTriniteの停留所は右上(東北)になります。

オルタ美術館(オルタ邸)

ヴィクトール・オルタ(Victor Horta)はベルギーを代表する建築家で、少し前までは紙幣にオルタの肖像が使われていたほどの偉人です。オルタ邸はオルタの住居とアトリエをかねていた建物で、オルタ美術館として公開されています。前述の通り、オルタ邸を含めて4つの建物が世界遺産に登録されていますが、内部を見学できるのは(特別な日を除いて)オルタ邸だけです。
オルタ美術館は、開館時間が14:00-17:30と限られているので注意してください。この記事の通りの順番で観光していれば、ちょうどいい時間になるはずです。オルタ邸のプレートにもしっかり開館時間が記載されています。
オルタ邸 オルタ美術館

オルタ邸の外観です。内部にある壁画や家具、ステンドグラスなどもすべてオルタが設計したものです。
オルタ邸 オルタ美術館

世界遺産「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」の情報

英語表記:Major Town Houses of the Architect Victor Horta (Brussels)
登録区分:文化遺産
登録年:2000年

オルタ美術館の観光情報

入館料:€10
開館時間:火-日 14:00-17:30

タッセル邸とソルヴェー邸

残り3つのうち、2つは近接していて、オルタ邸のそばにあります。歩いて10分ほどのところにあります。Triniteの停留所まで戻って81番トラムで停留所1つ戻っても行けます。詳細はこの地図を拡大して参照してください。

ソルヴェー邸(Hôtel Solvay)

パトロンであったアルマン・ソルヴェーのための邸宅で、予算の制限がなかったため、オルタが創造性を最大限に発揮して建築することができたそうです。
ソルヴェー邸
張り紙には高級感がありませんでした。。。
ソルヴェー邸

タッセル邸(Hôtel Tassel)

ブリュッセル自由大学教授タッセルのために建造した邸宅です。アール・ヌーヴォーと建築を融合させた世界で最初の成功例だそうです。
タッセル邸

これで4つのうち、3つの見学が終わりました。残りの一つは、ヴァン・エドヴェルド邸で少し離れたところにあります。バス、トラムで行くことができますが、停留所から少し歩きます(私は見るのをあきらめました)。ヴァン・エドヴェルド邸の場所はこの地図を拡大して参照してください。

番外編)グラン=プラスに戻ってディナー・夜景見学

一日で2都市6つの世界遺産を周るというハードスケジュールで少し疲れたことと思います。タッセル邸からブリュッセル中央駅に戻るには、そばのBailliの停留所から93番(Stade行き)のトラムにのり、Palais(ブリュッセル公園)で降ります。そこから歩いて5分ほどで中央駅に着きます。
見学後のプランとしてお勧めなのは、グラン=プラスそばでディナーを食べ夜景の時間まで待つことです。
下記の記事では、グラン=プラスから歩いて3分で行ける美味しいレストランをご紹介しています。豊富なベルギービールとベルギーの郷土料理をリーズナブルな値段でいただける地元の人にも人気のお店です。

美味しいディナーの後に、ライトアップされた美しいグラン=プラスを堪能することができます。

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