ベネチア・ゴンドラにコスパ良く乗る方法 – 料金、予約、ルート【2024年版】

ヴェネツィア


ベネチア(ヴェネツィア)観光に欠かせないゴンドラ(Gondola)の料金予約乗り方実際に乗ったレポートをわかりやすく解説します。

ゴンドラの料金は一艘30分で€90(約14,650円)と安くないですし、日本人だと値段を高めにいわれるなどという話も聞きます。この記事で解説するゴンドラの料金などをよく理解して、適切な料金でゴンドラを楽しんでください。

また、ゴンドラの相乗り(乗り合い)ツアーも紹介します。金額の交渉も不要ですし、一人€34(約5,550円)程度とコスパ良く乗船できます。2人くらいの少人数の場合は、相乗りツアーがお勧めです。

ベネチア ゴンドラの攻略法

ベネチア観光に欠かせないゴンドラに乗る上で知っておきたい攻略法を下記にまとめます。

ゴンドラは一艇貸切相乗り(主にツアー)で乗船することができます。6人まで乗船可なので人数が多い場合は貸切のほうがお得です。

ゴンドラには、€90/30分(昼間)という公式料金があります(値上げの可能性あり)。価格の統制が進んでいますが、いまだに高めの値段を言われるケースがあるようです(特に交渉が苦手な日本人には)。

カンツォーネ(イタリアの歌)の演奏つきのゴンドラ・セレナーデもあります。

人数が2名程度の場合は、ゴンドラの相乗りツアーに申し込んでおくと、一人€34~とコスパ良くゴンドラに乗れます。ツアーも複数あって選ぶのに迷います。記事の中では私が実際に参加したツアーをご紹介します。

ゴンドラの人気ルートは、カナルグランデのリアルト橋やドゥカーレ宮殿のため息の橋の下を通るコースです。

ゴンドラの料金・相場

上でも解説したようにゴンドラは一艘貸切と現地ツアーなどに参加する相乗りがあります。それぞれの料金相場をご紹介します。

ゴンドラ 貸切の料金

下記の通り、公式料金が決まっています(2024年現在)。

昼間:一艘 €90/(25-30分)

夜間:一艘 €110/(25-30分) ※19:00-

ゴンドラ乗り場にも下記の公式料金表が掲載されています(写真は2018年時点)。
ベネチア ゴンドラ 料金

6名まで乗船できるので同行者が多い場合は、一艘貸切がお得です。注意が必要なのは、上の料金表にも記載されていますが、あくまで公式価格は、標準的なコース、時間の場合のみ適用されます。要望で延長した場合などは、料金外になります。公式料金による統制は完全ではないようなので、乗船前にはしっかり料金を確認してください。

ゴンドラ 相乗り(現地ツアー)の料金

人数が少ないので割高になる、ぼったくられるのが心配という場合は、料金が決まっているゴンドラ相乗りの現地ツアーが安心です。値段は一人€39~とお手ごろです。

Getyourguideベルトラで複数の現地ツアーが提供されています。

たくさんあって、どれがいいのか悩みましたが、私は最終的にGetYourGuideのガイドの下記ツアーを選択しました。ツアーの予約方法は次の節でわかりやすく説明します。

ゴンドラ・相乗りツアー の詳細(GetYourGuide)

このツアーにした理由は3つです。

当日の天気が心配だったので、直前まで申し込み可能なツアーにした。最終的にツアー時間の30分前に申し込みましたが、間に合いました。

②ゴンドラ乗船時間の選択肢が多かった

口コミを見ると他のツアーは「集合場所がわかりにくい」、「ツアー担当者が時間になっても現れず心配した」というものが多かった。私の経験上も、この2点は現時ツアー参加時に神経をすり減らすポイントです。一方、このツアーはツアー会社のオフィス集合だったので、この心配がなさそうだった。

下記ツアーは私が予約したものとは異なりますが€34の割引料金になっており予約する人が多いようです(2024年11月現在)。

口コミ評価も高いようですので確認してみてください。
ゴンドラ・相乗りツアー の詳細(GetYourGuide)

注意:言語が「日本語」に指定されていると高価なプライベートツアーが表示されます。「英語」に切り替えて検索してください。

セレナーデ付きゴンドラツアー の詳細(GetYourGuide)

日本の予約サイトVELTRAでも貸し切りゴンドラを比較的リーズナブルな金額で予約できます。VELTRAは日本で最大手のツアー予約会社です。

ベネチア・ゴンドラツアーの詳細(VELTRA)

ヴェネツィア現地でもツアーの申し込み可能です。ただし、値段を調べたところ、同じツアーの値段がオンライン予約よりすこし高かったです(2018年時点)。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

記事の後半では、私が参加したゴンドラ・相乗りツアーの予約方法とツアー体験レポートをご紹介します。

ゴンドラ・乗り合い現地ツアーの予約

それでは現地ツアーの予約方法をわかりやすく解説します。ヴェネツィア現地でも予約が可能なので、天気の様子を見て予約することができて便利でした。チケットもスマホ画面で見せればよかったので紙に印刷する必要もありませんでした。

まずは下記のGetYourGuideの乗り合いゴンドラの予約ページにアクセスしてください。

ゴンドラ・相乗りツアーの予約①

ゴンドラ・相乗りツアーの予約②

※私が実際に利用したのは①です。お安めなのが②です。

この画面が表示されます。今すぐ予約する、をタッチしてください。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

次にゴンドラツアーに参加する日付と人数を選択します。言語には英語を指定してください。

ツアーの参加時刻を選択します。時刻はゴンドラに乗る時間でなく、集合場所のツアー会社オフィス(サンマルコ広場から徒歩5分ちょっと)に集まる時間です。約1時間おきに出発するので時間が自由に選べるのが便利です。下記は、お昼の13時すぎに表示した画面ですが、1時間弱前の14時のツアーも選択できます。時刻を選択したら、カートに入れるをタッチします。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

予約に間違いがないか確認したら、チェックアウトするをタッチします。「GetYourGuideギフトコードをお持ちですか?」と表示されていますが、これは他の人からツアーをプレゼントされたときだけ利用できるので通常は関係ありません。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

次に購入者の情報を入力します。姓、名をローマ字で入力します。携帯番号は、先頭の0をとった番号を入力します(例;8012345678)。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

画面をスクロールすると支払い方法の選択になります。PaypalかVISA、MASTERのクレジットカードを選択します。日本発行のMASTER CARDで問題なく決済が完了しました。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

決済方法を選択したら、画面をスクロールして お支払い画面へ進む をタッチします。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

クレジットカード情報を入力します。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

再度確認して間違えがなければ、確認&予約 をタッチして決済を完了します。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

支払いが成功すると下記の画面になります。モバイル用バウチャー(予約証)をタッチしても良いですし、印刷用バウチャーをタッチして、PDFデータをダウンロードしてもよいです。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

登録したメールアドレスの添付ファイルにも下記バウチャーが送られてきます。これをツアー会社の受付で提示すればよいです。提示時に、予約番号GYG********を確認していました。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ツアーへの参加方法は記事の後半で詳しく解説します(ここをクリックするとジャンプ)。

ゴンドラの乗り方

ゴンドラの乗り方を貸切の場合と相乗りツアーの場合について解説します。

ゴンドラ 貸切の場合

街中のいたるところに下記のゴンドラ乗り場があります。主要なゴンドラ乗り場は、リアルト橋のそばや、ホテル・ダニエリの前には大きめのゴンドラ乗り場があります。下の写真はリアルト橋のすぐそばにあるゴンドラ乗り場です。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

乗り場には、上で紹介した公式料金の表示があります。日本人には、高めの値段を提示してくるケースもあるようなので、しっかり€80であることを確認しましょう。乗船時間は、標準で30分になります。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ゴンドラ・相乗りツアーの場合:ツアー体験レポート

上で紹介した GetYourGuideのゴンドラ・相乗りツアーに参加した様子をレポートします。ヴェネツァに到着した時点では、雨が降っていたため、ゴンドラに乗るかどうか迷いました。ランチを食べていたら空が明るくなってきたので1~2時間は天気が持ちそうだ、と判断してあわててスマホから予約しました。13時30分の時点で直後の14時のツアーの申し込みができました。ちょっとギリギリすぎたようで、現地のオフィスで申し込みを確認するのに手間取りましたが、問題なく参加することができました。値段は€31でしたので、コスパは良かったと思います。

集合はツアーを催行するBucintoro Viaggi社のオフィスです。サン・ルカ広場という小さな広場にあり、サンマルコ広場やリアルト橋から5分かからないところにあります。下記のGoogle Mapの場所です。Google Mapで「Bucintoro Viaggi」を検索してルート案内してもらうのが簡単です。

下の写真がBucintoro Viaggiです。15分前に集合なので、ツアー参加者がオフィスの前で待っています。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

オフィスの中に入ってカウンターで予約証を見せて受付をします。上にも書きましたが30分前と直前の予約だったので、まだ予約データがきておらず電話で確認をしてもらいました。受付はスマホでバウチャーを見せれば良いです。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

受付が終わると、ツアーのチケットをもらえます。これをもらったらオフィスの前で時間まで待ちます。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

時間になるとオフィスから係りの人が出てきて人数の確認をします。そのまま、数分歩いてゴンドラ乗り場まで移動します。下の写真の手前にいる女性が担当さんでした。ゴンドラ乗り場につくと、乗る組み合わせを指定されるので、指示にしたがってゴンドラに乗り込みましょう。このときに先ほど受け取ったチケットを確認するのでなくさないようにしてください。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ゴンドラ乗り場は、サンマルコ広場のすぐ裏にある場所です。Zaraなどの店舗がならんでいます。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ゴンドラに乗り込み出発しました。ここから出発するゴンドラが多いので、何艘も連なっています。幸い天気にも恵まれて、ベネチアの美しい運河に映えています。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ゴンドリエーレ(船頭)はマッチョなイタリアンガイでした。下の写真にあるようにスマホをいじりながら操縦しています。日本人だと「ながら運転」は気になるところですが、口コミなどを見ても普通のことのようです。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

ゴンドラに乗っているとと橋の上から観光客に写真をよく撮られます。ゴンドラからも撮影するというのがゴンドラあるあるです。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

水路にゴンドラが係留されていました。美しい装飾がほどこされていました。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

狭い水路を進みます。ときどき水路に面した家の出入り口などが見られて楽しいです。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

細い水路を抜けるとメインイベントのカナルグランデに出ます。美しいリアルト橋を水上からみることができます。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

青空に映えるゴンドリエーレ・リアルト橋・グランドカナルは、これぞヴェネツァという風景です。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

カナルグランデは水上バスなど大きい船がゴンドラのすぐそばを通過するので、ちょっとしたスリルを味わえます。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

カナルグランデを堪能したあとは、また細めの水路に戻ります。この後、スタート地点のサンマルコ寺院の裏に戻り、ツアーはそのまま解散です。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

今回参加したゴンドラツアーは、下記のルートを周遊しました。乗船時間は予定通り、ほぼ30分くらいでちょうど良い時間でした。降りた場所から1分でサンマルコ広場に戻れたのも便利でした。
ベネチア ヴェネツィア ゴンドラ ツアー 予約

<出所>OpenStreetMapの地図を元に加工

今回ツアーに関する個人的な評価は以下です。星4つ ★★★★☆ という感じでしょうか。
・安くはないが、ゴンドラに乗らないとヴェネツィアに来た気分にならないので、とても楽しむことができた。
・ツアー参加だったので、余計な金額交渉をしないですんだのは楽だった。
・直前に天気の様子を見て予約し、晴天時にゴンドラに乗船できたのは良かった。
・集合場所がオフィスなのはやはり安心だった。
・ゴンドラの列ができていたり、ゴンドリエーレがスマホばっかりいじっていたのは気にはなったが、わかっていたので許容できる範囲だった。

以上、ゴンドラの料金、相乗りツアー、乗り方、実際に乗った様子のレポートなどを紹介しました。

安くはありませんが、ゴンドラはベネチアを満喫するのに欠かせない体験です。この記事の情報を参考にコスパ良く楽しめれば何よりです。

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著者プロフィール
URTRIP
ユアトリップ(URTRIP)
ディズニー・ヨーロッパ・世界遺産をこよなく愛し、楽しく&コスパよく旅行するための攻略法の研究者。海外ディズニーパーク全制覇(HKDL 6回/DLP 4回/SHDL 2回/WDW 1回/DLR 1回)、ヨーロッパ28カ国訪問、世界遺産140カ所以上訪問等、ディズニーと海外旅行がライフワーク。エントリー外しの達人

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