フィンランドのオーロラ鑑賞の人気スポット「サーリセルカ Saariselkä」への行き方について詳しく説明します。サーリセルカへのアクセスは、①飛行機でヘルシンキ空港から最寄のイヴァロ空港(Ivalo)へ飛ぶ、②寝台列車サンタクロースエクスプレスでヘルシンキからロヴァニエミ(Rovaniemi)まで行きバスでサーリセルカへ行く、の2種類がメジャーです。この記事では、両方の行き方について解説します。
目次
サーリセルカへ行くには飛行機 or 電車&バス、どちらが良い?
飛行機と電車&バスでは所要時間がかなり違います。飛行機は約半日で移動できるのに対し、電車&バスは丸24時間かかります(半分の12時間は寝台列車で夜間に移動)。ですので、日程に余裕がなければ飛行機が唯一の選択肢になります。一方、電車&バスの場合、寝台列車サンタクロースエクスプレスに乗れる、ロヴァニエミでサンタクロース村を観光できる、というメリットがあります。個人的なお勧めは、行きか帰りのどちらかを飛行機にして、もう片方を電車&バスにするパタンです。なお、サンタクロース村の見学は、サーリセルカ滞在中の昼間に往復することもできます。オーロラを絶対みたいということであれば、サーリセルカに1日でも多く滞在した方が見られる確率が上がるので往復とも飛行機をお勧めします。
ヘルシンキ-サーリセルカ間の飛行機移動(イヴァロ空港経由)
最初に、飛行機での移動について説明します。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港からサーリセルカの最寄空港イヴァロ空港(Ivalo airport)に飛行機で飛び、イヴァロ空港から空港バスでサーリセルカへ行きます。
ヘルシンキ空港-イヴァロ空港間のフライト
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港-イヴァロ空港間はフィンエアー(Finnair)とLCCのノルウェーエアシャトル(Norweign Air)が運行しています。フィンエアーは1日最大4便、ノルウェージャンは1日最大1便の運行です。フライト時間は1時間半です。
⇒ ヘルシンキ-イヴァロ間のフライト検索(DeNAトラベル)
基本的にノルウェーエアシャトルのほうが運賃が安いですが、最近、便のキャンセルが増えています。ノルウェーエアシャトル(Norweign Air)の運航率・チケット予約方法・搭乗方法などを下記の記事で解説しています。参考にしてください。
ヘルシンキ中央駅などヘルシンキ市内からヘルシンキ国際空港へ鉄道や空港バスでアクセスする方法は下記記事で詳しく解説しています。
イヴァロ空港
サーリセルカの最寄となるイヴァロ空港はとても小さな空港です。
小さいながらも軽食をとれるカフェやお土産屋さんもありました。
なぜかトイレの案内に日本語で「トイレ」と記載されています。私が搭乗した便では、日本人というか東洋人は私だけでしたが、日本人が比較的多く利用するのかもしれません。
イヴァロ空港-サーリセルカ間のエアポートバス(時刻表・運賃)
イヴァロ空港(Ivalo airport)とサーリセルカ間は空港バスで移動できます。所要時間は30分で、料金は片道10€です。バスは飛行機の到着にあわせて運行されています。下記のリンクをクリックすると時刻表が開きます。
⇒イヴァロ空港-サーリセルカ間 エアポートバスの時刻表(PDF:英語)
下の写真はエアポートバスの車内から撮影しました。バスは雪深い道をものともせず爆走し、時間通りに到着しました。
ヘルシンキ-ロヴァニエミ-サーリセルカ間の鉄道・バス移動
ヘルシンキ-サーリセルカ間をロヴァニエミを経由して鉄道・バスで移動する方法を紹介します。前述のように時間はかかりますが、人気のサンタクロースエクスプレスに乗ることができます。また、寝ている間に移動できるので意外と効率が良く、夜ヘルシンキを出発して、翌朝ロヴァニエミに着き、サンタクロース村を観光して、夕方にサーリセルカに到着することができます。到着した日の夜もオーロラが見られるチャンスがあります。逆のルートも、朝サーリセルカを出発して、途中サンタクロース村を見学して夕方にロヴァニエミに着き、夜サンタクロースエクスプレスに乗車して翌朝ヘルシンキに到着、というスケジュールも可能です。
ヘルシンキ-ロヴァニエミ間の鉄道
ヘルシンキ-ロヴァニエミ間は、800km離れており鉄道で12時間ほどかかりますが寝台列車「サンタクロース エクスプレス」で移動すれば、夜、出発し寝ている間に到着するので効率的です。サンタクロース エクスプレスのチケット購入方法や乗車方法は下記の記事で詳しく解説しています。
ロヴァニエミ到着後、サンタクロース村(Santa Claus Villege)を観光する場合は、下記の記事を参考にしてください。
ロヴァニエミ-サーリセルカ間のバス
ロヴァニエミ⇔サーリセルカ間は1日約6便バスが出ています。所要時間は3時間半~4時間15分で料金は50€前後です。途中、サンタクロース村を通ります。サンタクロース村の最寄のバス停(目の前)はNapapiiriです。
ロヴァニエミ-サーリセルカ間のバス時刻表・運賃
バス時刻表は、Matkahuolto社のサイトで検索することができます。下のリンクをクリックして、Matkahuoltoのサイトにアクセスします。
⇒ロヴァニエミ⇔サーリセルカのバス時刻表・運賃検索(Matkahuolto社サイト)
From(出発地)、To(到着地)にそれぞれrovaniemiまたはSaariselkaを入力し、乗車する日付を選択したら、SEARCH FOR TIMETABLESをクリックします。
便が表示されます。ロヴァニエミ朝8時発から21時発まで一日6便あります。所要時間は、3時半~4時間15分まで便によって異なります。運賃も46.6€~50.2€まで便によって異なるようです。下記は、ロヴァニエミ⇒サーリセルカ便ですが、サーリセルカ⇒ロヴァニエミ便も同様に検索して調べることができます。
チケットをオンライン購入する場合は、画面のBUYボタンから進みます。途中の停留所を確認するには、上の画面でBUYボタンの左にある(i)をクリックすると、List stops and additional informationというメニューが表示されます。これをクリックすると表示できます。
ロヴァニエミのバスターミナル
Matkahuolto社のロヴァニエミ バスターミナル(Matkahuolto Rovaniemi)から出発します。下の地図の場所になります。ロヴァミエニ駅から徒歩5分くらいです。
ロヴァニエミ駅前のバス停も停車しますが、始発のバスターミナルから乗っておいたほうが安心なので、私はターミナルから乗車しました。下の写真がバスターミナルです。
バスターミナルのそばには大きなスーパーマーケットがあるので、バスの中での飲み物やサーリセルカに着いた後、食べるものも購入できます。
最初は席にも余裕がありましたが、サンタクロース村から途中乗車する方が多く、ほぼ満席になりました。
サーリセルカのバス停
サーリセルカの街中には複数のバス停があります。下の画像は、ロヴァニエミ⇒サーリセルカ便のバス経路です。ラップランド ホテル リエコンリンナ、サンタズ ホテル トゥントゥリ、ホリデーイン、スーパーマーケット付近の順に停車します。停車するバス停の詳細は、上で説明した方法で確認してください。下車するバス停を事前にドライバーに伝えておくと安心だと思います。
以上、フィンランドのオーロラ鑑賞のNo.1スポット サーリセルカへの行き方を、飛行機を使う場合と電車&バスの場合、両方について解説しました。