世界遺産の街「ギマランイス」(Guimarães)はポルト(Porto)から電車で一時間ちょっとで気軽に訪れることができます(ギマランイシュと表記されることも)。「ギマランイスの歴史地区」として2001年に文化遺産としてユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されています。このギマランイスの地で、ポルトガル初代国王アフォンソI世で誕生したのでポルトガル発祥の地と呼ばれています。
ポルトからアクセスしやすく観光の名所も旧市街にコンパクトにまとまっているので、ちょっと足を伸ばして観光したいという方にぴったりです。
目次
ポルトからギマランイスへの行き方
ポルトのサン・ベント駅から近郊鉄道に乗れば、乗り換えなしの1時間ちょっとでギマランイスに到着します。
ポルトからギマランイスへの鉄道切符・時刻表
片道運賃は€3.1です(カード代+€0.5が必要)。1時間~2時間に1本出ています。下記のリンクで時刻表を参照することができます。
ポルトからギマランイスへの行き方
ギマランイス行きの電車は、サン・ベント駅から出発しています。
自動券売機は、アズレージョの壁を抜けたプラットフォーム側にあります。ギマランイスへはLinha de Guimaraes(ギマランイス線)に乗ります。券売機で切符を購入する場合、この線を選択します。運賃は€3.1で、カード代が€0.5かかります。帰りの切符も購入しておく場合は、Title(乗車回数)を選ぶところで2を選択しましょう。
切符はポルト市内メトロに利用するandanteは利用できず、この写真のポルトガル鉄道(CP)の切符になります。
切符を購入したらギマランイス(Guimarães)行きの電車に乗車します。私が乗った電車は6番線から出発しました。乗車前に黄色のカードリーダに切符をタッチするのを忘れないようにしましょう。
ギマランイスの見所
AQUI NASCEU PORTUGALの文字
ギマランイス駅から旧市街までは北に歩いて10分ほどです。街の入口であるモレイナ・デ・サ広場には、街のシンボルAQUI NASCEU PORTUGAL(ここにポルトガル誕生す)の文字が城壁に刻まれています。
ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会
トラウル広場を抜けて、旧市街の中心部に入っていくとノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会(Igreja de Nossa Senhora da Oliveira)に着きます。前にあるオリベイラ広場には食事やカフェが並んでいます。
ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会の情報
入場料:無料
開場時間:
月-土 8:30-12:00, 15:30-19:30
日 9:00-13:00、17:00-20:00
ブラガンザ公爵館
ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会を抜けて北に進むと初代ブラガンザ公爵のドン・アフォンソ公爵が15世紀に立てたブラガンザ公爵館(Paço dos Duques de Bragança)に着きます。細い煙突が特徴的な建物です。宮殿内の各部屋を見学することができます。展示物が豊富に並んでいます。
ブラガンザ公爵館の情報
入場料:€5
開場時間:月-日 10:00-18:00(最終入場17:30)
休館日:1/1、誕生祭、5/1、12/25
ギマランイス城
ブラガンザ公爵館の隣には、街のシンボルでもありアフォンソ1世が誕生したギマランイス城あります。10世紀に建設された歴史のある城です。塔には入場料€2で登ることができます。塔からはギマランイスの街を見渡すことができます。
城の前には、アフォンソ1世の像が建っています。
ギマランイス城の情報
入場料:€2 ※塔に入場する場合
開場時間:月-日 10:00-18:00
休館日:1/1、誕生祭、5/1、12/25
以上紹介したように見所の多い世界遺産の街 ギマランイスですが、何気ない旧市街の街並みも美しく趣があり、楽しめます。
参考)ギマランイスのトイレ
ブラガンザ公爵館やギマランイス城を少し下った左手の広場の奥にトイレがあります。
参考)ギマランイスを訪問する現地ツアー
上記のようにポルトからギマランイスへは比較的簡単に行くことが可能です。ポルト発の現地ツアーも出ています。たとえば、下記ツアーは、ギマランイスと歴史ある都市ブラガを訪問します。
以上、ポルトから足を延ばせる世界遺産の町「ギマランイス」を紹介しました。
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